静岡県南伊豆の薮山 南伊豆二十六夜山
- GPS
- 02:20
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 309m
- 下り
- 316m
コースタイム
12:00 吉田海岸
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
吉田海岸まで行きましたが駐車スペースには釣り人の車があり集落手前まで戻り路肩の少し広い所に駐車しました。 車道は狭くマイクロバスなどはユーターンは困難です。 吉田海岸のトイレの横には広い所がありましたが個人の土地なのか駐車場の標示がありませんので引き返しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の天気予報を鵜呑みにして今朝の空模様も見ず支度をして外に出ると小雨模様でした。 最悪の天気ならば次につなげる下見だけでもと思い、曇りのち晴れの予報を信じて車で家を出発しました。 国道136号線を自家用車で南下して行くと次第に雨は小降りになり、南伊豆町吉田に着く頃には雨は止みました。 とりあえず集落の人家の始まりの所で眼に留まった「吉田南伊豆歩道」の案内板に従い小さな沢沿いに登りました。 簡単な伊豆半島の登山地図しか持っておらず詳しい地形が解りません。 二十六夜山への登り口を探して約600m程登った所の道標近くで登れそうな所を探し歩道を行ったり来たりしました。 要約黄色いテープと踏み跡らしき場所を見つけ、おおざっぱですが山頂にコンパスを合わせテープを頼りに登りました。 ひと登りすると緩やかな勾配になりコルらしき所に着きました。 そこから勾配が急になりテープを探しながら藪漕ぎ状態で登り、短い時間でしたが何とか標高316.7mの二十六夜山山頂に着きました。 山頂は平らで樹木が生い茂り展望は無く、三等三角点と山頂標示がありました。 少し離れた横には石の階段と祠の土台とも想像できる、畳三畳ほどの広さの石の人工物の跡がありありました。 戻りはテープを頼りに下がり始めましたが数回見失い、赤いテープをたどると 昔の二十六夜山参道らしき道に当たりました。 登って来た方向からはずれてしまい、この道と赤いテープを信じて下がって行くことにしました。 分岐に当たり戸惑いましたが山頂で合わせたコンパスの方向を信じて、右手に下がると電柱の頭が見えてきて吉田集落への車道に出ました。 車で吉田集落へ入って来る時はきずきませんでしたが、二十六夜山への小さな道標が車道脇にありました。車道を下がり吉田海岸で昼食を採り白鳥神社を見て車に戻りました。 |
写真
感想
以前登山教室で吉田地区を訪れた時から「二十六夜山」と呼ばれる山名に興味があり、いつか登ってみようと思っていました。
近郷のマニアックな山岳会の人達が登っており、登り口には何か目印があると気楽に考えて出発しました。
尾根か沢から登っていると思い登り口を探すのが最初の仕事でした。
採りあえず吉田南伊豆歩道に登って行くと海が迫って覗くと下は断崖絶壁、地図を開いてみると付近に尾根が伸びているようでした。
何か目印がないか感をたよりに周辺を探し黄色いテープを発見、地図でおおまかな自分が居る位置を割り出し山頂にコンパスを合わせました。
目印のテープが無かったら小さい山ですが、獣道が入り乱れ踏み跡がはっきりせず山中に入る気はしませんでした。
登りは目標範囲が狭くなり何とか山頂に着きましたが、下りは裾が広がり少し方向を間違えるととんでもない所へ行って終います。
案の定テープを見失い同じ道を戻ることはできませんでした。
二十六夜信仰
旧暦1月26日7月26日の明け方03時ごろ下弦の三日月を拝む風習
月の光の中に弥陀、観音、勢至の三尊が浮かぶと言われているそうです
南伊豆二十六夜山山頂付近には石段や祠などが建てられて居たと思われる石の跡がありました。
石積みや、ノミで四角に加工した石もありました。
下山の時に下がった道は昔の二十六夜山参道ではないでしょうか?
下山中は緊張していましたので考える余裕はありませんでしたが、あとで地図を見ると分岐に出た所は峠と思われます。
そして吉田への道は細く妻良(めら)地区へ向かう道の方が広く本道のようでしたので、二十六夜山との関係は妻良地区の方が深いと思います。
山頂まで道を切り開いて石を刻み祠を建るには相当の人工と財力を必要としたでしょう。
吉田地区の数軒の集落で造るのは無理と思われ、人口が多く風待ち港としてで栄えたと言われる妻良地区の人達や船で港に入った信者の手で作られたと想像してみました。
白鳥神社
日本武尊と弟橘姫命を祀り航海安全の神と安産の神
安産をお祈りして無事に子供が生まれると小穴を開けたひしゃくと麻ひもを持ってお礼参りをする風習があったようです。
底が抜け水が漏ると子供が生まれるとをかけたのでしょうか、数個の穴の開いた柄杓が白鳥神社の入口の戸に飾られてありました。
麻ひもはなんでしょう「へそのう」親子の絆でしょうか?
白鳥神社のビャクシン(いぶき)
幹の太さ約4m樹高約10m樹齢約800年
昭和42年静岡県天然記念物に指定されています
長年に渡り西風に耐えて生きてきた幹は力強さがありまだまだ樹勢は旺盛でした。
コメント
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yosi-yamaさんこんばんは〜
お疲れさまでした
二十六夜山の山名への興味、単独での登頂
登山口を探してからの登頂・・等、山行記録を見て
「凄いなぁ〜」と感心するばかりです
白鳥神社のビャクシンの樹齢約800年の古木も凄いです!
コメントありがとうございます
短時間の薮漕ぎでしたが不安で緊張しました
コンパスは役にたちました
これからもよろしくお願いします
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