記録ID: 1659199
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳のコルまで
2018年11月24日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 07:03
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,246m
- 下り
- 1,234m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
※基本的にこの時期は雪崩発生時期です。 猿倉〜白馬尻小屋 雪がうっすら。林道は帰りには溶けてそう。先行者はツボ足、2,3名か。渡渉点も水が少なく問題なし。 白馬尻小屋〜大雪渓入口1800m付近 徐々に雪が深くなってきますが、大雪渓はなかなか現れない。 大雪渓入口〜大雪渓 デブリもなく雪崩はなさそう。軽雪が数センチ。最高のパウダー。 ツボ足先行者3名にお礼をいい先頭に。ノートラックのまっさらな斜面は本当に気持ちがよい。ただ天気が良すぎるので、気温が上がって雪崩の危険も。11時をリミットに設定。 大雪渓〜岩室跡 岩室跡手前で大雪渓が切れ、大クレバスが広がっていた。落ちたら完全アウト。 岩室跡へは左から巻いて、クレバスの上の急斜面をトラバースをしなければならない。ガレの上にうっすら積もってるだけの雪もあるので、慎重に進む。本日の核心部その1。 岩室跡〜コルまで 狭いルンゼ上の雪をつないでコル目指してシールで。最後数十Mの急斜面でスキーは諦め、シートラーゲン、アイゼン装着で、尾根筋から登る。本日の核心部その2。さすがにこの高さは、風が強く、スキーを背負ってると煽られる。 コルの上の広場上は、岩が露出し、雪はほとんど付いていなかった。杓子岳方面、白馬岳への稜線も、ほとんど岩なのでスキーはここまで。 白馬岳へ登る登山者が1名。クレバスから右に巻いて登っていったのだろうか?岩&雪のミックスで大変そう。 コル〜岩室跡 本日最高の斜面。ノートラックのパウダー!!!素晴らしすぎる!!! 大満足。スラフも落ちてこないし、本当に滑りやすい。 大雪渓〜白馬尻小屋 皆さんはクレバスまでで引き返してたようです。大雪渓には数名分のシュプールが。 雪質は、まだまだ良い状態なので快適に滑れます。 が、中間部を滑っている時に後ろの方でゴーッという音。雪崩!白煙が上がる。2000m付近、杓子尾根の方から。1m位の高さのデブリの小雪崩ですが、気温が上がって来てるので、いつ起きてもおかしくないということですね。 |
写真
撮影機器:
感想
ここ数週間の天気と昨日の降雪状況から、この時期の白馬大雪渓でも雪崩危険度が低そうだと考え行ってきました。結果大正解でした!
昨日の降雪が数センチの軽パウダーとなり最高の雪質に。誰もいないまっさらな雪面を快調に登っていく。デブリもなくここ数日雪崩もなさそう。
しかし大雪渓の先は岩室跡手間で雪が切れていて、5M以上のクレバスが広がっていた。ショック!
白馬山荘の方は岩が露出しまくりで、スキーは無理そう。白馬岳まで登るのも相当大変そう。
左の方を巻くと、コルの部分までギリギリ雪がつながってるのが見えるので、とりあえずは、そこを目指して頑張ろう。
慎重に岩室跡までトラバースし、コルを見上げると、最高の斜面が広がっていた。
テンションマックスで急斜面をシールで登り、最後はアイゼン、シートランゲンでゴリゴリつめる。
コルの上の広場は岩景色。雪が積もるにはまだ時間がかかりそう。
流石に風も強く、写真を撮ってると手がかじかんできたので、滑走準備を。昨日は消化不良だったので期待で胸がドキドキします。そしてドロップ。
コルから岩室跡までは最高パウダー斜面。この時期でこれ程のコンディションで滑れるとは、もはや感謝しかない。ありがとうございました!!!
大雪渓は、シュプール跡もいくつかありますが、雪質がよいので気持ちよく滑れる。
中間部をを過ぎたあたりで、後ろの方でゴーッという音が。雪崩だ!
やはりこの時期は発生するものなのだ。
雪崩の危険はこの程度の積雪でもありますので、本当に気をつけないといけないですということを改めて心に留めます。
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