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記録ID: 1816112
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

【古峯作戦】明智平〜細尾峠〜薬師岳〜夕日岳〜地蔵岳〜行者岳〜古峰原高原〜古峯神社【丙35.3】

2019年04月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:48
距離
20.6km
登り
1,231m
下り
1,918m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:22
休憩
0:22
合計
5:44
9:08
33
9:41
9:42
45
細尾峠分岐
10:27
10:27
29
10:56
11:01
3
11:04
11:04
43
11:47
11:47
11
11:58
12:09
10
12:19
12:19
8
12:27
12:28
13
12:41
12:41
14
12:55
12:55
16
13:11
13:13
17
13:30
13:30
4
13:34
13:34
21
行者平
13:55
13:55
2
古峰原峠
13:57
13:59
2
古峰原ヒュッテ
14:01
14:01
13
古峰原峠
14:14
14:14
24
へつり地蔵
14:38
14:38
7
三枚石新道入口
14:45
14:45
7
14:52
古峯神社
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:JR日光駅〜明智平
復路:古峯神社〜東武新鹿沼駅
コース状況/
危険箇所等
明智平からしばらく:笹薮が濃い。夜間は不可。
細尾峠まで:急な下り。
禅頂行者道:概ね歩きやすいが。連続するアップダウンは後半になって脚にくる。
明智平に降り立つ。
2019年04月28日 08:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 8:41
明智平に降り立つ。
え?通行禁止?仕方が無いのでロープウェイに乗ることにする。
2019年04月28日 08:43撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 8:43
え?通行禁止?仕方が無いのでロープウェイに乗ることにする。
明智平展望台から関東平野
2019年04月28日 08:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 8:59
明智平展望台から関東平野
日光男体山
2019年04月28日 09:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:01
日光男体山
中禅寺湖と華厳の滝
2019年04月28日 09:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:01
中禅寺湖と華厳の滝
ロープウェイの乗車券を「片道」で買った際、係の人に「歩くんですか?雪が残っているようですが大丈夫ですか?」と訊かれただけだったので立ち入る。
2019年04月28日 09:08撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:08
ロープウェイの乗車券を「片道」で買った際、係の人に「歩くんですか?雪が残っているようですが大丈夫ですか?」と訊かれただけだったので立ち入る。
こっちの方が手すり等がある展望台より良い。逆方向から降りてくる人もいた。
2019年04月28日 09:17撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:17
こっちの方が手すり等がある展望台より良い。逆方向から降りてくる人もいた。
女峰山
2019年04月28日 09:18撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:18
女峰山
左上が削られていて判別不能。
2019年04月28日 09:20撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:20
左上が削られていて判別不能。
笹薮が濃い目。先行した男性が右往左往していた。こういう手合いが入らないよう「通行禁止」の札をぶら下げているのかもしれない。
2019年04月28日 09:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:27
笹薮が濃い目。先行した男性が右往左往していた。こういう手合いが入らないよう「通行禁止」の札をぶら下げているのかもしれない。
ある程度の残雪は覚悟していたが、これだけ。中禅寺湖方面に下ればもっとあったのかもしれないが。
2019年04月28日 09:35撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:35
ある程度の残雪は覚悟していたが、これだけ。中禅寺湖方面に下ればもっとあったのかもしれないが。
細尾峠への分岐で、朝食のパンを食べきる。
2019年04月28日 09:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:41
細尾峠への分岐で、朝食のパンを食べきる。
細尾峠への道も歩くのに難儀しそうだ。
2019年04月28日 09:43撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:43
細尾峠への道も歩くのに難儀しそうだ。
すぐに高度を下げ始める。
2019年04月28日 09:45撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:45
すぐに高度を下げ始める。
男体山を背景にした石仏
2019年04月28日 09:49撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:49
男体山を背景にした石仏
おおぅ、身ぐるみを剥がされたような木が。
2019年04月28日 09:54撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:54
おおぅ、身ぐるみを剥がされたような木が。
尾根は広く、開放感がある。
2019年04月28日 09:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 9:55
尾根は広く、開放感がある。
展望は木の枝越しが主となるが、何にも遮られることのない富士山をゲット。
2019年04月28日 10:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:02
展望は木の枝越しが主となるが、何にも遮られることのない富士山をゲット。
簡易鉄塔
2019年04月28日 10:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:11
簡易鉄塔
鉄塔下からの展望
2019年04月28日 10:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:11
鉄塔下からの展望
あれが薬師岳だと思うが、それまでどのくらい下るのだろう。
2019年04月28日 10:21撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:21
あれが薬師岳だと思うが、それまでどのくらい下るのだろう。
共同山行しようという話があるので、この尾根歩きを候補に入れておこう。
2019年04月28日 10:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:23
共同山行しようという話があるので、この尾根歩きを候補に入れておこう。
釈迦ヶ岳?
2019年04月28日 10:24撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:24
釈迦ヶ岳?
結構前に土砂が流れた跡
2019年04月28日 10:25撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:25
結構前に土砂が流れた跡
細尾峠には10台程度車が止まっていたが、ここまで誰ともすれ違わなかったので、皆、前日光を歩いているようだ。
2019年04月28日 10:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:27
細尾峠には10台程度車が止まっていたが、ここまで誰ともすれ違わなかったので、皆、前日光を歩いているようだ。
アカヤシオはまだまだ。
2019年04月28日 10:35撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 10:35
アカヤシオはまだまだ。
峠のこちら側はさらに崩壊が大規模。
2019年04月28日 10:37撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:37
峠のこちら側はさらに崩壊が大規模。
下った分を上り返す。
2019年04月28日 10:38撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:38
下った分を上り返す。
振り返った先にあるのは社山かな?
2019年04月28日 10:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:41
振り返った先にあるのは社山かな?
薬師岳
2019年04月28日 10:56撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:56
薬師岳
薬師岳から女峰山
2019年04月28日 10:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 10:59
薬師岳から女峰山
高原山等那須の山々
2019年04月28日 10:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 10:59
高原山等那須の山々
男体山
2019年04月28日 11:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 11:01
男体山
ん?奥の山は皇海山だろうか?
2019年04月28日 11:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 11:02
ん?奥の山は皇海山だろうか?
この狭い谷間が足尾。
2019年04月28日 11:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
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4/28 11:02
この狭い谷間が足尾。
薬師肩
2019年04月28日 11:04撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 11:04
薬師肩
次は夕日岳だ。
2019年04月28日 11:08撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 11:08
次は夕日岳だ。
富士山や、
2019年04月28日 11:26撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 11:26
富士山や、
日光白根山を横目に静かな尾根歩きを楽しむ。
2019年04月28日 11:43撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 11:43
日光白根山を横目に静かな尾根歩きを楽しむ。
三ツ目
2019年04月28日 11:47撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 11:47
三ツ目
夕日岳
2019年04月28日 11:58撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 11:58
夕日岳
大真名子山と女峰山
2019年04月28日 11:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 11:59
大真名子山と女峰山
奥白根山と男体山
2019年04月28日 11:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 11:59
奥白根山と男体山
高原山
2019年04月28日 12:00撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:00
高原山
日光主峰群パノラマ
2019年04月28日 12:07撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:07
日光主峰群パノラマ
本線に復帰。
2019年04月28日 12:20撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:20
本線に復帰。
地蔵岳
2019年04月28日 12:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:27
地蔵岳
よく見たら石仏や石祠は、全て真後ろに男体山が来るように設けられているようだ。
2019年04月28日 12:28撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:28
よく見たら石仏や石祠は、全て真後ろに男体山が来るように設けられているようだ。
地蔵岳から先は急な下り。
2019年04月28日 12:32撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:32
地蔵岳から先は急な下り。
空は完全快晴となる。
2019年04月28日 12:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:40
空は完全快晴となる。
ハガタテ
2019年04月28日 12:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:41
ハガタテ
広々とした唐梨子山山頂。
2019年04月28日 12:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 12:55
広々とした唐梨子山山頂。
大岩山
2019年04月28日 13:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:11
大岩山
ツボミが多い中、一輪だけ咲いていた。2週間くらい後には満開になっているだろうか。
2019年04月28日 13:12撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 13:12
ツボミが多い中、一輪だけ咲いていた。2週間くらい後には満開になっているだろうか。
あー、下った分、上り返さないといけないような気がする(その後、思ったとおりになる。)。
2019年04月28日 13:24撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:24
あー、下った分、上り返さないといけないような気がする(その後、思ったとおりになる。)。
行者岳。丹沢のみたいにハードではない。しかし、細かいアップダウンが終盤にくるのはつらい。
2019年04月28日 13:30撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:30
行者岳。丹沢のみたいにハードではない。しかし、細かいアップダウンが終盤にくるのはつらい。
行者平
2019年04月28日 13:34撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:34
行者平
あとは下るだけ、と言いたいところだが、さらに3,4つアップダウンが続く。
2019年04月28日 13:35撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:35
あとは下るだけ、と言いたいところだが、さらに3,4つアップダウンが続く。
めちゃくちゃ薄い祠
2019年04月28日 13:47撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:47
めちゃくちゃ薄い祠
祠の下は林道終点で、ここまで車で来ることができる。
2019年04月28日 13:48撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:48
祠の下は林道終点で、ここまで車で来ることができる。
車道に出る。
2019年04月28日 13:53撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:53
車道に出る。
古峰原峠
2019年04月28日 13:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:55
古峰原峠
古峰原ヒュッテ
2019年04月28日 13:57撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:57
古峰原ヒュッテ
春の花でも期待してきたのだが、まだ寒々しい印象の古峰原湿原。
2019年04月28日 13:58撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:58
春の花でも期待してきたのだが、まだ寒々しい印象の古峰原湿原。
唯一咲いていた花
2019年04月28日 13:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 13:59
唯一咲いていた花
古峯神社へ下る道は沢沿いの道。
2019年04月28日 14:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:03
古峯神社へ下る道は沢沿いの道。
水の流れは耳に心地よいが、
2019年04月28日 14:06撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:06
水の流れは耳に心地よいが、
目には恐ろしい。
2019年04月28日 14:06撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:06
目には恐ろしい。
ヘつり地蔵。この岩のことかと思ったが、どうも上に祠があるらしい。
2019年04月28日 14:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:14
ヘつり地蔵。この岩のことかと思ったが、どうも上に祠があるらしい。
下山する。
2019年04月28日 14:17撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:17
下山する。
少なくとも30はカーブのある車道を下っていく。
2019年04月28日 14:21撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:21
少なくとも30はカーブのある車道を下っていく。
三枚石新道入口
2019年04月28日 14:38撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:38
三枚石新道入口
古峯神社前の大駐車場には多くの車が。もっと寂れているものだと思っていた。
2019年04月28日 14:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:40
古峯神社前の大駐車場には多くの車が。もっと寂れているものだと思っていた。
山間部ということもあり、名残の桜を楽しむことができた。
2019年04月28日 14:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:42
山間部ということもあり、名残の桜を楽しむことができた。
2019年04月28日 14:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:42
15時台のいつかにバスの便があることは把握していて、ハガタテからは若干急いで来たが、思っていたより30分後だった。
2019年04月28日 14:45撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:45
15時台のいつかにバスの便があることは把握していて、ハガタテからは若干急いで来たが、思っていたより30分後だった。
山行後半に時間を気にし過ぎて心の余裕がなくなり、辛さが増してしまったのは反省だが、古峯神社門前で食事等する時間ができたので良しとする。
2019年04月28日 14:47撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:47
山行後半に時間を気にし過ぎて心の余裕がなくなり、辛さが増してしまったのは反省だが、古峯神社門前で食事等する時間ができたので良しとする。
2019年04月28日 14:48撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:48
古峯神社
2019年04月28日 14:53撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 14:53
古峯神社
2019年04月28日 15:00撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
4/28 15:00
空も桜も日の丸も、シンプルゆえに美し。
2019年04月28日 15:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 15:02
空も桜も日の丸も、シンプルゆえに美し。
2019年04月28日 15:05撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 15:05
東武新鹿沼駅で電車が来るまで時間があったので、富士山公園の端、浅間神社まで足を伸ばし、市街と茂呂山を眺める。
2019年04月28日 16:47撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 16:47
東武新鹿沼駅で電車が来るまで時間があったので、富士山公園の端、浅間神社まで足を伸ばし、市街と茂呂山を眺める。
特急に座席が残っていて良かった。
2019年04月28日 17:13撮影 by  XQ2, FUJIFILM
4/28 17:13
特急に座席が残っていて良かった。

感想

【いわゆる10連休への対応方針と今年最初の栃木山行】
今年は御代替わりということで未曾有の「大型連休」となり、世間は沸き立っている。
一方で、私の気持ちは複雑だ。それは、皇位継承が今上天皇の意思によるものとは言え、作為的に為される(自然な形でない)ことを素直に受け止められないことと、皇位継承に乗っかった諸々の物事が受け付けないこと。周囲が盛り上がるほど気持ちが冷めてしまう。もっとも、平成を惜しみ、令和を寿ぐ気持ちは周囲と変わりない。
この相反する気持ちを鎮めるため、この期間中は遊ぶことなく参篭修行体験に明け暮れようかとも思っていたところに、人事異動発生。
この4月の1か月間は、取るものも取りあえず、訳も分からぬまま、直面する課題にその場その場で対応し、落ち着いて業務マニュアルを読む暇もなかったので、この10日間は基本的に溜まっている仕事の片づけと、業務マニュアル等の読み込みに費やすこととし、晴れ間には気晴らしに関東近辺の山へ出かけることとする。
今回は、その気晴らし第一弾であり、かつ、今年最初の栃木山行。

【山行計画】
栃木と言えば日光・那須が真っ先に思い浮かぶが、そんな所は激混むに決まっているので、早々に候補から除外。日光前衛の山々を中心に検討。古峰原を軸に末広がりする山行を企図したが、バスの便が無さ過ぎてなかなか難しい。そんな中、日光着だと帰り大変だが、日光発なら混雑に巻き込まれないのではないかと本山行が浮上した。結果は、まさに計画通り!

【山行経過】
(明智平からの入山)
バス停を降り、上に登っていく道を探すと、「通行禁止」の札がぶら下がったチェーンで規制している。山行の前途に暗雲が湧き上がったが、ロープウェイで上まで行くことにした。しかたがない。
私:大人、片道、1枚。
係:歩くんですか?前歩いた人によると雪があるようですけど大丈夫ですか?
私:大丈夫です。
係員との遣り取りはこれだけ。
ロープウェイで数分上がった所にある展望台は、このロープウェイと「通行禁止」の道以外の交通路は無く、孤立している。したがって、展望台を訪れた人は再度ロープウェイに乗って戻るか、「立入禁止」の道に立ち入るかしかない。
それにしても、通って良いのならそう書いておいてほしい。他にも人がいる中、「立入禁止」の札を超えて行くのは難しい。折良く下ってきた人がいたので、その機に乗じて何とか入山した次第だ。或いは、本当に立入禁止なのであれば片道券を売るべきではないし、規制も鍵付きのゲートにすべき。なんともやっていることがチグハグだ。
立ち入っても構わないのに何故「立入禁止」の札がかかっているのか考える。バス停から展望台の道はロープウェイ運賃収入確保のためだろうが、展望台からの入山口は?その答えはすぐに明らかとなる。
立ち入って間もなく、道は笹薮に覆われ足元が見えにくくなる。先行していた男性が早速笹薮の中で右往左往し、道の無い所で藪と格闘していた。なるほど。展望台に来た「観光客」が迂闊に足を伸ばして道迷い遭難でもされたら大変だ。一人合点して先に進む。

【禅頂行者道】
かつて日光へ向かう行者が歩いた尾根道を歩く。行者道とは言うものの、それほど険しい道ではなく、開放感ある広い尾根歩きだ。時折急坂と崩壊跡があるのみ。所々にある石仏、石祠で名残を感じる。また、明智平から古峰原まで若干下り気味の道程だったことも幸いだった。
展望は、ほぼ木の枝越しだが、日光、那須の主だった山々を眺めながら悠々と歩くことができる。木々が芽吹くと展望は失われると思うので、まだ葉をつけていない今の時期は、この稜線歩きの好適期と言える。
最終局面は細かいアップダウンに苦しむ。しかし、これもまた先を急ぐ気持ちが強くなったため。ペースを変えず歩いていれば、引き続き落ち着いた山行を楽しむことができただろう。

【山行シーン】
(薬師岳にて)
男:この先の道ってどうなっていますかね?
私:いやあ、私も今日初めて歩くので・・・。
男:いえね、登山口に「熊注意」って書いてあったもんだから。
私:熊なんて、どこにでもいますよ。
男:そりゃそうだ。

(ハガタテにて)
女:ここから地蔵岳までどのくらいかかりますか?
私:(お、よくある質問か。)うーん、ちょっと待ってくださいね。
女:下りと上りじゃ違うでしょうけど。
私:下りの2倍くらいかかると考えれば(フム、下り13、4分か。)。
女:25分!
私:(25分は私でも厳しいぞ。)40分くらい見ておけば良いでしょう。
女:えー、そんなに!?
私:急な箇所もあるので。(CT35分か。中高年だし妥当な案内をしたな。)

【総括】
今回歩いた稜線は、歩きやすく、それでいて歩きごたえがある。早くも次には逆打ちしようかという気持ちが生じてきた。その際、帰着は日光市街で交通の便も良いので時間を気にせずゆったりと歩けることだろう。それが楽しみ。

〜おしまい〜

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