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Yamareco

記録ID: 6526650
全員に公開
雪山ハイキング
丹沢

雪の中を裸足で渡渉(八丁経路↑~裏八丁↓~↑腹摺~鍋嵐(南/北峰)↓~辺室山尾根)↓

2024年03月07日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:40
距離
12.2km
登り
1,402m
下り
1,267m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:56
休憩
0:40
合計
8:36
5:52
203
9:15
9:23
53
10:16
10:17
43
11:00
11:26
74
12:40
12:40
53
13:33
13:36
48
14:24
14:26
2
14:28
ゴール地点
天候 曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅清川に駐車。5:35時点で3割程度の埋まり具合。平日のため空いている。マウンテンバイクを土山峠にデポ。土山峠への下山の際にピックアップしてダウンヒルで道の駅に戻る。
コース状況/
危険箇所等
予想に反し積雪していた。500M以上は白く覆われ、700M以上は10CMほどの積雪だった。上りは良いが下りは難儀した。後述するが鍋嵐北峰からの下りはロープなしでは下りられなかった。チェーンスパイクでは不十分で軽アイゼンに付け替えたほど。自分は行ってしまったが、積雪下の鍋嵐へのアクセスは控えた方が良い。
◆ 八丁径路(取り付き~大山三峰縦走コース合流点)
取り付き箇所(写真あり)の柵にピンクテープが幾つか付いており、柵扉があったのでそこから入った。ただかなりの急傾斜。斜面に沿った鹿柵沿いの右側を上がるが、途中柵に穴から左側に移動する必要あった。左側径路の方が足場がしっかりしていた。290M地点、315M地点と何度か作業道と合流したので、もっと上がりやすい取り付き箇所があると推察。545M地点に小さいが解放感のある広場があった。少し先にモミの巨木が3本あったのでモミの広場と名付けたい(勝手に)。先週辿った隣の惣久径路よりもなだらかで上がり/歩きやすかった。
◆ 裏八丁(合流点~唐沢林道合流点)
前半は痩せ尾根が続く。しかも積雪していた。痩せた尾根の径路上に草木に塞がれることがしばしばあった。さらに低灌木もあり潜らねばならない場面も何度かあった。さらに強引に掻き分けていくのに慣れていないと、草木を避けて両側の斜面から滑落するリスクあり。ただ694M地点までの話。
648M地点からは何と九十九折の径路が現れた。さらに沢の音も聞こえてきた。裏八丁の前半がやや緊張する場面があったこともあり安堵した。チェーンスパイクも外し唐沢林道に向かった。
◆ 唐沢林道(裏八丁着地点~唐沢川渡渉点)
黒岩まで行き、黒岩から腹摺へ上がろうと計画していたが、林道が大きく迂回するためショートカットしようと考えた。唐沢川に下りられるいいところが見つかったのでそこを下りた。川幅が広く靴を脱がないとどうしようもない。中途半端に渡渉して落水した経験を反省し潔く靴を脱いで渡渉したものの、やはり冷たかったー💦
◆ 腹摺支尾根(唐沢川渡渉点~腹摺)
みんなの足跡では渡渉地点から黒岩対岸へトラバースしていたが、黒岩から腹摺へ上がる径路に合流出来そうだったので、渡渉地点の正面にあった尾根をそのまま上がることにした。かなりの急登だったがチェーンスパイクの助けを借りて上がることができた。これまで上がった傾斜の中で今のところ最もきつかった(が面白かった)
◆ 鍋嵐尾根[仮称](腹摺~辺室山縦走コース合流点)
所々で広い尾根もあったものの腹摺から辺室山縦走コース合流点まで痩せ尾根が続いた。裏八丁と同じく痩せ尾根上の径路に草木/低灌木が立ちはだかる箇所が幾つかあるなど積雪下では難儀する。
極めつけは鍋嵐北峰からの下り。雪がなければそれなりに下りられそうだが、10CM近い積雪下では一度滑ったら奈落の底までひたすら落ちてしまう怖さを感じた。ハーネスを付けロープを使って下りることを決断。30メートルのロープのため1度に15メートル弱下りられるが、劇急坂を4度のロープ下降で下りることができた。チェーンスパイクから軽アイゼンに切り替えた。鍋嵐から熊ノ爪まで74分かかった理由はこれ。
◆ 辺室山縦走コース(鍋嵐尾根合流点~土山峠)
標高500Mより上は雪で覆われていた。それよりも下は溶けかけた薄い雪の板が乗っている感じだった。踏んだあと板ごとスリップしてしまうリスクがあり、ゆっくり足場を確認しながら下りた。
自撮り。今日もバリルート三昧なのでヘルメットで行きます。
2024年03月07日 05:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
3/7 5:57
自撮り。今日もバリルート三昧なのでヘルメットで行きます。
左は水原弘さんだそうです。「黒い花びら」で第1回日本レコード大賞を受賞したとのこと。へぇぇぇ。
2024年03月07日 05:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 5:58
左は水原弘さんだそうです。「黒い花びら」で第1回日本レコード大賞を受賞したとのこと。へぇぇぇ。
八丁径路の取り付き箇所へ。
2024年03月07日 06:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 6:02
八丁径路の取り付き箇所へ。
左側の扉があり、そこから入った。
2024年03月07日 06:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 6:03
左側の扉があり、そこから入った。
斜面に沿って鹿柵があったが、最初は右側を上がった。この写真の箇所で下を潜り左側に移る必要があった。
2024年03月07日 06:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 6:14
斜面に沿って鹿柵があったが、最初は右側を上がった。この写真の箇所で下を潜り左側に移る必要があった。
左側に移ったあとはこのような感じで足場がしっかりしていた。ピンクテープもこっち側にあった。
2024年03月07日 06:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 6:21
左側に移ったあとはこのような感じで足場がしっかりしていた。ピンクテープもこっち側にあった。
終始樹林帯に囲まれたままだったが、開けた場所があった。次の写真のモミの巨木の手前だったので「モミの広場」で良いと思う。
2024年03月07日 07:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 7:08
終始樹林帯に囲まれたままだったが、開けた場所があった。次の写真のモミの巨木の手前だったので「モミの広場」で良いと思う。
このようなモミの大樹がいくつもあった。
2024年03月07日 07:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
3/7 7:10
このようなモミの大樹がいくつもあった。
この辺りで積雪5cmくらい。ノートレースだったので降ったばかりか。割と上がりやすかった。
2024年03月07日 07:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 7:40
この辺りで積雪5cmくらい。ノートレースだったので降ったばかりか。割と上がりやすかった。
先日通った大山三峰縦走コースに合流。
2024年03月07日 07:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 7:41
先日通った大山三峰縦走コースに合流。
裏八丁。こんな感じで痩せ尾根の径路上に草木が立ち塞がる。強引に正面突破しないと両脇の急斜面に落ちてしまう。
2024年03月07日 08:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 8:09
裏八丁。こんな感じで痩せ尾根の径路上に草木が立ち塞がる。強引に正面突破しないと両脇の急斜面に落ちてしまう。
この足跡は何ですかね?2匹いたらしくホッコリする。
2024年03月07日 08:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 8:13
この足跡は何ですかね?2匹いたらしくホッコリする。
この柵扉から先に九十九折り径路が現れた。
2024年03月07日 08:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 8:29
この柵扉から先に九十九折り径路が現れた。
正面は塔ノ岳方面だが雲の中。
2024年03月07日 08:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 8:34
正面は塔ノ岳方面だが雲の中。
唐沢林道に着地。右側から出てきたところ。
2024年03月07日 08:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 8:40
唐沢林道に着地。右側から出てきたところ。
腹摺と右は鍋嵐かな。。。
2024年03月07日 08:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 8:45
腹摺と右は鍋嵐かな。。。
林道で遠回りするのも疲れるため、ここから唐沢川に下りることにした。
2024年03月07日 09:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 9:04
林道で遠回りするのも疲れるため、ここから唐沢川に下りることにした。
渡渉地点。
2024年03月07日 09:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 9:10
渡渉地点。
覚悟を決めて靴を脱いで渡渉。沢シューズを持ってこなかったが問題なし。このあと靴下を替えたら物凄く靴の中が気持ちよくなった。履き替えって大事だなと感じた。
2024年03月07日 09:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 9:14
覚悟を決めて靴を脱いで渡渉。沢シューズを持ってこなかったが問題なし。このあと靴下を替えたら物凄く靴の中が気持ちよくなった。履き替えって大事だなと感じた。
ここまで物凄い急登で写真を撮れず。腹摺のピーク地点。看板などを探したが見つけられなかった。
2024年03月07日 10:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 10:16
ここまで物凄い急登で写真を撮れず。腹摺のピーク地点。看板などを探したが見つけられなかった。
タヌキ?
2024年03月07日 10:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 10:26
タヌキ?
南峰に到着。チリトリっぽいのじゃなくてちゃんとした山頂標だった。
2024年03月07日 10:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 10:44
南峰に到着。チリトリっぽいのじゃなくてちゃんとした山頂標だった。
動物とわたしのコラボ。
2024年03月07日 10:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 10:49
動物とわたしのコラボ。
よく見る山頂標。皮肉なもので、ここが今日一番雪深かった。。。
2024年03月07日 11:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 11:01
よく見る山頂標。皮肉なもので、ここが今日一番雪深かった。。。
ロープを使って急坂を下りた。ここは雪が少ないが頂上直下あたりは10CMくらいの積雪。
2024年03月07日 11:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 11:51
ロープを使って急坂を下りた。ここは雪が少ないが頂上直下あたりは10CMくらいの積雪。
能ノ爪は転記ミスの結果であって本当は熊ノ爪だと思う。
2024年03月07日 12:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 12:38
能ノ爪は転記ミスの結果であって本当は熊ノ爪だと思う。
これくらいの積雪。
2024年03月07日 13:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 13:12
これくらいの積雪。
熊ノ爪から北に伸びる尾根を行く予定だったが雪と痩せ尾根と劇急坂で疲れたため、辺室山縦走コースを土山峠まで下りることにした。
2024年03月07日 14:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 14:01
熊ノ爪から北に伸びる尾根を行く予定だったが雪と痩せ尾根と劇急坂で疲れたため、辺室山縦走コースを土山峠まで下りることにした。
県道64号線と土山峠のバス停が見えホッとした。
2024年03月07日 14:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/7 14:21
県道64号線と土山峠のバス停が見えホッとした。
ここで着地。今日も本当に山の神様に感謝!!
2024年03月07日 14:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 14:24
ここで着地。今日も本当に山の神様に感謝!!
デポした自転車に乗って道の駅に戻る。
2024年03月07日 14:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/7 14:25
デポした自転車に乗って道の駅に戻る。
代表写真はコレ!
代表写真はコレ!

装備

個人装備
長袖シャツ フリース ズボン 靴下(予備1足) グローブ レインウェア上 下(フルジップ) ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料(2L) バーナー ガスボンベ ライター(イソブタン式) 固形燃料(2種類) ロウソク ワイヤーソー レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット サムスプリント 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト エマージェンシーヴィヴィ ストック カメラ ハーネス ロープ(30M) スリング(180/120/60) ビレイデバイス チェーンスパイク ヘルメット 耳当て付き帽子
共同装備
単独のためなし

感想

鍋嵐の南北峰を通る腹摺から熊ノ爪までの尾根は積雪のあるときは控えるべきことを学んだ。装備があったので下りられたが、装備がなかったら鍋嵐北峰の頂上で立往生してしまったと思う。南峰に引き返しても上がった急坂を下りるのも難しかったのではないか。今回は反省だ(とは言いつつ、相応の装備があれば積雪下でも楽しめるということ😉)
それ以外のバリエーションルートは刺激的で楽しかった。痩せ尾根の径路に立ち塞がる草木や低灌木との闘いも今となれば楽しかった。東丹沢のバリルートは西丹沢のそれらよりも難しい気がする。。。

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コメント

この季節にはだしで渡渉ですか〜 冷えそうですね
渡渉わかっているなら、自分ならビニール袋(ゴミ袋)を持参して靴の上からかぶせるなぁ
ところでロープでの下降ですがシングルロープとなっていますがどうなっているんですか?
自転車デポ(アプローチも)やってみたいですが盗難やいたずらされるのが嫌なのでできていません
2024/3/8 5:48
いいねいいね
1
kamisugirunnerさん、おはようございます。あそこまで川幅があると予想してませんでした。今後は厚手のビニール袋を持参ですね。ありがとうございます。ただ冷たい水に入ったあと、足を拭いて靴下と靴を履いたあと特に足元が暖かくなりました。あれはあれで良いかなと思いました。着脱で時間がかかるのは難儀ですが。。。
ロープですが以前お話していた回収システムではなく1本のロープで輪を作るような形で木に引っ掛ける。2本になったロープをATCビレイデバイスにセットし下りる。回収はロープの片方を引っ張るというやり方です。自転車は息子の安物なので気兼ねなくデポってますw。
2024/3/8 6:46
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1
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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