丹沢/高松山・檜岳山稜・鍋割山
- GPS
- 09:29
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,395m
- 下り
- 2,171m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:29
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7:07 国府津発御殿場線で7:27 東山北駅下車。御殿場線は無人駅が多くまたJR東海管轄でありスイカが使えないので事前に切符を購入。JR同士なんだから相互に交通系ICカードを使えるようにして欲しいと言うのが本心なんだけど。 ◆復路 17:08 大倉BS発の神奈川中央交通バスで17:20 渋沢駅着。そこで解散。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 雨山峠から鍋割山まではザレた痩せ尾根や鎖場があり注意を要する。 高松山から北側は昭文社山と高原地図等で破線ルートになっているが虫沢古道を守る会等によりルートが整備されている。 高松山への登り口は新東名高速道路の工事のためにハイキングコースが付け替えられている。 ◆登山ポスト 高松山登山口周辺には無し。 |
写真
感想
去年も同時期に訪れた駅からハイキングコース、御殿場線東山北駅から尾根をぐるっと廻って鍋割山を経て大倉まで行くルートを今年も歩いてみた。檜岳山稜は変わらず丹沢にしては静かな佇まい、でも台風のせいか紅葉は去年に及ばないのは残念なところ。雪山前のトレーニングとしてはOKかな?
御殿場線の東山北駅に7:27に到着する電車に乗り合わせて出発。ウィークディには冠雪した富士山が美しく望まれるのに週末はなぜか冴えない天気、今日も雲が低くて明神も雲を被っている。富士山も当然望むことができない。去年と同様東山北駅で降車するハイカーは我々だけで後は高校生達だ。ともあれ住宅街を高松山登山口へと進む。東名高速に差し掛かると新東名の工事が現れてくる。なぜか東名の橋脚に新東名工事の看板が出ているが、そこから山を望むと確かにみかん畑を切り開いて工事が進んでいるようだ。ハイキングコースも付け替えられているけどきちんと表示されているので間違うことは無いだろう。が、みかん畑の径を登って行くと突然スマホから「ルートは外れています」と声がした。ヤマレコMapを最近よく使っているのだけどいつから喋るようになったんだろう?でもこれは道迷いに対して有力な対策になることは確か。ここは付け替えられたルートにマップのルートが合っていないからだけど。
尾根も間近と言うところから登山道になり尾根で以前の林道終点からの登山道に合流する。そこから15分で鉄塔に出合い、20分足らずで林道に出合いそこで小休止。更に10分ちょっとでビリ堂に着く。ビリ堂はもう水場は無くなっている。そこからは急登になり10分の急登に喘ぎながら尾根に至り、緩やかな尾根を高松山山頂へと向かう。高松山山頂で御殿場から来たご夫婦に出逢ったがそれ以外には3人しか登山者に出逢わない静かな登山道だった。高松山山頂は相変わらず展望の良いところだが今日は残念ながら富士山も島も半島も明神も望むことができない。小休止後あまり長居はせずに西ヶ尾に向かう。来た尾根を戻り更に進み右に折れると下ってヒネゴ沢乗越を過ぎて登って西ヶ尾に至る。新しい丹沢山塊百名山の標識が杉の幹に掛けられていた。この意匠の標識はどこかで見た記憶があるけど一体どこだったか?また下り登ってNo.29鉄塔に出てまた下って登ってを繰り返しながらシダンゴ山へのルートを右に分ける三叉路に至る。ここを左に秦野峠に下って行くがザレた急坂だ。去年経験しているので事前にハイキングポールを用意した。この辺りから猟犬の吠える声が聞こえてくる。虫沢林道に出るとハンター達がこれから猟に出るところだった。本来は林道秦野峠が休憩ポイントなんだけど猟犬が興奮して吠え続けるのでひと登りしてピークを越えたところで小休止。
そこから一旦降りやや登る感じで秦野峠に達するがここからは登る一方になる。しかも急登。ただ登る程に周囲はひらけてくる。でも今日の天気ではいまいち気分は上がらない。まあともかく黙々と歩き続けて1086mピークでも止まらず伊勢沢ノ頭を目指す。伊勢沢ノ頭でも止まらず、檜岳でも止まらず、そこまで来たらベンチのある雨山峠で休憩と決めて雨山も素通りし雨山峠に至った。展望が冴えないと足が速いもんだ。本当は湘南方面も良く望める山稜なのだけれど今日はガスが濃くて江ノ島も見えない。13KさんとLucky-Jさんはこのルートが初めてで本当に時間的に歩けるのか疑念も持っていたけれど雨山峠到着が去年より20分早く13:05だったので鍋割山を踏んで行くことにした。雨山峠で小休止としたがここで13Kさんがみかん畑の径で落ちているのを拾ったみかんをみんなで分けて食べたけど実に美味しかった。今度「とれたて山ちゃん」を通ったら是非オレンジを買おう。
雨山峠から鍋割山もアップダウンが多くて楽じゃ無い。後半では長い鎖場も出てくる。案の定北側に見えるはずの蛭ヶ岳もガスの中で見えないし、展望は実につまらない。棚沢ノ頭を越えて鍋割峠に達すれば後は登るだけ。顎を出しながら20分程で鍋割山山頂だ。ここで小休止。富士山はやっぱり見えないし、海も見えない。こんな天気のせいか登山者も去年より少ない。去年は鍋割うどんを食べていた人もいたけど今日はそんな人も居ない。去年は後沢乗越経由で帰ったが、Aki-CLさんがその時の経験からそちらは混むので小丸尾根で帰ろうと提案した。実は僕も去年後沢だったので今年は小丸かと思っていたが、後沢乗越の方が下る一方で楽そうだ。それに対してAki-CLさんは「登るにしても5mか7mかその程度だよ」とか。若い時の記憶じゃ無いかと言おうとしたけど。I久保さんも「それ、賭ける?」と。記憶力はI久保さんが一番優れている。何しろ鍋割山稜を進むといきなりそれなりのギャップが現れ、あれこれ7mのギャップにしてはとても辛いわね、とか、いじっていました。TomTomのGPSウォッチによると鍋割山から大倉まで9.47kmで1365m下っているけど実に400m登っているのでこの登りの分後沢乗越経由よりも遅かったようだ。鍋割山を出たのは去年より15分早かったのに大倉に着いたのは10分遅く17:00だった。小丸尾根は長く閉鎖されていたけどどこが変わったのか下ってくるまで解らなかったが、尾根の一部に林道が切り開かれていた。なるほどこれでは閉鎖しなくてはならない訳だ。
今年も無事に東山北駅からの駅からハイキングで高松山、檜岳山稜、鍋割山を歩いて来ることができた。残念ながら今年の丹沢の紅葉は冴えないけれどなかなか充実した山行だった。鍋割うどんを食べるにはもう1時間早く辿り着かないといけないのだが。
二俣に下山する時は、通常、県民の森に車を停めている。
また、大倉からバスに乗るときは大倉尾根を降りる。
なので、二俣から大倉に歩くのは今回が初めて。
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