伊吹山(念願の一座)
- GPS
- 07:24
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,170m
- 下り
- 1,242m
コースタイム
天候 | 快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪質はザラメ。 トレース濃く程よくクラストもしているので、わかん不要。 6合目より上は、ピッケルとアイゼンはあったほうがいい。 |
写真
感想
4日に、知人の芝居が大阪であり、久しぶりに見に行こうと思ったもので、じゃあどうせなら、伊吹山も登ってしまおうと思った次第。
実は正月に登ろうと思っていて夏に下見もしたんですが、正月は登れずじまいだったのです。
前日は愛知の実家に戻り、翌日出発です。
家の車借りようかと思いましたが、用事があって貸せないということなので、電車で山に向かいます。
駅から見る伊吹山は、荘厳に美しい。
前日まで雨、翌日からも雨の予報。奇跡的に晴れた一日でした。
同じバスには10人ほどの登山者が。
登山口の神社で冬装備に整え、いざ出発!
しかし、しょっぱなから泥濘。ドロドロになります。
おまけにいい天気で、ものすごく暑い。
雪は2合目くらいから出てきますが、基本的にはザラメ雪。踏みぬきあり。すっかり春山の様相です。
3合目まで来ると、やっと伊吹山が全容をあらわし、ぐっとテンションが上がります。
そしてよく見ると、5合目から上の雪の急斜面に、たくさんの人がとりついているのが見えます。こわそ〜。
5合目の上で、アイゼンとピッケルの装備になって、この先の急斜面直登にのぞみます。
登っていくと、どんどん斜度がきつくなってきます。
振り返ると今までの行程や里の景色、琵琶湖などが見えて絶景なので、写真撮りまくりです。
が、7合目も過ぎたあたりでだんだん気がつき始めます。この高度感が怖い、と。
もともと高度感があるところは得意ではないんですが、意識してしまうともう大変です。
立ち止まることにも不安を覚えてしまう、このなかなかの斜度と、5合目まで何もなく見下ろせる雪の急斜面。
その中を数珠つながりで登る……、という恐怖。
少なくとも絶対スリップはだめです。後ろの人を巻き添えにしてしまう。
長い1時間半近い急斜面登りを終えると、やっと山頂平原に到着です。
雪はさほどではないですが、冬季伊吹山登頂はやってみたいことの一つだったので、感動はひとしおです。やった!
おまけにいい天気なので、ガスガスだった前回と違い、じっくりと山頂からの景色を堪能できます。
白い雪に包まれた山頂平原は、奇麗で、平らで、山頂にいることを忘れてしまいます。
しかし、下らねばなりません。
振り返ることも怖かった斜面を、下ります。
当初、帰りはシリセードで下る予定でしたが、あまりに斜面が急なので、滑らずに歩いて下ろうと思っていました。
しかし、歩いて下ろうとすると、斜面が急で、踏み込むとすごく沈み込むし、何より前につんのめって転倒しそう。
というわけで、シリセードで下ることにします。
最初は斜度がきついのですごいスピードが出ておっかなびっくりですが、ピッケルを使ったスピード調整のコツをつかむと、あとは一気に下山で楽しいばかり。
や〜、本当に楽しかった。
5合目付近でそりで降りてきた年配の男性がいたのですが、少年のような笑顔でした。いいな〜そういうの、って思いましたよ。
シリセードするためだけに登ってもいい! 伊吹山!!
グリセードで降りようとしている人もいて、なかなかすごかったです。
そして、往路で5合目付近から1時間以上かけて登った斜面は、シリセードでわずか15分で下山(登ってくる人との交錯を避けるための時間調整を含む)。すばらしい!!
ただ、もう春山の様相なんで雪が湿っていて、下の方では斜面があってもシリセードでは滑らなくなっていました。
そして2合目から下は雪が消え、ドロドロになりながら下山。
下山後は数分単位でバスに嫌われ、温泉に立ち寄りつつ、そして少し迷いつつ、歩いて長岡の駅まで戻りました。
しかし、久々の雪山、最高でした!
seizanryoさん こんばんは。
伊吹山って車で山頂まで行けて、もっともお手軽な百名山ってイメージでした。
なかなか手ごわそうな急登ですね。
ゲレンデみたいでシリセード、楽しそう。
天気も良いし、良い山行でしたね。
お疲れ様でした
伊吹山は、夏とは違って冬はなかなか手ごわいですよ。
……高度感苦手な人には。
驚いたのは、谷筋のルートが登山ルートだということ。
遠目に見て、ここ登るのかいな〜と思いました。
ま、左右に雪崩防止策やら雪庇防止柵やらありますが。
シリセードはすごい楽しかったです。
あっという間に下山!
ただ、初めはあまりの斜度に、本気で恐ろしかったです。
ピッケル持たずに滑り降りている人いっぱいいて、つわものだな〜と思いました。
houraikenさんも、ぜひ。
下山中は、ここ滑り降りるためだけにまた登りたいな、と本気で思いました。
こちらも青い空の雪山だったんですね
からも傾斜がきついのが良く分かりますよ
「すご〜い」と思わず声が出ちゃいました。
ソリの男性も楽しかったのでしょうネ!
seizanryoさんもシリセードしながらきっと か の顔だったと思います
>シリセードするためだけに登ってもいい! 伊吹山!!
う〜ん、私の心の中に響きますねぇ。私も雪山は下るのが なので
そうなんです、3日だけピンポイントで晴れました!
とても気持ちよかったですよ。
傾斜は、すごいことになってました。
「あ、やばい、今じぶん、こわいって思ってる……」って自覚していて、ゾクゾクしてました。
下りは、みんな子どもに還ることでしょう!!
私も絶対に な顔していたと思います。
ま、一番上のほうは な顔してたと思いますが。
雪がくさり気味なので、傾斜がゆるいとシリセードできないため、今ヒップそりの購入を検討中。
ま、傾斜きついところは、恐ろしくて絶対無理ですが。
伊吹山!!!
いいなあー行ってみたい山です。
冬は直登が多いのでしょうか?
予想外に大変そうだなーと思ってみてました。
でも、、やはり楽しそう。
>5合目付近でそりで降りてきた年配の男性がいたのですが、少年のような笑顔でした。いいな〜そういうの、って思いましたよ。
うーん、分かります!!!
すごく分かります!!!
伊吹山、いいですよ〜。
私は実家近くなんですが、関東から行くには大変ですが、いい山であることは間違いなしです。
第一、山容がかっこよすぎますから。
冬道の直登は尾根筋が多いと思うのですが、ここは谷筋のような気がします。おそらく、地形の関係でしょう。
夏道は、下から見て中心から右側の斜面にかけてジグザグに登りますが、右側斜面に雪崩防止柵があるところを見ると、雪崩が起きやすいところなのでしょう。
それを避けるために、直登になっているのだと思います。
ま、直登は直登で、楽しいですよ。自分でステップ決められるし。
下りは最初ビビりましたが、やっぱり最高に楽しかった!
少年のような笑顔、きらきらしていてさわやかでした。
はしゃいでしまいますよ、実際。
ま、この楽しさは、登らないと手に入らないのですが……。
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