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記録ID: 172408
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無雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張

夕張山地の山(2) 芦別岳

2006年07月31日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:10
距離
12.8km
登り
1,530m
下り
1,512m

コースタイム

7:00芦別岳登山口-10:20-30半面山-11:20雲峰山-12:10-40芦別岳山頂-13:10雲峰山-14:00半面山-16:10登山口
天候 曇りときどき晴れ、一時 霧
過去天気図(気象庁) 2006年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車 飛行機
・富良野からのアクセス;富良野町ー(レンタカー)-芦別山登山口
・登山口は、「太陽の里」という公園状になっており、駐車場あり。

・帰路;富良野町-(レンタカー)-千歳空港-(飛行機)-大阪-(JR)-四国(新居浜)
コース状況/
危険箇所等
道はだいたい良好。上部は少し雨裂で登山道が崩れかけている場所もあった。
登山口に登山ポストと標識あり。
芦別岳登山口より登山開始、朝のうちは晴れ間もあり、山頂付近が木陰から望めた
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
芦別岳登山口より登山開始、朝のうちは晴れ間もあり、山頂付近が木陰から望めた
途中、半面山の先から見上げる、雲峰山。山頂はまだまだ遠い。
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
途中、半面山の先から見上げる、雲峰山。山頂はまだまだ遠い。
ヨツバシオガマ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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ヨツバシオガマ
ウメバチソウ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
ウメバチソウ
青空と雲がせめぎ合う稜線
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
青空と雲がせめぎ合う稜線
エゾヒメクワガタ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
エゾヒメクワガタ
ハクサンボウフウ(白いセリ科の花)、テガタチドリ(手前の紫色の花)、シナノキンバイ(黄色)のお花畑
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
ハクサンボウフウ(白いセリ科の花)、テガタチドリ(手前の紫色の花)、シナノキンバイ(黄色)のお花畑
山頂近くの草原はお花畑状になっており、霧の中でも花を楽しめた
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
山頂近くの草原はお花畑状になっており、霧の中でも花を楽しめた
芦別岳山頂に到着。岩陰に咲くチシマギキョウ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
芦別岳山頂に到着。岩陰に咲くチシマギキョウ
芦別岳山頂よりの眺め、雲が湧いて視界はあまり良くない
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
芦別岳山頂よりの眺め、雲が湧いて視界はあまり良くない
芦別岳山頂にて、ユキバヒゴダイ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
芦別岳山頂にて、ユキバヒゴダイ
芦別岳北尾根を望む、険しい稜線だ
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
芦別岳北尾根を望む、険しい稜線だ
深く切れ込んだ谷(ユーフレ谷)を覗き込むと、雪渓が残っている
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
深く切れ込んだ谷(ユーフレ谷)を覗き込むと、雪渓が残っている
芦別岳山頂より、屏風岩を望む
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
芦別岳山頂より、屏風岩を望む
下りの雲峰山より、芦別岳山頂を振り返る
2012年03月03日 13:39撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:39
下りの雲峰山より、芦別岳山頂を振り返る
下山して、「太陽の里」のラベンダー畑と、逆光にうっすら見える芦別岳
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:40
下山して、「太陽の里」のラベンダー畑と、逆光にうっすら見える芦別岳
連泊した、富良野の小さい宿「フェニックス」
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:40
連泊した、富良野の小さい宿「フェニックス」
(翌日)富良野盆地から遠望する芦別岳
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:40
(翌日)富良野盆地から遠望する芦別岳
[おまけ] 翌日の富良野、ラベンダー園の観光(富田ファーム)
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:40
[おまけ] 翌日の富良野、ラベンダー園の観光(富田ファーム)
[おまけ]ラベンダー畑を前景として、富良野岳連山を望む。中央もっとも高いのが富良野岳、その左に、十勝岳、美瑛岳、オプタテシケと続く
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:40
[おまけ]ラベンダー畑を前景として、富良野岳連山を望む。中央もっとも高いのが富良野岳、その左に、十勝岳、美瑛岳、オプタテシケと続く
[おまけ]ラベンダー畑の風景
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:40
[おまけ]ラベンダー畑の風景
[おまけ]富田ファーム、彩りの園
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
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[おまけ]富田ファーム、彩りの園
[おまけ]富田ファーム、彩りの園
2012年03月03日 13:40撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/3 13:40
[おまけ]富田ファーム、彩りの園

感想

【山行No 342(2)】

※ 前日の夕張岳登山に引き続き、今日は同じ夕張山地の名峰、芦別岳を目指す。


7月31日(月)
・朝、富良野町の宿で目を覚ますと、外は、北国の青空が広がっている。
 登山には問題ない天気だ。
・富良野の宿を6時に出発。途中のコンビニで食糧を仕入れる。
 芦別岳の登山口へと車を走らせるが、富良野盆地の上空は良く晴れているのに、
 目指す芦別岳の方面は、低い雲がまとわりついている。雲が消えてくれるといいのだが...

6:40-7:00 芦別岳登山口(山部);標高=320m、気温=20℃。
 ・登山口周辺は、「太陽の里」という名の公園状になっていて立派な駐車場も完備している。
  すでに10台くらい、車がある。
  昨日の夕張岳は水が足らなくて後半ばてたので、今日は水分を1.5L持っていくことにする。
 ・登山口には標識と登山ポストあり。
  最初は急登で、のち緩やかになる。広葉樹と針葉樹が混じった、北海道らしい樹相だ。
  北海道の森特有の甘い香りがする。
 ・単調な登りが続くが、足元には花がチラホラ咲いている。
  クワガタソウ、ツルリンドウ、オニシモツケなど。
9:30-40 ウグイス谷分岐(標高=1110m)
 ・ここからも相変わらず単調な登りが続く。山の上部を覆っていた雲はなかなか取れず、途中より雲の中に入る。
 ・ところどころ、岩が出てきた。ごつごつした感じ。石灰岩だろうか?
10:20-30 半面山(標高=1397m)
 ・ここでだいたい半分強は登った感じ。
  名前がついているピークにしてはパッとしない鈍頂だった。
 ・半面山を越えると、樹相が変化し、灌木と笹原の道となった。
  それに応じ、花もいろいろ出てきた。
  ウサギギク(多い)、ハクサンボウフウ、ウメバチソウ、ヨツバシオガマ、
  エゾシオガマ、シナノキンバイ、ハイオトギリなどを見かけた。
 ・花は多いが、道は少し歩きにくくなってきた。
  グズグズに崩れた土と石ころ混じりの道で、本来の登山道は深い雨裂になっており、その脇を登ってゆく感じ。
11:20-30 雲峰山(標高=1590m)
 ・ようやく8合目相当するこのピークに到着。
  あいにくと雲が周りを覆っていて展望はない。
  ちょっと前にこのピークに着いた人がいて、話を聞くと、先ほどまで展望があり、
  トムラウシや十勝連峰が見えていたとのこと。残念だ。
 ・このピークからいったん下り、再び頂上へのジグザグの急登となる。
 ・まわりは草原地帯となり、お花畑状態となっていて目を楽しませてくれる。
  チシマフウロ、ウサギギク、アキノキリンソウ、アザミ類、オトギリソウ、
  ミヤマキンバイ、モミジカラマツ、ミヤマゼンコ、ハクサンチドリ、
  イワオオギ、チングルマ、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウなど、
  この周辺だけで、15種類ほどの花を見ることができた。

12:10-40 芦別岳山頂(標高=1725m、気温=28℃)
 ・5時間かけてようやく山頂に到着!さすがに、疲れたな、という感じ。
 ・岩のごつごつした山頂部で、展望は周りを雲に覆われて、あまりよくはない。
  
  ちょうど昼時なので、サンドイッチで昼食とし、のんびりする。
  山頂には2人しかおらす、その二人も早々に下って行ったので、自分一人だけの静かな山頂だ。
 ・山頂部の岩陰には、チシマギキョウ、ユキバヒゴダイなどパラパラと咲いている。

 ・下りは同じ道を下る。途中で上空にサシバを見かけた。
13:10-20 雲峰山
 ・この付近でようやく雲が切れ始め、先ほど登頂した芦別岳の山頂部も見えてきた。
  また北尾根の険しい姿や、その下の深い谷(ユーフレ谷)が印象に残った。
  遠方に目を移すと、富良野盆地を間に挟んで、はるかに遠く雲海の上に大雪山がうっすらと見えていた。
14:00 半面山
 ・木々の間から下界がぼんやり見えるが、まだ標高差で1000mもあると思うと、道のりは長い。
14:30 ウグイス谷分岐
 ・樹林帯の中を淡々と下る。鳥の声がチラホラ聞こえる。
  センダイムシクイ、コゲラ、それにアオバトのちょっと不気味なアオー、アオーとなく声も聞こえた。
 ・延々と続く下りに、だいぶ体力も限界に近づいたのか、足ががくがくになってきてペースが上がらない。

16:10-20 芦別岳登山口着
 ・夕方近くになったがようやく到着。ヤレヤレ、標高差=1400mの往復は、
  自分にとってはいっぱいいっぱいの感じだ。
  今日の登山者は、全部で10名足らずだったが、平日にわざわざ登る人たちだけあって、皆さん足が速い。
 ・登山口から少し行った、「太陽の里」のラベンダー畑から、登頂した芦別岳の山頂部が良く見えた。ともかく高くて遠い峰だ。

17:00 富良野町着
 ・自分としても頑張った山、展望はあまり良くなかったが、ともかく登頂できて良かった。
  ということで、宿に着くと早速ビールで祝杯。
  そして風呂に入った後の夕食でもビールを飲み、食事もたらふく食べて、満足した。
 ・昨日に続き今日も、この宿に泊まっているのは、台湾(?)からの外国系の観光客だけで、登山者は自分一人のみ。

8月1日(火)
 ・目的の夕張岳と芦別岳の登頂は果たし、今日は移動日だが、
  せっかくなので、午前中は富良野の観光ということにした。

 ・宿の人に勧められたので、中富良野のファーム富田というラベンダー園による。
  山と違ってここは観光客で大賑わい。どおりで、宿の予約が難しかったはずだ。
  あまり期待してはいなかったが、予想外に美しいラベンダー園だった。
  園のある丘からは、遠く、富良野岳から十勝岳、美瑛岳、オプタテシケ、
  はるかに大雪山までも望め、展望も素晴らしい。
  また、昨日は平野部から良く望めなかった芦別岳もくっきり見え、
  なかなか高く険しい姿を見せてくれていた。

 ・その後、千歳への帰り道の途中、三笠市の博物館にも寄る。
  エゾ層群(白亜紀)から出たアンモナイトが、圧倒されるほどたくさん展示されていて、これはこれでなかなか面白った。

 ・14時過ぎに千歳に到着。夕方の便で千歳から伊丹に向かい、暑い大阪に到着。
  あとはJRにて四国(新居浜)に戻り、充実した3泊4日の山旅が終わった。

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