トラバース地獄の大峰山脈 行者還岳

2018年11月20日(火) 〜 2018年11月21日(水)

• GPS: 23:28
• 距離: 11.7km
• 登り: 1,499m
• 下り: 1,502m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:30
• 休憩: 0:18
• 合計: 3:48

12:12 大川口
12:53 13:11 関電鉄塔跡
16:00 行者還小屋

2日目

• 山行: 2:19
• 休憩: 1:44
• 合計: 4:03

7:28 行者の水場
7:31 7:42 行者還岳
7:46 7:57 行者の水場
8:03 9:17 行者還小屋
9:18 9:26 天川辻
11:31 11:31 大川口
11:31 ゴール地点

天候

1日目…曇 2日目…晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

今回のルートは廃道化している、大川口から旧関西電力巡回ルートで登り、小坪谷を下る周回ルートです。登りは、足1つ分しか置場がない細い道を、延々とトラバースします。赤テープが所々にありますが、かなり分かりにくく、迷いやすいです。
小坪谷は、赤テープは沢山あるので、それを追って下れば良いです。但し、テープの付いている箇所に着いたら、必ず、次のテープが見えるはずなので、テープを見つけてから移動しないと、直ぐに道迷いになります。

写真

本日は遅めの12時スタートです。
大川口の登山口付近には、私達の他に2台の車が停まっていました。

11/20 12:03

まずまずの天気ですな。

11/20 12:04

本日は、殆ど廃道化されているマニアックルートと聞いて、楽しみに来ました！そして、最初からこれです。どうする？

気をつけて渡るそうです…

11/20 12:09

わたしも、意を決してスタートしますよ！

無事、落ちることなく渡れました！

序盤一時間は、樹林帯を黙々と詰めます。

11/20 12:59

馬酔木かな？落ち葉色に染まっている山の中で、久しぶりのキレイな色合いみるとホッとします。

11/20 13:16

展望が開けて、大峰山脈の山容を見ることが出来ました！

11/20 13:10

ひときわ目立つ白い谷が、聖宝谷です。4年前の厳冬期に垂直の聖宝谷を、ひたすらラッセルで登ったという偉業を成し遂げたRilaさん！
すごい！格好いい！ステキ！
(こんぐらいで良いですか？)

おお！行者還岳見えた！
カッコいい(≧▽≦)
そりゃ、行者返されちゃうよね！

11/20 14:19

展望が良い場所を過ぎると、また樹林帯に入り、徐々に道が険しくなってきます。ここからは、Rilaさん先頭でルーファイお願いします！

11/20 14:24

後半は基本、ずーと左に傾いて歩いてます。

高度感は無いので、怖くは無いけど、足の置場が難しくて。へつらってます。

倒木も、もちろんアチラコチラにいっぱいあります。

11/20 14:41

足1つ分の置場と腐った梯子が右にあります。

フイックスロープがたまにありますが、あまり信用出来ません。だって、手入れしてないもん！

とうとう、核心部に到着。
長いロープが張ってあります。ここは、割りと信用出来そうなロープです！

きれいに渡るなんて、無理、ズルズルと落ちていきます。

先ずはRilaさん難所クリア！

次、わたし！
既に滑っている→

はい。転けました→肘をズルムケました。
悔しい(≧口≦)ノ

転けるだろうと予想して、Rilaさんが最初から、私だけ簡易ハーネスを装備させたのね。
悔しいけど、それで、救われました。

相も変わらずに、左に傾きながらトラバース中

そして、Rilaさんの渾身のルートミス！正規のルートに戻るべく、急登で何も捕まるものが無い状況で、よつん場になって、落ちないように、無理矢理登っています。ここで私は、新しいテクニックをRilaさんより伝授された。その名も、『指ピッケル』である。指ピッケルとは、指を土の中にさして、全体重を支える、大峰の柔らかい土壌のみで使える技である。

一難去って、また一難…
ぶっこわけているし！

11/20 15:38

慎重にぶっこわけている梯子の横を通ってクリアです。
アトラクションはこれで最後だったと思います。あともう少しで目的地に着きます。

11/20 16:04

きゃっ！本日のお宿に到着！

11/20 16:37

Rilaさんおすすめの、2階をお借りしました。頑張れば、20人程入れそうな、きれいな小屋です。

11/20 17:18

宴会のハジマリハジマリ！
先ずは1品目は、牛肉を軽く焼いて、お醤油とワサビで頂きました！

続いては、豚肉と豆苗とキクラゲのパイタン味鍋

3品目は、オイルサーディにネギをのっけてお酒のあてに。

11/20 17:22

飲物は、お勧めのビールに

11/20 17:50

日本酒です！
料理も最高で、お酒も満足でした！お休みなさい。

11/21 6:28

おはようございます！
今日はいい天気になりそうですね！

11/21 6:35

日出も見ることが出来ました！

朝御飯前に軽く行者還岳までお散歩です。

昨日の廃道と違って、小屋から行者還岳までは、きちんとしたルートの為、階段もしっかりしてますね！

水場。小屋から10分ぐらいの場所にあります。勢いはあまり無いですが、これでもいい方らしいです。

小屋から30分程で頂上に到着です。

11/21 7:38

大普賢岳に小普賢岳だよと、説明を受けながら、まだ未踏の地を、いつ攻めるか、考える時間が楽しい！

小屋に帰って、朝御飯食べよ！
でも、こうやって見ると、そこそこの高度感あるなぁ〜！

11/21 8:21

昨日の汁の残りで雑炊です！
これがまた、最高に美味しかった！

11/21 9:14

小屋の中はこんな感じです。
お世話になりました。

ありがとう〜
また来るかな？

小屋を出て、ほどなくして、大峰の稜線を見れる場所あり。このあとは、樹林帯に入るため、最後の絶景ポイントです。

帰りは小坪谷の破線ルートですが、山と高原地図のモバイルはかなり実際とずれてるので、あてになりません。赤テープは多いので、頑張って目を凝らして、ルーファイにチャレンジしました。

行きは基本、ずーと左に傾いていましたが、下山は右にずーと傾いて歩きました。

ありゃ、パイセン、なんだか内股になってませんか(笑)

11/21 10:39

一時間程下ったら、次は谷底を歩いていきます。ここの石は、とてもブルーなんです！

11/21 11:01

光りも反射して、青くなってる！

11/21 10:54

以前に取れたレインボーガーネットのことかな？

最後に布引谷に突き当たって

苦手の徒渉を3回ほど繰り返せば

11/21 11:20

ゴールの橋が見えてきた！

後はちょっと長い林道を歩いて終了です。

11/21 12:49

オマケ
帰りに残った食材でバリそばを作ってもらいました！美味しかった！
何から何まで、ありがとうございましたm(._.)m

撮影機器：

AQUOS R SH-03J docomo シャープ

感想

aya21

やっと行くことが出来ました！念願の大峰山脈(*´∀`)♪
いつも本を眺めて、登山計画たてて、それだけで終わってしまっていた、縁の無かった山域です。名古屋からは遠いからね…
残念ながら、紅葉の時期は逃してしまいましたが、平日とあって、2日間、結局誰とも会わなかった、静かな渋い山行を楽しめました！
大峰に行きたい！という要望を叶えてくれて、Rilaさんらしいマニアックルートを案内してくれてありがとう！楽しかったです。
一人で行く時に、王道ルートは楽しみます！

コメント

kazu97

大峰の道
ayaさん
Rilaさん
こんにちは
なんとマニアックな道ですね。
一足一足慎重に歩くもこれだけトラバース続きだと平行感覚なくしてしまいそうですね。まあ大峰は修験の道ですからちょっとやそっとでは登らしてくれないんでしょうか？
いつもの夜の飲みで体力回復。絶対アルコール分だけザックが重たいと思うのですがね😃

aya21

Re: 大峰の道
kazuさんコメントありがとうございます！
大峰山脈は、いまだに女人禁制の山があるなど、信仰心の強い山域です。
普段は適当に生活してるので、神様に怒られそうで、少し緊張しました〜(;^_^A

でも、お酒は譲れません！(今回は、全てRilaさんに担いでもらいましたが)

Rila

ザック傾き過ぎやな(笑)
コメント遅くなりました。
遠い大峰まで来てくれてありがとう(^^)

案内するのはいつもヘンテコなルートで申し訳ない反面、どうしても自分が楽しむためにちょいと癖あるルートを選んでしまうけどまた宜しくね！

聖宝谷に指ピッケルのコメント。
100点満点(笑)

また機会あれば俺の大好きな大峰に遊びにきて＼(^o^)／

aya21

Re: ザック傾き過ぎやな(笑)
自分一人では、とうてい行けないヘンテコルートをいつも案内してくれてありがとう！Rilaさん企画はいつも、斬新で楽しいわ(*´∀`)♪
そして、あの延々と続く大峰山脈の雄大な風景を見てしまうと、どうしても縦走したくなった！また、色々と教えてください！