会津駒ヶ岳スノトレ(駒ヶ岳登山口in/out)
- GPS
- 06:21
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,241m
- 下り
- 1,233m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:21
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※4/20現在、アクセス道に凍結路はなく、ノーマルタイヤでOK |
コース状況/ 危険箇所等 |
滝沢登山口の階段とその上50m位のみ夏道だが、それ以外は全工程に渡って雪道。4月上旬の降雪で、例年より雪が多い模様。 ヘリポート下の急登は、登り下り共に前爪のあるアイゼンが不可欠。急すぎて、スノーシューやワカンでは厳しい状況。特に下りは滑落しないよう慎重に歩を進める必要あり。 |
その他周辺情報 | 道の駅・山口温泉きらら289(南会津町)にて |
写真
感想
実は、会津駒との相性はこれまで最悪でしたが、ついに「4度目の正直」で絶景の会津駒に巡り会えました!
初めて会津駒を目指したのは、去年の「海の日」含む3連休。初日は至仏山、2日目は燧ヶ岳、3日目は会津駒の予定で、3日間とも晴れというミラクルな連休でした。が、2日目の燧ヶ岳からナデッ窪ルートで下山中、足を捻り、捻挫。同夜、七入オートキャンプ場でテン泊するも、翌朝は足が腫れて、とても登山できる状態になく、泣く泣く諦めて上京。
2回目は、去年10月上旬の紅葉絶頂期。前日、快晴下の越後駒で錦秋の景色を味わい、翌日は会津駒!のはずが、台風到来で翌日は荒天予報のため断念。
3回目は、去年11月。2日前まで晴れ予報だったのに、前日に曇りに変わってしまう。が、予定通り登山を決行。初の会津駒登山は、予報通り、眺望ゼロで、周囲の山は、どこからも1回も望めず。。。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1647357.html
そんな会津駒でしたが、今回は1週間前からずっと晴れ予報で、当日朝、道の駅でも上空に雲ひとつなく、「絶景が約束された登山」な予感がプンプンする最高の状況でスタート。
登山口から雪道で、結論から言うと、スタートからアイゼン装着し、そのまま一度も外すことなく登山口まで戻ってこれます。アイゼン、スノーシュー、スキーの3種のハイカーが一定割合でいましたが、ヘリポート跡までの急登は、スノーシュー、スキーでは滑落リスクがあり、危険だと思います。アイゼンが万能だと思いました。
滝沢登山口までは、冬季限定ルートで樹林帯を登り下りできます。トレースがあるため、容易に登れますが、ノートレースだったら、これといった目印もないため、ルートファインディング力が必要になりそうです。
滝沢登山口の階段と、その上の50m位だけが、道中唯一の夏道(雪がない)でした。この短い距離なら、アイゼンつけたままでも十分に通過できるので、全工程アイゼンでもよいと思いました。
朝6時台の雪は硬く、アイゼンの爪がザクザク刺さるため、ヘリポート跡までは結構な急登ですが、難易度はそれほど高くありません。ただ、ほぼ全工程でトレースがあり、そこを辿ったので、楽させてもらったのだと思います。
ヘリポート跡からは斜度が緩くなり、それまでと比べると格段に登りやすくなります。またある程度登っていくと、右手側に那須連峰や七ヶ岳が見え始め、更に登ると、左手側に日光連山や特徴的なフォルムの燧ヶ岳が見え始めます。予想通り「絶景が約束された登山」となります。
右手先に会津駒の山頂部が見え始めると、ワクワク感がグングン増し、歩行ペースが上がります。駒の小屋が見える辺りまで達すると、登ってきた側と反対側、そう、中越や上越の名峰群(妙高山、火打山、苗場山、谷川岳、平ヶ岳、巻機山、越後駒ヶ岳)がクッキリ、しかも近くに見え始めます。早々、これまで見えなかった至仏山や武尊山も!
山頂までのビクトリーロードは、どこからでも好きな所を登れます!昨年11月に来た時は、木道が凍結しており、ハイマツ?に覆われた限られた幅の道を恐る恐る慎重に登ったので、この差がある意味とっても印象的でしたね♪。
山頂はそこそこに風が吹いてて寒かったですが、今回導入した風速計によると6m/秒ほどでした。体感的には10m位な感じでしたが。ともあれ、360度の百名山ラウンドビューが待っていて、中でも一番驚いたのは飯豊連峰ですね。最初、その存在感、横幅の長さから、「え?北アルプス?」と思いました。守門岳、浅草岳などは、山頂まで来て初めて見える山、でした。
実は今日の楽しみは山頂で終わりでないんです。昨年、テレビ(BSフジの絶景百名山)で、冬季限定で、尾瀬トリオ(燧ヶ岳、至仏山、会津駒)が直線的に見えるスポットがあると見ました。確かに、昨年11月に来た時は、登頂時は周囲真っ白でしたが、その先に行ける道は明らかになかったと思います。冬季は、大戸沢岳、三岩岳方面に雪道が伸びていて、普通に縦走できます。数百mほど進んで振り返ると、尾瀬トリオが1枚に収まる構図が随所に!トリオでなくとも、駒の小屋越しに至仏山を望んだり、冬季しか見れない絶景に感動しきり♪。いやぁ、冬季の会津駒、そして山頂から少し右側(東側)に進んで眺める光景、是非皆さんにも味わってほしいです!
「4度目の正直」、都合2度目の会津駒で、ついに絶景を手中にできました。太陽に感謝!です。
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