二上山(ふるさと公園〜ひといき坂〜馬の背〜雌岳〜岩屋〜祐泉寺〜大池〜ふるさと公園)
- GPS
- 05:53
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 402m
- 下り
- 413m
コースタイム
【ダイトレを歩く人のためのサイトを立ち上げました!】
●ダイトレ Solo Walking Guide http://kupi-fw.com/wp/daitore/
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09:33 ふるさと公園
10:11 三角点(457m)
10:21 柿の木坂
10:24 ながめ坂
10:43 ひといき坂
11:04 雄岳迂回ルート出合
11:07 雄岳頂上ルート出合
11:15 ふるさと公園下山ルート出合
11:18 馬の背〜雄岳出合
11:31 雌岳中腹(昼食)
12:14 雌岳
12:58 岩屋
13:31 祐泉寺
14:09 大池
14:52 石光寺
15:30 道の駅ふたかみパーク當麻
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ふるさと公園からの登り、ひといき坂から雄岳に向かうルートは傾斜が急ですべりやすいです。 |
写真
感想
【プロローグ】
最近、暇があればついつい覗いてしまうサイトに「ザ・金剛登山」というサイトがある。「ザ・金剛登山」という名の通り、作者のキバラー氏が踏破された金剛山の全ルートの紹介、また、ルート以外でも、金剛山に関するありとあらゆる事柄を、簡潔な内容とユーモア溢れる文章、美しい写真や映像で紹介しているサイトである。去年、デジ一デビューと山登りに目覚めた俺は、そのサイトの写真に毎日見とれている。
その「ザ・金剛登山」であるが、二上山の登山レポートが1話だけ掲載されている。具体的なルート名はあまり書かれておられないが、察するに、大池から祐泉寺を通って馬の背に至り、そこから雌岳、雄岳を通って、ふるさと公園に下るルートを通ってこられたようだ。登りはタイクツなルートであるが、下りは変化があってなかなかオモシロイルートだとおっしゃっている。
俺自身、二上山へは、これで5度目だ。行くたびに、未踏破のルートが見つかり、次はここ、その次はあそこ、と考えるだけで楽しくなる。金剛山に比べたら、余りにもショボイのであるが、自分なりの「ザ・二上山」を目指そうと思っているのだ。
【ふるさと公園〜ひといき坂】
ふるさと公園の見上げるように長い石段を登る。展望台で早くも大汗。一息つきたいところだが、この先は未だ長いのでとっとと前進。少し行くと、二上山への入口が左手にあるのでそこを入る。山道らしくなってきた。紫色の山つつじがきれいだ。何回かの登り降りの後、開けた頂上に出る。二上山がよく見える。
当たり前だが、山には必ず所有者がおり、所有者の断り無しに、樹木を勝手に伐採したり、持ち出したりすることは禁止だ。その頂上では、それらの行為を禁止する、山主からのブッソウなお言葉が貼られていた。
そこから少し下って、倒木が鉄のポールで支えられている下を潜る。再び、登りになり、柿の木坂辺りからの急な登りを登りきると、葛城側が眼下に望めるながめ坂に出る。そこには、何かオブジェのように、木が一本、ポツンと立っている。ここからの展望はバツグンだ。
ベンチの横には、なぜか、新聞記事のコピーがぶら下がっている。ナラ枯れをハイカーと監視する、というハイカーに好意的な記事だ。一般の登山客が、勝手にそのような記事を、山にぶら下げることはないだろう。とすると、山主か、もしくは、地元の山林関係者が添え付けたと考えられる。山主とハイカーの関係、先ほどは敵対関係であったが、ここでは、友好的である。大人の事情がなんとなく垣間見れる瞬間でもある。そこから、さらに登ると、ひといき坂である。
【ひといき坂〜馬の背】
実は、本日歩きたかったのは、このひといき坂での分かれ道、右にそのまま直進するルートである。左の道は、前回の下山で通った道だ。前回はこの場所で、この上から降りてくる別の道と合流することを知り、次は、この上からおりてくる道を登ってみたいと思ったのだ。
一息ついて、右の急な登りに取りつく。この道は、割とよく滑る、傾斜のきつい道だった。途中、出合ったのは、父母娘の1家族だけ。俺の目の前で、娘さんが滑って尻もちをついていた。母親曰く、これで4度目だと・・・。
急なところには、ロープなども張ってあり、危ないことは無いのだが、数ある二上山コースの中では、すこし、サバイバルなルートではある。はたしてどこに着くのだろう。
さらに登っていくと、小さく湾曲した山道の突端部分に出る。左は下り、右は登りのようなので、右に行くと、火の用心と書かれた見慣れた看板に出くわした。そうなのだ、ここは、二上山駅や二上神社口から雄岳に登る一般ルートなのだ。ということは、この分岐は、まさに、雄岳を迂回する「200円支払わない」ルートなのだ。
二上山駅や二上神社口から登ってきた登山者は、ここで、この迂回ルートに入り、雄岳には立ち寄らないで(美化協力金という名の200円を支払わないで)、そのまま雌岳に向かうことができるのだ。しかし、はたして、今でも美化協力金の徴収はされているのだろうか?俺は今まで、2回雄岳に行っているが、一度も取られたことが無い。
到達先が判明したので、そのまま戻り、先ほどの分岐を今度は右に行って、少し下るルートに入る。この道は、先ほどのひといき坂でのもう一方のルートに出合う。そのまま、まっすぐ行くと、馬の背から雄岳に登る道の途中にでる。ここからの雌岳は、桜色に染まった美しい姿であった。
馬の背に到達。この辺りから雌岳中腹は、桜が本当に素晴らしい。桜吹雪の中、眼下に広がる河内の町並みや遠くに広がる大阪の高層ビル群も見やりながら、道の駅ふたかみパーク當麻で買った手作りのかやくごはんとカップラーメンを食う。ここのかやくごはんは本当にうまい。食後、桜の写真を何枚も取って、雌岳に向かう。
【馬の背〜雌岳〜岩屋】
雌岳の頂上も桜吹雪である。桜の木々を通して、岩橋山や葛城山が見える。つい、2週間前は、あの山々を歩いていたのだ。葛城山の頂上の2本の電波塔。ダイトレ葛城山取り付きの長い階段を登りきった時にいきなり目の前にあらわれたあの電波塔。思いだすと、感慨深いものがあるのだ。
雌岳から岩屋に下る。この下りが、今日は一番良かった。途中、何度も開けたところがあって、その景色は、雌岳頂上より、何倍もよいのだ。何度も歩を止め、撮影に勤しんだので、下るのに随分時間がかかってしまった。そして、この辺りから、鈴木奈穂子似の蓮子ちゃんが、頻繁に出現するのだ。ヒマなので、なんとなく、出てくる度に写真を撮る。途中で気がついたのだが、何パターンかの蓮子ちゃんがいるのだ。さらに下ると、薄ピンク色に染まった岩屋が見えた。岩屋の桜も風に吹かれて、さらさらと、薄桃色の花吹雪を舞い散らしていた。
【岩屋〜大池】
岩屋から下山する。このルートも初めてのルートだ。このルートで驚いたのは、水場の多さと蓮子ちゃんの充実度だ。整備されている水場が2か所、未整備だが、パイプが添えつけられている場所が1か所、計3か所も水場があるのだ。飲んでみたら、冷たくておいしい水だった。蓮子ちゃんは、とにかく、いっぱい出てくる。最後まるで、自分に与えられた使命のように、出てくる蓮子ちゃんをすべてカメラに収めた。
さらに下ると、祐泉寺に到着。前回は登りだったので、立ち寄る時間がもったいなくて素通りしたのだが、今回は、ゆっくり入ってみることにする。苔むした寺は、それなりの趣があって、心落ち着く場所なのだが、なんせ狭い。有名な当麻寺やの印象があるので、それなりの広さを想像していたので、肩すかしを食った感じだ。しかし、この小ささが、山寺の素朴な印象を醸し出すのだろう。時間があれば、何度も訪れたい場所である。
祐泉寺から舗装道路となる。さらに下っていくと、ヘラブナの釣り堀、鳥谷口古墳、大池へと至る。おれはここでちょっと嬉しい発見をした。鳥谷口古墳を登っていくと、その裏手に「←二上山」と書かれた登山道を発見したのだ。もちろん、山と高原の地図などには載っていないルートだ。そういえば、二上山からふるさと公園に抜ける道の途中で木に「←大池」とかかれた分岐があった。この道はそこと繋がるのだろうか?二上山全ルート踏破は、なかなか先が長いのである。
【エピローグ】
大池からふるさと公園に向かう途中に「たいま温泉」と書かれた標識を何度も見つけた。ちょっと寄ってみるかと思い、探してみたのだが、どうも、見つからない。それらしき建物はあるのだが、「温泉」という文字がどこにも見えない。営業中止になったのだろうか? 仕方がないので石光寺に寄った。枝垂れ桜を写真に収め、緩やかな春の午後の道をゆっくりと駐車場へむかう。
来週はダイトレの続きを登ろうか。
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