積雪期北岳下見 / ボーコン沢の頭で撤退
山梨県
tomhig
体力度について
- GPS
- 36:40
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 3,024m
- 下り
- 3,024m
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- 山行
- 12:08
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 12:11
| 天候 | 晴れ、森林限界越えはそこそこの風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
以下自分の備忘録です、あしからず。 【開運ゲート〜アルキ沢バス停】 片道12kmちょっと、往きは意気揚々と歩いてますが、復りはうんざり。 ドアノブはかろうじて指先届くくらい…奥の手しか無いようです。 【義盛新道】 のっけから急登。 いっぷくしてからまたちょいザレの急登、幕営装備には結構な鬼っぷり。 復路、義盛新道の下降点のピンクテープ、倒木に隠れてます。 探せばしっかりした登山道見つかります。 【義盛新道〜御池小屋】 要迂回の倒木いくつか。 【城峰〜砂払】 ボディーブローのように効く上り、今回は城峰先のコル辺りから間断なく積雪始まる。 【砂払〜ボーコン沢の頭】 ハイマツ埋もれておらず鬱陶しい。 ボーコン沢の頭のっかると強風の洗礼。 ★幕営地 御池小屋→小屋はキャパ限定、小屋近辺は幕営そこそこ可、積雪不安、幕営するなら水担ぎ上げる必用あり、アタック遠し。 砂払手前→樹林帯に3ヶ所理想的な幕営ポイント。 砂払前後→掃いて捨てる程の幕営ポイント有り。風の影響受けるので壁の構築の必用あり。 |
写真
なーに、聖の登山口から沼平まで東俣林道より短いさと嘯きます
(´д`)y━。oO
バス停手前で水オプション追加4L、肩にザックの重みがズッシリ、先行きに大いなる不安を覚えます
一度吊尾根歩いてるからそろそろ見えるなってわかってます。
城峰先、コルから砂払へ向け斜度が上がり三つ目のぎゃふん、出てきおった白い悪魔、いや妖精。残雪期のズボズボ雪の性悪さに比べりゃ楽勝楽勝…かな？
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残雪期のズボズボ雪の性悪さに比べりゃ楽勝楽勝…かな？
本日4つ目のぎゃふん、ぎゃふんのΣでもう死に損ないの尺取虫のように進みません。立て続けに浜松からの三人組、厳冬期の下見に来た大学生パーティーとすれ違います、両者ともに登頂、八本歯もそんな雪付いてないとの話、パワーを頂きました。
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立て続けに浜松からの三人組、厳冬期の下見に来た大学生パーティーとすれ違います、両者ともに登頂、八本歯もそんな雪付いてないとの話、パワーを頂きました。
うひょ〜声が裏返ります笊、白峰南嶺、大唐松尾根、農鳥オヤジ、弘法小屋尾根、あいちゃん…白峰南嶺、超豪華北の主役勢揃い
頑張ってぎゃふんぎゃふんぎゃふんもいっちょぎゃふん言った甲斐がありました
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笊、白峰南嶺、大唐松尾根、農鳥オヤジ、弘法小屋尾根、あいちゃん…白峰南嶺、超豪華北の主役勢揃い
頑張ってぎゃふんぎゃふんぎゃふんもいっちょぎゃふん言った甲斐がありました
間ノ岳が白峰三山で私は一番好きです
スイスアルプスに紛れても決してひけをとらない山容
絶望的に近づかない203高地じゃなかったボーコン沢の頭
ええ、いいんです本当に疲れたんです
高嶺もっさりしてるから鳳凰三山からハブられたに違いない
まるで醜いアヒルの子だな
トリはふじこちゃん、南アルプスからの夕方のふじこちゃんは夕陽を浴びて別嬪さんです。このあとビュンビュン風がボーコン沢の頭に吹き荒れましたとさ…
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このあとビュンビュン風がボーコン沢の頭に吹き荒れましたとさ…
明けて二日目、細かいことは感想みとってください。テントの外出たくなかったのでベンチレーターからカメラのレンズだけ出してふじこちゃん盗撮。
テントの撤収がホネでした、あらまポール曲がってる…あれだけしなってたもんなとため息。
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テントの外出たくなかったのでベンチレーターからカメラのレンズだけ出してふじこちゃん盗撮。
テントの撤収がホネでした、あらまポール曲がってる…あれだけしなってたもんなとため息。
…(゜Д゜;）ヤマテンだと昼頃には風弱まるとか、けつかっちんだからアタック開始8時がリミット、12?の林道歩きヘッデン、惨めだろーな、諸々面倒になって撤退しました。
執着心が希薄ですね、ここまでぎゃふん繰り返したのに、ここでダメ押し五回目のぎゃふん。
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ヤマテンだと昼頃には風弱まるとか、けつかっちんだからアタック開始8時がリミット、12?の林道歩きヘッデン、惨めだろーな、諸々面倒になって撤退しました。
執着心が希薄ですね、ここまでぎゃふん繰り返したのに、ここでダメ押し五回目のぎゃふん。
(´д`)y━。oO
あと12キロ、もいっちょ
(´д`)y━。oO
最後七つ目の息の長いぎゃふんの始まり始まり
カメラ持ち上げるのでさえ億劫です、ええ
感想
tomhig
1月の三連休に北岳行くのでその下見に。
去年、7月に夜叉神から池山吊尾根歩いたので、今回は奈良田から、いわばプレ雪山山行。
今回は無雪期にちょい雪付いただけでしょーとの甘ったれた見通しのもと、ボーコン沢の頭で幕営する腹づもりで、積雪無いだろうからアルキ沢手前で5Lの水調達。
城峰手前からちらほら積雪、水担ぎ上げたのは徒労でした。
予定通りボーコン沢の頭で幕営、あわよくばその日のうちに北岳踏んで…だなんて思ってましたがとんでもない。
幕営装備でのアルキ沢までの林道歩き、義盛新道、城峰先の急登…砂払先はもはや死にかけの尺取虫でした。
ボーコン沢の頭の風は既に冬のそれ。
夜、テントが揺れに揺れ、ポール曲がるほど。
頭の中は二週間前の白峰南嶺歩いた時から季節が進んでませんでした。
冬場ならまず風しのげる樹林帯で幕営したでしょう。
かなり甘く見てたしっぺ返し喰らった格好です。
結局、夜の強風で気分が萎えてしまい、朝北岳の頭が雲隠れしていたのを理由にボーコン沢の頭で撤退。
何度も通ってる黒戸尾根なら九合目まで風しのぐ場所がそこそこありますが、北岳はまさに吹きっさらし。
実際に歩けば風しのげる岩陰や斜面あるんでしょうが…。
八本歯の下降の視察も出来ず仕舞い…。
甲斐駒ヶ岳と北岳にはやはり大きな壁があります。
ヤマテンの予報では昼には風が弱まる、風止むまでテントで8時まで待機し、山頂アタックして、アキルノ沢に暗くなるまで下りてこれれば…コンパスで下山予定時刻設定してたし、家族に連絡するの面倒だし。
もういいや…。
砂払で樹林帯に入るや否や農鳥、間ノ岳が顔をのぞかせたのに気付き、失笑。
冬場なら今回の風はまだ薙ぎのようなものに違いありません。
実際に、初日砂払でお会いした二組、浜松からの三人組、厳冬期下見の大学生パーティーは登頂、私の認識甘過ぎ、それに覚悟が足りませんでした。
反省点
・幕営場所のミス
・一泊二日は無理
・食糧、水担ぎすぎ
収穫
・準冬季幕営装備でボーコン沢の頭までたどり着けた。1月の三連休ならトレースあるでしょ…。
・冬場なら水1L、テルモスの容量で1日行動できる
・昼食採らなくてもカロリー高めの行動食でやり過ごせる
・風の強い八ヶ岳、赤岳辺りで強風に慣れる山行が必用と認識
1月の北岳、今回よりタフになるのは間違いですが、しっかり対策立て、登頂したいものです。
甲斐駒ヶ岳も初登頂まで2回、塩見も二匹目の泥鰌狙った2回目は撤退、登頂狙うためのプロセスも楽しいかな…。
雪山は奥が深いです。
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tomhigさん
おはようございます。
前日に辻山から池山吊尾根見て厳しそうだなと思いましたが雪はそれほどでもなかったようですね。敵は風でしたか。やはり高い山は夏でも風が怖いのと同じ感じなんですね。
この時期に多くの登山者が居たのには驚きました。皆さん強者なんでしょうね。
私も事前に地図を見てギャフンとしそうな場所を確認しています。
疲れてヘロヘロな状態で気を紛らわすのにカーブミラーで写真を撮る心境よくわかります。
お疲れさまでした。次の機会、頑張って下さい。
Zenjinさん、今回は雪が歩く上で足かせにはなりませんでした。
逆にハイマツ埋もれていた方が砂払先は歩きやすいに違いありません。
それくらいの積雪ですと樹林帯、しっかり積雪してますから大変なんですが…。
樹林帯で暖気運転してからの森林限界越えならまだ覚悟できるのですが幕営場所が吹きっさらしで萎えました。
幕営場所、山頂に近からず遠からず、風しのげるが絶対条件ですね。
今回の判断はアホでした。
吊尾根自体は去年夏場に水担ぎ上げて歩きましたのでギャフンと言う箇所を再認識出来ました。
1月は経験豊富な方とご一緒出来ますからしっかり勉強したいと思います。
利用交通機関が何故か電車。
なんてところに突っ込んでどうするんだあ〜〜〜
別にトムさんのレコをくまなく見てあら捜ししているわけじゃありませんが。
でも、下見登山としては十分だったのではないかしら。
すんなり登っちゃうよりもここがダメだったという反省点が多いほうが次につながりますよ。
友人が2年前の年末に北岳に登った時は1日は停滞、翌日も下山して来た人の多くは風が強くて山頂までいけなかったとのこと。
翌日友人は風も収まった快晴のベストコンディションで登頂できたそうです。
お正月の北岳、お天気を味方につけられるかどうかもポイントでしょうね。
晴れ女の私が行かれればねええ〜〜〜
で、もうトムさんのお疲れ顔は見慣れました。
あやうくスルーするところだったわ！（笑）
mayutsuboさん、核心部中央道小仏こなして帰宅、翌日出勤のやっつけ的なレコなのでご容赦くださいませ。
下見…下山中は雪の無いこの時期に山頂はおろか八本歯の下降さえ見られず、なんだかなぁ〜と思ってましたが、日が経って、まぁ充分かなと思ってます。
取り敢えず準冬期幕営装備でアタックエントリー出来るのは確信持てましたし、心構え出来ましたから。
残雪期の塩見よりタフですし、森林限界越えの厳しさは甲斐駒以上悪沢並。
悪沢は残雪期でしたから天候面では恵まれてましたが。
成人式からめた三連休の本番は二泊三日、アタックに丸一日充てるつもりなのであとはコンディション任せ。
贅沢言えばやはり予備日は欲しいです。
こんばんは！
途中撤退は残念でしたが、1月に向けての対策に役に立ったのかなと思います！
池山吊尾根、なかなか侮れないですね〜。
1度行ってみたいと思っていました！
今シーズンの雪山はトレランが忙しく、富士山に行く予定しか無いです…
お疲れ様でした！！
seiraくん、営業小屋の無い山域の常で装備がクソ重い。
おまけに往復25キロの林道歩き。
seirくんが精進すれば奈良田から池山吊尾根絡めた白峰三山の日帰り出来るんじゃないかな？
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