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Yamareco

記録ID: 1802709
全員に公開
ハイキング
甲信越

樋曽山、福井山(間瀬峠〜)新緑,イカリソウ,ラショウモンカズラ

2019年04月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:27
距離
5.4km
登り
403m
下り
393m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:58
休憩
0:17
合計
3:15
8:48
67
スタート地点
9:55
9:56
37
10:33
10:41
16
休憩
10:57
10:57
5
11:02
11:10
53
休憩
12:03
ゴール地点
08:48 スタート
09:55 樋曽山
10:18 福井山
10:23 分岐で引き返し
10:31 福井山
10:57 樋曽山
12:03 ゴール
天候 ずっとどんより高曇り。朝11度→昼14度。この時期にしては寒め。海と空の境界がちょうどわからないくらい,両者とも灰色(銀色?)でした。
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
弥彦スカイラインの北入口すぐの公衆電話前スペースに駐車しました。朝はほかにもう1台おられ,昼は自車だけになっていました。ついでに帰りに福井の角田山ほたるの里コース入口駐車場を通りかかったら,半分くらいの埋りでした。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。この時期は泥濘もありませんでした。道筋は明瞭でよく踏まれ,迷う心配は少ないです(ただし指道標はいっさいありません)。

台地上の形の樋曽山の南北両側はすこし急坂になっていて,かつて階段状に木組がしてあった名残り(?)の金属のボルトが何か所かで道から飛び出ています。登りは視界に入るので問題ないですが,下りは気づきにくいので私は気を付けて通過しました。
最初のとりつきの登りです。そんなに長くありません。
2019年04月21日 08:55撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 8:55
最初のとりつきの登りです。そんなに長くありません。
登り始めて5,6分で尾根に出ました。明るい樹林の新緑はまさに期待通りです。
2019年04月21日 08:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 8:57
登り始めて5,6分で尾根に出ました。明るい樹林の新緑はまさに期待通りです。
つづく平坦部に出ると,これから通過する最初のピーク(標高約250m,右)と,樋曽山の南に続く291m標高点ピーク(左)が左右にすっきりと見えてきます。なんかわくわくする光景。
2019年04月21日 08:58撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
4/21 8:58
つづく平坦部に出ると,これから通過する最初のピーク(標高約250m,右)と,樋曽山の南に続く291m標高点ピーク(左)が左右にすっきりと見えてきます。なんかわくわくする光景。
最初の標高約250mピークを過ぎ,小さい山桜に迎えられて,樋曽山に向かいます。樋曽山の山頂部が南北2つのゆるい双子のピークでできていることが見て取れます。ここからいったん下ります。
2019年04月21日 09:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 9:17
最初の標高約250mピークを過ぎ,小さい山桜に迎えられて,樋曽山に向かいます。樋曽山の山頂部が南北2つのゆるい双子のピークでできていることが見て取れます。ここからいったん下ります。
樋曽山の登りにかかるところでは,樹間に多宝山が見えます。ここからちょっと急な登りです。
2019年04月21日 09:24撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
4/21 9:24
樋曽山の登りにかかるところでは,樹間に多宝山が見えます。ここからちょっと急な登りです。
登りの途中でラショウモンカズラが多数,でむかえてくれました。鮮やかで華やかな花です。
2019年04月21日 09:29撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 9:29
登りの途中でラショウモンカズラが多数,でむかえてくれました。鮮やかで華やかな花です。
樋曽山の南に続く291m標高点ピークのそばまで登ると,道は尾根に沿って右折します。標高点へは行けません。
2019年04月21日 09:36撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 9:36
樋曽山の南に続く291m標高点ピークのそばまで登ると,道は尾根に沿って右折します。標高点へは行けません。
曲がり角を過ぎ,樋曽山の平らな台地状部分に入ると,おわりかけのカタクリがたくさん出現しました。
2019年04月21日 09:39撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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4/21 9:39
曲がり角を過ぎ,樋曽山の平らな台地状部分に入ると,おわりかけのカタクリがたくさん出現しました。
樋曽山の台地状部分からは,海と佐渡が見えました。
2019年04月21日 09:40撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 9:40
樋曽山の台地状部分からは,海と佐渡が見えました。
るんるんにきれいな新緑の中をゆっくり進みます。
2019年04月21日 09:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
4/21 9:42
るんるんにきれいな新緑の中をゆっくり進みます。
このあたり,エンレイソウがたくさん住んでいますが,花はぜんぶガクだけになっていました。今日のイチリンソウはみんな閉じ気味。
2019年04月21日 09:48撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 9:48
このあたり,エンレイソウがたくさん住んでいますが,花はぜんぶガクだけになっていました。今日のイチリンソウはみんな閉じ気味。
道の左側の標石が樋曽山の296.5m三角点です。平らな園地のような雰囲気。
2019年04月21日 09:55撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 9:55
道の左側の標石が樋曽山の296.5m三角点です。平らな園地のような雰囲気。
樋曽山の三角点を過ぎると,ほどなく急降下の坂道で,ここは樹林が切れて今日のコース唯一の展望があります。こちらは粟ヶ岳(右)から白山,川内山塊を経て,左の菅名岳まで。
2019年04月21日 10:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 10:01
樋曽山の三角点を過ぎると,ほどなく急降下の坂道で,ここは樹林が切れて今日のコース唯一の展望があります。こちらは粟ヶ岳(右)から白山,川内山塊を経て,左の菅名岳まで。
坂道から北には,角田山が見えてきます。肩越しにちらっと新潟市街と,(晴れていれば)朝日連峰方面。
2019年04月21日 10:02撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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4/21 10:02
坂道から北には,角田山が見えてきます。肩越しにちらっと新潟市街と,(晴れていれば)朝日連峰方面。
この先は,角田山を正面にちらちら見ながら進みます。このコースでは,最初は多宝山に見送られ,ひと山越すと角田山が見えて,「両峰の中間を歩いているんだなぁ」と実感します。
2019年04月21日 10:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 10:05
この先は,角田山を正面にちらちら見ながら進みます。このコースでは,最初は多宝山に見送られ,ひと山越すと角田山が見えて,「両峰の中間を歩いているんだなぁ」と実感します。
角田山が少しずつ近づいてきます。
2019年04月21日 10:14撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 10:14
角田山が少しずつ近づいてきます。
途中,トキワイカリソウが集まって咲いているところが何か所もありました。
2019年04月21日 10:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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4/21 10:16
途中,トキワイカリソウが集まって咲いているところが何か所もありました。
大通川放水路を見下ろすところまで来ました。今日はこれを見たら戻ろうかなと思って歩いて来ました。放水路の向こうは菅名岳です。この地点のちょっと先が,ここで福井山としている233m標高点のピークですが,濃い樹林におおわれたこのピークを登山道は左に捲いて通過します。
2019年04月21日 10:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 10:17
大通川放水路を見下ろすところまで来ました。今日はこれを見たら戻ろうかなと思って歩いて来ました。放水路の向こうは菅名岳です。この地点のちょっと先が,ここで福井山としている233m標高点のピークですが,濃い樹林におおわれたこのピークを登山道は左に捲いて通過します。
そのちょっと先の,左に分岐(進入不可)のある地点で,今日は引き返します。こんどは逆側から来てみよう。
2019年04月21日 10:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 10:25
そのちょっと先の,左に分岐(進入不可)のある地点で,今日は引き返します。こんどは逆側から来てみよう。
逆向きに歩き出すと,ちょっとだけ遠くなった多宝山が顔を出していました(左上)。こんどはそっちへ向かっていくよ〜。
2019年04月21日 10:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 10:26
逆向きに歩き出すと,ちょっとだけ遠くなった多宝山が顔を出していました(左上)。こんどはそっちへ向かっていくよ〜。
登り返す樋曽山への坂道には,金属ボルトが残っていて,下りはみつけにくいので注意しました。カバーがしてあるのが心づかい。
2019年04月21日 10:52撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 10:52
登り返す樋曽山への坂道には,金属ボルトが残っていて,下りはみつけにくいので注意しました。カバーがしてあるのが心づかい。
樋曽山三角点の南の小さい鞍部は,とてもよい森の雰囲気。
2019年04月21日 11:00撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 11:00
樋曽山三角点の南の小さい鞍部は,とてもよい森の雰囲気。
最初の標高約250mピークまで戻ると,あとはずっと多宝山を正面に見て下ります。かっこいい三角形。
2019年04月21日 11:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 11:45
最初の標高約250mピークまで戻ると,あとはずっと多宝山を正面に見て下ります。かっこいい三角形。
多宝山が近づいてきました。
2019年04月21日 11:56撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 11:56
多宝山が近づいてきました。
スカイライン入口まで戻りました。今日も山に来れてよかった。
2019年04月21日 12:06撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4/21 12:06
スカイライン入口まで戻りました。今日も山に来れてよかった。
駐車地点から,降りてきた尾根を振り返ると,右奥に標高約250mピークが見えます。のんびりした尾根でした。
2019年04月21日 12:10撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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4/21 12:10
駐車地点から,降りてきた尾根を振り返ると,右奥に標高約250mピークが見えます。のんびりした尾根でした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 常備薬 携帯 時計 タオル カメラ
備考 ウォーキングポールは道と植物を傷めるのでここでは推奨されないと聞き,ポールなしで登りました。

感想

弥彦山と角田山の間の,低くて起伏の少ない尾根筋に縦走路があると知って以来,行く機会をさぐっていました。「平らな里山のきれいな道をのんびり歩きたい願望」です。花の季節はものすごく人が多いらしいので,春先の花がおおかた終わって新緑が出る一瞬が,ねらい目だな(その機会を逃すとヤブと暑さが...),と思っていて,この週末がそのタイミングと判断しました。

なお樋曽山とその近くの福井山は地理院の地図に記載がなく,ヤマレコのデータベースには樋曽山だけが登録されています。福井山がどのピークを指すのかは2説あるようですが,ネットの諸資料を総合的に判断し,ここでは233m標高点のことを福井山のピークとしておきます。(本来は,福井集落の裏山全体が「福井山」なのかもしれませんね) 加えて,出発地のスカイラインの北側入口は,間瀬峠としましたが,「寺泊野積雪割草を愛する会」さん監修の「トレッキング案内図」では「笠飛峠」と記されています。

クルマで向いしな,角田山の南面の尾根筋に満開の山桜・新緑・芽吹きの各色のパステルカラーがすごくきれいで(←語彙),タイミングの読みは当たったようです。

平野側から見ると今日行く尾根上には杉の植林地がけっこう多くある印象ですが,行ってみるとそれも平野側斜面の片側だけで,基本は明るい落葉樹林で,全山黄緑色の新緑に染まっていました。クヌギ主体の樹林は,ザ里山,って感じです。予想通り林床の早春の花は終了しており,雪割草はまったく見られず,カタクリは頂上付近だけ名残りの株がしおれかかって広がっていました。エンレイソウが道沿いにたくさんありましたがすべてガクだけに。タムシバもほぼ終了。

そして新緑の下では,トキワイカリソウがこれでもかというように,いたるところで咲いていました。ほかにニリンソウ,イチリンソウ。今回目をひいたのは,樋曽山の南東面の登りに,ラショウモンカズラがいくつも咲いていたこと(タツナミソウと同じくシソ科の青い花。この花は「羅生門の鬼女の腕」だそうです。怖〜w)。樋曽山の山中に山桜はほとんどありませんでしたが,たまにぽつんと咲いているのを見ると,めっちゃつきなみですが平忠度の有名歌を思い出します。

今日は人出は少な目だったのでしょうが,それでも3時間で14,5人の方に遭いました。ほとんどはトレイルランの装備の方々でした。

大通川放水路が見える地点のちょっと先の尾根の分岐まで行って,今日は引き返しました。この先の五ヶ峠までの,コースの北半分は,晩秋の紅葉までとっておこうかなと。。

さてこのコースについていろいろ調べていると,いわゆる「西蒲三山縦走路」は1975年に開削整備されたということでした。以来45年近くが経過し,その間,山野草の盗掘問題などネガティブな経緯もありつつ,本日のコースや,角田山のいわゆる「非公式コース」などは「指道標のない(撤去された)登山道」として今日に至っているそうで.... ヨソから来て山におじゃまして楽しませていただく身としては。まことに複雑な心境になります。なにはともあれ,開放してくださっている地権者の皆様に感謝申し上げます。大切に歩きたいと思います。

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