もしや、ロープウェイ定休日? 摩耶山
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 942m
- 下り
- 257m
コースタイム
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 4:08
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 |
写真
感想
クリスマスに夜景を見ようと六甲山にやってきました。日没に合わせてお昼過ぎに出発。夜景を堪能した後はロープウェイで下山しようと計画。摩耶山頂に着くころ、ちょうどいい感じで日が暮れてきました。三大夜景にふさわしい、美しい眺めに見とれました。しかし・・・。
掬星台についたころから、何気なく感じていたのですが、ロープウェイが動いている気配が感じられない。しばらく夜景を眺めた後、下山しようと乗り場に向かうと、火曜日定休の文字。一気に血の気が引きます。やってしまった。どうしよう。完全にテンパりました。
この夜道に登山道を下るのは、すぐ眼下に神戸の街が見えているとはいえ、おそらく危険。私以外(おそらく)はみなさん、クルマで登ってきているはずなので、車道をたどれば下界に着くのは間違いない。縦走マップで確認すると、東側に表六甲ドライブウェイが走っている。これしかない。でも、いったいどのくらいの時間がかかるのだろう。もはや泣きそうです。
そこに神様が救いの手を差しのべてくれます。こんな時間に山頂近くでヘッデンをつけてとぼとぼと歩いている人間を気にされたのか、1台のクルマが目の前で止まりました。窓が開き、女性の方が私に尋ねてきます。
「このあたりで猫を見かけませんでしたか」
「いえ、見ませんでした」
「どちらへ行かれるのですか」
「下界まで歩いて」
「それは危ない。乗せて行ってあげます」
一気に脱力し、その場に座り込みそうになりました。これで帰れる。
クリスチャンと仰るその女性は、山頂界隈にいる猫たちを保護しているそうで、この日もそのためにやってきたそうです。なんでも、山域にはいのししが多いそうで、猫だけではなく人間も夜道を歩くのはちょっと危ないとお聞きし、少々寒気がしてきました。この方に出会わなければ、この後どうなっていたのか。
ご丁寧に、マイカーを置いた大石駅まで送ってくださるとおっしゃって、まさに神だと思いました。道中、摩耶山の由来はお釈迦様の母であること、布引の滝が三大神滝であることなど、さらには猫のお話もしていただき、無学な私は少し賢くなることもできました。
夜景の見えるところには無条件でゴンドラが運航していると、勝手に決めつけてしまっていました。思い込みって怖い。おバカですね。
今度、天上寺にお参りに来よう。あらためて猫の神様に感謝するために。
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