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Yamareco

記録ID: 1771468
全員に公開
山滑走
朝日・出羽三山

湯殿山・大岫峠経由・SKIMO

2019年03月26日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:43
距離
9.2km
登り
876m
下り
873m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:43
休憩
0:01
合計
2:44
距離 9.2km 登り 877m 下り 877m
9:09
49
スタート地点
9:58
52
10:50
10:51
62
11:53
ゴール地点
冷たい肉そばが食べたいから急いで帰ってきた。
雪の状態がもっとよければ、山頂からの帰路は35分くらいになると思う。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
月山第一トンネル西側の出入り口付近の駐車スペースを利用した。
トンネルの東西出入り口付近に駐車スペースがある。
今日の時点なら30台はかるくとめられるくらい広い。
コース状況/
危険箇所等
大岫峠(おおぐきとうげ)までは湿り雪で滑走性はよくない。
湯殿山山頂から焼山尾根方面を滑ってみたが、こちらも少々重い雪だった。
湯殿山への登りに使った南西にのびる尾根は、雪山経験に乏しい人やツアースキーでは登らないほうが賢明だ。
スノーボードを担いでなどもってのほかである。
その他周辺情報 道の駅にしかわで日帰り入浴ができる(300円)。
月山第一トンネル西側の出入り口
広い駐車スペースがあり、電話ボックスもある。
テレホンカードがなくても小銭があれば電話ができる。
テレホンカードを知らない世代にはなんのことだか意味不明だろう。
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月山第一トンネル西側の出入り口
広い駐車スペースがあり、電話ボックスもある。
テレホンカードがなくても小銭があれば電話ができる。
テレホンカードを知らない世代にはなんのことだか意味不明だろう。
まずはそれなりの急斜面からはじまる。
この時点では、雪はほどよくしまっていて登りやすかった。
前日のものと思われるスノーボード、スノーシューの跡があった。
スノーボードを担いでスノーシューで登ったのだろうと思う。
まずはそれなりの急斜面からはじまる。
この時点では、雪はほどよくしまっていて登りやすかった。
前日のものと思われるスノーボード、スノーシューの跡があった。
スノーボードを担いでスノーシューで登ったのだろうと思う。
日射しが眩しい。
そして気温がぐんぐんあがりはじめた。
日射しが眩しい。
そして気温がぐんぐんあがりはじめた。
急登を登りきると少し開けたところに出る。
見えている針葉樹は、残念ながら杉の植林だ。
急登を登りきると少し開けたところに出る。
見えている針葉樹は、残念ながら杉の植林だ。
鉄塔の高さまでくると標高900mを越えるくらいだ。
鉄塔の高さまでくると標高900mを越えるくらいだ。
この付近は大岫峠も含めてスノーモービルが走る。
国立公園内だからご遠慮いただけないものか。
走りたい気持ちはわかるが、ルールとマナーは大事にしたいものだ。
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この付近は大岫峠も含めてスノーモービルが走る。
国立公園内だからご遠慮いただけないものか。
走りたい気持ちはわかるが、ルールとマナーは大事にしたいものだ。
湯殿山が見えてきた。
仙人岳に登ろうかとも思ったが、面倒くさいからやめた。
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湯殿山が見えてきた。
仙人岳に登ろうかとも思ったが、面倒くさいからやめた。
大岫峠への登り。
ブナの疎林で滑り甲斐がありそうだが、昼前でももうダメな雪だった。
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大岫峠への登り。
ブナの疎林で滑り甲斐がありそうだが、昼前でももうダメな雪だった。
ほぼ大岫峠に到着だ。
峠はP1150から少し下がったところにあり、六十里越街道が走っている。
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ほぼ大岫峠に到着だ。
峠はP1150から少し下がったところにあり、六十里越街道が走っている。
湯殿山西面を望む。
風も穏やかだ。
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湯殿山西面を望む。
風も穏やかだ。
今日も競技用スキーできてみた。
4
今日も競技用スキーできてみた。
湯殿山を目指す。
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湯殿山を目指す。
朝日連峰の山脈がとても美しい。
主要ピークがほとんど見えると言っていいくらい、よい展望だった。
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朝日連峰の山脈がとても美しい。
主要ピークがほとんど見えると言っていいくらい、よい展望だった。
登ってきた方面を見下ろす。
ここからも滑りおりられそうだった。
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登ってきた方面を見下ろす。
ここからも滑りおりられそうだった。
そろそろスキーで登るには限界なようだ。
ここからはツアースキーやスノーシューで登るのはほぼ無理と思ったほうがいい。
今後、雪庇の崩壊とともにさらに困難になる。
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そろそろスキーで登るには限界なようだ。
ここからはツアースキーやスノーシューで登るのはほぼ無理と思ったほうがいい。
今後、雪庇の崩壊とともにさらに困難になる。
ダイアゴナルスキーキャリー。
これをしたまま走れるくらいの機動力がないと登りきるのは難しいだろう。
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ダイアゴナルスキーキャリー。
これをしたまま走れるくらいの機動力がないと登りきるのは難しいだろう。
この辺りは比較的余裕ではあるが、崖マークの付近はさすがに崖だけあって、初心者お断りのルートだ。
当然ながら、引き返すのも難しい場所である。
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この辺りは比較的余裕ではあるが、崖マークの付近はさすがに崖だけあって、初心者お断りのルートだ。
当然ながら、引き返すのも難しい場所である。
崖マークの比較的簡単なところ。
左(西)側は藪なので、アイゼンやスノーシューでは登れない。
右(東)側は安全そうに見えるが、案外そうでもない。
この日の雪のコンディションなら歩いてもよさそうには見えるが、バランスが必要だ。
クラストしていたり凍結していれば、アイゼンがあったとしても技術がない人が歩いてはいけない。
ピッケルで制動する技術がないと、落ちたら骨折くらいはするだろうし、運が悪ければ命を落とすかも知れない。
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崖マークの比較的簡単なところ。
左(西)側は藪なので、アイゼンやスノーシューでは登れない。
右(東)側は安全そうに見えるが、案外そうでもない。
この日の雪のコンディションなら歩いてもよさそうには見えるが、バランスが必要だ。
クラストしていたり凍結していれば、アイゼンがあったとしても技術がない人が歩いてはいけない。
ピッケルで制動する技術がないと、落ちたら骨折くらいはするだろうし、運が悪ければ命を落とすかも知れない。
崖マークの核心部的なところを過ぎたらあとは比較的楽ちんな斜面が続く。
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崖マークの核心部的なところを過ぎたらあとは比較的楽ちんな斜面が続く。
今日は運良く雪の状態がよかった。
これでガリガリだったら、引き返すどころか大岫峠までにしていただろう。
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今日は運良く雪の状態がよかった。
これでガリガリだったら、引き返すどころか大岫峠までにしていただろう。
湯殿山山頂に着いた。
どどんと月山が聳える。
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湯殿山山頂に着いた。
どどんと月山が聳える。
湯殿山山頂にはいまのところ人工物は見当たらない。
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湯殿山山頂にはいまのところ人工物は見当たらない。
月山に登っている人もいるだろうか。
この日のコンディションなら登頂はしやすいだろう。
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月山に登っている人もいるだろうか。
この日のコンディションなら登頂はしやすいだろう。
石跳川へ滑るつもりはなかったので、ひとまず尾根を滑る。
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石跳川へ滑るつもりはなかったので、ひとまず尾根を滑る。
スキーだとあっというまに進んでしまうのがもったいないような、楽しいような。
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スキーだとあっというまに進んでしまうのがもったいないような、楽しいような。
やたらめったら小回りで滑った。
雪が重めで、まっすぐ落とすには勇気が必要だった。
安全運転にしてみた。
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やたらめったら小回りで滑った。
雪が重めで、まっすぐ落とすには勇気が必要だった。
安全運転にしてみた。
青空の下を滑るのは気持ちがいいものだ。
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青空の下を滑るのは気持ちがいいものだ。
やたらめったら小回りの跡が下まで続いている。
あまりかっこいいシュプールではない。
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やたらめったら小回りの跡が下まで続いている。
あまりかっこいいシュプールではない。
結構離れていてもシュプールが見える。
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結構離れていてもシュプールが見える。
田代沢付近で少し登り返しのスケーティングをした。
適当な場所まで進んでシールを貼って登り返す。
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田代沢付近で少し登り返しのスケーティングをした。
適当な場所まで進んでシールを貼って登り返す。
この辺りから見上げる湯殿山もなかなかいいものだ。
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この辺りから見上げる湯殿山もなかなかいいものだ。
あの雪庇の向こうが大岫峠だ。
あの雪庇の向こうが大岫峠だ。
雪庇は絶賛崩壊中であり、通行時は注意が必要だ。
一気に雪崩れることはないだろうが、この付近はスノーモービルが走るので音が聞こえたら注意したほうがいいだろう。
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雪庇は絶賛崩壊中であり、通行時は注意が必要だ。
一気に雪崩れることはないだろうが、この付近はスノーモービルが走るので音が聞こえたら注意したほうがいいだろう。
大岫峠に戻ってきた。
ここのからの展望はとにかく素晴らしいと思う。
間近に見える湯殿山だけでなく、振り返れば朝日連峰があまりにも美しく見えるのだ。
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大岫峠に戻ってきた。
ここのからの展望はとにかく素晴らしいと思う。
間近に見える湯殿山だけでなく、振り返れば朝日連峰があまりにも美しく見えるのだ。
このように朝日連峰の主要ピークがずらりと並ぶ様は圧巻だ。
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このように朝日連峰の主要ピークがずらりと並ぶ様は圧巻だ。
ストップスノーで盛大に転びながら駐車スペースに戻ってきた。
大岫峠からの滑りは、楽しいというよりは仕方がないから滑って帰るという内容だった。
曲がらない、ズレない、滑らない雪は大変ではあるけれど、それも上手に滑る技術を身につけたい。
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ストップスノーで盛大に転びながら駐車スペースに戻ってきた。
大岫峠からの滑りは、楽しいというよりは仕方がないから滑って帰るという内容だった。
曲がらない、ズレない、滑らない雪は大変ではあるけれど、それも上手に滑る技術を身につけたい。

感想

起床すると栗駒山がきれいに見えていた。
前夜のうちに湯殿山に行くと決めていたが気持ちが揺らいだ。
栗駒山のほうが雪質もいいだろうと思うし、なにより近場だからいろいろと遊び方も工夫できる。
でも、遠路湯殿山を目指してみた。

湯殿山を目指した理由は、大岫峠から湯殿山を登ってみたいと思ったからだ。
スキー山行に限らず雪山登山での湯殿山は、石跳川沿いに登っていくのがポピュラーなルートだ。
特にスキー登山で大岫峠から湯殿山を目指すパターンはあまりないと思う。
それは、ツアースキーでは登りにくい尾根であることと、滑りの面ではやや面倒くさいルートであるからだろうと思う。
しかし、私はスキーで山に登ることが好きなのであって、スキーで滑るのはついでなのだ。
滑ること自体もとても楽しいことであるが、ハアハア言いながら斜面を登るのが快楽なのだ。
スキーを担いで尾根を登っている最中、一般的なスキーヤーは滑ることを思い描いて登っているだろう。
しかし、私は担いだままこの尾根を降りるのも楽しそうだなと思ってしまう。

ヤマレコのジャンルには、スキーを使った雪山登山は全て山滑走にくくられてしまう。
自分の中では山滑走ではないと思っている。
どちからというと古き良きスキーツアーのような趣と、現代的なトレイルランニングを組み合わせたようなスタイルなのだと思う。
スキー用具も軽量化と高性能化され、日帰り山行での行動範囲も広くなった。
その恩恵を受けて、こうした短時間で標高差を稼ぐ楽しみ方を満喫できている。
ありがたや、ありがたや。

さて、雪質は湯殿山も大岫峠も満足するほどよいものではかった。
特に大岫峠の斜面は、スキーが途中でつっかえるストップスノーだった。
ワックスを手抜きした罰を受けるかのように、盛大に転んできた。
競技用スキーは開放がないので、こういう時には気をつけないといけない。
クロスカントリースキーをしっかり練習している人は、転び方も上手なのでこうした時に致命的なケガをしにくいと考えている。
個人的には、スキーを上達したいと追うなら、クロスカントリースキーのスケーティングをしっかり練習することに尽きると思う。
格段に上達する。

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コメント

谷地の冷たい肉そば?
cafemonteさん、こんばんは。
日中の気温が17℃もあった鶴岡から鳥海は何故か見えませんでしたが、月山はとても綺麗に輝いてました。
志津から石跳を越えて湯殿山に行きたいのですが、なかなか都合が合わず。
連休は天気が悪く平日は晴れたりするので、羨ましい限りです。(レコが希少な南西尾根は、怖くて行けませんが。)
スノモービルは月山ルールと言うのが有るはずですよね。
栗駒も除雪が始まったようで、ビジターセンターのオープンも楽しみです。
2019/3/26 21:00
Re: 谷地の冷たい肉そば?
こんばんは。
今日は湯殿山方面からも、尾花沢市街からも鳥海山は見えませんでした。
それにしても、なかなか暑い日一日でしたね。
個人的には月山エリアよりは鳥海山のほうが好きですし、滑っても、登っても鳥海山のほうが楽しいと思います。

冷たい肉そばをと言いつつ、冷たいラーメンを食べてしまいました。
今日は村山のいろはです。
肉そば食べるぞ!!と意気込んで行ったものの、ついつい冷たいラーメンを頼んでしまいました

火曜日はここ数年間でも晴天率が高いですし、晴れるエリアを狙って行っているのもあって、晴天山行を増やせています。
景色があってこその登山だと思いますので、できれば毎回晴れて欲しいものです。

月山ルールは確かにあります。
それに従って他よりはマナーのよい方達が訪れていることも確かです。
そうではあっても、快く思えない場所であるのも確かです。
このエリアはあまり数多くは行かないところなので、よそ者は静観することにします。
月山ルールのようなローカルルールを知ると、尾花沢の翁山周辺の無法っぷりがいかにヒドイかがわかります。

栗駒山の除雪が始まると春だなーと感じます。
そろそろ種蒔き坊主も見えそうです。
ビジターセンターはもうすぐ内覧会ですね。
今年は4年毎の再審査の年ですので、存続に関わる重大イベントが待っています。
2019/3/26 21:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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