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Yamareco

記録ID: 1757314
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

もふもふの焼岳でスノーシューラッセル(広場まで)

2019年03月15日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:59
距離
6.7km
登り
641m
下り
641m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:24
休憩
0:29
合計
5:53
距離 6.7km 登り 643m 下り 657m
6:22
12
6:34
6:40
246
10:46
11:08
59
12:07
12:08
6
12:14
1
12:15
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高山4:45発 → 中の湯温泉 駐車場5:40着

中の湯温泉の駐車場は事前予約必要(500円)。トイレは中の湯温泉旅館でチップ制

高山から158号線を進み、中部縦貫道の安房峠道路(有料)へ進む。新安房トンネルを抜けてすぐ左に入る。上高地へ向かう釜トンネルまで行ってしまったら行きすぎ。松本側からは通行止めの釜トンネル手前を左へ進み、新安房トンネルの手前を右手に入る。右手に入り損なうとトンネルに入ってしまい、料金770円を払う羽目に。戻ってくるときにさらに770円必要になる

中の湯温泉へのゲートは閉まっているが、カラビナを外してゲートを開け、側壁にカラビナを固定し、車を中に入れる。ゲートを戻してカラビナでロックする

ゲートから中の湯までは凍結や雪道の日もあるので、スタッドレスかチェーンが必要。予約の際に四駆+スタッドレスかと聞かれる
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは中の湯温泉の受付カウンターにある(私はコンパスにて提出)
中の湯温泉の建物右下にある宿の送迎車の駐車場を抜けると登山道になる

中の湯から広場:
登山道入り口までショートカットでいくか、158号をくねくね進むか好みで決める。ショートカットは結構な急登。登山道入り口からしばらくは水平移動が続く。その後は分岐を右手に進んで急登になる。ここからは赤リボンは適度な間隔でつけてあるので、しばらく遭遇しなければコースを外れていると思った方がよい。

今回のようにしっかり雪が降った直後でなければ、大抵は明瞭なトレースがあるか、過去のトレースが見て取れる。広場手前でなだらかになり、やがてほぼフラットになると広場からは焼岳や霞沢岳、穂高、乗鞍などが見える

この日は直前の降雪後誰も入っておらず、中の湯温泉裏手にはトレースがあったものの、登山道入り口からはノートレース。中の湯温泉からスノーシューを履き、下りてくるまで終始スノーシュー。膝下ラッセルが続き、夏道ルートを外れると膝上まで沈んだ。広場手前から広場まではラッセルがきつかった

以下は今回は行っていないが参考までに記す
広場から南峰への尾根:
雪の状態により、スノーシューやワカンで進むか、アイゼンで行くか見極める。尾根への斜面は上部が固くなっていることがあり、結構な斜度の途中でアイゼンに換えることになることもある。雪質に応じて早めにアイゼンを装着することが望ましい。踏み跡はいろいろ付いていることがあるが、尾根へ向かう際に南峰ピーク側のもっとも右側にあるコルを目指す。北峰へ向かうトレースもあるが、こちらは見るからに南峰へ行く方向とは違うので間違えることはない

尾根から頂上:
急斜面。通常はアイゼンとピッケル必携。急斜面は自分が登れるところを進めば良い。頂上直下はかなりきついので慎重に。ここの下りはクライムダウンが安全
その他周辺情報 コンビニ:
高山から少し走った丹生川にあるローソン、松本方面からは新島々のセブンが最後。ここまでに調達が必要

日帰り温泉:
中の湯温泉に入るのが手っ取り早い。700円。源泉かけ流し
http://www.nakanoyu-onsen.jp/

お風呂からは穂高連峰や霞沢岳が見える。露天風呂は少し下がるので、湯船に浸かると穂高は見えなくなり、霞沢の上の方が見えるだけになるが、露天風呂を囲む岩に積もった雪が何とも言えない風情だ。また露天風呂の横に設置された餌箱には、いろんな小鳥が次々とやってきて楽しませてくれる。高山方面に帰る場合は、ひらゆの森もよい。松本方面は坂巻温泉や沢渡温泉も選択肢
中の湯温泉のHPによると、中の湯周辺で前日と前々日合わせて70−80センチ積もったとか。バージンスノーです。スノーシューで膝下まで沈みます
2019年03月15日 07:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 7:40
中の湯温泉のHPによると、中の湯周辺で前日と前々日合わせて70−80センチ積もったとか。バージンスノーです。スノーシューで膝下まで沈みます
つけてきたトレース
2019年03月15日 07:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 7:41
つけてきたトレース
積雪期3度目の焼岳ですが、GPSを見ながらルーファイです。面倒になって適当に進むと膝上まで沈みます
2019年03月15日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 9:31
積雪期3度目の焼岳ですが、GPSを見ながらルーファイです。面倒になって適当に進むと膝上まで沈みます
カモシカの足跡と何度もクロスします
2019年03月15日 09:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 9:36
カモシカの足跡と何度もクロスします
ちょっぴり霧氷
2019年03月15日 10:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:15
ちょっぴり霧氷
急登を終えて広場へ向かう比較的フラットなこのあたりがラッセル一番大変でした
2019年03月15日 10:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:36
急登を終えて広場へ向かう比較的フラットなこのあたりがラッセル一番大変でした
広場まであと少し。膝上以上沈むとスノーシューはダメですね。足を引き上げる時にスノーシューの上に雪が乗って重い!
2019年03月15日 10:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:43
広場まであと少し。膝上以上沈むとスノーシューはダメですね。足を引き上げる時にスノーシューの上に雪が乗って重い!
4時間半弱かかって広場到着。これまで最も長い時間がかかりました。広場を私のトレースで汚さないよう横の丘から撮影
2019年03月15日 10:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:48
4時間半弱かかって広場到着。これまで最も長い時間がかかりました。広場を私のトレースで汚さないよう横の丘から撮影
霞沢岳
2019年03月15日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:47
霞沢岳
穂高と明神です
2019年03月15日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:47
穂高と明神です
明神と前穂(左)
2019年03月15日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:47
明神と前穂(左)
奥穂と前穂と吊尾根
2019年03月15日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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奥穂と前穂と吊尾根
西穂の尾根
2019年03月15日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:47
西穂の尾根
左の南峰と右は北方の手前の山
2019年03月15日 10:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:48
左の南峰と右は北方の手前の山
手前の山の肩に北峰の一部が見える。今日もシューシュー噴いてます
2019年03月15日 10:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
3/15 10:49
手前の山の肩に北峰の一部が見える。今日もシューシュー噴いてます
南峰まで行けなかったが、これで良しとします
2019年03月15日 10:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 10:49
南峰まで行けなかったが、これで良しとします
広場で携帯の電波がつながり、仕事の電話に出ている間に乗鞍が雲に隠れ始めました
2019年03月15日 11:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 11:09
広場で携帯の電波がつながり、仕事の電話に出ている間に乗鞍が雲に隠れ始めました
真っ直ぐショートカットの連続で下りは早い!
広場から1時間で登山口まで下りてきて霞沢岳
2019年03月15日 12:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 12:08
真っ直ぐショートカットの連続で下りは早い!
広場から1時間で登山口まで下りてきて霞沢岳
中の湯で温泉に浸って職場に戻り会議に参加です
2019年03月15日 12:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/15 12:22
中の湯で温泉に浸って職場に戻り会議に参加です
撮影機器:

感想

前日夕方に駐車場予約のため中の湯温泉のHPにアクセスすると、スタッフのツイートがあった。「雪が少なかった今シーズンだが、13日は30センチ、14日は40−50センチの積雪があった。どか雪でスノーシューハイクを楽しむにはいいが、ちょっとうんざり・・・」

今年は本当に雪が少ない。単身赴任中の高山でも車に20センチ程度の雪が積もるのは珍しくないが、今シーズンは2回だけ。1回目は1月9日で、2回目は3月14日の朝だった。道路にも雪がほとんどなく、暮らしやすい冬だったが、ここにきてまとまった積雪

15日の金曜が晴れ予報。でも午後3時から抜けられない会議がある。ならば午後3時までに戻ることにして新雪を楽しみに山に出かけることにした。行き先は焼岳。前日夕方に登山口の中の湯温泉に電話して駐車の予約。6時から受付とのことなので、6時前に着くようにアパートを出て、中の湯駐車場でコンビニおにぎりの朝飯を食べて身支度すると6時過ぎ

11時を登りのタイムリミットにして行けるところまで行くことにした。自分的には山頂まで行けるかなと高を括っていたが、バージンスノーのスノーシューラッセルは想像以上に時間がかかり、とりあえず眺望が開ける「広場」を目指すことに

結局、広場に着いたのは11時少し前。時間よりもこれ以上のラッセルは体力的にきつい。ここで引き返すことに。3時からの会議がなければ、頑張って山頂まで行き、4時から5時くらいの間に下りてくることはできたと思うがやむなし

今日はピークハントが目的ではなく、頭をからっぽにしてラッセルすることが目的なので、広場までのスノーシューラッセルで十分に目的を達成した。山頂まで行けなかった無念さより充実感の方が大きい。雪の少ない今シーズンだったが、残雪期シーズンに入ってもふもふの雪を楽しむことができ感謝感謝!


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コメント

ラッセルお疲れさまでした!
新雪のラッセル、お疲れさまでした。
周りに誰もおらずトレースのない雪の中を黙々と歩くのは、疲れますが、頭が空っぽになって気持ちいいですよね。
それにしても、登山後に会議に出るというのは、なかなかタフですね。

ところで、中の湯温泉に浸かったことがないのですが、先日口コミを見ていたら、なかなかいい泉質という評判でしたが、いかがでしたか。
景色もいいとのことで、今度焼岳に行く際には中の湯温泉に行こうかと思っています。
2019/3/16 19:51
Re: ラッセルお疲れさまでした!
eurekapapaさん、コメありがとうございました。疲れました(笑)
中の湯から登山口まで上がった時点で、ノートレースにときめく一方で、かつて経験したことのないラッセルになるなと思いやられました

これまでも御嶽山や根子岳から四阿山に向かった時、前白根から谷筋をスキー場まで下りた時などにバージンスノーのラッセルを経験したことはありましたが、今回は膝レベルとはいえ、ラッセルと言うにふさわしいレベルでした

膝レベルラッセルは十分に楽しめましたが、腰までのラッセルというのは私には想像できません。まぁ、脚力、体力がないということに尽きるのですが、登りのラッセルは本当にダメですね。パワーが全然足りません

中の湯温泉はお奨めですよ。泊まりもいいですし、日帰り温泉だけでも十分楽しめます。那須の湯本や日光の湯元などの硫黄泉のような感じではないですが、かすかに硫黄の匂いのする透明で優しいお湯です。内湯に熱目と適温の2つの湯船があり、外湯はぬるめで長湯できます

ぜひ今度お試しください
2019/3/16 21:53
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体力レベル
3/5

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