鴨沢〜雲取山ピストン


- GPS
- 06:34
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,663m
- 下り
- 1,663m
コースタイム
08:08 小袖乗越
????? リバーシブルグリッパー(モンベル)装着
(途中5分休憩)
09:18 堂所
????? 七ツ石山下分岐
10:09 ブナ坂
10:31 奥多摩小屋
10:54 小雲取山
11:11 雲取山(〜11:49)軽アイゼン(6本爪)装着
12:50 七ツ石山下分岐
13:08 堂所
(アイゼン外す5分)途中転倒、リバーシブルグリッパー装着
14:04 小袖乗越
14:21 鴨沢バス停着
(歩行時間5時間46分)個人の最速タイム
天候 | 曇り+濃霧 7時時点で小河内は0.6℃、最高気温は16時の2.0℃ 太陽が出ないのでそれほど汗もかかず、歩きやすい天気でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスは数本程度しかありません。帰りも同様なので気をつけてください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 ほぼ全て雪道です。全てトレースあり。 登山道をたどれば、雪が深いところはなく、足が埋まることもありません。 雪用のボトム(私はレインウェアで代用)、ロングスパッツ、軽アイゼン(6本で十分)があれば結構です。 ◆鴨沢〜小袖乗越 雪、凍結はなく、平常の道でした。 ◆小袖乗越〜堂所 雪があったりなかったり、凍結していたりパウダー状であったりと様々です。 私は小袖乗越から改めて登山道に入ったところからしばらく行ってリバーシブルグリッパーをつけました。 これはゴムで靴に固定するもので、雪面用と木道用の両面があります。 もちろん今日は雪面用でした。簡易的なスパイクのイメージです。 凍結して雪が硬い感じでしたので、うまく滑らずに登ることができました。 ◆堂所〜雲取山 ここはまとめます。堂所以降はほぼ全て雪道です。 七ツ石山下分岐までは所々雪がないところもあります。 分岐以降は雪が深くなりますが、むしろその方が歩きやすかったと思います。 アイゼンではないので奥多摩小屋からの急登がどうかと思いましたが、難なくこなしました。 結局登りはアイゼンをつけませんでした。その訳は前回の雲取山(2/5)をご参照ください。 ◆下り 今日は気温が上がりませんでしたので、雪が緩むことはありませんでした。 したがって、登りとほぼ同じイメージです。 下りだと凍結路で滑るのが怖かったので、アイゼンを装着しました。 やはりアイゼンのグリップ力は高いですね。 しかし、途中で早めにアイゼンを外したのが災いし、凍結路で一度派手に転倒しました。 再度リバーシブルグリッパーを装着してしのぎましたが、油断はできません。 |
写真
感想
雲取山は4回目、前回は2012年2月5日でした。
この時は登り3時間42分、下り2時間23分、合計6時間5分で歩きました。
今回は登り3時間19分、下り2時間27分、合計5時間46分で歩きました。
毎回記録を縮め、ついに6時間を切りました。
ちなみに一切走っていません。これは重要です。
今回は「狙ってやろう」と思っており、写真を最小限にしたのが良かったのでしょう(笑)
それに後述するとおり、食事のセットを忘れまして…その分軽かったと。
ただ1つだけ「作戦勝ち」と言えるものがありました。
それは「アイゼンを使わない」というものです。
アイゼンは重いので登りでは不利になると思っていました。
それに前回2月5日に行った際に左足に靴擦れを起こし、今シーズンはアイゼンを使いたくないのもありました。
雲取山は鴨沢から登れば基本的に道が良く、それほど傾斜もきつくありません。
ならば少々の雪でもリバーシブルグリッパーで何とかなるのではないかと考えました。
2月29日に雪が降ったので、リバーシブルグリッパーの効果を平地で試すことができました。
買ってから相当経つにもかかわらず、実は使ったことがなくてですね…
その時はビジネスシューズに装着したのですが、これで滑らずに歩けたのです。
「ならば山でも」ということです。元々登山道具なのですから。
最初から雪なのかと思いきや、前回凍結していた小袖乗越までの道はなんともありません。
さらに進んでも最初は泥濘が出てきたりして、とても雪が降ったとは思えませんでした。
「な〜んだ」と思ったら、すぐに凍結路が登場!いよいよここからだと思いました。
それでもしばらくは何もつけずに進んだのですが、やはり滑るので神経と体力を使います。
そこでリバーシブルグリッパーを装着しました。
少しは滑るのですが、ストックを併用すると概ね普通に歩けます。
「これなら」と思い、そのまま山頂まで歩いてしまいました。
相変わらずトレースがしっかりついていたのが良かったと思います。
今日は濃霧で全く展望がきかなかったので、却って歩くことに集中できました。
どこを見ても白いだけですから。まぁ歩くしかないのです。
写真はほとんど撮りませんでしたが、霧氷が実にきれいでした。
気持ちの上ではゆったり歩いていましたので、後半もペースが落ちませんでした。
奥多摩小屋からの急登をこんなに手応え良く歩けたのは初めてです。
記憶の限りでは、トレースを確認する以外には一度も立ち止まらなかったと思います。
記録のために一度山頂に立ち寄り、すぐに避難小屋に移動しました。
ところが…
あ、そばめしセットがない!
のです。冷蔵庫に忘れてきました。どうしようもありません(涙)
今日はそばめしを作ってバクバク食べようと思っていたのに…
実は調子が良ければ奥多摩駅まで歩こうかとも考えていたのに…
エネルギーの補給路をほぼ絶ってしまったので、奥多摩駅行きはなくなりました。
仕方なく行動食と饅頭を食べて糊口をしのぎました。
全然暖まれないので、仕方なくすぐに下りに入ることにしましたとさ。
下りはアイゼンを装着しました。前回下りは足が痛まなかったので。
今日の雪質だとガチっとはまる感じがあって気持ちよかったです。
ただエネルギー補給が万全ではなかったので、所々集中力を欠いてしまいました。
それでもほぼ立ち止まることなく堂所を過ぎ、雪がなくなったところでアイゼンをとりました。
ところがこれが大失敗。またしばらくすると凍結路が出てきたのです。
今日は気温が上がらなかったので、朝凍結していた道は溶けていなかった。
それでも滑りながら下りていたのですが、後から振り返れば最後の最後で転倒。
ちょっと派手に両足を滑らせてしまいました。
さらにその際に右腕を強く打ってしまい、またも内出血(涙)
ホーム滑落、靴擦れの傷跡がまだある状態でまたかあ〜
再度リバーシブルグリッパーを装着して立ち直るも、
一気にテンションが下がってしまいました…。
私には時々慎重さを欠く面があります。今日もそれが出ました。
おかげで下りは記録更新とはなりませんでしたが、それでもこの時間で歩いています。
まぁ脚力だけはついたなあと思います。
終わってからそう思ったら、「やはり今日も楽しかった!」と。
今日は4時起きで少々疲れました。帰りの電車では爆睡でした。
奥多摩駅までの30キロコースは雪解けの時期にとっておきます。
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