愛宕山(日本三百名山)清滝から月輪寺へ周回・化野念仏寺
- GPS
- 04:10
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,207m
コースタイム
09:05水尾別れ休憩所09:10
09:30愛宕神社09:50
10:05愛宕山山頂10:10
10:40月輪寺10:45
11:20空也滝11:25
12:00駐車場
歩行時間3時間10分
天候 | 晴れ、山頂付近で時折風花 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
右側にクリーンセンターのある交差点を左折、道なりに清滝を目指す。 清滝に抜けるトンネルは一車線しかなく信号待ちが長い トンネルを抜けると左は通行困難な狭い道 右側の道を行くと突き当たり右に広い有料駐車場(500円、夕方五時半まで) 先行車一台のみ |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場を出て橋を渡ると正面に石段があります 石段ではなく左側の道を行きます。 道幅は広く、石段が緩く付けられていて歩きやすい参道です 愛宕神社から三角点までは 月輪寺へ下る分岐を通り越して林道を行きます(往復15分程) 正面の杉林越しに見える小高い地点に三角点があり、 すぐ近くに電波塔があります 愛宕神社より、三角点の方が低い地点です 杉林の中、凍結箇所がありました 月輪寺への道は参道に比べると狭く急坂ですが 深い杉木立の参道とは木々の様相が違い 春の日差しや、桂川・広沢池の眺望を時折楽しめました 空也滝へは往復にさほど時間がかからず、石段が整備されています。 今の時期、水量も多く見応えがあります |
写真
感想
愛宕山は山と言うより、山全体が大神社と言う感じです。
居並ぶ杉木立のいずれも樹齢を重ねた佇まいに、畏敬の念を覚えます。
神社の長い歴史と今も変わらず参拝される方々の厚い信仰心を
目の当たりにした思いがします。
連休中日の月曜日、休日に比べたら登山者も少なく静かなのではと思いましたが
すれ違ったり、追い越されたり、追い抜いたり
思い思いに歩く方々に行き会いました。
それぞれに祈りや願いを心に秘め、参拝していらっしゃるのですね。
歩き始めた時は、春めく日差しに励まされ、気持ちも上向いていたのですが
標高が上がるにつれ、又杉木立が日差しを遮るようになるにつれ
時折、雪が舞い始めました。
上空は青空がのぞいているので、風に乗って雪が舞って来ているのでしょう。
風花、冬と春との境を舞うはかない花です。
景色は次第に白く染まり、風が強まり、耳が千切れそうに痛くなります。
山頂付近は冬山に様変わり。
標高的にはさほど高くない山、まさかこんなに寒くなるとは
予想もしていませんでした。
お参りを終え、社務所の向かいの休憩所で温まった薪ストーブの暖かさは
ずっと忘れられない思い出になりそうです。
境内の案内図には神社から少し離れた場所に三角点の表示があります。
時間にも余裕がありそうですし、せっかくですから訪ねてみたくなりました。
ですが、休憩所で伺った話によると、わかりにくいとのこと。
行けるだけ行ってみようと休憩所を出ると、
傍で話を聞いていらした単独の方が、途中まで案内して下さいました。
ミレーのグリーンのアウターウェアの良くお似合いになる方でした。
教えて頂いたおかげで、難なく三角点に辿り着けました。
有難うございました。お礼申し上げます。
今回の旅、本当に周りの方々に日々助けていただくことばかり、
本来の登山からしたら、もってのほかです。
自助努力が足りない!甘ったれてはいけないと反省しきり。
今朝の出発時にも、石段を上がるべきか左の道に行くべきか
地図を手に悩んでいると、それを近くで見ていた方が
即座に道案内して下さいました。
不慣れな初心者はすぐにわかってしまうのですね。
お恥ずかしい限りです。
お手を煩わせてしまいました。
月輪寺までやや急坂はあるものの、下りですし
日差しも暖かく感じられ、とても快適でした。
輝きながらうねる川は桂川でしょうか?
もうしばらくすると登山道の脇を花が埋めるようになるのでしょうね。
月輪寺の巨大な石楠花の木の蕾も膨らんでいました。
どんな色の花を見せてくれるのでしょうか…
春の山の賑わいまであと少しです。
林道に合流すると、橋の脇に「空也滝」の小さな標柱がありました。
そのまま行き過ぎましたが、思い直し、滝見物です。
石段の急な部分が少しありますが、僅かな時間で往復できました。
荘厳さに打たれ、圧倒される見事な滝!
引き返して大正解でした。
予定より早い下山、それにここは京都です。
有名な寺が付近に沢山あります。
この際ですからまだ訪問したことの無い寺にしたいとは思うのですが、
とりあえず「竜安寺」と「西芳寺」を再訪しようと決め、出発。
トンネルを抜け坂道を下る途中「化野念仏寺」駐車場の看板を発見
徒然草の「化野の露消えることなく…」はこの辺りだったのでした。
念仏寺で盆に灯される蝋燭の美しさ、どこかで聞き覚えがあります。
急遽予定を変更し、念仏寺を訪れました。
夥しい無縁仏が、今も昔も世の無常を訴えかけるようです。
春めく日差しにも、人の世の儚さ、空しさを思い知らされ
薄寒さを感じないではおれません。
でも、一期一会の今日の巡り合せに又一つ、
思わぬ願い事が叶い、心が軽くなる思いもします。
本日の温泉は雄琴温泉「あがりゃんせ」
大きな日帰り温泉で、宿泊施設が隣接しています。
有名な温泉ですので是非一度はと思っておりました。
登山を終えて、寺巡り、温泉、と充実した一日になりました。
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