スミレに惑わされながら奥多摩二山(御岳山〜大岳山〜御前山)


- GPS
- --:--
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 1,895m
- 下り
- 1,853m
コースタイム
天候 | 霧雨のち小雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆鳩ノ巣〜大楢峠 ・植林帯100%のなだらかな山道です。 ◆大楢峠〜御岳山 ・序盤やや高度を上げていきますが、全体的になだらかで歩きやすいです。植林帯も最初にあるだけで、あとは気持ちのよい広葉樹林帯を歩きます。 ◆御岳山〜大岳山 ・尾根伝いに歩きましたが、茶場峠までは急登はありません。非常にあるきやすいです。 ・茶場峠から大岳山までは少し岩場もありますが、慎重に歩けば問題ないと思います。きつい急登もありません。アップダウンもきつくなかったです。 ◆大岳山〜大ダワ ・大岳山から直下少しきつい坂を下ります。あとはなだらかな登山道です。 ◆大ダワ〜御前山 ・急登、アップダウンがあります。今回で一番きつかったです。 ◆御前山〜境橋バス停 ・いくつもの散策路が現れます。何々コースは無視して、「登山道・奥多摩駅」という標識に従います。 ・車道に出たら「栃寄森の家」方面へは行かずに「登山道」へと下ります。栃寄森の家方面に行くとひたすら舗装路なのに加えてすごく遠回りです。 ◆奥多摩むかし道〜奥多摩駅 ・標識がたくさんあります。たまにいやらしく登ったりします。 |
写真
感想
5月まで山に行けなかったはずが行けることになり、久しぶりの奥多摩へ。
鳩ノ巣から御岳山までの道が気になっていたのと、御前山付近のカタクリの具合も気になっていたので繋げることにしました。ついでに奥多摩むかし道も繋げようという感じでした。
鳩ノ巣から大楢峠までは植林帯のみで残念でした。
大楢峠から御岳山までは道も歩きやすく、森の感じや谷の感じが良かったです。途中の針葉樹の大木群は高山帯の雰囲気がして、なんだか不思議な感じがしました。
御岳山の明るい広葉樹林帯に入るとスミレの花がポツポツ現れます。
「今回のメインはスミレではない。人一倍速く歩けるわけではないから、スミレに気を取られていると御前山まで行けない。スミレはスルーせよ。」、と自分に言い聞かせますが、無理でした。気がつけば写真を撮ってました。
御岳山か茶場峠までの尾根が今回のコースでは一番色んな花がありました。スミレにカタクリ、スゲにキケマンなどなど。スミレはたくさんありました。
歩いては止まり、歩いては止まり、先に進めません。。。
今日はもう御前山はいいやと諦めかけたころ、スミレゾーンが終わり一安心(?)。なまじスミレの種類を知っていら御前山には辿りつけなかったでしょう。
御前山のカタクリはやはり大ブナ尾根のほうがたくさんあるのかな。
大ダワから鞘口山までの道にはたくさんの葉っぱが出ていましたが、御前山山頂付近にはちらほら程度でした。
御前山から下山中、花がハサミで切られたようなカタクリをいくつか見つけました。動物ではないように思えます。切り口がきれいだったので。
人が切ったとしたらなんだか悲しい気持ちになります。7年間の積み重ねを無下にしないでもらいたいものです。
奥多摩むかし道はどんな出会いがあるか少し期待していましたが、ただの道だというのが正直な印象でした。歴史を感じさせてくれる何かがあれば楽しめたのかもしれませんけど、私の感性では無理でした。
境橋から奥多摩湖までのむかし道は、歴史的なものがちらほら残っていたり、渓谷を眺められる橋があったりして楽しかったです。
僕も見ました。首なしのカタクリを。
去年の今頃でしょうか。鹿の仕業にしては、
切り口がすっぱり切れている、
それに、花が落ちていない。
まるで持ちさらわれたかのように。
同じことを考えました。
人間の仕業だろうか、
だとしたら、悲しすぎる。
そのまま、僕も御岳山まで雨のなか縦走しましたが、
最後まで、そのことが頭から離れませんでした。
結論として鹿の仕業という可能性もあると思います。
もうひとつは、なんと、
カタクリをお浸しにして食べる
ところがあるという話を聞きました。
これは、一部の里山で、食べても減らない程度
とのことです。でもねえ・・・信じられない。
しかし、他の所で首なしのカタクリを見たことがなく
まさにミステリーですね。
誰か、真相を知っている人、いませんかね。
話は変わって、雨の奥多摩もあいにくでしたが、
苔なんかやっぱり、雨の方がきれいで、
雰囲気あっていいですね。
雨でも山の良さってあるんですよね。
makasioさんこんばんは。
コメントありがとうございます
カタクリの花を食べるんですか!?
えええ〜・・・・・、と思いつつも不謹慎ながら、正直食べてみたいと思ってしまいました。。。
昔のようにたくさんカタクリがあるのであれば食べてみたいですね
里山で生きて里山で生計を立てている方であれば、減らない程度に旬のものとして食されるのもいいかもしれませんが、たまにしか山に来ない一登山客が今の時代に貴重なカタクリの花を摘んでいくのは御法度のように思えます
他のところでは首なしカタクリを見ないというのもおもしろいですね。
奥多摩七不思議の一つに認定しておきましょう
不謹慎ついでに、本物のカタクリを使った本物の片栗粉を食べてみたいです
カタクリが増えて増えて仕方ない、という時代が来てほしいですね
ザーザー降りでなければ雨の山もいいですよね。
小雨、霧雨の苔はたまりません。苔が輝いて見えます。
苔むした原生林を歩く時は雨が降ってくれたほうがいいなと思っちゃいますし。
花も雨の方がきれいに見えるような気がします。花弁が凛としているというか、特にツツジなんか強くそう感じます。ツツジは雨の花だと勝手に認定しています
ネットで調べましたら、山菜として、
食されているようです。
今では貴重種となり、山野草の可憐な花として
有名ですが、
かつては一部の里山の
旅館にも料理として出されてたようです。
カタクリ粉は今ではジャガイモのでんぷんで
採られていますが、かつてはカタクリから
採られていたんですよね。
初めて聞いた時はやはり驚きでしたが、
うーん、どんな味がするんだろう。
私も興味あります。
決して、貴重な場所で採って食べないですけどね。
いやぁ知らなかった。ホントですね
7,8年かかって開花するカタクリを花ごと食べられるなんて贅沢ですね。
手入れの行き届いた里山ではたくさん増えるカタクリですから、汗水流して里山を管理している方々へのご褒美なんだと考えると、なおさらカタクリが愛おしく感じます。
いまや美しい里山のシンボルみたいになっているカタクリですから、たくさん群生しているところでは季節の旬のものとして、食用カタクリをもっとアピールしてもいいのかもしれないですね。そうすれば山や村がもっと元気になるかもだし。。。なんて部外者が偉そうなことを言ってしまいました
「カタクリ 食用」で検索していたら、秋田県仙北市西木町の西明寺栗カタクリ群生地の記事に目が止まりました。
人間とカタクリの関係がよく表れている実例だなあと、改めて感動しました。
奥多摩でも駅前なんかで早春に食用カタクリが売られるくらいに増えたらいいなと、勝手ながらに思いました。
もちろん乱獲は勘弁ですけど
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