十石山:根性と気合で体力作り


- GPS
- 12:12
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,300m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り(上部は吹雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藪、倒木、ラッセル、氷化の何でもあり |
その他周辺情報 | 平湯民族資料館・・・ほぼ寸志 ひらゆの森・・・500円、ME-JINさんは年パス |
写真
装備
個人装備 |
ザック(mhmパウダーケグ32)
スキー板(K2 pon2oon159cm)
ビンディング(BDオーワン)
スペアキット(BDオーワンバックカントリーキット)
クトー(ブンリン3DアセントGo)
テレマークブーツ(スカルパT2X)
セルフアレストピック(BDウィペット×2)
ヘルメット(ベアール アトランティス)
ビーコン(マムートエレメントバリーボックス)
プローブ(オルトボックス320cm)
スコップ(BDディプロイ)
ヘッドランプ(ペツルアクティック)
クランポン(BDセラッククリップ)
ゴーグル(スワンズRUSH-XED)
日焼け止め
リップクリーム
ビーニー(BD)
ヘルメットビーニー(テルヌア・BD)
ヘッドバンド(マムート)
バラクラバ(ホグロフス)
テムレス
インナーグローブ
予備グローブ(BDガイドロブスター)
スキーシール(BDアセンションナイロンカスタムSTS)
シールワックス
スキーワックス
カメラ(CANON IXY32S)
GPS(ガーミンeTrex20J)
スマホ
携帯
予備電池(単3
単4
モバイル用)
予備ランプ
財布
保険証
ドライバー(+
-)
コンパス
笛
ナイフ(ビクトリノックススイスチャンプ)
飲料
行動食
非常食
防寒着(ユニクロウルトラライトダウンジャケット)
ファーストエイドキット
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感想
前日に籾糠山で敗退を喫し、この周辺ではどこも雪が少ないだろうとJUNDrさんと話していたが、ME-JINさんが十石山にしましょうとのことで、決定。
雪が豊富であろう小谷方面まで行くにはその気力がなかった。
しかし、取り付くところの笹薮斜面は昨年、お二人が行った時より雪は多い!とショートカットに出る。(早くも変態のパターンだ)
ショートカットした上の国道へ出るとそれなりに雪はあるが、やはりまだいつもよりは少ない。
国道からワサビ沢に入っていくが、倒木も酷い。
雪も少なく、藪も豊富。本日も修行が確定した。
しかし、このメンバーには敗退はない。(昨日敗退しましたが)
渡渉地点はぎりぎり渡れるところがありました。
その後も藪とドカ雪によるラッセル。風に叩かれたところは氷化の何でもあり。
このままでは山頂に2時から3時になってしまうが、諦めない。
東尾根に上がるとかなり厳しい状況。
スタート時マイナス10℃ぐらいだったが稜線上はもっと厳しい。マイナス15℃以下、いや、強風だったので体感気温はそれ以下だっただろう。
だが、気合で山頂避難小屋を通り過ぎ、山頂を踏んだ。
JUNDrさんはスキーアイゼンを忘れて、根性で氷化斜面を突破した。
早く下らねば日が沈んでしまうので急いで滑走に取り掛かる。
東尾根を下るとそこにはパウダーが待っていた。
頑張ったご褒美だ。
思わず声を高らかに、前日滑れなかった欲求不満を爆発させた。
渡渉地点を超えると今度は藪と倒木との闘いだ。
深い沢なので、既に暗い様相。何とか安全な国道に辿り着くまでヘッデンなしで行きたかったが、少し叶わなかった。ヘッデン下山なんて初めてだった。
ME-JINさん一番乗り、続いて自分、疲れの出たJUNDrさんも何とか下山し、労を労った。
体力的にも精神的にもいい経験となりました。
これで2018年も終わりました。
2019年もこれらに懲りず、またよろしくお願いいたします。
今回の山行は自分の山の中でワースト3に入る不甲斐なさでした。まずは装備面のスキーアイゼンの適合ミス。別の板のものを持ってきてしまった・・・氷化斜面でアイゼンに変更したがズボッて体力だけを消耗して、烈風で低体温症気味。一歩を出すのがやっとの状態で山頂着。GPSのニッケル水素電池が放電気味で途中で電池ダウン。j自分自身もあんパン食べてもハンガーノックの状態が治まらず、全身虚脱気味になってきた。あんパンを食べる時も飲み込めない。ポットの紅茶で無理矢理流し込む。完全な脱水・低ナトリウム血症だったのかもしれない。そして滑走・・・足が攣ってしまいまともに滑れない。最後の樹林で体が動かなくなり、進めず。頭が混乱していつも持っている塩飴や芍薬甘草湯なども飲まずゾンビ状態になってしまった。一瞬ビバークするか真剣に迷ったが、銀シートで-15度は耐えられなだろうしここからでは携帯圏外。他のメンバーにも迷惑をかける。GPSも無く、トレースを探すのに始終した。暗くなってヘッドライトで樹林を進むが体がまっすぐ進まない。何度かコケた・・シール歩行に変更したが今度は片方のシールが完全に凍り付いてしまった。片足シールで進む。国道に出たのが5:30分で既に真っ暗。しかしここからは国道滑走なので、生命的な危機は脱した。後は携帯の通じる場所まで進むが、やはり足が攣ってしまいまともに滑れなかった。
兎にも角にもだらしない山行だった。こんなことを続けていると命まで失いかねない。基礎体力の問題か?加齢か?集中力が無いのか・・・すべてのバランスが崩れているような気がした。
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