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記録ID: 167112
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雪山ハイキング
谷川・武尊

谷川岳 西黒尾根で雪洞 翌日ラクダのコブまで

2012年02月04日(土) 〜 2012年02月05日(日)
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YAMA555 その他10人
GPS
26:40
距離
4.1km
登り
768m
下り
750m

コースタイム

1日目:2時間20分 雪洞堀り約3時間
9:50天神平スキー場駐車場10:20→10:30登山センター前10:40-西黒尾根→鉄塔11:30→雪洞ポイント12:40→12:55雪洞堀り16:00-宴会→就寝21:30

2日目:コブまで2時間30分、コブから雪洞まで35分、雪洞から駐車場1時間20分
6:00起床→8:00雪洞→10:20ラクダのコブ10:25→11:00雪洞11:40→鉄塔12:30→登山センター前12:55→天神平スキー場駐車場13:00
天候 4日:晴れ→曇り→夜は雪降ってました。駐車場で-9℃。
5日:曇り→晴れ
谷川岳の天気が変わりやすいので、今回もあまり期待していませんでしたが、天気が良い方だったと思います。
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
水上ICで降りて天神平スキー場駐車場に向かいましたが、土合より先はスタッドレス必須です。最後の急坂はスタッドレスで登れるか心配でしたが、凍結していなかったので大丈夫でした。
駐車場は1日1,000円ですが、立体駐車場で雪が積もる心配もないので重宝します。お手洗い、更衣室もあります。

5:30出発だったのですが、この時期の関越は渋滞がまっています。鶴ヶ島付近から断続的に渋滞があり到着は予定より大幅に遅れました。

帰りは渋滞を予測し、高崎から東北道へ抜けたらスムーズでした。鶴ヶ島辺りはかなり渋滞していたようです。今後冬はこちらのルート使いましょうかね。
コース状況/
危険箇所等
●参考
2009年の雪洞(2日目吹雪になりラクダのコブまでいけず)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-56882.html

●天神平駐車場〜雪洞ポイント
前回3年前の雪洞に比べると今年の雪はかなり多かったようです。ただ、前回と違うのは先行者がいてトレースがあったこと。もーあるとないじゃ雲泥の差です。ラッセル地獄を覚悟していただけに多少拍子抜けですが、感謝ですね。

先行者は同じポイントで雪洞を掘ってました。ただ、泊まらずにその日に下山したようで、訓練で来たのかな?勿体無いですね。

●雪洞
道具はスコップ5本とスノーソー4本、ブルーシート。
今回は11人なのでかなり大きな雪洞が必要ででした。左右平行に2箇所から穴を開け4m位掘り進んだ所で、横に掘り進めます。
4m掘り進めると雪が締まっているので、スノーソーで切ってからスコップでブロック上に掘ります。奥の雪はブルーシートに乗せ外に引っ張り出します。
横が貫通したら横幅を2m程度に広げ、150センチ程度まで高さがなるまで掘ります。
天井をなめして水がたれないようにして、棚を作ります。
床に銀マットを敷き、ロウソクを灯し、入口にブルーシートをかけて覆えば完成。
中は結構暖かいんですよね。
ついでに外に5m位道をつけ立てる程度の穴を掘りトイレポイントとしました。

●雪洞ポイント〜ラクダのコブ
新雪20センチ程度、ラッセル無しです。軽い身とは言えワカンを履いて膝程度のラッセル、急斜面では体全体でラッセル。風があって冷たいですが、ラッセルしていると一枚でも良いくらい汗をかきます。
コブの手前からは鎖は見えずかなりの急な所を慎重足場をつけました。と最後付近で雪を掻き分けていたら鎖を発見。念のためトラバース箇所にザイルを張って確保しました。コブへあがる最後の部分は岩の上に薄く雪が乗っている感じでしたが、慎重に足場をつけてクリア。
コブの上からは360度の展望です。結構風が強いですが、白銀の谷川岳、白毛門の美しい姿が見れました。
ただ、コブから先はかなり雪尾が張り出していて、それ以上先に行く気はしませんでした。

●下山
雪山の下りはとても早いです。登りの約半分かな。
急斜面では尻セードをしたいのですが、雪が重いためかほとんど滑りませんでした。訓練のためツボ足で腿までのラッセルをして降りました。

●温泉
いつもは林屋旅館でお風呂に入るのですが、今回は湯テルメ谷川にて汗を流しました。550円也。
シャンプー、ボディーシャンプー、露天風呂あります。
脱衣所の貴重品入れは100円有料です。
2階が休憩所で自販機あります。
水上ICで降りて車を走らせます。
水上ICで降りて車を走らせます。
土合付近に来ると道路は雪。
土合付近に来ると道路は雪。
ロープウェイが天神平に向かって動いています。
今日は西黒尾根なので使いません。
ロープウェイが天神平に向かって動いています。
今日は西黒尾根なので使いません。
登山センターに到着。
登山センターに到着。
登山センターで道路は行き止まり。
ここからワカンを履いて登り始めます。
登山センターで道路は行き止まり。
ここからワカンを履いて登り始めます。
雪洞ポイントに行くまでに鉄塔までの登りが一番の急登です。
が、今回は先行パーティーがいてトレースがついているので楽々♪
雪洞ポイントに行くまでに鉄塔までの登りが一番の急登です。
が、今回は先行パーティーがいてトレースがついているので楽々♪
青空も見えて期待できます。
青空も見えて期待できます。
鉄塔ポイントまで楽々到着。
鉄塔ポイントまで楽々到着。
鉄塔近くでは白毛門がまだ良く見えていました。
鉄塔近くでは白毛門がまだ良く見えていました。
こんな所を崩して登っていきます。
こんな所を崩して登っていきます。
雪洞ポイントに到着した頃には、雲が降りてきて谷川岳は見えなくなってしまいました。
雪洞ポイントに到着した頃には、雲が降りてきて谷川岳は見えなくなってしまいました。
気を取り直して雪洞掘り始めます。
雪がドッサリたまっている吹き溜まり箇所。
気を取り直して雪洞掘り始めます。
雪がドッサリたまっている吹き溜まり箇所。
2箇所から掘り始めます。
2箇所から掘り始めます。
こちらはトイレを掘り中。
こちらはトイレを掘り中。
反対側から掘ってようやくぶつかりました。
反対側から掘ってようやくぶつかりました。
2箇所から掘り堀り
2箇所から掘り堀り
11人が寝るので雪洞内は自分の部屋より広いです。銀マットを敷いてロウソクを灯すと良い雰囲気ですね〜。
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11人が寝るので雪洞内は自分の部屋より広いです。銀マットを敷いてロウソクを灯すと良い雰囲気ですね〜。
テントブーツを履いて一休み。
テントブーツを履いて一休み。
早朝は雪は止んだものの20センチ程度積もっていました。
早朝は雪は止んだものの20センチ程度積もっていました。
トレース無しの深雪をコブまで登ります。
まだ展望は効かず。
トレース無しの深雪をコブまで登ります。
まだ展望は効かず。
暫く登っていると少し雲が上がってきました。
白毛門が見え始め、日が照り始めました。
暫く登っていると少し雲が上がってきました。
白毛門が見え始め、日が照り始めました。
オー青と白のコントラストがキレイすぎる。
新雪の中をトレースをつけて歩くのは冬山の醍醐味です。
オー青と白のコントラストがキレイすぎる。
新雪の中をトレースをつけて歩くのは冬山の醍醐味です。
雪尾から少し離れてワカンつけ膝までのラッセルをエンヤコラ。
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雪尾から少し離れてワカンつけ膝までのラッセルをエンヤコラ。
白銀の谷川岳が見えてきたー。風が強いですが、ラッセルで体は熱い。
白銀の谷川岳が見えてきたー。風が強いですが、ラッセルで体は熱い。
山頂はかなり風が強いんでしょうね。
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山頂はかなり風が強いんでしょうね。
コブに向けて最後のラッセル。
すごい雪尾です。
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コブに向けて最後のラッセル。
すごい雪尾です。
コブへの鎖は見えません。
かなり急斜面を登ります。
コブへの鎖は見えません。
かなり急斜面を登ります。
最初にラッセルして道を作るの結構すごい。
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最初にラッセルして道を作るの結構すごい。
最後の登り中、鎖が雪から少し見えました。
念のためザイルを出して確保しながらコブまでは登りました。
最後の登り中、鎖が雪から少し見えました。
念のためザイルを出して確保しながらコブまでは登りました。
鎖場の上に到着。
まさに絶景の谷川岳。
鎖場の上に到着。
まさに絶景の谷川岳。
白銀に輝く谷川岳。素晴らしい姿ですね。
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白銀に輝く谷川岳。素晴らしい姿ですね。
東尾根方面。
風が強いので数分で下山します。
白毛門も見事だよ。
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風が強いので数分で下山します。
白毛門も見事だよ。
コブから鎖場まで降りる箇所は急で切り立っていて慎重に。
コブから鎖場まで降りる箇所は急で切り立っていて慎重に。
西黒尾根です。
コブから降りました。
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コブから降りました。
雪洞ポイントにサヨナラして下山を開始。
雪洞ポイントにサヨナラして下山を開始。
鉄塔に到着。訓練のため雪洞ポイントからはワカンをはずしてラッセル下山。腿まで入りますね。いやー良い汗かいた。
鉄塔に到着。訓練のため雪洞ポイントからはワカンをはずしてラッセル下山。腿まで入りますね。いやー良い汗かいた。
鉄塔からは急斜面を登山センターへ直下降。
ここは急斜面なので尻セードですが、雪が重いのか全然滑らず。
鉄塔からは急斜面を登山センターへ直下降。
ここは急斜面なので尻セードですが、雪が重いのか全然滑らず。
道をつけると後続は何とか滑れたようです。
道をつけると後続は何とか滑れたようです。
下山後は、湯テルメ谷川にて汗をながしました。
下山後は、湯テルメ谷川にて汗をながしました。
湯テルメから見た白銀の山。
谷川岳方面なのかな?
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湯テルメから見た白銀の山。
谷川岳方面なのかな?

感想

1週間で8日間天気が悪いと言われる谷川岳。
1月の積雪で雪洞ポイントまでたどり着けずに麓の旅館に泊まることになるか心配しつつも、ま〜なるようになるさという気楽な気持ちで向かいました。

案の定渋滞に巻き込まれ、タイムオーバーは嫌だなと思いながら車を走らせたが、予定より1時間遅れ程度で到着できて一安心。

取り付き地点の登山センターに来ると予想通り積雪はここ数年と比較すると間違いなく多い。ただし鉄塔へ伸びる数本のトレースにサクサク進み予定より早い時間に到着。雪洞ポイントの吹き溜まりもたっぷりと雪があり、氷の断層もなく快適な雪洞が掘れた。久しぶりの雪洞だが、中で灯すキャンドルの明かりはとても素敵だ。

2日目は夜の積雪で20センチ程度の新雪♪トレースのない銀世界をトップで歩く時の気持ちの良さ他の季節では味わえない。急登で全身を使って一歩ずつ進む時の力を振り絞る感が最高に気持ちよい。

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