駟馳山(しちやま) 〜鳥取砂丘の東の端〜


- GPS
- 03:24
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 514m
- 下り
- 504m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆岩戸漁港→岩戸村内→駟馳山峠→登山口 一般道を歩きます。岩戸村内は車が1台しか通れない道幅の狭いところもあります。旧国道9号線駟馳山峠は歩道をあるきます。峠を越えたら左側に「駟馳山登山入り口」の標柱が見えます。 ◆登山口→駟馳山山頂 登山道として整備されていてコースは明瞭です。途中に標識はありませんが、適宜ロープが張られていて、それに沿って歩けば迷わずに山頂へ行くことができます。 ◆駟馳山山頂→中国自然歩道・駟馳山登山口 尾根を伝って北方向へ進みますが特に道はなく、踏み跡も不明瞭なので間違えて支尾根に入らないようにGPSで現在位置を確認しながら進みました。 ◆中国自然歩道・駟馳山登山口→岩戸漁港 遊歩道が整備されています。ただし、道がぬかるんでいるところがあるので、そこで滑らないように注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 海岸沿いを西へ向かうと、温水プールに隣接して温泉施設があります。 福部村砂丘温泉ふれあい会館 入浴料金は、大人560円/小学生 230円、湯船から日本海が見渡せます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー
ズボン
サポーティングタイツ
靴下
グローブ
帽子(防寒ニット)
靴
サブザック(15L)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶500mL)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
折畳鋸
手拭い
ティシューペーパー
|
---|---|
共同装備 |
ヘッドライトや折畳鋸は一応持って行きましたが使わずに済みました。
|
感想
駟馳山にはいつか登ってみたいと思っていた。
鳥取砂丘を東にまっすぐ進むと形の良い独立峰に突き当たる。それが駟馳山だ。駟馳山の南東を走る旧国道9号線駟馳山峠はそれほど急斜面でも曲がりくねっているわけでもないが、かつては冬になると道路が凍結して事故が多発する交通の難所だった。近年、その下にトンネルを掘ってバイパスが付けられ、地上の旧道は交通量がめっきり減ってしまった。けれども、福部のラッキョウ畑を散策したり、砂の美術館の辺りから砂丘へ出て海岸まで歩くと、東側にこの山が嫌でも目に入ってくる。駟馳山は鳥取砂丘の風景の一部なのだ。
そんなずっと気になっていた山ではあるのだが、いざ踏破しようとすると躊躇してしまう点が3つほどあった。
その1、国土地理院地図には登山道が記載されていない。現岩美町と福部町(旧岩美郡と福部村)の境界の線はあるが、そこに道があるかどうか定かでない。
その2、駟馳山の西~北の日本海に面している海岸線に沿って中国自然歩道があるのだが、崩落のため通行止めになっていて長らく復旧していない。だから、折角の山陰海岸ジオパークが半分までしか楽しめない、駟馳山を一周することもできない。
その3、距離が短い。10kmぐらいあれば自分の一日の山歩きとして適当なのだが、この山は登って下りるだけなら3kmぐらいだ。ついでに足を延ばすような所も無さそうで、何かちょっと中途半端。ちなみにこの山から南東へ続く立岩山や二上山(福部アルプスと呼ぶ人もある)は以前歩いたことがあるが(「二上山・立岩山 〜日本海へ向かう稜線を歩いてみる〜」https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1505414.html )、この駟馳山方向へ下りる道がなくて苦労した記憶がある。おまけに標高が低いので夏の暑い時期に登ってもさほど涼しくもないだろうな、と思ったり。
この日は仕事が休みがとれた。けれども夕方に用事があって一日がっつり山歩きするわけにもいかない、明日も仕事だし。そして山陰の冬には珍しく天気は良い。まさに、この日に駟馳山を歩けといわんばかりだ。ルートはヤマレコ先人の記録を参考にさせてもらった。発着は岩戸港とし、最初にウオーミングアップを兼ねて一般道を歩く、反時計回りのコースを選んだ。
天気も良く、爽やかなハイキングができた。木が茂っているので、頂上付近でもあまり周囲を広く見渡せるとことはないが、樹の隙間から鳥取砂丘方面、岩美町方面の海岸、そして立岩山方向の峰を臨むことができた。この日は二人の登山者と出会った。一人は私の少し前を歩いていたやや年配の男性、山頂付近で挨拶を交わした。もう一人は山頂で休憩しているときに海側から上ってきた40代ぐらい(?)の男性だ。平日なのに登山者と出会うとは、実はこの山、知る人ぞ知るトレッキングコースだったのかもしれない。距離が短いのは物足りないところだが、見方を変えれば昼間、ちょっと散歩がてら登る山としては手頃なのかもしれない。あまり気負わずに楽しむのにちょうど良い山なのだった。とりあえず登山道があることもわかったし、初心者にや体力に自信のない人にもお勧めできる山だ。これから砂丘に来るたび、国道9号線を東に進むたび、この日の山行きを思い出すことだろう。
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