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Yamareco

記録ID: 1803977
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

兵庫県宍粟市 河久保山〜おごしき山〜板馬見渓谷 花&鹿&青い鳥

2019年04月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:10
距離
9.1km
登り
852m
下り
847m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:36
休憩
0:30
合計
5:06
距離 9.1km 登り 853m 下り 852m
8:48
1
松の木公園駐車場
8:49
8:50
33
取り付き点
9:23
9:24
42
標高560m岩群
10:06
10:09
7
河久保山
10:16
10:18
31
標高780m岩群
10:49
25
ピーク947m
11:14
6
おごしき山コース合流点
11:20
11:38
4
11:42
9
おごしき山コース合流点(2回目)
11:51
11:53
24
標高1010m岩群
12:17
23
おごしきコース&一般コース分岐
12:40
5
不動の滝
12:45
12:47
4
垢離取場&不動明王の岩
12:51
52
後山登山口
13:43
13:44
9
鉈取淵
13:53
1
取り付き点(2回目)
13:54
松の木公園駐車場
旬の動植物や渓谷美を観賞するコース
歩行距離9km、歩行時間4時間30分、歩行数18,400歩、消費カロリー2,340Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 松の木公園<写真03>の駐車場に自動車を停めました。10台程駐車可能です。
 下りで利用した板馬見渓谷沿いの林道河久保線は、車両通行止めが解除されており、後山登山口<写真27>の駐車場は4,5台駐車可能です。ただし、駐車場から東はしばらくは小石が転がっており、注意が必要です。
コース状況/
危険箇所等
 上りで利用した河久保山<写真09>を経ておごしき山<写真14>に至るルートは、正規の登山道ではありません。踏み跡がはっきりしない所が多く、下草がほとんどなくどこでも歩ける尾根のため、うっかり支尾根に入らないよう注意が必要です。また、取り付き点から踏み跡を辿って標高420mの朝来電力所の発電用水路に出るよりも、最初から尾根を直登したほうが安全です。
 おごしき山<写真14>からの下りで利用したルートは、正規の登山道です。一部、かなり細い道もありますが歩きやすくなっており、後山登山口<写真27>からはコンクリートの林道です。ヒトリシズカ<写真34>撮影地点の少し南の沢を横断するところは、コンクリートの道の表面を水が流れていました。水深は1cm程です。豪雨でなければ大丈夫だと思います。
 なお、上りのルートではツキノワグマの親子などの目撃例があるようです。また、スズメバチの仲間がついてくることもあります。スズメバチのほうは、1匹だけなら知らん顔しておけばそのうちいなくなります。
 
 上りで利用した河久保山<写真09>を経ておごしき山<写真14>に至るルートは、正規ルートではありません。たまに岩が埋まっていますが、どこでも歩きやすく、かえって迷う所があります。
 取り付き点は、前回(2016年07月24日)よりもわかりやすくなっていました。鳥居をくぐってすぐ右側の斜面上部に見える古びた小さい休憩舎の下から、ジグザグの踏み跡があります。
 標高420mの朝来電力所の発電用水路に出ると、周辺は少し急で崩れやすくなっており、用水路にドボンの可能性があります。自分は用水路の真上を、GPSを持った連れはもう少し東からよじ登りましたが、踏み跡を辿って用水路まで行かずに最初から尾根を直登したほうがよかったと思いました。標高500m辺りから踏み跡らしくなってきました。
 河久保山頂上<写真09>周辺は、周囲の木すべてに赤いペンキでマーキングし青いテープがつけてあります。ここ以外はあまりテープがありません。標高800mで北西尾根から西尾根に入る所は少し急だったので、南にトラバースしてから西に下ると、すぐに踏み跡に合流しました。 
 おごしき山の下山ルートに合流するはずでしたが、少し南寄りに行き過ぎたため、北西へと軌道修正しました。おごしき山コース合流点の「松の木公園下山コース」の道標(標高1060m地形図の破線の道合流点)のすぐ北を通り、ピンクテープのある岩場をひと登りすると、おごしき山頂上<写真14>に到着しました。

 下りで利用したルートは、2018年08月05日は豪雨の影響が見られ、一部、歩きにくい所がありましたが、今回は整備され気にならないようになっていました。かなり細い道もありますが歩きやすく、後山登山口<写真27>からはコンクリートの林道です。一部、土道の下山道もありますが、去年は豪雨の影響で荒れておりコースアウトしたので、今回はずっと林道を歩きました。
 なお、滝や沢を見るため所々で少し道から逸れています。崩れやすい斜面もあるので下りは要注意です。
その他周辺情報 宍粟市千種町は名水の宝庫です。今回、出発点とした「松の木公園」でも名水をゲットすることができます。行者修験西の大峯山ともいわれている後山(兵庫県では板馬見山)の麓、地下26メートルから湧出する「行者霊水」は、神様のご利益がすぐに現れる霊水と言われています。30リットル100円で給水できます。
01観音公園より
  八重桜越しに490m峰
出発地点となった松の木公園<写真03>の少し南にある公園です。交通安全の観音像の北側に八重桜が3本あり、北北西方面には標高583.5m三角点<点名:仁礼>の南東尾根490m峰が見えました。
01観音公園より
  八重桜越しに490m峰
出発地点となった松の木公園<写真03>の少し南にある公園です。交通安全の観音像の北側に八重桜が3本あり、北北西方面には標高583.5m三角点<点名:仁礼>の南東尾根490m峰が見えました。
02白とピンクの八重桜
どちらも直径3cm程の八重の花がちょうど満開でした。沢音をBGMに歩きながら動画を撮りました。
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02白とピンクの八重桜
どちらも直径3cm程の八重の花がちょうど満開でした。沢音をBGMに歩きながら動画を撮りました。
03松の木公園
おごしき山や後山の登山口です。中央に見えているステンドグラスのあるおしゃれなトイレの周辺も桜が満開でした。
03松の木公園
おごしき山や後山の登山口です。中央に見えているステンドグラスのあるおしゃれなトイレの周辺も桜が満開でした。
04ヒヨドリ
桜の花の蜜を吸いすぎ、口の周りが花粉で黄色くなっていました(´・ω・`)花粉症にならないのかな?
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04ヒヨドリ
桜の花の蜜を吸いすぎ、口の周りが花粉で黄色くなっていました(´・ω・`)花粉症にならないのかな?
05コバノミツバツツジ
河久保山<写真09>南東尾根取り付き点辺りから標高560m岩群<写真06>辺りまで咲いていました。花は期待していなかったのでテンションが上がりました(^^♪
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05コバノミツバツツジ
河久保山<写真09>南東尾根取り付き点辺りから標高560m岩群<写真06>辺りまで咲いていました。花は期待していなかったのでテンションが上がりました(^^♪
06標高560m岩群
コース上にこうした岩群が突然出てきます。直登しました。周辺のアセビの花はかなり散っており、乾燥して傷みかけていました。
06標高560m岩群
コース上にこうした岩群が突然出てきます。直登しました。周辺のアセビの花はかなり散っており、乾燥して傷みかけていました。
07タムシバ
振り返ってズームしてみました。コブシとは違い、花の付け根に葉がついていません。
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07タムシバ
振り返ってズームしてみました。コブシとは違い、花の付け根に葉がついていません。
08シハイスミレ
ピンク色の小さな花がかわいらしいスミレです。葉の裏は赤紫色です。小さな葉だけの株が多く、たまに1つだけ花が咲いていました。この辺りから見られなくなりました。
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08シハイスミレ
ピンク色の小さな花がかわいらしいスミレです。葉の裏は赤紫色です。小さな葉だけの株が多く、たまに1つだけ花が咲いていました。この辺りから見られなくなりました。
09河久保山頂上三角点
        「河久保」
標高822.3m頂上三角点<点名:河久保>です。少し開けていますが、展望は効きません。周囲の木すべてに赤ペンキのマーキングと青いテープがありました。ちょっと頑張りすぎた感があるので、宍粟(しそう)50名山ガイドクラブや地籍調査の方ではないと思います。
09河久保山頂上三角点
        「河久保」
標高822.3m頂上三角点<点名:河久保>です。少し開けていますが、展望は効きません。周囲の木すべてに赤ペンキのマーキングと青いテープがありました。ちょっと頑張りすぎた感があるので、宍粟(しそう)50名山ガイドクラブや地籍調査の方ではないと思います。
10標高780m岩群
GPSを持った連れは岩場を直登しましたが、自分は下から見上げて動画を撮りました。
10標高780m岩群
GPSを持った連れは岩場を直登しましたが、自分は下から見上げて動画を撮りました。
11ムシカリ
北斜面を見下ろしてズームしてみると、ムシカリでした。オオカメノキとも呼ばれますが、虫が好むのでムシカリ「虫狩」と名付けられました。花序の中心部の小さな両性花はまだつぼみで、それらを囲む白い装飾花が目立っていました。
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11ムシカリ
北斜面を見下ろしてズームしてみると、ムシカリでした。オオカメノキとも呼ばれますが、虫が好むのでムシカリ「虫狩」と名付けられました。花序の中心部の小さな両性花はまだつぼみで、それらを囲む白い装飾花が目立っていました。
12淡いピンク色のアセビ
この山域はアセビが多いのですが、このようにピンク色のものは少ないようでした。小規模の群生がたびたび見られましたが、低木が多く、これからが楽しみです。
12淡いピンク色のアセビ
この山域はアセビが多いのですが、このようにピンク色のものは少ないようでした。小規模の群生がたびたび見られましたが、低木が多く、これからが楽しみです。
13ショウジョウバカマ
花姿がまるで袴をはいているように見えます。足元にこの1株だけでした。今年お初です(^^♪
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13ショウジョウバカマ
花姿がまるで袴をはいているように見えます。足元にこの1株だけでした。今年お初です(^^♪
14アセビ越しに
    平成之大馬鹿門
おごしき山の頂上を取り囲むようにアセビが生えており、一部は乾燥で傷んでいますが、ほぼ満開でした。頂上にある平成之大馬鹿門の側から360度パノラマ動画などを撮りました。
14アセビ越しに
    平成之大馬鹿門
おごしき山の頂上を取り囲むようにアセビが生えており、一部は乾燥で傷んでいますが、ほぼ満開でした。頂上にある平成之大馬鹿門の側から360度パノラマ動画などを撮りました。
15セイヨウタンポポ
下山開始しようとすると、足元に1株だけ生えていました。在来種とは違い、花の付け根にある総苞片(そうほうへん)が反り返ります。標高1000m超の地点でセイヨウタンポポを見たのは初めてです(*_*;きっと、誰かの靴にくっついていた種から育ったのでしょう
15セイヨウタンポポ
下山開始しようとすると、足元に1株だけ生えていました。在来種とは違い、花の付け根にある総苞片(そうほうへん)が反り返ります。標高1000m超の地点でセイヨウタンポポを見たのは初めてです(*_*;きっと、誰かの靴にくっついていた種から育ったのでしょう
16標高1010m岩群
今までは見上げながら通り過ぎていましたが、連れが登ってきました。てっぺんからは松の木公園<写真03>への下山道の道標が見えており、なんとなく踏み跡がそちらに延びているように思えたそうです。見上げて動画も撮りました。
16標高1010m岩群
今までは見上げながら通り過ぎていましたが、連れが登ってきました。てっぺんからは松の木公園<写真03>への下山道の道標が見えており、なんとなく踏み跡がそちらに延びているように思えたそうです。見上げて動画も撮りました。
17ロープ場の滝ズーム
崩れやすい落ち葉の積もった斜面を下りて西にある滝をズームして動画も撮りました。二段になっており、登山道はちょうど真ん中を横切っています。今回、連れが滑りかけてやっとロープの必要性がわかりました。
17ロープ場の滝ズーム
崩れやすい落ち葉の積もった斜面を下りて西にある滝をズームして動画も撮りました。二段になっており、登山道はちょうど真ん中を横切っています。今回、連れが滑りかけてやっとロープの必要性がわかりました。
18標高855m沢
道から少し下りるとよく見えます。水音が心地よく響いていました。動画も撮りました。
18標高855m沢
道から少し下りるとよく見えます。水音が心地よく響いていました。動画も撮りました。
19陽光に映えるアセビ
沢<写真18>から見上げると、ちょうど日に照らされて真っ白なアセビがきれいに見えました。動画には蜜を吸うビロウドツリアブも映っています。
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19陽光に映えるアセビ
沢<写真18>から見上げると、ちょうど日に照らされて真っ白なアセビがきれいに見えました。動画には蜜を吸うビロウドツリアブも映っています。
20標高835m沢
ここもちょっと寄り道。せせらぎといった感じですが、ジグザグの流れが優雅に見えました。動画も撮りました。周辺は小石がゴロゴロしており、石小屋という岩屋があります。
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20標高835m沢
ここもちょっと寄り道。せせらぎといった感じですが、ジグザグの流れが優雅に見えました。動画も撮りました。周辺は小石がゴロゴロしており、石小屋という岩屋があります。
21金掛(かねかけ)の行場
岩屋の中央に鐘懸(かねかけ)の行者像があります。「鐘掛の行者天保四年」と表記されています。巨大な岩屋を見上げて動画も撮りました。
21金掛(かねかけ)の行場
岩屋の中央に鐘懸(かねかけ)の行者像があります。「鐘掛の行者天保四年」と表記されています。巨大な岩屋を見上げて動画も撮りました。
22ミヤマカタバミ
本日会いたかった花の一つです(^_^)あまり多くはありませんが、舗装林道に出てからも何度か見かけました。
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22ミヤマカタバミ
本日会いたかった花の一つです(^_^)あまり多くはありませんが、舗装林道に出てからも何度か見かけました。
23シキミ
かわいい花ですが、根から葉、花にいたるまですべての部分に毒があります(*_*;まだつぼみもたくさんありました。
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23シキミ
かわいい花ですが、根から葉、花にいたるまですべての部分に毒があります(*_*;まだつぼみもたくさんありました。
24不動の滝
はしご状の階段を下りたところです。滝を左右に従えた洞窟内の不動尊は全国的にも珍しいです。動画も撮りました。
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24不動の滝
はしご状の階段を下りたところです。滝を左右に従えた洞窟内の不動尊は全国的にも珍しいです。動画も撮りました。
25キンシベ
   ボタンネコノメソウ
ボタンネコノメソウの変種で、花やおしべの葯が黄色いことからこう呼ばれています。そばにボタンネコノメソウも咲いていました。
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25キンシベ
   ボタンネコノメソウ
ボタンネコノメソウの変種で、花やおしべの葯が黄色いことからこう呼ばれています。そばにボタンネコノメソウも咲いていました。
26垢離取場越しに
     不動明王の岩
女人禁制の結界門が未だ残る後山は大峰山を「前山」として、その後ろにある西の大峰になぞらえて「後山」といいます。中央に見えている小さな淵は、身を清める垢離(こり)取場です。その奥に見えている岩の裏側に不動明王像が祀られています。動画を撮りながら見に行きました。
26垢離取場越しに
     不動明王の岩
女人禁制の結界門が未だ残る後山は大峰山を「前山」として、その後ろにある西の大峰になぞらえて「後山」といいます。中央に見えている小さな淵は、身を清める垢離(こり)取場です。その奥に見えている岩の裏側に不動明王像が祀られています。動画を撮りながら見に行きました。
27後山&
   平成之大馬鹿門登山口
ここが舗装林道の終点です。駐車場には去年の豪雨の影響で小石が流れ込んでおり、利用できるスペースは普通車4,5台分でした。ここからしばらくは小石が転がっていますが、自動車でも通れます。
27後山&
   平成之大馬鹿門登山口
ここが舗装林道の終点です。駐車場には去年の豪雨の影響で小石が流れ込んでおり、利用できるスペースは普通車4,5台分でした。ここからしばらくは小石が転がっていますが、自動車でも通れます。
28ヤマネコノメソウ
種ができると猫の目のように見えるということからこの名が付いています。丸っこい葉が互生します。舗装林道のど真ん中に群生(*_*;ここからしばしば見られました。
28ヤマネコノメソウ
種ができると猫の目のように見えるということからこの名が付いています。丸っこい葉が互生します。舗装林道のど真ん中に群生(*_*;ここからしばしば見られました。
29ニホンジカ親子
舗装林道に出てきていたようです。いったんは斜面を駆け上って逃げましたが、振り返って様子をうかがっていました。
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29ニホンジカ親子
舗装林道に出てきていたようです。いったんは斜面を駆け上って逃げましたが、振り返って様子をうかがっていました。
30ニホンジカ母親
動画を撮っていると、しばらくはこちらをガン見していましたが、キョン!と警戒の鳴き声を上げ、走り出すと、この後に子鹿も続きました。耳かきの梵天のようなふわふわの白い毛がキュート(*^^*)
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30ニホンジカ母親
動画を撮っていると、しばらくはこちらをガン見していましたが、キョン!と警戒の鳴き声を上げ、走り出すと、この後に子鹿も続きました。耳かきの梵天のようなふわふわの白い毛がキュート(*^^*)
31ヤマザクラ斜面
ちょうど前方、西方面の斜面に淡いピンク色のヤマザクラがたくさん咲いているのが見えました。
31ヤマザクラ斜面
ちょうど前方、西方面の斜面に淡いピンク色のヤマザクラがたくさん咲いているのが見えました。
32キブシ
淡黄色の花を穂状、房状につけて咲くのでよく目立ちます。道沿いでたびたび見かけました。
32キブシ
淡黄色の花を穂状、房状につけて咲くのでよく目立ちます。道沿いでたびたび見かけました。
33ミツマタ
強い繊維質の樹皮は、強度の高い良質の紙の原料として有名で、紙幣などにも使われています。少し日当たりが悪そうな斜面に3本だけでしたが、まだ咲き始めなのでしばらく楽しめそうです。
33ミツマタ
強い繊維質の樹皮は、強度の高い良質の紙の原料として有名で、紙幣などにも使われています。少し日当たりが悪そうな斜面に3本だけでしたが、まだ咲き始めなのでしばらく楽しめそうです。
34ヒトリシズカ
ブラシの毛のように見えるものは、雄しべのやく隔という組織です。ここからしばしば群生が見られました。
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34ヒトリシズカ
ブラシの毛のように見えるものは、雄しべのやく隔という組織です。ここからしばしば群生が見られました。
35オオルリ♂
オスは真っ白なお腹と青い背中のツートンカラーがきれいです。あまり警戒心がなく、こちらの動きに合わせて少し逃げてはさえずっていました。動画は少しピンボケですが、日本三鳴鳥に数えられる美声も楽しめます。
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35オオルリ♂
オスは真っ白なお腹と青い背中のツートンカラーがきれいです。あまり警戒心がなく、こちらの動きに合わせて少し逃げてはさえずっていました。動画は少しピンボケですが、日本三鳴鳥に数えられる美声も楽しめます。
36二段小滝
落差は2m程の小さな滝ですが、水音が大きく涼しげでした。動画も撮りました。
36二段小滝
落差は2m程の小さな滝ですが、水音が大きく涼しげでした。動画も撮りました。
37ヤブツバキ
さすがに花は終盤で直径2,3cm程になっていましたが、つぼみもありました。
37ヤブツバキ
さすがに花は終盤で直径2,3cm程になっていましたが、つぼみもありました。
38ヤマザクラ大木
対岸にひときわ大きく目立っていました。道の脇の小さいヤマザクラのほうは動画を撮りました。
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38ヤマザクラ大木
対岸にひときわ大きく目立っていました。道の脇の小さいヤマザクラのほうは動画を撮りました。
39鉈取淵の滝
ここには鉈取淵(なたとりぶち)の伝説があります。川の淵に落とした鉈(なた)を探して、誤って淵の深みに落ち水死してしまった娘の声が聞こえてくるとか(*_*;ヤマザクラから東側の滑滝、反対の鉈取淵の滝を動画に撮りました。
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39鉈取淵の滝
ここには鉈取淵(なたとりぶち)の伝説があります。川の淵に落とした鉈(なた)を探して、誤って淵の深みに落ち水死してしまった娘の声が聞こえてくるとか(*_*;ヤマザクラから東側の滑滝、反対の鉈取淵の滝を動画に撮りました。
40標高395m滝
ここも少し下りてみました。水量が多く、落差数mのわりに見応えがありました。動画も撮りました。
40標高395m滝
ここも少し下りてみました。水量が多く、落差数mのわりに見応えがありました。動画も撮りました。
41蛇行する沢&ヤマブキ
最後に風流なシーンを堪能できました!(^^)!ヤマブキは周辺に点在し、見頃でした。
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41蛇行する沢&ヤマブキ
最後に風流なシーンを堪能できました!(^^)!ヤマブキは周辺に点在し、見頃でした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS

感想

 本日の山行の出発点は兵庫県宍粟(しそう)市千種(ちくさ)町の「松の木公園」としました。この公園の少し南にある観音公園で八重桜がきれいに咲いているのを見て、このエリアではまだ桜の観賞ができることを知りました。

 松の木公園から北西に延びている尾根に取り付き、尾根伝いにおごしき山を目指すことにしました。鳥居をくぐってすぐ右側の斜面上部に見える古びた小さい休憩舎からジグザグに踏み跡があります。ただし、朝来電力所の発電用水路の上に出ると、崩れやすい斜面でフェンスがないので、用水路にドボンの可能性があります(*_*;もう少し西から尾根に取り付いたほうが安全でした。
 当初はこの時期の風物詩をあまり期待していませんでしたが、サクラ、コバノミツバツツジ、タムシバ、スミレ、アセビ、ショウジョウバカマなど、想定以上の花を観賞することができました。
 また、鹿の糞が異常に多く、どこかから我々の動きを警戒されているような気がしました。

 おごしき山頂上からは360度パノラマ展望を楽しむことができました。
 標高1095mのおごしき山の頂上には「平成之大馬鹿門」が設置されています。京都の仏教大学が大学の門柱を空充秋(そら みつあき)氏に依頼したところ、その名称を「平成之大莫迦門」としたため、「バカとは何事か」と大学側は引き取りを拒否、最終的には千種町に譲渡されることになりました。
 それらを形成しているブロックは千種町の“千”に因んで千個あるようです。おごしき山頂上にはそのうちの“一”から“五”までありました。

 おごしき山から板馬見(いたばみ)渓谷の方に下りていきました。地形図上に登山道があり、ほぼその通りに進めます。板馬見渓谷の渓谷美と音に癒されながら、ミヤマカタバミなどの旬の花をたくさん観賞することができました。
 花だけでなく、動物もたくさんいるようでした。
 林道を下っていると、鹿の親子に遭遇しました。こちらをしばらく凝視していましたが、親鹿の鳴き声を合図とし、ピョンピョンと跳ねながら、森の奥の方へ去っていきました。その愛らしい姿を写真と動画でも紹介しています。
 また、ひときわ美しい声で鳴くオオルリのオスも見られました。東南アジアでの越冬を終え、温かくなってきたこの地に来たのでしょう。ウグイスとコマドリと共に日本三鳴鳥のひとつに数えられており、その美しい鳴き声が山行中、ずっと響き渡っていました。写真や動画でその美しい容姿とさえずりを紹介しています。

 昨年の豪雨の被害から完全復旧をしたわけではありませんが、山道は危険個所はなく、渓谷沿いの道も舗装林道を辿っていけば安全です。何よりも4月下旬でも多種多様な動植物を見られたことが大きな収穫でした。




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