記録ID: 1669447
全員に公開
沢登り
丹沢
日程 | 2018年12月01日(土) [日帰り] |
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メンバー |
|
天候 | 晴れ時々曇り |
アクセス |
利用交通機関
ふれあいの森日向キャンプ場手前の大駐車場
車・バイク
・無料。70〜80台。 ・トイレ、登山届ポストはなし。
経路を調べる(Google Transit)
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地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
コース状況/ 危険箇所等 | ■屏風沢 日向薬師側を流れる日向川の源流で、大山〜三峰山間の矢草ノ頭が源。 日向キャンプ場奥の林道終点先にある大堰堤は堰堤上が深い水だまり(湖)に なっているので、右側から少し大きく巻いて、湖の20mほど上流側に植林帯を 降りなければならない。 沢の中間部は至って平凡。小滝がところどころ出てくる程度。 600m二俣は支流であるはずの左俣が水源となっており、見上げるように 7〜8段30mの大滝ともいえる滝で合わさっている。 右俣は涸沢で、のっぺりした2m棚、くの字状8×15m棚(出だしのみ掘次法 2段3×7m棚が続く。 すぐにゴルジュの様相となり、小CSチムニー状3m棚(掘棔法 645m二俣。右沢は梅ノ木尾根鍵掛手前のコルからの沢で、左沢には幅広7m ほどの涸棚がある。 今年前半の梅ノ木尾根から行方不明になってその後ご遺体で発見された遭難者は この棚の下にいらっしゃったらしい。 直登は案外外傾していて厳しそうだ。左側の急なザレを根を騙しながら登り、 落ち口7m上から巻き下りる。ルート上の岩はほぼすべて浮いているので 岩は使わないようにした。やや悪い。 沢は一旦西を向いてすぐ北西に。1.5mと2.m棚を越せば8m棚。 ラインをオブザベして左から一旦取り付いたが中間部がやはり悪いので止めた。 右のリッジ尾根から巻き、棚の20m先で沢に下りた。 700m二俣の右沢は細い。もし梅ノ木尾根の850mで間違えて正面の明瞭な尾根を 下りるとこの二俣に下りてしまう。件の遭難者もおそらくここを下りてしまった のであろう。 明瞭な左沢を進むと、落ち口小CS状12×18m棚(教蕁棔法倒木、 2.5m(掘次法7×12m棚(供棔膨度で矢草ノ頭893m南側に出る。 源頭が見えたあたりで正面(北側)にザレを登れば梅ノ木尾根850m手前のコル だし、左手の尾根を登っても登山道に出る。 遡行グレード 1級上 ■梅ノ木尾根(鍵掛まで) 下降点は矢草ノ頭893mの少し南側で古いロープを跨げば薄い踏み跡はある。 ピンクテープも所々付いている。 850m小ピーク辺りで正面の明瞭な尾根に行かず、左手に注意すればピンクテープ が付いており、一本北側(左側)の尾根に乗らなければいけない。 踏み跡は落ち葉で埋まっていなければ付いている。 (秋から春は落ち葉によるスリップが要注意だ) コルから20mほど登り返し、再びコルから30m近く登り返したピークが 鍵掛778m。 ここは注意しないと正面の明瞭な南南東向きの尾根を進んでしまいがち。 水源林管理道につき関係者以外立入禁止標識があり、先には植林用モノレール軌道 も出てきてしまう。これは通称鍵掛尾根で、ほぼモノレールが見える範囲内で 下りればスタートの林道終点に出られる。(要読図、バランス体幹力) さて梅ノ木尾根は、この鍵掛778mピークから北東に曲がって下りていくので注意。 |
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過去天気図(気象庁) |
2018年12月の天気図 [pdf] |
写真
撮影機材:
感想/記録
by kamog
今日は仕事キャンセルになってしまったので、大山/日向川の屏風沢〜鍵掛尾根を遡行してきました。
今年梅ノ木尾根下降され行方不明になった方(翌週残念ながらご遺体で発見)がどのようなプロセスを辿ったのかの検証も兼ねてです。
屏風沢はふれあいの森日向キャンプ場の奥からですが、最初の堰堤上は湖状態(右から巻きました)、600m二俣の左支流に数段30m程度の大滝(この沢の水はこちらが水源)、640〜690m区間に嫌らしそうな8m涸棚が2つなどあり、巻きもそこそこ悪い沢でした。
大山から三峰山の間にある矢草ノ頭(893m)すぐ南から梅ノ木尾根は派生しますが、少し下りた850m小ピークから尾根を外れ北側にトラバースし、一本北側の尾根に乗らなければなりません。
ピンク紐が巻かれてはいますが、明瞭な正面の尾根をそのまま下ると屏風沢700m二俣に下りてしまうのです。
もしリカバリーが面倒になってそのまま沢を下っても、一般登山しかされないハイカーレベルではまず無理です。
発見されたと伺った棚までは沢をある程度下降しないと到達できないので、おそらく上記の行動かなぁと個人的には考えております。
棚の下で合掌してきました。
今年梅ノ木尾根下降され行方不明になった方(翌週残念ながらご遺体で発見)がどのようなプロセスを辿ったのかの検証も兼ねてです。
屏風沢はふれあいの森日向キャンプ場の奥からですが、最初の堰堤上は湖状態(右から巻きました)、600m二俣の左支流に数段30m程度の大滝(この沢の水はこちらが水源)、640〜690m区間に嫌らしそうな8m涸棚が2つなどあり、巻きもそこそこ悪い沢でした。
大山から三峰山の間にある矢草ノ頭(893m)すぐ南から梅ノ木尾根は派生しますが、少し下りた850m小ピークから尾根を外れ北側にトラバースし、一本北側の尾根に乗らなければなりません。
ピンク紐が巻かれてはいますが、明瞭な正面の尾根をそのまま下ると屏風沢700m二俣に下りてしまうのです。
もしリカバリーが面倒になってそのまま沢を下っても、一般登山しかされないハイカーレベルではまず無理です。
発見されたと伺った棚までは沢をある程度下降しないと到達できないので、おそらく上記の行動かなぁと個人的には考えております。
棚の下で合掌してきました。
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コメント
この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山/行った場所
- ふれあいの森日向キャンプ場
- 大沢分岐 (720m)
- 矢草ノ頭 (893m)
- 梅の木尾根分岐
- 鍵掛 (778m)
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