入道ヶ岳:冬(宮妻新道〜奥の谷(イワクラ谷)
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 735m
- 下り
- 726m
コースタイム
奥ノ院(9:00/9:15)〜仏岩(磐座)(10:10/10:20)〜
イワクラ尾根・奥の谷(沢)分岐(10:30/10:40)〜奥の谷中流部・岩場(11:00)〜奥の谷登山口(11:20/11:50)〜駐車位置(12:30)
天候 | どんよりとした曇りで絶えず小雪が舞う 但し午後から回復 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道路の凍結等は全く問題無し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宮妻新道の尾根筋に雪は無し。 イワクラ尾根のザレ道は凍結。 好天気で残った雪が凍結状態になり、アイゼンを使用。 |
写真
感想
昨年、紅葉の時期に初めて下ったイワクラ谷(奥の谷)。
イワクラ尾根から短時間に宮妻に下れて、紛らわしい谷も無くエスケープルートにも最適。
雪の時期はどうだろう、確かめたい。
内部川の流れを2本越えて右岸をわずかに戻り、ケルンの脇から山腹に取付く。
何処も取付きはきつい登りだ。
山腹のからみから、やがて谷を横切り右へ回り込むようになると南に延びる尾根に乗る。
下生えの無い歩きやすいが、きつい傾斜の尾根が続く。
しばらくすると尾根が広がり馬酔木の群落に先を遮られる。
左手の馬酔木のトンネルを抜けて迂回すると左手・東側が開けて五合目の指標に出る。
ここで目の前の斜面を悠然と上がってゆく鹿を見かける。
馬酔木の群落を迂回し終えると、再び木の根を踏む痩せ尾根になるが、わずかに傾斜は緩んでくる。
やがて西〜北側の展望が開けてくるが、
分厚い雲に覆われて視界は最悪だ。おまけに西風が強く、小雪が舞い続ける。
高度も上げてきたが、今日の尾根に雪は全く無い。
しばらくして、尾根が丸みを帯び再び馬酔木の群落をくぐると、足元に笹が現れ頂上も近いと教えてくれる。
笹の海と馬酔木が茂る斜面を登ると、右から林道コースを併せ頂上部の笹原に出る。
左に折れ、北尾根コースを併せ、奥宮分岐になると北の頭に出る。
周囲の馬酔木は全てが南に傾斜して、絶えず強い北風が吹き付ける事を示している。
入道ヶ岳名物の馬酔木の間をぬって広い山頂の入道ヶ岳に出る。
相変わらず強風が吹き付ける山頂で長居はできない。展望も無いので早速奥ノ院へ向かう。
笹の原(池ノ谷分岐)から馬酔木を抜けて祠に着くと、やっと風が遮られる。
小雪の舞う中で、行動食を腹に収めて祠の裏から北西に延びるイワクラ尾根に入る。
すぐに左右が切れ落ちた尾根になり、凍ったザレ状の痩せ尾根のアップダウンが続く。
行く手を遮る岩場は左から捲き、しばらくすると尾根下を右からの捲き道で行くと、やがてピーク(874m)に出る。重ね岩のピークだ。
右には仏岩の頭頂部が見られる。さらに小さなピークに出て尾根のシンボル・仏岩の脇に出る。(椿大社奥ノ院と言われる磐座だ。)
じっくりと眺めてコルまで下ると、イワクラ谷分岐になる。
時間も早いので水沢峠まで行こうかと迷ったが、天気も悪いので予定通りイワクラ谷を下ることにして、小休止する。
明るさの全くない空から絶えず小雪が舞っている。
分岐を右折して、北へ谷を下る。
広い谷底のやや左寄りを沢に忠実に下り、しばらくすると、沢水が顔を出す。
時々現れるケルンや、枝のテープを確認しながら行くと岩小舎の谷底になり、小さな河原になる。
ここで右岸へ移って間もなく、右に堰堤を見送る。そろそろ下流も近い。
流れに架かる小滝を見たら左岸に渡り、傾斜のゆるやかな小広い河原で右岸へ移ると
すぐ先に堰堤が見えるので、左から流入する支沢を横切って堰堤を左から越えると
広い河原で林道に出て、奥の沢(谷)登山口となる。
相変わらず小雪は舞っているが、時間も早いので石に腰を降ろしてゆっくり昼食タイムを過ごす。
イワクラ谷は紛らわしい枝谷も無く、急な谷でもなく、水も得られる。
上流で広がる谷底、尾根に上がる辺りの急斜面を慎重に行けば、四季を通じて
エスケープルートに使えそうだ。
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