天子がくれた富士山三昧！(^O^)

2018年11月17日(土) [日帰り]

• GPS: 08:26
• 距離: 18.2km
• 登り: 1,581m
• 下り: 1,556m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:55
• 休憩: 1:31
• 合計: 8:26

7:47 道の駅朝霧高原
8:34 8:35 麓 トイレ
8:42 8:43 毛無山駐車場
8:52 9:00 地蔵峠・毛無山分岐点
9:59 10:04 毛無山五合目
11:07 11:07 地蔵峠・毛無山尾根道出合
11:13 11:22 毛無山（天子山地）
11:34 12:01 毛無山
12:06 12:06 大見岳
12:33 12:36 タカデッキ
13:02 13:22 雨ヶ岳
14:02 14:06 端足峠
14:43 14:55 竜ヶ岳
15:04 15:05 湖畔登山口・石仏分岐点
15:24 15:24 石仏、見晴らし台
16:13 ゴール地点

天候

ほぼ快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【往路】
　自宅〜西湘BP〜R1〜大井松田IC〜東名高速（新へ）〜新富士IC〜R139〜道の駅・朝霧高原（車中泊）
　 　
【復路】
　道の駅・朝霧高原〜天母の湯（日帰り温泉）〜天神橋（富士宮ヤキソバ）〜道の駅・かつやま（仮眠→翌朝まで爆睡）〜河口湖〜道の駅・鳴沢（野菜調達）〜溶岩樹形〜道の駅・富士吉田（吉田うどん）〜R138〜山中湖〜三国峠〜R246〜R1〜西湘BP〜自宅

コース状況／危険箇所等

　眺望・景観・踏み心地・植生等のバラエティーに富んだルートで、歩く側を飽きさせない。
　今回は晴れていたので、少しでも形容や植生が変わる都度に立ち止まってしまう。
　　
【道の駅・朝霧高原〜麓〜毛無山駐車場】
　正門前から国道を渡り、すぐに左折して林道のような東海自然歩道に入る。
　整備屋さん風のオジサンがニコヤカにご挨拶(^^)
　平坦な道は牧場と植林帯の境から細い凸凹になり、やがて植林帯の里道になる。
　林から出ると牧場＆キャンプ地の整った道に入るが、台風の影響であろう倒木が横たわり、まさかの潜り(^_^;)
　　
　キャンプ地の脇からは舗装路となり、オートキャンプのテント村とキャンピングカーがぎっしり！
　富士山が目の前に雄大に広がっているので、きっと有名なバーベキューポイントなのだろうね。
　麓地区の民家がチラホラする中を進み、散歩のおじいちゃんがニコヤカにご挨拶(^^)
　鎮守の神さまにお祈りして林道に鎖が掛かったところが臨時駐車場。　
　
【〜地蔵峠・不動滝分岐〜毛無山・五合目〜尾根出合・毛無山の肩】
　林道の続きを少し登ると沢沿いの合流点に出合い、右俣の渡渉点が登山口になる。
　（山と高原地図だと少々わかりにくい）
　
　水気がほとんどない右俣を渡りきると、一気に急登する登山道で5分くらい登ると1合目。
　植林帯の山道が沢谷に寄ると地蔵峠方面との分岐点だが、崩落で通行止めになっている。
　予定通り右に分岐し、ちょっとだけ急登な雑木林の尾根から瀧音が聴こえてくると不動滝の展望台。岩の上に乗ると全貌が見える。
　
　再び、雑木林の一方的な登りが続き岩との相性が良くなる頃に5合目。
　斜度が更にキツクなり、それが快感になる頃、大きな岩塊の下を巻き、その上からは極上な富士山の展望台。
　そこからは尾根がぐんと近づき肩に乗る。
　いずれも、歩きやすい道。
　
【〜毛無山（三角点）〜毛無山（最高点）】
　肩には大きな岩があり、よじ登れば南アルプスの展望地。
　尾根上の緩い道はすぐに三角点と山頂標に至り、富士山側は絶景が広がり続ける。
　最高点付近は緩い尾根の先で樹林帯に包まれた小さなピークに小さな山頂標（カタカナ）が現れるが、踏み跡だけを追うとロストしてしまうかも。
　　
【〜大見岳〜タカデッキ】
　再び緩い尾根の樹林帯が続き、いつの間にか大見岳を過ぎる。
　え！そんなに下りるの？と言いたくなる長い下りが続き、コルから登り返すあたりで台風倒木が道を塞ぐので、富士山側の笹原へ迂回して登山道に戻ると、その先は心地よい笹原の登り。
　山頂まで笹の緩い道を登り、ダケカンバに包まれたピークからは御簾の向こうに富士山。
　
【〜雨ケ岳】
　続きの尾根は緩く下って緩く登り返す。
　樹林と笹原の繰り返しは飽きさせない景観。　
　コルからは南アルプスが眺望できる。
　再び笹原のピークに至り、名前とは裏腹な見事な富士山景観となる。
　　
【〜端足（はした）峠】
　山頂直下から樹林他に入り、一方的な下りが続き、北斜面のため湿りで滑りやすい。
　二度ほど平坦地になり、ジャンクションでもある峠に至り、途中から本栖湖の青さが神秘的に見える。
　樹林帯の谷だが、なんと隙間から富士山が見える。
　　
【〜竜ヶ岳】
　峠からすぐに笹の山肌に至る。
　ジグザグの景色を楽しむための劇場型の登りが続き、斜面が緩くなるあたりで直登道となるが、胸あたりまでの笹原が緩い風で優しいリズム奏でるうれしい尾根となる。
　この日のピークでは最も低いが、山頂直下では南アルプス全景が見渡せ、ピークでは全面の富士山がドーンと居座る。
　
【〜石仏・見晴台〜本栖】
　笹の道をジグザグで長々と下り続けるが、何といっても眼前には富士山の裾野・樹海が広がり続ける。
　見晴台を過ぎたら、落葉済みの樹林帯に入り、秋の早い斜陽がノスタルジックな尾根となる。
　北側の急斜面は、やや暗めな林の中を小刻みなジグザグで一気に下り、別荘エリアへ至る。
　
【〜国道139】
　少しだけ舗装路を歩くが、すぐに林道チックな東海自然歩道に入り、植林帯の深い道は間伐枝のオンパレード。
　暗くなるまで自然歩道を歩き、国道と近接するあたりに抜けようと思っていたが、山林の中で犬3匹を放し飼いにしながら散歩をしている人がいて、その犬たちが私の間近まで突進してきて威嚇する。ギリギリで飼い主がレディ命令を出して引き返した。
　大きい声で「通過しても良いか？」を確認したが返事もなく、少し暗くなってきたので国道に至る迂回路を歩き、長い舗装路の登りを北上して国道139号に出た。
　かなり大回りしてしまったが、なんと！天使たちに偶然出会ってピックしてもらったので、国道6.8kmの区間は癒しの時間となった。
　災い転じて大福と為す。。。犬たちは、再会のメッセンジャーだったのかも(^^)

その他周辺情報

【駐車場】
　道の駅・朝霧から、そのまま静岡・山梨に跨る山行へスタートできる。
　　
【日帰り温泉】
　富士山天母の湯（１時間410円）
　裾野の一部にあたるエリアなので、真っ暗な世界の中に、突然、施設群が現れる。
　露天風呂からは静岡方面の海岸線の夜景が広がる。
　http://www.anmonoyu.com/
　　
【食事】
　天神橋（富士宮焼きそば、鉄板焼き各種）
　大盛り並み焼きそば＋目玉焼きのせ（600円）
　住宅地の奥まった静かな川沿いの小さなお店。
　おばあちゃんと娘さん（私と同年配？）の２人で切り盛りしており、鉄板の捌きはおばあちゃん。　
　弾力のある野菜ベースの素朴なお味でしたo(^▽^)o
　https://tabelog.com/shizuoka/A2204/A220401/22010463/
　　
【買い物】
　道の駅くらい。

写真

11/17 7:45

【道の駅・朝霧高原】
　二度寝から目覚めたら、なんとも！！
＼(^o^)／

11/17 7:51

【東海自然歩道〜麓】
　最初のターゲット・毛無山へ！
　あれで標高差1000m以上を一気に詰めるだけど、なぜか見た目は優しそう
(^^;　

11/17 8:00

【東海自然歩道〜麓】
　ピッカピカな1日の始まりだね〜
(^O^)

11/17 8:29

【麓キャンプ場】
　みんな、富士山楽しみなキャンプらしいね
(^^)

11/17 8:35

【麓地区】
　ここにも富士山(^O^)

11/17 8:41

【麓地区・登山口】
　ココの看板は要チェック！
　山と高原だと分岐が分かりにくいからね
(^^;

11/17 8:49

【麓地区・登山口の上】
　ココだけ紅葉(^^;

11/17 8:51

【麓地区・登山口の上】
　お笑いコンビ
　(^o^)(^o^)

11/17 8:54

【麓地区・登山口の上】
　右俣を渡渉したら登攀開始！

11/17 8:59

【地蔵峠分岐点】
　ずいぶん長い間、通行止めになってるようです
(-_-;)

11/17 9:23

【不動滝の展望台】
　その名の通り動きそうもない堂々さ
(^^)

11/17 10:35

【毛無山登山道・五合目〜尾根】
　ずーと、こんな状態ですな・・・

11/17 10:55

【富士山展望台】
　雲も胸もビックウェーブ！　

11/17 11:03

【尾根合流・毛無山の肩】
　思ったよりもキツかったのうー
　それしても、素晴らしいメッセージを作った人がいるね
(^^)

11/17 11:04

【尾根合流・毛無山の肩】
　岩の上はパノラマ台〜
　八ヶ岳が誘っているぜ！　

11/17 11:06

【尾根合流・毛無山の肩】
　南アルプスに冠雪が無いとは意外―
　11月なのに温暖なのが心配・・・
　(;^_^A

11/17 11:13

【毛無山ピーク】
　オッサンにとってメランコリックになる名称だね・・・
　(^^;

11/17 11:14

【毛無山ピーク】
　1等三角点ゲット！(^^)!

11/17 11:15

【毛無山ピーク】
　東側から雲が回ってきた！
　(￣▽￣;

11/17 11:18

【毛無山ピーク】
　駿河湾方面は秋の霞？
　里山の晩秋装備にしたのに暑すぎるものね(;^_^A

11/17 11:20

【毛無山ピーク】
　雨ケ岳方面の縦走路は、ベテラン同行が条件らしい・・・
　(◎_◎;

11/17 11:32

【毛無山最高点】
　ココは天子山塊の最高点！
　カナで書かれると、怒られてるようだなぁ
　(^^;

11/17 11:42

【毛無山最高点】
　ちょっと戻って、本日のメインランチ
　!(^▽^)!

11/17 12:30

【毛無山〜高デッキへ】
　名前の由来は、高いデッキのようだから？
　まさか英語の山名にはしないよねぇ

11/17 12:35

【毛無山〜高デッキへ】
　毛無山を振り返る(^^ゞ
　樹々っぽい山容だけど絶景だらけだったのう〜

11/17 12:36

【高デッキピーク】
　高いデッキのポーズ・・・
　うーん、全然ギャグになってないな・・・
　(~_~;)

11/17 12:36

【高デッキピーク】
　ダケカンバの御簾の向こうに、高貴な富士さまって感じだね〜
　(^O^)

11/17 13:00

【高デッキ〜雨ヶ岳へ】
　笹と富士山・・・
　特にテーマはないけれど、色がマッチしていたので
　(;^ω^)

11/17 13:00

【高デッキ〜雨ヶ岳へ】
　高デッキを振り返る(^^ゞ

11/17 13:03

【雨ヶ岳ピーク】
　山名の由来は「雨雲が掛かる日が多い」ってことらしいけど、裏腹な景色に笑いが止まらん
　(^O^)

11/17 13:04

【雨ヶ岳ピーク】
　「雨ケ岳なのに晴れ！」のポーズ
　(^O^)ww

11/17 13:05

【雨ヶ岳ピーク】
　3等三角点ゲット！
　(^^)w

11/17 13:22

【雨ヶ岳ピーク】
　この日のルートは右だが、左から湖方面へも歩いてみたいものだな〜

11/17 13:26

【雨ヶ岳〜端足峠へ】
　この尾根で唯一、富士山へ向かって歩く！
　(^O^)

11/17 13:35

【雨ヶ岳〜端足峠へ】
　急坂を下りる向こうに本栖湖が見え始めた！

11/17 14:05

【端足（はした）峠】
　「はした金」のポーズ(-_-;)
　ってか、貧乏なオッサンにしか見えんな
　(^▽^;)
　事実だけど・・・

11/17 14:08

【端足（はした）峠】
　「はした金」と言ってみたいけど、小遣い制の私には言えないな
　(^^;

11/17 14:21

【端足峠〜竜ヶ岳】
　好きなパターンの道なのに、富士山つきで益々脚が弾むぜ！
　(^O^)

11/17 14:34

【端足峠〜竜ヶ岳】
　笹の尾根に続く道。
　大好きなシーンの1つ(^O^)

11/17 14:38

【端足峠〜竜ヶ岳】
　ほぼ風のない尾根だけど、笹の微かな音色が聴こえてくるのが心地よい♪
　(^^)

11/17 14:40

【竜ヶ岳ピーク直下】
　南アルプスオールスターズが丸見え！！
　(^^ゞ
　もっと早くにくれば良かったなー

11/17 14:43

【竜ヶ岳ピーク】
　手は竜のつもり・・・だったけど、影絵くらいにしか見えないなぁ〜
　(~_~;)

11/17 14:45

【竜ヶ岳ピーク】
　月と富士🌓
　夕刻近くになって雲が湧いてきたけれど、そこから月が生まれてきたようだ
　(^^)　

11/17 14:47

【竜ヶ岳ピーク】
　本日のキワモノパン(^▽^;)

11/17 14:58

【竜ヶ岳〜本栖】
　御坂山地の麓に河口湖が佇む。
　今宵の塒は、あの辺りかのう〜

11/17 15:03

【竜ヶ岳〜本栖】
　本栖湖は富士五胡で最も深いのだそうな
　(^^)
　彼方に奥秩父山地が浮んでいる
　(^^ゞ

11/17 15:10

【竜ヶ岳〜本栖】
　下山は石仏ルートからー

11/17 15:33

【竜ヶ岳〜本栖】
　秋の日暮れは釣瓶落とし・・・そして黄金色
　(*^^*)

11/17 15:36

【竜ヶ岳〜本栖】
　稜線の北は、16：00前から寒々しいね
　(-_-;)

11/17 16:00

【本栖地区】
　東海自然歩道を歩こうと思ったら、猟犬3頭を放し中の飼い主は何食わぬ顔・・・
　こっちに向かって突進してきて寸前でレディー命令。
　ちょっとムッとして方向転換した私だったが、その先には・・・

11/17 16:13

【本栖地区】
　なんと！国道に出た直後、偶然通りかかった天使たちに拾ってもらった！
　＼(^o^)／

11/17 16:20

【朝霧高原】
　15：00過ぎからずっと隠れていたのに、この後に夕景の奇跡が・・・
　富士山ファンたちの神通力が届いたのかな？
　(^O^)

11/17 16:26

【朝霧高原】
　天使たちの撮影会に混ぜてもらった！
　(^O^)

11/17 16:31

【朝霧高原】
　赤富士！
　昔、母の刺繍で見たなぁまわ〜(^^)

11/17 16:34

【朝霧高原】
　いつの間にか月が上に
　(^^ゞ
　夕闇とともに、雲がグングンと溶けていく奇跡でした
　(^^)

11/17 16:34

【朝霧高原】
　そして、陽は沈みきりました(^^)

11/17 16:57

【道の駅・朝霧高原】
　発見＆ピックしてくれて、ありがとう！
　また、山か居酒屋で会おうね(^^)

11/17 17:51

【富士山天母の湯】
　本日は露天風呂の夜景がゴキゲン！
　(^^ゞ

11/17 19:19

【天神橋】
　富士宮焼きそば初食！
　弾力のよい麺と野菜のコンビネーションがゴキゲン！
　ネギ抜きオーダーを忘れたーと思ったけど、焼きそばのはニラでした
　!(^▽^)!

11/17 19:32

【天神橋】
　おばあちゃんと女将さんで切り盛りするお店は、地元の人たちの憩いの場でした。
　この日は「準備中」の看板のままだったらしく、お客さんは少な目だったとか
　(^▽^;)

11/17 20:59

【道の駅・かつやま】
　本日のシメはノンアルじゃないぜ
　( ^^) _□
　そして、あえなく撃沈・・・

11/18 10:13

【鳴沢村】
　翌日は曇り空なので家路へ。
　溶岩樹形を見ながら、改めて溶岩流の凄さを感じる
　(-_-;)

11/18 10:46

【道の駅・富士吉田】
　これまた人生初の「吉田うどん」
　ぶっとい麺でお腹は速やかにパンパン！大盛にしなくてよかったな〜
　(;^ω^)

撮影機器：

FinePix XP90 富士フイルム

Galaxy S8 SC-02J docomo サムスン

装備

個人装備

ザック：ガレナ30 靴：デイハイカー2 （久々のデイハイカーはビブラムソール。モンベルのトレイルグリッパーのほうが岩や路面のホールドの良さを改めて実感）

感想

oobantou

　11/17(土)は「土曜なら朝だけ西が晴れるかも？」との曖昧な予報に、出張帰りの金曜日夜中、急遽、天子山地へ向けて出発したら、うれし過ぎるハズレ予報にウハウハな過ぎる山行となりました(^O^)
　　
　終日の快晴の空の下、汗ポタポタで急坂を登り、緩やかにアップダウンする尾根から極上の富士山が見え続ける縦走路を歩き続ける(^^)
　
　満たされまくった気分で下山し、長い国道に差し掛かったら、いずこから私を呼ぶ声。笑いの天使たちに拾ってもらったオッサンは「天子さんちの天使さんたち」と独り駄洒落を呟きながら、駐車場に送ってもらう車中で満足過ぎる1日にニンマリしたのであった(^-^)
　　
【山行記】
　夜の帽子をかぶった朝ぼらけ
　ピカリと射光で目覚めたら
　おおきな笑い顔でご挨拶
　
　お昼の大騒ぎが始まった
　頭の上は雲たちの大波
　小心はときめきの漣
　
　午睡が誘う快き秋晴れの午後
　フワリと微よ風が奏でたら
　御簾の向こうで居眠り中
　
　この日も帳がやってきた
　おやすみ前の雲の布団
　少し開けて照れた顔