鍋嵐(久しぶりのVR、7針の怪我)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは、14:04煤ヶ谷発の神奈中バスに乗り本厚木駅で下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
物見峠手前〜鍋嵐〜黒岩まではバリエーションルートで道標類はまったくありません。鍋嵐から黒岩方向の下りは急峻な下りがあり、道迷いするとリカバリに苦労します。 なお私が怪我したのは唐沢川を渡渉して林道に登る登山道で、バリエーションルートのような場所ではなく、道標の案内がある一般登山道のような場所です。 |
写真
感想
踵の調子も落ち着き、痛みでしてもストレッチすれば動けるくらいにはなるので、そろそろバリルートも歩いてみようかなぁと鍋嵐から黒岩に抜けるルートを計画。当初は黒岩から林道を歩いて塩水橋を通り、塩水林道を経て丹沢山に登り、大倉へ下る計画を立てたのですが。バリエーションルートでルートファインデイングがことのほか難しくてただでさえ時間がかかった。その上コンパスを落としたと思ってコンパス探しで20分くらいロス。さらに黒岩から林道に出るまでの普通の登山道ですが、粘土質の登山道が濡れていてズルっと滑って転倒。その際、左前腕外側を岩でざっくり切ってしまいました。かなり深く長さ10cmくらい切れていました。とりあえず、ペットボトルの水で傷口を洗い、ウェットテッシュで付いた泥とか汚れをふき取り、ガーゼの変わりにウェットテイッシュを重ねて傷口にあてて予備の綺麗なタオルでできるだけきつくぐるぐる巻きにして応急処置。などなど予定から大幅に遅れてしまいました。
というか時間的な問題より、傷が心配。最寄のバス停を地図で探してバス停へ向かう。最寄と言ってもバス停まで歩いて2時間かかりました。
幸い1時間に1本のバスがちょうど来て助かった。
電車にのって、スマホで休日、救急で検索。横浜市の救急相談センター#7119へ電話するとやっている病院を紹介してくれそう。急行待ちのため途中下車して#7119へ連絡。年齢と怪我した状況などを説明し、2時間以上前に怪我したと言ったら、もっと早く連絡してくださいねなどと心配された。(だって山の中だし救急車呼ぶほどじゃないしなぁと心の中でつぶやく)結局、出血が止まっているかどうか、骨が見えるかどうか、しびれの有無が救急車を呼ぶかどうかの分かれ目のようです。患部をタオルでぐるぐる巻きにしているから、よく分からないと言ったら、念のため救急車手配したほうがいいと言われたけど、横浜市の救急相談センターなので横浜市内じゃないと救急相談センターでは手配できないので、直接119番してくださいとこと。そうこうしているうちに急行電車が来たので、とりあえず乗って、横浜市内へ移動。横浜市内の駅で下車して、タオルを外して傷口の状況確認。白いものが見えたが骨じゃなさそう。血はにじんでいるが、ダラダラと流血はなく小康状態。119番に連絡して、前と同じようなことを聞かれ、前と同じように答えてから、骨は見た感じ見えていないし自分で移動できるので病院だけ紹介してもらえれば自分で病院へ行くとお願いした。病院紹介だけなら、先ほどの#7119に聞いてくださいとのこと。再度#7119へ連絡して区内の整形外科外来を受付している病院をいくつか紹介してもらった。(万一、連絡がつかなかったり、受診不可の場合は、再度#7119へ連絡くださいとのこと)さっそく紹介してもらった病院に電話したら、できるだけすぐ来てくださいと言われた。いったん家に戻って車で病院へ向かう。きっと嫁には、こっぴどく叱られると思ったら、まったく怒っている様子はなく、駅まで迎えに来てくれたり、病院に同行してくれたり、心配しかしていない。心配かけて、ごめん。本当にありがとう。
電話で混んでいると言われたけど、思ったより、すぐに診てくれて、骨は出ていないですね。白いのは脂肪です。でも縫わないとダメですね。と想像していた通りのことを言われて、さっそく麻酔、消毒、縫合。患部にガーゼ、包帯して一丁上がりってな感じで、手際よく処置していただいた。最後に破傷風予防の注射を打って本日の治療は修了。破傷風予防は1ヶ月後と1年後、計3回打つそうです。
何はともあれ、令和最初の山行はハプニングが起きましたが、大したことない怪我ですんでよかったです。塩水林道からの丹沢山が未踏のままとなったので、いつかリベンジしたいと思います。
今回のことで、登山中は、一般登山道と言っても、危険はあるということを身をもって感じました。また、どんなに注意していても怪我するときは怪我します。大事なのは、その後の対応です。洗うためのペットボトルの水、包帯代わりの予備のタオル、ガーゼかその代りになるものを持っていくとかも奥深い山に入るには、そのくらいの準備は必要とあらためて感じました。水が少ない場合の対応として、シャワーのように使えるように穴あきのペットボトルのキャップまたは穴をあける安全ピンがあると、さらに安心です。
今回の山行もヤマレコで鍋嵐のレコを多数参考にさせていただき、ありがとうございました。特にtaranchoさんの
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1705277.html
は同じ方向から鍋嵐を登り黒岩へ下るレコで大変参考になりました。ありがとうございました。
最後にGWの最中、救急対応いただいた病院の先生、看護師の皆様、救急相談センター、消防署の皆様、ありがとうございました。深く感謝いたします。
コメント
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Nobu00さん、こんにちは。
踵の痛みが良くなったら腕のケガ…
災難でしたね。
休日の病院探しは大変ですね。
今は痛みは大丈夫ですか?
ケガは洗い流すのが基本ですが、穴空きペットボトルのフタは思い付きませんでした。お水と一緒に持っていくようにしま〜す。
あ、鍋嵐ってナベアラシでなくナベワラシって読むんですね。
yomo-nyanさん、いつもコメントありがとうごいます。
今はじっとしていると痛みは全然感じません。包帯を巻いて締め付けているせいか、傷とは関係ない部分が痒いくらいです。
ただ傷の部分に何かあたるとちょっと痛い ので。できるだけそっとしています。
今回、軽い?怪我ですんでよかったです。聞き覚えた応急処置も冷静にできたし、休日救急の連絡方法や緊急度の基準もわかったので、いい経験させてもらった感じです。
ペットボトルのフタに穴は、NHKのにっぽん百名山で紹介していました。実際、安全ピンも持参していたのですが、もう林道を歩いて帰るだけで水はそれほど必要ないし、今回トレーニングがわりで大量の水を担いでいたので残り4.5Lも残っていて、どちらかというと、重い荷物を軽くしたくて、贅沢に水を使って傷を洗い流しました。
いつもレコを拝見しています。
しかし7針なんて。岩で切るとは…
穴開けペットボトル蓋とタオル、持参するようにします。
水も予備が必要ですね。
kumiko_kさん、コメントありがとうございます。
怪我は本当に大したことありません。もう痛みはないですし、ピンピンしてます。今日も山に行きたかったのですが、心配している嫁の手前、自粛しています。
ペットボトルのフタに穴というのは実は私もやったことがなかったので、先ほど試してみましたところ、なかなかいい感じでした。怪我の時だけじゃなくて、手を洗いたいときにも便利そうです。予備のタオルも怪我の時以外もいろいろ役立つので、持っていくといいかと思います。
Nobu00さん、こんにちは。
令和最初の山行で大変な事態が起こっていたのですね。。
6針とは結構な大怪我だと思います。。早く良くなるといいですね!
傷口がふさがるまではどうぞご無理をなさらないように
鍋嵐に南峰があるとは知りませんでした、手持ちの東丹沢登山詳細図にも載っていないまさしくVRですね。南峰から黒岩へ降りるルート、急そうに見えますが緩やかな尾根を選んで下るんですね。
私もこういうところを歩いてみたい願望があるので、参考になります!
怪我に対する備えですが、バンドエイドくらいはいつも持っていますが、これからは安全ピンと予備のタオルとペットボトルの水も持っていくようにします。軽量化も大事ですがしっかりした備えも必要ですね。
お大事にしてください!
naotomo-pさん、コメントありがとうございます。
令和の初登山で怪我していしまいました。(^^;)
まあ命に別状なく、後遺症があるわけでもなく、すぐに抜糸なので、まぁ良かったです。
いい経験できたと思っています。(治療代7千数百円が痛かったくらいかな)
鍋嵐南峰は鍋嵐817mから南西300m〜400mにある770mくらいのピークみたいです。
鍋嵐南峰からの下りは、写真だと緩やかに見えますかね。写真No.27〜31までは実は結構急峻な下りなんですよ No.32で鹿柵が見えると、緩やかになりますが...
怪我のための準備として、ガーゼ(またはその代わりになるもの)も忘れずに
こんばんは、Nobu00さん
びっくりしましたよ。
縫う事になるなんて。
でも色々と応急処置の物を持っているなんて流石ですね。私も見習いたいと思いました。全然足りてないなぁーと。
それにしても、大事に至らなくてよかったです。完全に治るまで無理しないで下さいね。
fragranceさん、コメントありがとうございます。
私自身もびっくりしましたが、ざっくり切れているわりに痛みも出血もさほどなくて、運がよかったんでしょうね。無理すると傷口がまた開くらしいのでしばらくは無理しないでおきます。
山の自粛もツライですが、アルコール自粛もキツイです。連休あけて、さっそくヤマトモ、その他の人達で飲み行く話になったんですが、泣く泣く断りました。少なくとも抜糸するまではアルコールはダメなんでしょうね
酔っぱらって帰宅したら、嫁が心配するだろうし....我慢、我慢。
Nobuさん、その後の具合はどうですか?
レコ見てびっくり!
7針縫うとはかなりの大怪我でしたね。 でも、救急処置が適切だったようで、出血が酷くならなかったのが幸いでしたね。
確かに、何て言うこともない登山道でも、滑って転んで大怪我とか、考えてみると何処にでもあるあるですよね。
私はけっこう大袈裟なファーストエイドキットを携行してます。洗浄水と消毒剤、三角巾、粘着包帯、捻挫テープ、ポイズンリムーバー、鎮痛剤などなど・・。(けっこう重くて嵩張りますね )
でも、実際に山で怪我を経験してみると、自分だけで手当できる部位は意外に少ないという問題にぶつかりますね。
いろいろ考えると、やっぱり単独山行って危険が多いんだな〜、怪我をしないように細心の注意が必要なんだな〜って思いますね。
f15eagleさん、コメントありがとうございます。
昨日、経過観察のため病院に行ってきました.。抜糸は次回になりましたが、痛みはないので、心配はありません。経過、順調だと思います。
大怪我というほどでもないのですが、流石に登山続行はあきらめ下山しました。
平坦に近い登山道で危険を感じるような所ではなかったのですが、山に危険じゃない場所はないですね。あらためて感じました。
f15eagleさんのファーストエイドキットは万全ですね。私は絆創膏くらいです。基本、靴擦れ対応程度。今回は、ウェットティッシュ、予備のタオルをガーゼ、包帯の代用に使いました。
幸い、一人でもなんとか手当できましたが、確かに手がとどかない背中や、直接見ることができない頭とかは手当が難しいですね。今回は大事にならずにすみましたが、一人で身動きできないような怪我したら誰かが通りがかるのを待つしかない。そう考えると怪我しないようにすることが一番重要ですね。肝に銘じます。
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