宝剣岳北稜・フラッシュバックしたあの瞬間とトラウマ状態の自分
akanetouchan
体力度について
- GPS
- 04:04
- 距離
- 2.2km
- 登り
- 286m
- 下り
- 300m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
写真
気軽にこれるんです。
年パスの縛り？を感じる事も
ありますが、何より気軽に
来れるのはありがたいです。
毎度の事ですがすぐに出口側に行くと混んで
いるので、レストラン側で
ある程度の準備をしてから
出口側に行き、最終支度を
整えるようにしています。
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すぐに出口側に行くと混んで
いるので、レストラン側で
ある程度の準備をしてから
出口側に行き、最終支度を
整えるようにしています。
サギダルの雪の少なさを
感じますもんね。
仕方ないですね。
今日は平日って事も
ありますが、土曜でも
これに近い感じです。
今シーズン1回でも行けて
よかったです。
方やハーネスつけている
先行者もいる本日。
宝剣岳に行くのかな？
期待！！
だったらシェル脱げば
いいんだけど、30分程度
だから毎度のように雪で
水分補給しながら進みます。
今年は雪融けも早そう。
年々積雪期が短くなって
冬大好きな私は淋しい限り
です。
楽しまなくっちゃ！
約束された明日なんて
誰にもないですもんね
乗越直下のこの辺り。
今日は普通に神経使わず
登れます。
ここが開いてた例がないけど
無人なんだから開いてて
くれると強風の時なんか
助かるんだけどなぁ、、、
ピッケルを片付けてアイスバイルを準備し出発。
ただアイスバイルの刃は
もう研ぐには限界。。。
今季はもう終わりなので、
来期には刃を替えなくっちゃ
です。
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アイスバイルを準備し出発。
ただアイスバイルの刃は
もう研ぐには限界。。。
今季はもう終わりなので、
来期には刃を替えなくっちゃ
です。
けど誰の姿もないよ！
アイスバイル持ってた人や
ハーネス付けた人は？
いつも誰もいない宝剣岳。
リベンジできるかな？前爪、1本に変えなくても
いいかなぁ、、、
乗越までは前爪2本がいい
から、それから1本に変える
って現実的じゃないよね。
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前爪、1本に変えなくても
いいかなぁ、、、
乗越までは前爪2本がいい
から、それから1本に変える
って現実的じゃないよね。
でもどこにロープかける？
適度な岩が見当たらず、、
大した距離じゃないけど
先週滑落してる自分。
今日も全く緩んでいない
どころか先週以上にカチカチ
思い出してしまいます。
もう落ちたくない！！
何で今日もカチカチ
なんだよ〜
っていうか何でバイルの刃を
更新しないんだよ、、俺！！
もう刃を研ぐにも限界です。
きっと大丈夫だって！
そうそう落ちないって！
葛藤する自分。
先週同様かそれ以上に
蘇る先週の滑落の記憶。
戻ったりでかなり悩む。
というか拭い去れない
先週の記憶。
自分の中での滑落の記憶は全然大したことないって
思ってたけど、現場にくると
正直怖くなってきた。
どうしよう、、、、
こっちからやっぱり
行ってみる？？？
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全然大したことないって
思ってたけど、現場にくると
正直怖くなってきた。
どうしよう、、、、
こっちからやっぱり
行ってみる？？？
いや、、、こっちからだって
フリーじゃ落ちたらヤバイし
でもスリングを安全にかけら
れる場所なんてなさそうだし
何で俺スノーバー作らな
かったんだよ、、と後悔。
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こっちからだって
フリーじゃ落ちたらヤバイし
でもスリングを安全にかけら
れる場所なんてなさそうだし
何で俺スノーバー作らな
かったんだよ、、と後悔。
ベストな答えは出ない。
逆に今まで特にそこまで
滑落を意識していなかった
のが不思議なくらい。
ロープがあって落ちても大丈夫なんだけど
落ちたくはない！
でも落ちない保障はない
固定したスリング位置も
100％の信用はない。
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落ちても大丈夫なんだけど
落ちたくはない！
でも落ちない保障はない
固定したスリング位置も
100％の信用はない。
邪魔をして進めない自分。
落ちるイメージしか
出てこないよ、、俺
凍ってるんだよぉ、、、
って北斜面だから
仕方ないのか、、、
でも滑落の同じ場所にくるとどうにも滑落時の事が蘇る！
落ちたくない！
ロープも信じられん！
アイスバイルも怪しい
アイゼンの前爪も疑わしい
落ちたら止まる自信もないし
ロープがつながってても
落ちたくない、、、、、
自分も何もかも信じられない。
っていうか落ちるイメージしか
この現場では出てこない。
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どうにも滑落時の事が蘇る！
落ちたくない！
ロープも信じられん！
アイスバイルも怪しい
アイゼンの前爪も疑わしい
落ちたら止まる自信もないし
ロープがつながってても
落ちたくない、、、、、
自分も何もかも信じられない。
っていうか落ちるイメージしか
この現場では出てこない。
滑落現場より先に
進めませんでした。
精神的にお手上げです。
アイゼンの前爪から抜けて
滑落するイメージしか
出てこない自分。
行ってみようかとも
思ったけど今ひとつ
歩く気になれず、、
取れればいいんだけど、
そんなものないしなぁ、、
いいんだろうけど今更
ザックを降ろせないし
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
カラビナ各種
クイックドロー
スリング各種
ロープ（20ｍ・30ｍ）
アイスバイル
アイススクリュー
ゴーグル
自撮棒
スマホサブバッテリー
|
|---|---|
| 備考 | アイスバイルの刃が限界 |
感想
先週の滑落・撤退のリベンジをすべく
平日有休を取り（土曜は仕事・日曜は所要）
リベンジしにまた千畳敷へやってきました。
平日ながらも朝一番の菅ノ台からのバスは
そこそこの登山者。
またアイスバイル2本持ってきてる方や
ハーネスつけてる方も千畳敷で確認。
今日は宝剣岳は自分だけじゃないかもと
思いましたが、宝剣岳を目指すのは
やっぱり自分だけでした。
八丁坂から乗越浄土へ上がり、毎度の
駒ケ岳管理センター裏へ。
持参した珈琲を飲み、アイスバイルを
準備し、今回は更に持参したロープの
20mの方を首から下げていざ宝剣岳へ。
雪面は先週と同等かそれ以上の凍結。
こっちの北斜面は安全面からすると
ロープを固定しようとすると適度な
固定場所がなく、今シーズン手作り
しようと思っていたスノーバーを作って
いないことを後悔。
先週と同じラインがよさそうだったので
そのように先ずはフリー（ダブルアックス）
で進んでみるけど、滑落現場手前付近から
特にアイスッバーンもアイスバーン。
全然緩んでねーじゃんか、、ばっかやろう
って思いながら進もうとするが、先週の
自分の滑落がフラッシュバック。
戻ったり進んだりするも滑落現場までが
精一杯の自分。どうにもこうにも落ちる
イメージしか出てこない。
やっぱりフリーじゃダメだと首から下げてる
スリング、ロープを適当な岩にくくり、固定
して進んでいくが、滑落現場までくると
進めない。
ぞうにも先週の滑落が頭から離れず、アイゼン
の前爪が外れて滑落することしか思い浮かばず
進めない。雪面も凍結していて状況は先週と
同様かそれ以上。
ロープで一応固定しているから万一滑落し
停止出来なくても20m+αで止まれる予定。
でもそもそも滑落したくないし、固定している
ロープのスリングが外れない保障はない。
そんなことを考えながら進もうと挑戦するも
どうにもこうにも先週の滑落が頭から
離れない。離れないどころかフラッシュ
バックしてもうトラウマ状態だった。
結論的には滑落現場以降は進めず
情けない結果に。
言い訳材料はたくさんありますが
結局は先週の事が拭い去れませんでした。
リベンジ出来ずに残念です。
リベンジどころかトラウマ状態の自分に
がっかりでした。
ご覧頂き、どうもありがとうございました。
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akanetouchanさん こんばんは。
宝剣岳たいへんお疲れ様でした。
しっかしマジでカリッカリでしたね。
今年は雪が少なく昼間が暖かいのが
山を凍りつかせ危険度が増す原因です。
私が行った時、遭対の人から言われました。
今、日本で一番危険な山は中アだって。
トラウマというかフラッシュバックって
忘れようにも、どうしても思い出してしまいます。
私も赤石岳の登山口で熊と鉢合わせしてからというもの
どうしても映像が忘れられなくて。。
2回目行った時なんて、早々2回も合うはずないのに
笛を吹きながらダッシュした覚えがあります。
今回滑落はありましたが
それ以上に停止がお見事です。
木曽側の谷で止めれる人、中々いないと思いますよ
必ず止める！
そのイメージを優先させてみては如何ですか。
氷が解ける前に一緒に宝剣で遊びましょう。
rupmoさん こんばんは！
あの日の滑落時は特に恐怖というものを
感じずに済んだのですが、実際後日改めて
その現場に行くと相変わらずの凍結っぷり。
ロープを最初から使うつもりで準備を
していましたが、固定場所が、、、、、
今シーズンスノーバーを自作しようと
考えていたのですが、実現できず。
少し上がって鎖まで行けばそこで固定と
考えていましたが、そこは滑落場所の
向こう側。
仕方なしに適当な岩でロープ固定するも
信用おけないし、、、
どうにも前爪が抜けて滑り落ちるような
事ばかりが頭を駆け巡っていました。
もう少し北稜側に安心してロープ固定
できそうなところがあればと撤退の
言い訳です。
けれどもまだ諦めたわけではありません。
まだまだ必ず止める！までのメンタルが
出てきませんが、まずはそこからですよね。
まだ雪が残っているうちに再々チャレンジ
が間に合えば、、と考えています。
次はヘビメタでも聞きながら登ろうかと！！
o(･∀･)o
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