光岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,193m
- 下り
- 2,207m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は整備されており、特に危険な箇所はない。 |
その他周辺情報 | 遠山郷かぐら温泉 |
写真
感想
会社の山岳部による夏合宿でした。当初、小渋川をさかのぼり2泊3日で赤石岳に登る予定でしたが、増水により進むことができず、急遽予定を変更し、1泊2日で光岳に登ることにしました。以下は山行報告からの抜粋です。
7月30日(土)
易老渡駐車場に到着すると、天候がいま一つのためか先客は10組程度。予想より少ない。易老岳への登りはひたすら登り続ける急な尾根で標高差は1470mある。4〜5時間の登りが予想されるがテント泊を前提にフル装備で挑む。以前登ったことがあるTを先頭にU、リーダーの順で進んで行く。3本目までは好調で1本毎に310m、420m、360mと高度を稼ぐ。時々晴れ間も覗く。しかし4本目からはTのペースが極端に乱れる。Uは好調なもののトップを変わる大胆さはないし、リーダーも共同装備をほぼ一人で引き受けたため足が全く伸びない。結局、4本目後の昼食の効果もなく、最後は牛歩のように易老岳に到着。コースタイムを縮めるには遠く及ばず、後から登ってきた3組に次々に抜かれる体たらくである。ここからは緩やかで長い下り。雨がちらつくようになったので雨具を装着し先を急ぐ。鞍部まで下りると約300mの登り返し。しかしU以外、全うな体力は残っておらず再び牛歩。その上、小屋手前15分の水場で水を補給する頃には土砂降りの雨となる。テントは諦め小屋に泊まれという天の救いの声であろうか。小屋に到着するとリーダーは迷わず主人に素泊まりは可能かと聞く。幸い客は少なくゆったりと泊まることができる上、自炊は大歓迎のこと。食事付きの客の合間を縫って食堂の使用も可能である。持ってきたビールと冷えたビールの交換もしてくれた。残念ながら消灯時間が早いので長居はできないが、それでも食事と反省会で2時間余りを食堂貸切でくつろぐ。19:45就寝。素泊まり\3000。
7月31日(日)
3:00起床。雨は降っていないが曇り空。食堂で朝食を済まし光岳と光石を目指す。トップをTで進むが足取りに回復は見られない。光岳での証拠写真は復路に残し、まずは光石へ到着。岩の上に登ると視界はほとんどないが、小屋の奥さんから聞いていた通りミヤマムラサキの花が咲いている。ここからは体力の一番残っているUを先頭にして残り2人を引っ張ることにする。光岳で記念撮影の後、小屋に戻り荷物をまとめて下山開始。主人夫婦への挨拶も忘れない。易老岳への登り返しでリーダー、Tは徐々に放されるが、下りで追いつくことを想定して、Uにはどんどん先に進ませる。想定通り易老渡への下りになるとUのペースは遅い。途中、リーダーが引っぱりながら下りを急ぐ。最後は雨が大降りになってきたので雨具を装着。膝の調子を崩したUに加えて、Tも両足にマメを作り最後は大幅にペースダウンしたが、何とか無事下山完了。大雨による林道の崩壊を懸念し、急いで荷物をしまい県道まで急ぐ。公共の遠山郷かぐら温泉で汗を流し、下山を急いだため食べそびれた昼食を済ませ帰路に就く。途中、渋滞により1時間半ほどロスしたが19時過ぎに新宿駅へ到着。各自家路を急ぐ。
≪総評≫
登山道は整備されており特に危険な箇所もなく、無事登頂することができた。テントを担ぎあげたものの大雨の中で設営する気力・体力は残っておらず、夏合宿の伝統であるテント山行は遂に途絶えてしまった。メンバーの若返りが図れていない現状において、今後、テント山行を継続するにしても、荷物の軽量化を図る等の方策が必要であるかもしれない。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する