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Yamareco

記録ID: 1803090
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雪山ハイキング
栗駒・早池峰

火打岳

2019年04月21日(日) [日帰り]
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ad70s その他1人
GPS
07:06
距離
9.3km
登り
999m
下り
997m

コースタイム

日帰り
山行
6:33
休憩
0:34
合計
7:07
距離 9.3km 登り 999m 下り 1,000m
8:48
195
スタート地点
12:03
12:06
42
12:48
13:19
25
13:44
131
15:55
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道はほぼ舗装で最後数百メートルダート。砂利が敷いてあって穴はなし。路面はかなり良い。
火打岳登山口の吊橋付近に10台程駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
・吊橋を渡ると残雪たっぷりの杉林。吐出沢渡渉点へは雪を崩して降りる。
・吐出沢の渡渉は登山靴では無理。今日は長靴を履いて、登山靴を持参していった。下山時は水量増え、長靴にも少し浸水。
・出だしがかなり急で残雪が残って歩きにくい。踏み抜き多数で苦労。
・2.5合目から上が雪道だが安定した雪稜。西火打岳以降、火打岳までは、雪庇とクラック注意。
・火打岳すぐ手前に岩峰がある。これを登ろうとしたら道がなかった。右から巻き本峰にダイレクトに雪渓を上り詰める感じ。
・山頂直下はかなり急な雪渓。最後に登山道がでてくるが、土と氷のミックスでここも急。山頂は半分地面が出ている。
・総じて、残雪は例年よりだいぶ多い印象。
・アイゼン、ワカン持参したが、アイゼンのみ使用。概ね締まっている。
・他に登山者はなし。トレースなし。古いワカンの跡が時々見受けられた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*このコース、夏道が隠れている残雪期は迷いやすい。赤テープなどは最小限しかなく、西火打ピークから一段降りたp1089付近からの下山方向に目印がない。地図上のp1089ピークは顕著なピークではなく、平原の一部で目印にならない。
ガスなどで迷った場合は、この平原の一カ所だけ、吐出沢源頭部の一つが小さいけれど明らかな沢地形になっている箇所があるので、この沢を左手に感じながら沢の右岸尾根を降りると覚えておけば、迷わないかもしれない。
その他周辺情報 最上町まで戻り、いつもの「りんどう」で入浴。360円だったかな。
出発!でもちょっと高い…
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出発!でもちょっと高い…
川を渡って買い物に…風
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川を渡って買い物に…風
1合目まで超急登
イワウチワが登山道にずっと咲いている
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イワウチワが登山道にずっと咲いている
4分の1刻みか
二の坂が始まる
ここまで上がると
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ここまで上がると
神室連峰北部
三の坂も急で長い
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三の坂も急で長い
よれよれと登りきると
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よれよれと登りきると
どーんと神室連峰
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どーんと神室連峰
まず西火打岳を目指す
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まず西火打岳を目指す
苦しい登りで
トレースがうねる
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トレースがうねる
振り向くといつも
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振り向くといつも
麗し鳥海山
西火打ピークへ
雪庇注意
西火打から見た火打岳
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西火打から見た火打岳
振り返る
火打に向かいます
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火打に向かいます
どんと降りてぐっと登る
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どんと降りてぐっと登る
西火打を振り返る
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西火打を振り返る
ここから急です
越えてきた雪庇帯
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越えてきた雪庇帯
空に向かって
なんとか到着
神室連峰北部
小又山と虎毛山
天狗森、神室山と前神室
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天狗森、神室山と前神室
西火打と鳥海
帰ります
八森山と神室南部
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八森山と神室南部
のんびり下山
最後の激しい下り
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最後の激しい下り
長靴発見
水量増えてる
無事生還

感想

久しぶりに火打新道から火打岳を目指した。春先の神室はちょっと敷居が高くて、よしいくぞ、と気合を入れないとね。
今年は残雪豊富で、山は白くてまことに美しい。

激しい渡渉を終え一の坂の登りがひと段落する頃、あたりはイワウチワの大群落。急な尾根の両側に延々と咲いている。
二の坂、三の坂の急登を終え、ようやくたどりついた西火打直下の大雪原。前神室から神室、天狗、小又へ続く白い稜線が、遮るもののない大展望となって目の前に広がっている。振り返れば、真っ白な鳥海。このあたりの山に登るとやっぱり鳥海を探してしまう。
西火打のピークに立つと、火打岳がひときわ大きい。いつも大尺山から見る火打とはずいぶん違った雄大な塊のような印象。

西火打山頂からは、それまでの安定した雪稜歩きから一転し、雪庇とクラックの道に。コース採りと雪面の様子に気を配りながら進む。大きく下って登り返しを二回、最後の詰めは斜度の強い雪渓登りとなり、這う這うの体でなんとか登頂できた。

微風快晴の山頂で、神室の山々を眺めながらゆっくりお昼をいただく。下山もなかなか厳しいので油断はできないのだが、とりあえず満足。

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コメント

快晴の火打岳登頂
日曜日はこれ以上ないお天気で風も無く、最高でしたネ〜
近所の寂峰から神室も見えました。
西火打から眺める火打岳、まさに雄大な塊ですね。大展望が広がって、西火打まででも十分満足できる気がします。
山頂直下の詰め、奥様共々お疲れ様でした

P1089付近からの下山、cheezeさんのご説明でとても良くわかりました。ただガスっている時はやっぱり難しいですね。コンパスで合わせて勇気を持って平原の縁まで辿れるかどうか。だめなら自分の足跡を拾ってスタート地点まで戻ってやり直す・・なんてことも必要になるかもしれませんし、それを最初から想定して進む心づもりと体力があれば、余裕を持って臨めるのかも。「小さいけれど明らかな沢地形を左手に感じながら・・」の地点を見つけるまでの不安や葛藤も、山でなければ味わえない醍醐味ですね
2019/4/23 6:29
Re: 快晴の火打岳登頂
kamadamさんの2月の小又・火打のレコ、改めて拝見して、二人でため息ついてましたよ。
この日はちょうど神室がお天気の境目で、午後の画像でもわかるように、次第に雲が降りてきています。それでも山頂ランチまでは快晴でしたのでよしとしないとバチ当たりますね。kamadamさんの「寂峰」はどこなんだろう いずれにせよ北東北は一日最高のお天気だったでしょう。
西火打まで3時間かかったので、ここまでにしておく?と聞いたら、やっぱり火打の姿を見て、絶対行きたいとのこと。先に足を進めました。西〜火打の雪庇とアップダウンの稜線は、まさにこれぞ雪山という風景。素晴らしかった。

西火打付近の下山コース、確かにガスったり吹雪いたりしたら、ちょっと歩けないでしょうね。平原が広いのでリングワンデリングしちゃいますね。コンパスあてるにも、1089pはピークじゃなくて目印にもならないし。おっしゃるとおり迷ったときはまず落ち着くというのが基本ですね。
今は普通にGPSを持っている方がほとんどで、専用機でなくてもスマホの例えば「ヤマレコマップ」位で十分対応できますので、あまり心配せず雪山に入る方が増えているかも。kamadamさんのような昔からの王道の山歩きの達人は少ないでしょう。ただ今はプロでもGPS持参しているので、今後は導入もご検討されてはいかが?

ところで今年度からなぜかこんな爺ちゃんがまた呼ばれて、1年間ですが、仕事です。週2日仕事、週休5日の楽隠居ですけど  
2019/4/23 8:21
鳥海山
こんにちは

まだたっぷりの積雪ですね。
p1089辺り迄上がれば、北方神室の展望を眺めながらファイトが湧きますよね。

山頂からの鳥海山の美しさは感動的ですね。特にこの角度からの端正で裾野を長く延ばした雄大な姿は最高です。普段とは少し違った姿を見ることが出来ました。" 取り敢えず満足 "とは欲張り過ぎですよ。(笑)
素晴らしい絶景有り難うございました。
2019/4/24 7:22
Re: 鳥海山
tonkaraさん、おはようございます。
西火打岳、残雪期は藪が全部隠れて、実に美しいピークでした。大雪原と、鞍部を挟んでそびえる巨大な火打岳のマッス、これは絶景でした。昨年同期にも見た風景なんですが、今年は雪が多いので、一層すごみがありました。来年もまた来たい。
このコースは北側斜面なので残雪豊富です。また登っていく毎に、振り向くと鳥海山がせりあがってきて、励まされますね。いつもそこにあります。
どうぞまた足をお運びくださいね。
2019/4/24 8:13
プロフィール画像
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