笹と立ち枯れの美しき深南部〜丸盆岳〜
静岡県
mamepyon
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,198m
- 下り
- 2,198m
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- 山行
- 7:44
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 10:04
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
天竜スーパー林道は通行できません。 水窪からダムへ。 戸中川林道のゲートまでは入れず2キロ程手前に通行止め看板(臨時ゲート)あり。 通行止め看板の手前に広いスペースがある （5〜6台ぐらいは停められそう） 通行した感じでは目だった崩落や危険箇所は無く従来のゲートまで解放しても良さそうな感じがした。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは従来の戸中川林道のゲート前に設置されている。 今現在は車が入れる臨時ゲート(従来のゲートから2キロ程出前)から登山口まで林道を8キロ程歩く。 500m毎に戸中川林道のゲートからの距離が記されている。2キロのところにトイレがあった（中は未確認） 4,5キロのところにバラ谷へ登るシブロク歩道入り口がある。 黒法師丸盆登山口には標識あり。 携帯は水窪集落を過ぎたら入らないと思った方が良い。ダムでも繋がらない。 稜線でたまに電波を拾う程度。 <等高尾根> 踏み跡は所々薄いところがあるが基本尾根を直登するような感じなので迷う事は無いと思う。 台風による倒木の為か所々気が道を寸断しているので巻いた時しっかり登山道に戻ること。 以外と登りより下りの方が上から見える分ルートが分かりやすかった。 基本的にずっと急登でヤレヤレ平で少しだけ穏やかに。1700mぐらいから植生が変わり笹が増えてくれば間もなく稜線。 <等高尾根分岐〜丸盆岳> 笹の中を歩く。 等高尾根から稜線に出たら左へ進む。 最初平らなところからコルに下ってカモシカ平。 藪は良く見れば足元が踏まれているような所はあるが基本自由に歩ける。概ね膝程度だが部分部分で長いところも。173�僂亮�分の胸辺りまで生えているところもあり。カモシカ平を進み最後の一登りで山頂に。 山頂から先、鎌薙までは難所。 細くボロボロの崩落地を通過する。 丸盆からしばらくは痩せ尾根を歩く感じだが、崩落地まで行くとボロボロ。 細くてボロボロ。落ちたらアウト。 ロープを掛けようにも視点取るとこが見つからない感じ。 1800mぐらいから既にうっすらと雪が積もり始めていた。前日のもので表面にうっすらと付いている程度。 日当たりの良いところは解けると思うが日陰はそろそろ根雪になるかも。 笹の上に雪が乗っているとかなり濡れる。 対策を。 |
| その他周辺情報 | 水窪ダムに自販機ひとつと公衆電話がある。 温泉などは少し移動しないと無い。 水窪集落には飲食店はある。 |
写真
拍手
稜線には水場があまりないので少しでも水を減らさないようこういうとこで飲んで行く
上が白っぽく見えてたのは光が反射してだと思ってたけど普通に雪だったんだね
昨日遭難があったってニュースみたけどヘリが飛んでたって事はまだ見つかってないのかな？
グローブ落としました。
林道三キロ戻って発見、回収。
良かったぁ
感想
連休を取っていたのですが家庭の事情で泊まり山行はできず、1日を移動日に充てて日帰り山行。
水窪に向かう152号線はびしょ濡れ。結構雨降った感じだけど、見上げると満天の星空。
明日のお天気には期待が持てる。
車の中で睡眠をとり、明るくなる前に登山口へ向かう。ダムから少し先ぐらいまでしか行けないかと思ってたけど結構先まで入れました。
従来のゲートがある2キロ程手前に臨時ゲート。車は5〜6台積めればもっと停められるかも。
準備を整え出発。
まずは登山口まで長い林道を行く。
林道は長いので景色を楽しみながら進み、途中水を何度か補給する。
ようやく登山口に到着。
足元は昨日の雨で濡れているから慎重に。
今日は見渡す限りの青空。
歩いてるうちに乾くでしょう。
等高尾根は尾根を一気に直登する感じなので急登。一本道だから迷うことは無いけど薄い踏み跡で獣道なんかも通ってるから倒木なんかを越えたりするとちょってズレちゃうこともあるから注意。
ヤレヤレ平で一旦広くてなだらかな尾根になるのでちょっと一息。
再び始まる急登。
一歩一歩進むうちに標高はずいぶんと上がってきました。
1700mぐらいから植生が少し変わり笹が増えてきます。日陰に雪がチラホラ見られるようになると稜線に到着。
目の前には昨日遭難があったらしい前黒法師岳。右手には雪で白くなった黒法師岳。
進むのは左手側の丸盆岳。
ここからは笹原の中を歩いて山頂へ向かいます。笹に雪が付いてるのでゲイターは着けていましたが膝上が濡れてしまいます。あまり酷ければ合羽を履くつもりでしたが部分的だったので雪の少ないところを選んでそのまま進みました。
コルに下って少し進むとカモシカ平。
素晴らしい場所。
言葉を失いますね。
真っ青な青空の下、陽の光りに照らされて笹がキラキラ輝いています。富士山の姿もくっきりと。まさに楽園。
しばらくぼ〜っと立ちすくんでいました。
ここまで来ると山頂までは楽しい藪歩き。
少し滑る以外は難しくもなく気持ち良く歩けます。最期の一登りを終え山頂に到着。
雲一つない青空です。
風も弱くポカポカ陽気。
昼御飯をたべ、コーヒーを淹れてのんびりと過ごします。気持ち良くて長居してしまい、途中から風が少し出てきたので上着を羽織りました。
濡れたパンツも乾いてくれました。
少し鎌薙方面の様子を見に行って山頂に戻り、下山します。下山時に濡れると冷えて来そうなので合羽を下だけ履きました。
惜しみながら下山。
カモシカ平から等高尾根分岐まで鹿道を歩いてしまったようで結構下の方に進んでしまった為登り返すに難儀しました。背丈ぐらいの藪をかき分けかき分け...。
等高尾根は下りの方が上から道を見つけやすく快適に歩けた気がします。
日当たりも良く暖かかったし。
そうそう1700m付近で熊に会いました。
あまり大きくなかったから春に産まれた小熊が少し成長したぐらいかな？尾根から少し下の谷側にいましたがこちらに気づいて走って逃げて行きました。
ヤレヤレ平で一息ついて登山口へ。
あとは長い長い林道。
少し下ったところでグローブが無い事に気づきます。
実は今使ってるのと同じグローブを四年前にこのルートで無くしてしまって買い直しました。またここで...ザックを下ろしたのはヤレヤレ平と登山口だけ。落ちてるとすればそのどちらか。ザックをデポし小走りに林道を引き返しました。
登山口付近にポツンと落ちてました。
良かった。
このハプニングで少し時間をロスしてしまいましたが、明るいうちに下山して水窪まで戻れました。
秋の深南部は何度歩いても素晴らしい。
1日歩いても人の気配は無く静かな山を堪能。
今日も良い山でした。
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gogo55 さん
笹原から先、本当にこれまでの苦労をすべて忘れちゃうような風景ですね！
これぞ山岳風景とでも言いたくなるような、理想的な姿かもです(^^)
こんなにいい所なのに誰一人とも会わないというのが、さすが深南部。
また数年後に、グローブを落とさないように注意してくださいね♪
笹原の山は足尾や上越、四国や紀伊なんかにもたくさんありますがこの辺りはそれらとはまた違った山の姿です。
まさにディープサウス。
深い深い山の中です。
静かで美しい山。
帰りたくなくなっちゃうんだよなぁ
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