谷川岳 東尾根
- GPS
- 08:22
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,425m
- 下り
- 1,412m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:16
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
個人装備 |
50mダブル1本
アルパインヌンチャク5本
スノーバー1本
120スリング3本
60スリング2本
|
---|
感想
数年前に悪天候によりシンセンのコル付近にて敗退を余儀なくされ、再訪を約束し下山した東尾根。 その時の約束を果たすべき谷川岳 東尾根に行ってきました。
早朝、一筋の明かりを頼りにベースプラザよりアプローチ開始。明瞭なトレースに導かれ一ノ倉沢出合へ足を進め出合にて日の出を迎えます。
闇の世界から一気に陽の光を浴びた一ノ倉沢は急峻な岩壁に雪をベットリ纏い圧巻の一言。 出合にて登攀準備を整え一ノ倉沢を詰め一ノ沢へ進路を変え高度を上げます。出だし緩い傾斜も徐々に傾斜を増しラッセルしながら、ひたすら直登に喘ぎシンセンのコルへ到着。 谷筋の登高とは一転、一気に視界が開け東尾根の登攀が始まります。
トポによれば直ぐに第二岩峰直下の短い雪壁とあるが、着雪は殆ど無く草付と岩がむき出しになった垂璧を乗り越す。短いが滑落は絶対許されなく本日の核心だった。
第2岩峰は右から巻き上部の雪壁へ取り付く。此処から雪稜登攀の醍醐味の始まりです。
心拍数を上げ、ダブルアックス、アイゼンを屈指し四肢をフル稼働しグイグイ高度を稼ぎます。雪壁上部は露岩が有り、シュルンドゥが見受けられたため下部にて露岩へラインを取り再び雪稜へ。
露岩を抜けてから一気に稜線は細くなりナイフ化したリッジを若干のアップダウンを繰り返しながらトラーバース気味に慎重に進みます。心配していた雪質も天候は高曇り、気温も上がらず雪質は安定し問題なく通過し第1岩峰へ。第1岩峰直前には小さいながらもクレパスが口を開き慎重に通過。
雪質は安定していた為第1岩峰は直登せづ一ノ倉沢から巻きピーク直下の雪壁へ取り付きます。上部に威圧的に覆い被さる巨大な雪庇は一部切り崩され、切れ目を目指し高度を上げるとオキの耳直下へ突き上げる事が出来ました。
休憩後、西黒尾根へ進路を進め下山。
事前の情報では積雪が少なく雪稜登攀には悪いとの情報が多々有りましたが、雪質には恵まれ快適な登高を楽しむ事が出来ました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する