記録ID: 1727017
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雪山ハイキング
甲信越
甲武信ヶ岳
2019年02月10日(日) [日帰り]
埼玉県
山梨県
長野県
ojh
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 08:18
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,650m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:16
距離 16.7km
登り 1,674m
下り 1,665m
14:33
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 帰路、”やまなしフルーツ温泉ぷくぷく”に立ち寄り。ファミリー向けの立ち寄り温泉ですが、なかなか楽しめます。 |
写真
道の駅みとみからスタート。まだあたりは薄暗い。2013年3月3日、2,067m付近で新雪とシャクナゲに阻まれ敗退してから、遠のいていた冬の甲武信ヶ岳に再挑戦。前回は一人、今回はSutakorasasa氏が一緒で心強い。
1
2/10 6:14
道の駅みとみからスタート。まだあたりは薄暗い。2013年3月3日、2,067m付近で新雪とシャクナゲに阻まれ敗退してから、遠のいていた冬の甲武信ヶ岳に再挑戦。前回は一人、今回はSutakorasasa氏が一緒で心強い。
あのへんに行く。雪はしっかりついているみたい。山頂付近に強い風が吹いている雰囲気を感じる。
登山ゲート。やや追い風。二人で会話しながらも、結構な速足で登山口へ向かう。天気は良さそう。
再挑戦開始。以前にはなかった立派な看板が目印。ここまで来て周囲はすっかり明るくなり、ヘッデン装着も意味なし。足元は凍っているので、しっかりしている。
2/10 6:43
再挑戦開始。以前にはなかった立派な看板が目印。ここまで来て周囲はすっかり明るくなり、ヘッデン装着も意味なし。足元は凍っているので、しっかりしている。
再挑戦開始。以前にはなかった立派な看板が目印。ここまで来て周囲はすっかり明るくなり、ヘッデン装着も意味なし。足元は凍っているので、しっかりしている。日が差してきた。今日は予想通り、冬晴れとなりそう。
2/10 7:13
再挑戦開始。以前にはなかった立派な看板が目印。ここまで来て周囲はすっかり明るくなり、ヘッデン装着も意味なし。足元は凍っているので、しっかりしている。日が差してきた。今日は予想通り、冬晴れとなりそう。
先行するトレース三人、Sutakora氏を除けば二人。かなり早くに入られたのだろうか。最強寒波と南岸低気圧でもう少し雪がついていることを期待してたのだが・・・。2/10 7:25
先行するトレース三人、Sutakora氏を除けば二人。かなり早くに入られたのだろうか。最強寒波と南岸低気圧でもう少し雪がついていることを期待してたのだが・・・。
徐々に高度を上げていくと、ついにシャクナゲ登場。嫌ぁな記憶がよみがえる。シャクナゲトンネル、登山路の左右から覆いかぶさるように生えている。この雪の深さならなんてことないが、あと1メートル深くなると上ほうでザックが引っかかったわけで。あの日はここを匍匐前進で進むしかなく。100メートル前進するのに1時間を費やし、装備も不十分だったので、溶けた雪が服の中に染み込んでびしょびしょ。冬山では何が起こるかわからない、安全に楽しむならしっかりした装備を持たねばならないと思ったのも、この時。今思うと、かなり無謀なことをしていた。
2/10 7:54
徐々に高度を上げていくと、ついにシャクナゲ登場。嫌ぁな記憶がよみがえる。シャクナゲトンネル、登山路の左右から覆いかぶさるように生えている。この雪の深さならなんてことないが、あと1メートル深くなると上ほうでザックが引っかかったわけで。あの日はここを匍匐前進で進むしかなく。100メートル前進するのに1時間を費やし、装備も不十分だったので、溶けた雪が服の中に染み込んでびしょびしょ。冬山では何が起こるかわからない、安全に楽しむならしっかりした装備を持たねばならないと思ったのも、この時。今思うと、かなり無謀なことをしていた。
そしてこの辺りで、撤退を決断したんだな。今日と違って薄曇りの空からは、断続的に雪が落ちてきて。今のように時間単位での天気予報もなく、もしちょっとでも悪いほうに転機が傾けば撤退すら危ういと判断。登山って甘くないなぁ、と。
2/10 8:48
そしてこの辺りで、撤退を決断したんだな。今日と違って薄曇りの空からは、断続的に雪が落ちてきて。今のように時間単位での天気予報もなく、もしちょっとでも悪いほうに転機が傾けば撤退すら危ういと判断。登山って甘くないなぁ、と。
そんなことを思い出しながら、今日はあっさりと前回の撤退ポイントを通過。そして雪も深くなってきたので、チェーンスパイクからアイゼンに履き替える。
2/10 9:02
そんなことを思い出しながら、今日はあっさりと前回の撤退ポイントを通過。そして雪も深くなってきたので、チェーンスパイクからアイゼンに履き替える。
真っ青の空と雪化粧をまとった木々のコントラストが美しい。ふと息をつくと、美しい景色に囲まれて。アイゼンを履いた脚はさらにきつくなって、呼吸も苦しい。簡単に前に進ませてもらえない。
2
2/10 9:35
真っ青の空と雪化粧をまとった木々のコントラストが美しい。ふと息をつくと、美しい景色に囲まれて。アイゼンを履いた脚はさらにきつくなって、呼吸も苦しい。簡単に前に進ませてもらえない。
今日初めてのNo.1（写真、傾いてしまった）。甲武信ヶ岳があまりメジャーじゃないのは、富士山が見えるポイントが少ないから、というのも一つの理由だったりするか？
6
2/10 9:47
今日初めてのNo.1（写真、傾いてしまった）。甲武信ヶ岳があまりメジャーじゃないのは、富士山が見えるポイントが少ないから、というのも一つの理由だったりするか？
稜線に出る。前回敗退ポイントからここまでの区間、ややきつめの勾配が延々と続く。Sutakora氏への事前情報として”傾斜自体は大したことないっす”と言っていた手前、下山後、”けっこうな勾配だったじゃない！？”とご指摘を受け反省。
2/10 10:03
稜線に出る。前回敗退ポイントからここまでの区間、ややきつめの勾配が延々と続く。Sutakora氏への事前情報として”傾斜自体は大したことないっす”と言っていた手前、下山後、”けっこうな勾配だったじゃない！？”とご指摘を受け反省。
木賊山、心の中で小さく”やった！”と叫ぶ。ここから甲武信ヶ岳はもうすぐ。稜線の起伏は大したことないものの、新雪が深く、小さなアップダウンが結構脚にきた。すごくきた。
1
2/10 10:16
木賊山、心の中で小さく”やった！”と叫ぶ。ここから甲武信ヶ岳はもうすぐ。稜線の起伏は大したことないものの、新雪が深く、小さなアップダウンが結構脚にきた。すごくきた。
甲武信小屋に降りてから、登り返す。頂上直前、にもう一度、No.1（また写真傾く）。この2か所くらいじゃなかろうか、甲武信のルートで富士山を拝めるのは。
3
2/10 10:45
甲武信小屋に降りてから、登り返す。頂上直前、にもう一度、No.1（また写真傾く）。この2か所くらいじゃなかろうか、甲武信のルートで富士山を拝めるのは。
風強し。でも予想より気温高く、思ったより寒くはない。空腹もあり、さっさと下山。甲武信山荘の風下・陽だまりで、ささっと昼食をとって先を急いだ。
4
2/10 10:50
風強し。でも予想より気温高く、思ったより寒くはない。空腹もあり、さっさと下山。甲武信山荘の風下・陽だまりで、ささっと昼食をとって先を急いだ。
木賊山への登り返し。降りるときに思っていた通り、雪深く、進むのが大変。時折、踏み抜くこともあり。でもまぁ、この辺が一番、雪山っぽくて楽しかった。
1
2/10 11:42
木賊山への登り返し。降りるときに思っていた通り、雪深く、進むのが大変。時折、踏み抜くこともあり。でもまぁ、この辺が一番、雪山っぽくて楽しかった。
今日も物凄い馬力で、トレースを刻む、Sutakora氏。力強い。
時折薄曇りも、終日綺麗に晴れた。足元以外に目を転じれば、美しい雪山の景色が。”冬型の気圧配置”には程度の差こそあれ、大外れがないので3月に雪山に行くよりも安心感がある、と勝手に思っている。
2/10 11:59
時折薄曇りも、終日綺麗に晴れた。足元以外に目を転じれば、美しい雪山の景色が。”冬型の気圧配置”には程度の差こそあれ、大外れがないので3月に雪山に行くよりも安心感がある、と勝手に思っている。
こんな景色でも、日向は暖かい。Sutakora氏もたまらず、温度調節。自分は上は夏用アンダー+雪山用なるも薄手の山シャツ、下は薄手のタイツ、と上下ハードシェルで一日過ごした。暑いときだけ、上のシェルを脱いだかな。汗をかきたくないので、ずいぶん薄着になってきた（もちろん、防寒装備もしっかり持ったうえで）。
1
2/10 12:01
こんな景色でも、日向は暖かい。Sutakora氏もたまらず、温度調節。自分は上は夏用アンダー+雪山用なるも薄手の山シャツ、下は薄手のタイツ、と上下ハードシェルで一日過ごした。暑いときだけ、上のシェルを脱いだかな。汗をかきたくないので、ずいぶん薄着になってきた（もちろん、防寒装備もしっかり持ったうえで）。
えびの尻尾。コース全体では強風にさらされることはほとんどないけれど、これはそのごくまれな場所。写真の右側は大きく崩れていて遮る木がなく、強風が吹きつける場所なのでしょう。この時は無風。
1
2/10 12:01
えびの尻尾。コース全体では強風にさらされることはほとんどないけれど、これはそのごくまれな場所。写真の右側は大きく崩れていて遮る木がなく、強風が吹きつける場所なのでしょう。この時は無風。
だいぶ高度を落としてきたので、チェーンスパイクへ換装。登りで頑張りすぎ、踏ん張りがきかなくなっている。くだりはより慎重に、と自分に言い聞かせる。
1
2/10 12:29
だいぶ高度を落としてきたので、チェーンスパイクへ換装。登りで頑張りすぎ、踏ん張りがきかなくなっている。くだりはより慎重に、と自分に言い聞かせる。
そして再びシャクナゲ地帯。試しに120�僂某�ばしたストックを置いてみる。そう、100�僂眄磴�あれば、このシャクナゲを突破するのは難しい。雪といえばしたばかりに目が行くが、上にも敵がいる、ことを知っておかねばならん、ということだろうか。
2/10 12:42
そして再びシャクナゲ地帯。試しに120�僂某�ばしたストックを置いてみる。そう、100�僂眄磴�あれば、このシャクナゲを突破するのは難しい。雪といえばしたばかりに目が行くが、上にも敵がいる、ことを知っておかねばならん、ということだろうか。
そうこうしてるうちに、暖かいところに降りてきた。日当たりの良いところは、すっかり夏道。でもところどころぬかるんでいて、気が抜けない。
2/10 13:31
そうこうしてるうちに、暖かいところに降りてきた。日当たりの良いところは、すっかり夏道。でもところどころぬかるんでいて、気が抜けない。
残雪が名残惜しい。 この辺に来ると、探さないと雪は見当たらない。
すると、何かの動物のような残雪を発見。そういえば前回この辺で、鹿の親子に会ったっけ。また会えたのかな？登山口ももうすぐのところ、心温まる。
2/10 14:00
すると、何かの動物のような残雪を発見。そういえば前回この辺で、鹿の親子に会ったっけ。また会えたのかな？登山口ももうすぐのところ、心温まる。
そして下山。前回の敗退から5年を経て、無事、登頂に成功。心の中では喜びいっぱい、でも距離長く、延々続く上りに心が何度も折れそうになり、とどめの山頂直下の新雪・・・でもこれ以上の満足感はない。
1
2/10 14:10
そして下山。前回の敗退から5年を経て、無事、登頂に成功。心の中では喜びいっぱい、でも距離長く、延々続く上りに心が何度も折れそうになり、とどめの山頂直下の新雪・・・でもこれ以上の満足感はない。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
半袖インナー
ハードシェル
タイツ
靴下
予備手袋
防寒着
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
チェーンスパイク
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
|
|---|---|
| 共同装備 |
小型デジタル無線
|
感想
雪山駆け出しのころ、無謀にも新雪に一人で挑み、撤退せざるを得なくなった思い出の山。その後経験を積み、再挑戦する機会に恵まれ、そして完登でき、大満足。終始リードしてくれた、Sutakora氏にも感謝、です。これからもより安全で奥深い山行を楽しみたいと思います。
でも、予想以上に深い山に体が悲鳴を上げてました。もっと体力をつけねばならない・・・グーたらな日々の生活を深く反省した次第。
しかしなんですね、記録をアップするの、とっても手間がかかります。
何とかなりませんかね、ヤマレコさん？
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