赤城山〜ひと時の青空に霧氷が儚く散っていく
- GPS
- 03:53
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 556m
- 下り
- 554m
コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 3:52
天候 | 晴れのち曇り 午前中は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
強風と高気温で霧氷が落ち、解けた道は泥濘。 |
写真
感想
前日の白砂山から見た谷川が白くなりつつあり、万太郎山吾策新道での主脈半縦走を予定していたが、あいにくの天気で中止に。
ふと予想天気図と雲、風の分布をみると、上越山稜は雪雲がかかり平野部は晴れているが、赤城山山頂だけ午前中に北西の冷たい強風が吹きガスがかかる。これは霧氷が出来ると確信。SCWの局地予想だと10時から13時までしか晴れ間がなく、あとは曇り。ピンポイントのチャンスを生かして赤城山へ。
逆算して8時30分に自宅を出れば、猫岩先から青空に霧氷輝く風景を見られ展望スポットからの景色も楽しめる。ライブカメラで見る黒檜山はガスの中。自宅からも見えるが、リアルタイムな分だけ目視の方が有利。
週始めで混み合う東部パイパスから赤城県道へ。荒山と鍋割山山麓のカラマツの紅葉を見ながらゆったりと車を流す。他に車など走っていない。日曜は混んでいた大沼周辺の駐車場も閑散としている。いつもの黒檜山登山口前に路駐。
やや強い風にたじろぎもせず装備して出立。浅間山、白砂山、赤城山とほぼ霧氷三連戦の山行。ガスの晴れ待ちもあるので、いつもよりかなりゆっくりと登っていく。猫岩で富士山や八ヶ岳、南アルプスを眺める。
標高を上げるとふいに雨が降ってきた。良く見ると霧氷が溶けて落ちてきたのだった。冷たい強風もありソフトシェルを着る。上空はガスがとれて青空が見え始めた。歩みを進めると足元には霧氷が落ちて氷が堆積していた。山頂手前の急坂西面にはびっしりと霧氷。
見上げる青い空に白く輝く霧氷。強風に樹木が揺れて儚く落ちていく。赤い木の実やシラカンバの幹にも霧氷が付着していた。分岐を山頂方面へ行くが、こちらは既に落ちてしまっていた。ここは東斜面なので早朝に来ないと見ることが出来ない。
誰もいない山頂を素通りして展望ポイントへ。向かう道の脇にも素晴らしい霧氷。山頂の稜線上なので強風がもろに吹いていた。木が大きく揺れ青空に霧氷が儚く散っていく。白い氷がきらめきながら風に舞って落ちる。ひと時の美しさに目が否が応でも追っていき、その儚さは人の生涯を投影してしまう。
展望ポイントからの眺望は草津から武尊まで雪雲がかかっていた。浅間山、日光白根山は良く見えていた。黒檜山北面や小黒檜山も霧氷が出来ていた。美しい霧氷を観賞し、展望ポイントで昼食。ソロで手抜きの出前一丁に、鶏野菜巻きとウズラの卵、ネギを入れて食べた。
再び山頂に戻り記念撮影して駒ヶ岳へ。気温が高く登山道は霜が溶けて泥濘。大タルミからのショートカットに思いを巡らせ、駒ヶ岳山頂から小沼、富士山を眺める。時間が早いので鉄階段へは行かず、篭山鳥居峠方面へ。
下りた覚満淵には人影もなく初冬の雰囲気。風も弱くなったが雲が上空を覆ってきた。予報通り。バイクが数台だけあるおのこ駐車場を通り大沼を眺める。岸際に氷すらなく今年は全面結氷しないかもしれないと思った。
黒檜山駐車場には2台車が停まっているだけ。路駐場所に戻ると一台後ろに停まっていた。着替えて帰路へ。異常気象で限られた時間の中でしか見ることが出来なくなりつつある霧氷。触れると消えてしまう儚い氷の世界。生きる喜びを改めて思った。
growmonoさん こんばんは。
日月登山スタイルで、いつレコ作成しているんかな、
もう慣れたものでさっさとかたずけてしまうのでしょうね。
赤城より南アルプスのアップ、あれほど大きき取れるカメラレンズ凄いですね・・・半面重いのでは?(これは失礼、荷の重さは屁にもならないでしょうね)下品な表現でごめんなさい。
霧氷の散りゆく写真も素晴らしいですね。
おはようございます、yasioさん。
山行から帰ってきて所要の事が済んだら、まずは写真をパソコンへ保存します。
写真を閲覧して良いと思うものを選別し、現像編集していきます。
JPEGで撮影されている方がほとんどだと思いますが、私はRawで撮影しているので、ひと手間あります。100枚ですと約2〜3時間かかります。
それをアップして一枚一枚に感想を付けていきます。最後に感想を書いて終わりになります。ヤマレコ作成のみですと、約3時間くらいですね。会社の昼休みや休憩中にスマホでも書いています。サボっているわけではないです。
レンズは焦点距離でいうと300mmです。そのままでは白く霞んでいますので、コントラスト調整し、クロップ(切り取り)してリサイズします。レンズは低価格のコンパクトなので軽いです。ただカメラはマグネシウム合金ですので自重1.7kgあります。
growmonoさん
こんにちは
霧氷三連勝おめでとうございます
SCWとライブカメラを使った高度なテクニックはさすがです。
青空を入れるための登山時間の逆算も凄い!
これくらいの繊細な神経と読みがないとこの素晴らし写真は取れませんね。カメラも素晴らしいです。
楽しませていただきました。
ありがとうございます。
こんばんは、iiyuさん。
私も霧氷を観賞に赤城山へ行って参りました。全て予想通りに霧氷が見られました。
SCWは月280円の有料会員になっておりまして、2km四方の9時間先までの天気予想が分かります。上越や北アルプスの不安定な天候を知りたくて入会しました。今では天気予報の判断ツールとして欠かせません。
予想通りの青空と霧氷が撮影できましたが、また暖かくなってます。
ただ30日に上越県境は雪で寒波が南下します。1日と2日にまた霧氷が出来ると思います。1日は北西の風が強く午後からガスが押し寄せるので、早朝が良いです。朝日に染まる霧氷も良いですね。
2日は放射冷却でかなり冷え込みますから、この日のほうが良いかもしれません。分岐先のビクトリーロードに霧氷並木が現れるでしょう。2日は黒斑山にも素晴らしい霧氷が出現します。私は土日仕事ですので、shilokoさんに赤城山へ行くように勧めました。
growmono さん
情報ありがとうございます。
そう言われて無料のscwの赤城山の天気予報見たら
バッチリ2日の早朝が最高の霧氷が見られそうですね。
残念ながら私は白内障の手術をしたばかりなので行けません。
shilokoさんに頑張って頂き写真で楽しみたいですね。
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