トレース泥棒の贖罪はカニラッセル・おいの水谷から護摩堂山


- GPS
- 03:28
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 494m
- 下り
- 501m
コースタイム
天候 | 曇り 小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨晩の間に谷トンネルのあたりで積雪が60cmも増え、本日は激ラッセル間違いなし・・・ということで久しぶりにおいの水谷から護摩堂山に行くことにしました。最近変なルートからばっかり行ってましたので新鮮です。
さて駐車地の除雪のことを考えてゆっくりスタートするも、おいの水谷の駐車地は除雪が少しだけで3台ですでに満車。仕方がないので定番の少し上の駐車地に入ってそこから国道を歩きます。まあ数分の我慢です。
予想通りですがルートには深い深いトレースがバッチリ。うーん、こんなにあっさりトレース使わせてもらっていいのかな?と思いつつも使えるものは車でもバスでもケーブルカーでもリフトでも自転車でもトレースでも使いましょう。深い溝に入ったようにトレース泥棒の悪行に手を染めて、いや足を染めてしまいます(笑)
普段もふもふやってますからトレース使ってもガンガン登ります。ほどなくして少し前にスタートされた二人組を追い抜かせていただきます。途中マイショートカットルートの部分だけはトレースを外してラッセルしました。これくらいラッセルしないとバチが当たりそうで。
その先のハードラッセル先行者の方には追いつかないと思っていたら上から滑走されてくる方が。何度かお目にかかったお顔。ラッセルのお礼をしたら自分ではなくて上に二人いるよと。ふふふ、トレース盗んで早速滑るとは御主中々の悪よのぉ〜とは思っていません。少し会話して上を目指します。
すると林道最上部のところでラッセル隊2名の方々が滑走準備されてました。護摩堂山頂方面は滑走はいまいちなのでここから滑るとのこと。トレースはここで終了です。しばらく会話させていただいていざ山頂にトレースを伸ばします。
伸ばしますとは言ったものの深い。股に届く新雪が股間を刺激する〜なんてことはありませんが、スキーが沈んで上に出てきません。斜度を強くすると逆にどんどん板が沈むので、斜度緩め、口元も緩め、お尻も緩めでベンチレーション解放〜ってモノホンの変態になってしまいそうです。
股ラッセルの自撮りをしたりしていると追い抜かした二人組が追いついて来ました。早っ!、というか私が遅っ!、です。せっかくなのでラッセル交代していただきます。この深い雪に往生します。先頭でなければなんて楽な。暇なので飲み物飲んだり写真撮ったり余裕だらけです。でも先頭が回ってくれば全力でラッセルします。足は目一杯大股、出力全開。5分くらいでへばってきますからすぐに交代です。
何度か3人でラッセルを回し、無事に護摩堂山の山頂に到着しました。にわかラッセルパーティーのお二方はお昼にしてから下山。私は即下山なのでシールを剥がすのは少し戻った起伏のところでやります。そこから滑走〜といってもところどころ緩い登りの起伏があり、都度カニラッセルでないと登れません。そして登ってきた薮の急斜面は避けて、右手にずれて谷筋を滑りますがちょっとずれすぎて、元々のルートからだいぶ外れてしまいました。戻ろうにも雪が深くて水平移動はラッセルで漕ぎが必要です。忍耐のトラバース、薮に阻まれれば禁断の滑走。このままおいの水谷側のルートを滑って帰ろうかと思いましたが、この雪の深さでは滑走ではなくラッセルになること間違いなく、カニラッセルを強いられますが頑張って登って元のルートに復帰しました。これ二番手ならもっと楽なのですが・・・
というわけで元のルートに戻ってからはトレースに乗れば快調にスピードが出ますから楽々です。急斜面があればパウダーと一緒に落ち、スピードが落ちればまたトレースに戻るを繰り返します。途中単独の山スキーヤーが2名登って来られてました。
無事に滑走を終えれば駐車地までの歩きがありますが、それほど遠くはありません。カニラッセルに比べれば楽なもんです。
山スキーはシールを剥がしてしまうと水平移動や登りは苦手です。なのでついつい下に下にと滑ってしまって、とんでもない沢筋に出てしまったり、地獄のような登り返しを強いられることがあります。この下に行く誘惑、もしこの下に罠があってそのまま抜け出せない時にどうするかということを考え、その後の試練を過去の痛い経験からリアルに想像し、我慢して登り返せるかどうかが山スキーヤーにとっては重要な一つのスキルだと思います。山スキーをすれば物事を正確に客観的にかつ安全側に判断し、そして我慢強さを兼ね備えるためのトレーニングになるでしょう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
momochannさん、お疲れ様です。
昨日、先頭で登ってたkorokozoです。
僕等はあの後、オジサンに続いて滑り下りましたが、斜度が緩むと全然滑らず一旦トーレースに戻り、スピードが乗ると、またトレースを外れて急斜面を滑り降りながら下山しました。
早朝、駐車場に着いた時は、手で握っても締まらないふわふわの軽い雪でしたが、登ってる途中で重い雪に変わってました(>_<)
でも、膝上ラッセルや腰パウできたので良しとしましょう!
また福井の山でお会いしたら声掛けさせてもらいますね!(^^
korokozoさん先日はお世話になりました〜激ラッセルありがとうございました
トレース泥棒の後の激ラッセルはきつかったです…まるで進まない(笑)
滑走にが新雪が多すぎましたね
土曜日はあそこまで多くなかったのでパウダー最高でしたが、天気がずっと雪で厳しかったです
こちらこそまた北陸で遭遇の際はよろしくお願いします!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する