鶏鳴山・笹目倉山(47-48/栃100):明神駅から(リーバスで)新鹿沼駅へ、半袖隊長、地味な前日光の植林帯を堪能す


- GPS
- 06:48
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:48
累積標高(上り): 1056m /累積標高(下り): 1041m
★EK度数:34.515=18.75+(1056÷100)+(1041÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
【参考文献】
(1)分県登山ガイド08 栃木県の山(山と渓谷社/2018年7月版)
24笹目倉山・鶏鳴山:勝道上人修行の日光前衛の山
(2)新・分県登山ガイド8 栃木県の山(山と渓谷社/2015年版)
31鶏鳴山:ひっそりとたたずむ日光前衛の孤峰
天候 | ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() ![]() ![]() 【復路】古鹿の入BS1452 ![]() ![]() ![]() ![]() (注) ![]() |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況【![]() ![]() 分県ガイド2018年版には、「笹目倉山方鶏鳴山への縦走路は、道標や標識はほとんどないが、尾根通しの山道ははっきりしている」と書いてあったので安心して行ったら、やはり、踏み跡が薄い箇所・迷い込みそうな箇所がありました。 よく地図・現在地などを確認しながら歩きましょう。 【明神駅〜林道入口〜鶏鳴山登り口】 長い舗装道路・砂利林道歩きです。周囲の景色を楽しみながら歩きましょう。 【鶏鳴山登り口〜鶏鳴山】 途中で林道から山道に入る地点を通過しないように注意しましょう。 山道に入れば、檜林にも関わらず明るい本来の山道歩きを楽しめます。 途中で一ヶ所、そして北の肩の直下で長いロープ設置箇所がありますが、登りで使うのであれば大した危険箇所ではありません。岩場の通過に注意するぐらいです。 【鶏鳴山〜笹目倉山】 鶏鳴山から下り始めた直後は。落ち葉に隠れて踏み跡がありません。 不安な気持ちになりますが、基本は尾根筋トップで、偶にあるテープ・リボン類を頼りに進みます。 947Pを過ぎると踏み跡が明瞭になりますが、必ずしもテープ・リボン類は山登り用だけではない(⇒林業作業用もある)ので、周囲の地形と地図・GPSを見比べながら慌てずに進みましょう。 拙者は一度道を外し掛けましたので、写真解説を参考にして下さい。 【笹目倉山〜小来川登山口】 一気に尾根筋を小来川集落に向け北西に下ります。当日そこを登って来た壬生さん(仮名)と一緒だったので、安心して拙者が先に立って下ったら、見事に尾根を間違って突っ込みました。 余りにも急傾斜なのでおかしい…と二人で相談の結果、間違っていると判断し、隣の尾根筋までトラバースしました。 正しい尾根に復帰した後は、明瞭な踏み跡が続き、ちょうど半分の位置にある風雨雷山を経て小来川集落に下り立ちました。 地形図には記載されていない道ですが、特に危険箇所はなく準一般道です。 【小来川登山口〜古鹿の入BS】 全て舗装道路歩きで、歩道はないものの、交通量はほとんどありません。 但し、拙者は赤線繋ぎのため古峰原線バス停まで歩いています。 小来川からは、日光駅あるいは新鹿沼駅へ向かうバスに乗るのが一般的ですが、運行本数が少ないので事前準備が欠かせません。 【参考情報:笹目倉山〜天善教】 もともと計画段階では笹目倉山から南下して天善教に下山する予定でした。 しかし山頂で出会った壬生さんに拠れば、当日天善教から登ろうとしたら「山小屋カフェ清流園」の主人に「山道が崩壊し危険」だとの理由で「立入禁止」「通行止め」と聞かされ、やむなく、小来川登山口に変更して登って来たとのことでした。 10月21日付kaori509さんレコ(記録ID: 1625890)にも、下りで使って「崖を横切る場所があり危険で」「途中で道をロス。トして何度か行きつ戻りつ」とあるので、当該ルート通行は控えた方が好さそうです ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★泥濘状況 ![]() ★蜘蛛の巣 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ★携帯 ![]() ★食料調達処 ![]() ★酒類調達処 ![]() ★飲食店 ![]() ★温泉 ![]() ★宿泊施設 ![]() |
写真
感想
栃木百名山の中でも地味な二山を一気に歩こうと、一昨年から計画していた案を実行しました。
評判通りに眺望のない道・山頂でしたが、期待通り?の静かな、そして少し不安感を抱かせる道でした。
周囲はヒノキやスギの針葉樹ばかりで、秋の紅葉・黄葉も楽しめないか…と思っていたら、意外に足元に広葉樹(ブナ?)の幼木が黄葉しており、秋の気配を感じることが出来ました。
当日はとてもよく晴れ、往路の東武電車から富士山も筑波山も見えました。
東武日光線にはよく乗車しますが、富士山まで見えるのはとても稀です。
帰路では夕闇迫る筑波山も見えました。
火野正平さんが栃木県の渡良瀬遊水池展望台から富士山も筑波山も見えると「こころ旅」で言っていた通りでした。
眺望の好い尾根歩きだったら、さぞかし大展望が拝めたでしょうが…今日は今日で目的が異なるのでヨシとしましょう。
【健脚山女子・壬生さん】
笹目倉山頂まであと10mぐらいに迫ったとき、頭上でカサコソと音がして「人間様だっ!」との声がしました。
ふと見上げると…女性ハイカーの姿が見えました。
(→栃木県壬生町にお住いとのことでしたので、仮称・壬生さん。)
平日で決して人気があるとは言い難い山で、何やらが動いている気配を察して、きっとクマでも出たかっ!と怖々と下を覗き込まれたのでしょうね。
山頂に着くと、ソロで登ってこられたと聞きびっくり。
かなりのベテランで、日本百名山は早々に完登し、今は二百名山や関東百名山、新日本百名山を回っているのだとか。
そして今日は栃木百名山97座目として笹目倉山に登り、今から鶏鳴山をピストンするかしないか思案していたと。
時刻は既に午後1時……拙者が約2時間掛けてきた基本は下り道を往復するのだから、戻ってきたと時には午後4時を過ぎているだろう。
しかも植生は暗くなるのが早い杉・檜林ばかりで、踏み跡は薄い。
「止めた方が」いいですよ…とお勧めして一緒に小来川まで下りました。
そしたら速いこと、速いこと…(◎_◎;)
自分でもそのスピードをご認識されており、ソロで歩くことが大半なのだそうです。
お蔭さまで、拙者もリーバス古峰原線のバスに余裕で乗ることが出来ました。
ヤマレコなどのブログはやっていらっしゃらないでそうですが、ヤマップ等も含めて御覧にはなっているとのこと。
もし本レコをご覧になりましたら、是非、コメントを頂戴出来れば幸いです。
…ってことはユーザー登録するってことですけどね(*^_^*)
【笹目倉山~天善教区間は入山禁止?】
壬生さんはそもそも拙者と同じガイド本を見て、小来川ではなく天善教から登ってくる予定だったそうです。
会話の中で拙者が「天善教に下る予定だ」と話すと「天善教登山口近くのカフェのご主人と偶々出会ったら、道が崩壊しているので入山禁止」と言われたとのこと。
⇒コース状況欄をご覧下さい。
壬生さんは「でも行けるかもしれませんよ」とおっしゃったものの、下りで無理するほど怖いものはないし、小来川からの道は「尾根一本で明確」とのことでした。
下山後に古峰原線街道に行くのも、バス停は違えども、かえって近くなるぐらいなので、拙者も小来川に下ることを即決。
すると、たった今、出会ったばかりのオッサンなのに、下山後は「クルマで送りますよ」とまで仰って頂きました。
大変に有難いことではあったのですが、その場合、小来川で赤線が途切れてしまいます。
「古峰原街道まで歩かねばならぬのです」と丁重にご辞退したところ、「最後まで自分の足で歩かねばならぬ方もいらっしゃいましよね」とご事情をご理解、いや見透かされておりました
次回、お会いした場合には、是非、乗せて下さいね<m(__)m>
帰宅して数少ない関連レコを見たら、10/21にkaori519さんが相当苦労され下山されたことが分かりました。
そして今回小来川に下山したことで、同じく栃百・火戸尻山の登山ルートを「日光駅〜鳴虫山〜火戸尻山〜小来川(もしくはこの逆)」とすることで赤線途切れがなくなることになります。
壬生さんは「笹目倉山で出会った女神」だったのです。
★鶏鳴山(けいめいざん)962m:栃木百名山 47座目
★笹目倉山(ささめくらやま)800m:栃木百名山 48座目
⇒今年中になんとか50を超せないものか
昨冬は富士五湖周辺を中心に徘徊していたので、今冬は北関東を主に廻ろうかな?と思案中です。
お疲れさんどしたm(__)m
隊長
コメント
この記録に関連する登山ルート
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半袖隊長今晩は
う〜む渋いルートですねー
subaru5272
分県ガイドを読んだ時には、もっとスッキリした道なのかと思っていましたが、先週の奥武蔵の楢抜山・周助山コース並みに、展望のない超・渋々コースでした。
でも前半の鶏鳴山への登りは、針葉樹林の割には明るく、幼木の黄葉に彩られた本来の山道で、とても気に入りました。
壬生さん…聞けば、天気予報がいいので、昼前に慌ててご自宅を出発されたとか。
小来川から登り(推定:距離1.8km/単純標高差460m)に所要55分とおっしゃっていたので、やはり速いのだと思います。
感想欄に書き足しましたが「だから一人で歩くことが大半」なのだそうです。
道間違え判明後のトラバースなんて…動じることもなく、朝飯前って感じでしたよ
A食堂W山ガ…今まで経験ないな
こんにちわ。
健脚の山ガールさんと一緒に下山!隊長さんは、歩くのが早いけど、その山ガールさんはとっても早いんですね。コツを教えていただきたいです。
向原たたき地蔵尊では、お地蔵さんのどこをたたいたんですか?以前にケガをなさった鎖骨?私だったら、たたきたいところばかりで、全部たたいちゃいます。
壬生さん、当日はステッキをお忘れになったそうで、両手には太めの木の枝(73
拙者はドタバタ下る「がに股タイプ」なので、実はあまりスピードは出ておりません。
早く下るコツであれば、同じくコメントを頂戴し、不老山・大野山で「歩くペース 0.1〜0.2(とても速い)」を記録されたばかりのcyberdocさんが適任かと思われます。
向原たたき地蔵尊…実は帰宅後に(写真は掲載しておりませんが)案内板を読みまして…拙者も叩けば好かったと後悔した次第です
叩く候補箇所は…鎖骨よりも「あご(歯)」か「眼」でしょうか?
いや、早晩、「頭(脳)」が重要になるかもしれません。
僕は全く疎いのですが、中でもマイナーなお山(笑)
平日に人に会うなんてめったにないことでしょうね
せっかくなら送ってもらえばいいのに
日光地区でも、位置的には「前日光」に分類され、やはりマイナーですね。
石裂山や古峰ヶ原などのように関東百に選出されていれば、もう少し日の目が当たるのでしょうね。
それでも「栃木百」に選定されている効果で、拙者のように、往復7〜8時間も掛けていくハイカーもいるわけで…。
しかしレコは少ないです…夏場にはヒルが蠢く一帯でもあるようですし…。
登山口で駐車1台があったので、もしかしてどこかで出会うかなぁと思いながらでしたが、815P分岐点までに出会いなしだったので、その後は誰にも会うことはないと踏んでいました。
まさか笹目倉山で…とは予想外でしたが、お陰様でルート変更し無事に下山できたのは、有難いことでした。
追記しましたが、そもそも予定していた天善教への下り道は崩壊等で「通行禁止」だったのですから。
ヤマレコ開始後に、クルマで送ってもらったのは4回(秩父1.千葉2、栃木1)ありますが、丁重にご辞退したのが15回ぐらいでしょうか?
乗せて頂いた場合は、自身に余裕がなくなってしまった場合が多いのですが、結果としてそこで赤線は途切れたままになっています。
お世話になりました。鶏鳴山まで行くのをとめてくださり、また、女神にしてくださり、詳しくここに載せてくださり、感謝 申し上げます。。。
笹目倉山の下山‼ 藪濃きも 一人じゃなくたのしかったです。
駅から駅まで繋がるって素敵ですね。真似できません‼
鶏鳴山はこのヤマレコからのGPS便りにピストンで、今度はLEKI忘れずに独り走ってきます。。
次は車SOSを発してくださいませ。Xトレイル参上いたします。決してストーカーまがいはしませんからご安心を。
いや、いや、いや…笹目倉山頂でお会いしなかったら、天善教方面に猪突猛進していました。
ガイド本に拠れば)1時間半ぐらいで下山できる…と思っていましたからね。
kaori509さんのレコ(コメント)では、行ったり来たりで相当にご苦労された様子ですから、ホントに下らなくて好かったですよ。
笹目倉山の下山、こちらも猪突猛進してしまいました。
余りにも急過ぎましたね、間違えたあの尾根は。
それに踏み跡もなかったし(⇒思い込みで、踏み跡があるように見えましたが…)。
鶏鳴山へは、16番
あの道は拙者好みでした。
ピストンだともったいないから、48
(今の前の版の「栃木県の山」で紹介されているコースです。)
周回コースになるので、こちらの方が変化があって楽しいかも。
栃百を達成されたら、簡単でも結構ですから、是非レコアップを
拙者はまだまだ半分弱です
栃木100とはビックリ
同じ日に栃木100を登っていたんですね。当方は福島との国境の荒海山でしたけど。
鶏鳴山・笹目倉山どちらも未踏で具体的な計画は立ててませんが、来年あたりに行くかも知れません。地元の方及び栃木100(ぐんま100も同じ)ハンター以外にはマイナーなんでしょうね。と言うか関東甲信越の著名な山と比較すると、栃木100の半分くらいはマイナーなんでしょう。栃木100では当たり前に知られている山でも、入山者の絶対数が違いますから。
落ち葉で消滅した道型も尾根が細ければいいんですが、だだっ広い所は、今はGPSですよね。何しろ現在地がわかるのでルートミス、その後の修正方向が一目瞭然で実に便利です(沢では衛星補足ができずに役に立たないとこもありますが)。
笹目倉山~天善教区間は入山禁止は知りませんでした。
ところで天善教から笹目倉山に至る道はガイド本に載ってる尾根ルートですよね。
天善教登山口近くのカフェから沢状地形で笹目倉山に至る道が途中まで、地形図にあり、オレンジのドットが山頂まで続いていますが、入山禁止は沢状地形ルートではないですよね?
お疲れ様でした。
この頃に群馬・栃木県境の栃百・群百を巡られるのは日記で読んでいましたので、中居林道入口にクルマが止まっているのを見て「万が一にも…」と思ったのですが、軽ではなく普通車でしたし、春日部ナンバーだったので…違うなとガッカリしました。
今まで栃百も半数近くになりましたが、随分前に登った那須や奥日光以外では、ハイカーと出会うことは少ないですね。
遭遇しても…数人程度。
誰とも会わないこともよくあります。
落ち葉がふんだんに積もった幅広い尾根が一番厄介ですね。
どこを歩いてもいいのですが、どこで間違ったかも分からなくなる。
落ち葉が堆積する道は、遠くなってもいいから踏み跡重視で、極力、ショートカットはしないように心がけています。
笹目倉からの下り道ですが、確かにオレンジドット線が2ルートありますね。
地形図に破線が途中まである東側ルートの方が踏み跡が濃いですが、分県ガイドに紹介されているのは西側の尾根道ですね。
でもそっち(西側)の方が踏み跡が薄い。
壬生さんから伺ったのは「カフェ清流園の前を通ろうとしたら、ご主人に立入禁止だ」と言われたとだけ。
どっちのルートだったのかまでは確認していません。
10月に下られたkaori509さんのレコでは、東側ルートを歩かれたログになっています。
しかし「ログがおかしくなってしまったので、私のレコの赤線は手書きであっさりしていますが、実際はかなり迷走しましたよ」とあるので、さて、どちらだったのか?
でも清流園の位置を調べると、東側ルート沿いにありますね。
…と言うことは、立入禁止は東側ルートで、西側の尾根ルートは登山可能…かもしれません。
実際にトライするとなったら、清流園に電話してご主人に確認するのが最適手段でしょうか。
yamabeeryuざん、こんばんは
天善教へは、私は西側ルート
最後の最後の下の方でロストしてます
栃木100は渋めの山が多いですね
鶏鳴山、杉ばかりのイメージでしたが、
足元のブナ、色づきいいです
チャンスあれば、今冬行ってみたいと思います
確かこの付近をトレランで行かれた際に、小来川の素敵な地元野菜カフェ?に立寄られたけど、食事するには「予約が必要だ」と分かった…レコがあったなと思い出していました。
火戸尻山に登る際になんとか利用できないものか…と調べようかと思っていたところです。
前日光の栃木百は渋〜い山ばかりです。
この冬はこの辺りの低山に通うことを考えています。
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