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Yamareco

記録ID: 1814006
全員に公開
ハイキング
奥秩父

笠取山

2019年04月28日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:08
距離
10.7km
登り
768m
下り
753m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:45
休憩
2:21
合計
7:06
距離 10.7km 登り 768m 下り 767m
8:11
8:13
68
9:21
9:31
19
9:50
9:51
4
9:55
7
10:02
23
10:25
11:46
8
11:54
11:59
21
12:20
12:21
11
12:32
12
12:44
7
12:51
3
12:54
12:55
5
13:00
13:40
12
13:52
33
14:25
21
14:46
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
塩山からR411で柳沢峠を越えて、落合橋のたもとから新犬切峠を経て作場平に至ったが、落合橋から先は路面が悪く、離合が困難な部分も多い。少し遠回りになるが、離合もしやすく路面が良い一ノ瀬林道を使った方がいいと思う。
コース状況/
危険箇所等
特にありませんが、西峰から東峰を経て水干に向かう場合、稜線上は細かな登降が多く、凍結と霜柱が解けた泥で木の根が見えず、1,2回滑りました。
中央道を勝沼IC目指して進む。岩殿山とその左方に滝子山。
2019年04月28日 05:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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中央道を勝沼IC目指して進む。岩殿山とその左方に滝子山。
中央道から滝子山
2019年04月28日 05:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 5:46
中央道から滝子山
中央道初狩PAに立ち寄り、4月に出来たばかりの笹子トンネル天井版崩落事故で亡くなった9名の方の慰霊碑に手を合わせる。
2019年04月28日 05:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 5:58
中央道初狩PAに立ち寄り、4月に出来たばかりの笹子トンネル天井版崩落事故で亡くなった9名の方の慰霊碑に手を合わせる。
初狩PAから鶴ケ鳥屋山?左奥は三ツ峠山
2019年04月28日 06:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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初狩PAから鶴ケ鳥屋山?左奥は三ツ峠山
勝沼のフルーツラインから南アルプス。左から間ノ岳、北岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳。
2019年04月28日 06:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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勝沼のフルーツラインから南アルプス。左から間ノ岳、北岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳。
勝沼のフルーツラインから南アルプスの白根三山。
2019年04月28日 06:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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4/28 6:20
勝沼のフルーツラインから南アルプスの白根三山。
勝沼のフルーツラインから南アルプス。画像の左端は笊ケ岳、その右に先だけ見えているのは聖岳?、そして赤石岳、荒川岳
2019年04月28日 06:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 6:20
勝沼のフルーツラインから南アルプス。画像の左端は笊ケ岳、その右に先だけ見えているのは聖岳?、そして赤石岳、荒川岳
フルーツラインからR411に合流する手前から小楢山?
2019年04月28日 06:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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フルーツラインからR411に合流する手前から小楢山?
笠取山の登山口となる作場平には7時半前に到着。登山口の近い駐車スペースは既に満杯で少し遠い駐車スペースに車を止めた。
2019年04月28日 07:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の登山口となる作場平には7時半前に到着。登山口の近い駐車スペースは既に満杯で少し遠い駐車スペースに車を止めた。
登山口にあるトイレ
2019年04月28日 07:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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登山口にあるトイレ
作場平登山口
2019年04月28日 07:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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作場平登山口
檜と落葉松の人工林
2019年04月28日 07:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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檜と落葉松の人工林
2019年04月28日 08:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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一休坂ルートの分岐
2019年04月28日 08:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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一休坂ルートの分岐
一休坂と中段林道の交差点
2019年04月28日 08:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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一休坂と中段林道の交差点
前後に歩いているのは私だけ。野鳥の声だけの静かな世界を満喫しながら歩く。
2019年04月28日 08:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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4/28 8:39
前後に歩いているのは私だけ。野鳥の声だけの静かな世界を満喫しながら歩く。
2019年04月28日 08:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2019年04月28日 08:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2019年04月28日 09:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2019年04月28日 09:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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途中から斜度が上がってくると整備された登山道が笠取小屋まで続く。
2019年04月28日 09:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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途中から斜度が上がってくると整備された登山道が笠取小屋まで続く。
笠取小屋の下の水場。豊富な水量。
2019年04月28日 09:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取小屋の下の水場。豊富な水量。
笠取小屋に到着
2019年04月28日 09:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取小屋に到着
この時間、テントはまだ3張だけ。
2019年04月28日 09:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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この時間、テントはまだ3張だけ。
鹿の群れが小屋のすぐそばまで近づいてきた。
2019年04月28日 09:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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鹿の群れが小屋のすぐそばまで近づいてきた。
2019年04月28日 09:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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雁峠分岐。その先の小さな丘は3つの川(荒川、多摩川、富士佐川)の分水嶺。
2019年04月28日 09:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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雁峠分岐。その先の小さな丘は3つの川(荒川、多摩川、富士佐川)の分水嶺。
「小さな分水嶺」の丘から国師ケ岳?
2019年04月28日 09:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 9:54
「小さな分水嶺」の丘から国師ケ岳?
「小さな分水嶺」の丘から富士山
2019年04月28日 09:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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「小さな分水嶺」の丘から富士山
「小さな分水嶺」の丘から西に連なる奥秩父の主脈の山々
2019年04月28日 09:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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「小さな分水嶺」の丘から西に連なる奥秩父の主脈の山々
「小さな分水嶺」の丘
2019年04月28日 09:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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「小さな分水嶺」の丘
笠取山への急坂の直登路
2019年04月28日 10:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山への急坂の直登路
笠取山の山頂から急坂を見下ろすとこんな感じ。上部は霜柱が解けてドロドロでとても滑りやすく、草地を掴んでの登りだった。
2019年04月28日 11:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の山頂から急坂を見下ろすとこんな感じ。上部は霜柱が解けてドロドロでとても滑りやすく、草地を掴んでの登りだった。
笠取山の山頂
2019年04月28日 11:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の山頂
笠取山の山頂から富士山
2019年04月28日 10:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の山頂から富士山
左奥の南アルプスと国師ケ岳
2019年04月28日 10:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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左奥の南アルプスと国師ケ岳
国師ケ岳?
2019年04月28日 10:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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国師ケ岳?
南アルプス。左から荒川岳から白根三山まで。
2019年04月28日 10:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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南アルプス。左から荒川岳から白根三山まで。
南アルプス。左から笊ケ岳、上河内岳、聖岳、赤石岳、荒川岳、右端は塩見岳?
2019年04月28日 11:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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南アルプス。左から笊ケ岳、上河内岳、聖岳、赤石岳、荒川岳、右端は塩見岳?
大菩薩嶺の山塊と富士山
2019年04月28日 11:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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大菩薩嶺の山塊と富士山
大菩薩嶺の山塊
2019年04月28日 11:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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大菩薩嶺の山塊
中間は奥多摩、奥は丹沢山地
2019年04月28日 11:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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中間は奥多摩、奥は丹沢山地
右奥は奥多摩の三頭山?
2019年04月28日 11:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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右奥は奥多摩の三頭山?
御坂山塊と天子山塊
2019年04月28日 11:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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御坂山塊と天子山塊
国師ケ岳? 手前は雁峠
2019年04月28日 11:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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国師ケ岳? 手前は雁峠
雁峠
2019年04月28日 11:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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雁峠
笠取山の山頂を後にして東峰に向かう。
2019年04月28日 11:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の山頂を後にして東峰に向かう。
笠取山の東峰山頂。富士山方向の遠望が開けている。
2019年04月28日 11:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の東峰山頂。富士山方向の遠望が開けている。
笠取山の東峰山頂から下る
2019年04月28日 12:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の東峰山頂から下る
唐松尾山への分岐
2019年04月28日 12:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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唐松尾山への分岐
笠取山の南側山腹のトラバース道。多摩川の源頭「水干」に向かう。
2019年04月28日 12:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取山の南側山腹のトラバース道。多摩川の源頭「水干」に向かう。
多摩川源頭の「水干」
2019年04月28日 12:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 12:26
多摩川源頭の「水干」
多摩川の源頭「水干」。周囲の草地にもたくさんのつららが出ていた。
2019年04月28日 12:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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4/28 12:27
多摩川の源頭「水干」。周囲の草地にもたくさんのつららが出ていた。
つららから滴る多摩川の最初の一滴をいただきました。
2019年04月28日 12:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 12:26
つららから滴る多摩川の最初の一滴をいただきました。
2019年04月28日 12:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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多摩川源頭の水場分岐
2019年04月28日 12:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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多摩川源頭の水場分岐
カラマツの森
2019年04月28日 12:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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カラマツの森
2019年04月28日 12:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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「小さな分水嶺」の丘まで戻ってきた。
2019年04月28日 12:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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「小さな分水嶺」の丘まで戻ってきた。
「小さな分水嶺」の丘から国師ケ岳?
2019年04月28日 12:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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「小さな分水嶺」の丘から国師ケ岳?
「小さな分水嶺」の丘から笠取小屋の方向。
2019年04月28日 12:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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「小さな分水嶺」の丘から笠取小屋の方向。
雁峠分岐と「小さな分水嶺」
2019年04月28日 12:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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雁峠分岐と「小さな分水嶺」
笠取小屋まで戻ってきた。小屋の周囲はをテントで埋め尽くされていた。
2019年04月28日 13:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 13:01
笠取小屋まで戻ってきた。小屋の周囲はをテントで埋め尽くされていた。
明日も休日。小屋を素通りして帰るのももったいないのでいつものミニカップ麺の味噌で小休止。
2019年04月28日 13:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 13:18
明日も休日。小屋を素通りして帰るのももったいないのでいつものミニカップ麺の味噌で小休止。
笠取小屋を後にしてヤブ沢峠に向かう。
2019年04月28日 13:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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笠取小屋を後にしてヤブ沢峠に向かう。
ヤブ沢峠までは笠取小屋の軽自動車が走る幅の広いダート。
2019年04月28日 13:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 13:49
ヤブ沢峠までは笠取小屋の軽自動車が走る幅の広いダート。
ヤブ沢峠。幅の広いダートはR411の柳沢峠まで続いている。
2019年04月28日 13:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ヤブ沢峠。幅の広いダートはR411の柳沢峠まで続いている。
2019年04月28日 14:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 14:00
沢沿いのルートはとてもいい感じ。お気に入りのルートです。
2019年04月28日 14:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 14:07
沢沿いのルートはとてもいい感じ。お気に入りのルートです。
2019年04月28日 14:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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中段林道との分岐
2019年04月28日 14:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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中段林道との分岐
2019年04月28日 14:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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4/28 14:15
沢沿いの素敵な道がいつまでも続いてくれればいいのに。
2019年04月28日 14:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 14:20
沢沿いの素敵な道がいつまでも続いてくれればいいのに。
一休坂ルートの分岐まで戻ってきた。
2019年04月28日 14:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 14:25
一休坂ルートの分岐まで戻ってきた。
2019年04月28日 14:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 14:34
落葉松と檜の人工林
2019年04月28日 14:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 14:38
落葉松と檜の人工林
作場平の登山口に到着。
2019年04月28日 14:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4/28 14:46
作場平の登山口に到着。
登山口近くの駐車スペースはまだ車でいっぱい
2019年04月28日 14:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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登山口近くの駐車スペースはまだ車でいっぱい
私が車を止めた登山口から少し離れた駐車スペースも出発時点では私の車が1台だけだったが…。
2019年04月28日 14:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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私が車を止めた登山口から少し離れた駐車スペースも出発時点では私の車が1台だけだったが…。
撮影機器:

感想

昨日28日は10連休前半で最も天気のいい日との触れ込みだったので奥秩父の笠取山(1953m)に出かけてきました。

笠取山は奥秩父らしい森と渓谷の山でした。まだ芽吹いてはいないけど、ミズナラやブナなどの広葉樹、カラマツなどの針葉樹の森や、穏やかな渓谷沿いの道がとても美しく、野鳥のさえずりや沢の音に耳を傾けながら歩いていると、体中に幸せが広がるのを感ることができました。

山頂からは幾重にも重なる山々のかなたに富士山、そして南アルプス、大菩薩嶺などの山々の展望がとても素晴らしくていつまでも眺めていたかったです。

車でしかも道幅の狭い林道でしか行けないところなので、人が少なくて、いつも悩まされるバイクの音も皆無。静かな山旅を楽しむことができました。


【長文版】
この10連休で時代が平成から令和へと変わっていく。
そんな中、仕事が盛りだくさんで連休中も数日は会社に出ないといけないのだが、とりあえず?その前に英気を養おうと10連休前半で最も天気がいいとの予報が出ていた今日29日(日)、山に出かけてきた。

高速渋滞情報マニアの私は10連休初日の土曜日に中央道や関越道の下りの渋滞がほとんど発生していないことを確認。10連休中は車で山へ行くことは諦めていたのだが、まだ明日の下りは大丈夫だと踏んで、昨年からリストアップしていた車でしか行けない奥秩父の笠取山に行ってきました。

中央道を西に走っていくとお馴染みの山々のお出迎え。丹沢の山々は昨日の寒波でまた雪が降ったようでうっすらと雪化粧。富士山はまだ眠そうにうっすらと見えている。
笹子トンネルを抜けて勝沼まで下りてくると、豊富な残雪を戴いた南アルプスの高峰が青空の下でキラキラと輝いていた。

笠取山の登山口となる作場平には7時半前に到着。登山口の近い駐車スペースは既に満杯で少し遠い駐車スペースに車を止めた。

昨夜の冷え込みが残って晴れてはいるが肌寒い中、作場平から登山道に入る。バイクの音がまったく聞こえない静寂の森の中は自らの足音と沢の音と野鳥のさえずりだけが聞こえる別天地で、まさに奥秩父の森と渓谷の世界が広がっていた。

登りに選んだ一休坂のコースですれ違ったわずか2,3組。静かな広葉樹や針葉樹の森を存分に味わうことができた。急坂といえる登りもなく、コース途中にある笠取小屋に着く。豊富な水に恵まれていかにも山中のオアシスという場所だ。まだ人が少ないのか鹿がすぐそばまで近づいてくる。

おにぎりひとつほおばって先に進むと草原が現れて奥秩父の主脈縦走路の山々が見えてくる。振り返れば富士山や南アルプスも。笠取山への最後の登りはアルプスの急登並みの急坂だが、昨夜の冷え込みで出来た霜柱が解けて滑りやすくなっていて、草付きに手を付きながら一気に山頂まで登り切る。

山頂からの大展望に思わず心の中で歓声を上げた。南側は西から東へ奥秩父の主脈縦走路、南アルプス、天子山塊、御坂山塊、大菩薩嶺、奥多摩、丹沢山地といった眺め。そしてなんと言っても富士山。
幾重にも重なる峰々の向こうに見える富士山の眺めはまた格別だ。

小1時間ほどこの大展望を飽かず眺めたあと、東峰まで足を延ばして、さらに山腹道で多摩川の源流の「水日」に寄ってみた。陽はすでに高く、だいぶ暖かくなってきているのにそこかしこにつららが下がっている光景はとても興味深かった。

笠取小屋まで戻ってくると小屋の周りはテントがひしめきあって張られていた。連休とあってたくさんの登山者が山中で一夜を過ごすようだ。小屋を素通りするのもせっかちなのでベンチでお湯を沸かしてミニカップ麺とコーヒーで小休止を取った。

山梨県の高校生が大勢登ってきて落ち着かなくなってきたところで腰を上げる。下りは登りとは別ルートのヤブ沢峠周りのコースを進む。ヤブ沢峠までは笠取小屋の軽自動車が走しる幅の広いダート。ヤブ沢峠から作場平に下る登山道はまだ芽吹いていない広葉樹の森の中を沢音と野鳥のさえずりを聞きながら沢沿い進んでいく。とっても雰囲気のいい道で何度も足を止めながらゆっくり味わいながら下る。落葉松と檜の人工林を抜けると作場平に着いた。駐車スペースにはまだたくさんの車が止まっていた。

明日も休日、急ぐ旅でもないので、帰路の車は柳沢峠を経て塩山に出るコースではなく、奥多摩湖を経て青梅に出るコースを走らせる。芽吹き始めた奥多摩の山々の山腹の眺めがとても素晴らしく、中央道経由で帰らないで正解であった。

登山者は笠取小屋から笠取山までは何組ともすれ違ったがそのほかの部分では数組しか会わなかった。笠取山は静かで森と水のとても豊かな山であり、思い出深い山旅にすることができた。

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
笠取山(作場平から)
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

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