ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1848104
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

高妻山、乙妻山を越えて笹ヶ峰

2019年05月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:52
距離
27.6km
登り
1,894m
下り
1,750m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
14:30
休憩
2:04
合計
16:34
1:54
1:58
10
2:08
2:08
14
2:31
2:39
72
3:51
4:01
104
5:45
6:10
38
6:48
6:57
112
8:49
9:27
29
9:56
10:00
22
10:22
10:48
455
18:23
18:23
3
18:26
ゴール地点
[ メモしていたコースタイム ]

戸隠キャンプ場バス停___ 01:50
弥勒尾根取付き(沢)___ 02:30 〜 02:35
弥勒尾根1596m峰___ 03:55
六弥勒__________ 05:55 〜 06:05
七薬師__________ 06:15
2053m峰_______ 07:10 〜 07:15
高妻山の肩________ 08:40 〜 08:45
高妻山__________ 08:55 〜 09:20
2297m峰_______ 09:55
コル___________ 10:05
乙妻山__________ 10:30 〜 10:45
1989m峰_______ 11:55
1953m峰_______ 13:00
地蔵山分岐のピーク____ 13:05
1892m峰_______ 14:00 〜 14:10
神道山__________ 15:25 〜 15:30
谷へ下降開始(推定時間)_ 15:50
遊歩道__________ 16:40 〜 17:00
笹ヶ峰ダム休憩所_____ 17:30 〜 17:45
笹ヶ峰キャンプ場駐車場__ 18:25

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車

・笹ヶ峰キャンプ場から戸隠キャンプ場
 高原タクシーさん(0255-86-3141)に電話して迎えに来てもらって、戸隠キャンプ場へ送ってもらいました。
 代金は ¥10,410(賃走 10,310 + 迎車 100)でした。
 笹ヶ峰キャンプ場から杉野沢ペンション街へ10数キロ歩いて素泊まりとかも考えましたが、多分タクシーが一番安いと思います。
 電話して来てもらうまでの待ち時間は35分ほどでした。

コース状況/
危険箇所等

・戸隠キャンプ場
 広くて道が一杯あって、夜明け前だとどの道が登山道に通じるのかさっぱりわかりません。
 道選びは山中より難しいです(笑)
 今思えば、GPS頼りに歩けばよかった・・と。

・弥勒尾根までの沢2本
 昼の雪解け水はグンと減っていたので飛び石伝いに渡れました。
 1つ目の沢は、水の下がコンクリートなので、大きいレジ袋を靴の上から履けば午後の水量でも濡れずに渡れると思います。

・乙妻山の北尾根
 最初のコルに出るまでは傾斜は急です。
 その先のピークの下降は藪で急です。西面の支尾根を巻いていきました。
 その先は、右手=東面は雪が落ちて消えるところが出てきます。そのたびに左手の西面を行きますが、雪は腐っていて歩きにくいです。
 東面と西面を切り替えながら歩きますが、稜上は必ず濃い藪、突っ切るのに時間と体力を取られます。
 今年の積雪状態では、この尾根を下るのはGW前ぐらいが良いのでしょうが、それだと乙妻山までが大変そうです。
 神道山のすぐ先で尾根上は激藪、とうとうプッツンして沢筋に逃げました。
 上から見て滝無しゴルジュ無し、更にそれを地形図の等高線の並び方で確認し、更に念のためお助け紐を準備して下降しました。

・私の場合雪装備換装状況
 出発時 〜 ダブルストック、ノーアイゼン
 弥勒尾根1596峰の先 〜 チェーンアイゼンを履く、ストックは変わらず
 高妻山 〜 10本歯アイゼンに履き替え(これで笹ヶ峰ダム遊歩道まで)、右手はピッケル、左手はストックに
 乙妻山 〜 左手のストック収納(手はピッケル1本のみに)
 1989m峰の先 〜 ピッケル収納し両手ストックに
 神道山の先の沢への下降点 〜 右手ピッケル、左手ストックに
 遊歩道 〜 ピッケルアイゼン収納、両手ストックに

黒姫山の向こうが染まり始めた
歩き始めて2時間少々
4
黒姫山の向こうが染まり始めた
歩き始めて2時間少々
黒姫山からご来光
歩き始めて3時間
今日もいい天気に恵まれそう
3
黒姫山からご来光
歩き始めて3時間
今日もいい天気に恵まれそう
おはよう頸城三山
右から、妙高・火打・焼山
7
おはよう頸城三山
右から、妙高・火打・焼山
六弥勒
中一週間で戻ってきました
今日はここからスタートです
2
六弥勒
中一週間で戻ってきました
今日はここからスタートです
七薬師
八〇〇は気が付きませんでした
七薬師
八〇〇は気が付きませんでした
これだけ雪が残っていれば乙妻山の北尾根も楽に歩けるでしょう、とこの時は楽観視していた
4
これだけ雪が残っていれば乙妻山の北尾根も楽に歩けるでしょう、とこの時は楽観視していた
六弥勒(左端)を振り返る
前日のトレース跡があるので下向いたまま登って行けました
3
六弥勒(左端)を振り返る
前日のトレース跡があるので下向いたまま登って行けました
ここまで登ってきてもまだまだ高い高妻山
3
ここまで登ってきてもまだまだ高い高妻山
九勢至
ここで休んでいたら4時スタートの人に抜かされた
皆さん速い!!
爺さん遅すぎ!!
2
九勢至
ここで休んでいたら4時スタートの人に抜かされた
皆さん速い!!
爺さん遅すぎ!!
右から
西岳・本院岳・八方睨・戸隠山・九頭龍・1888m峰
7
右から
西岳・本院岳・八方睨・戸隠山・九頭龍・1888m峰
高妻山への登りの傾斜
その向こうに目立つ三角のピークは一不動南の1888m峰
5
高妻山への登りの傾斜
その向こうに目立つ三角のピークは一不動南の1888m峰
やっと高妻山の肩に出た
3
やっと高妻山の肩に出た
もうすぐ高妻山
二人目の人に抜かされた
この人が乙妻山へトレースを入れてくれた
岩もアイスもやるというのがよくわかる良いトレースでした、感謝感謝
7
もうすぐ高妻山
二人目の人に抜かされた
この人が乙妻山へトレースを入れてくれた
岩もアイスもやるというのがよくわかる良いトレースでした、感謝感謝
白馬三山
高妻山の磯砂クンとバウワウ君
磯砂クンは百名山は3座目
バウワウ君は初めて
10
高妻山の磯砂クンとバウワウ君
磯砂クンは百名山は3座目
バウワウ君は初めて
乙妻山
すぐ近くに見えるけど意外と遠かった
5
乙妻山
すぐ近くに見えるけど意外と遠かった
乙妻山ももうすぐ
4
乙妻山ももうすぐ
この尾根を笹ヶ峰に向かって下る予定
(左の台形は地蔵山で通りません)
この時は、雪がつながっていると見えたけど・・・
3
この尾根を笹ヶ峰に向かって下る予定
(左の台形は地蔵山で通りません)
この時は、雪がつながっていると見えたけど・・・
乙妻山の磯砂クンとバウワウ君
ここで長野県とサヨナラです
10
乙妻山の磯砂クンとバウワウ君
ここで長野県とサヨナラです
乙妻山から見る高妻山と戸隠山から西岳の峰々
5
乙妻山から見る高妻山と戸隠山から西岳の峰々
では笹ヶ峰へ向かって下りましょう
最初のコルまではそこそこ急です
5
では笹ヶ峰へ向かって下りましょう
最初のコルまではそこそこ急です
乙妻山を振り返る
ありがとう長野県
アリベデルチ
また白馬でお会いしましょう
5
乙妻山を振り返る
ありがとう長野県
アリベデルチ
また白馬でお会いしましょう
中央の山頂が木に覆われているのは神道山すぐ東の1785m峰
稜線は雪がつながっているように見えますでしょ、ところが
3
中央の山頂が木に覆われているのは神道山すぐ東の1785m峰
稜線は雪がつながっているように見えますでしょ、ところが
こんなふうに雪が落ちて無くなっているところが・・
最初はアラマァと余裕だったのですが何度も何度も出てくるとムカツク〜に
6
こんなふうに雪が落ちて無くなっているところが・・
最初はアラマァと余裕だったのですが何度も何度も出てくるとムカツク〜に
神道山から乙見湖
ここから左の尾根に出るのにスゴイ藪
もう尾根なんかイヤと目の前の谷へ降りることに
6
神道山から乙見湖
ここから左の尾根に出るのにスゴイ藪
もう尾根なんかイヤと目の前の谷へ降りることに
その谷の途中で上を振り返る
もう雪崩の心配は無いけれど午後は融雪の落石には気を遣う
3
その谷の途中で上を振り返る
もう雪崩の心配は無いけれど午後は融雪の落石には気を遣う
なだらかなところまで降りてきた
2
なだらかなところまで降りてきた
遊歩道に出た
水芭蕉が咲き始めてました
6
水芭蕉が咲き始めてました
お〜っやっとダムまで来たよ
16時間行動、お疲れさん
8
お〜っやっとダムまで来たよ
16時間行動、お疲れさん

感想

今年に入って体調も今一つと言うのもあって歩く速さは山と高原地図のコースタイムの1.5倍から2倍で見積もって計画立てました。
私が出発して5時間余りのところで最初の人に抜かされました。
聞けば2時間遅れで出発したとのこと、やっぱり若い人は「速い!!」
残雪があってもコースタイム以上で歩けるんだ。羨ましい。

出発前から今日は行くのがあまり気が進まないな〜と言う感じでしたが、乙妻山への到着が10時半、これなら楽勝で 笹ヶ峰キャンプ場 に降りられると気持ちには余裕が出てきました。
でも実際に下ってみると尾根の東面の雪が切れている。
西面は雪がグサグサの上に笹が結構出ているので歩きにくく出来るだけ早く東面に戻りたい。
この東から西、西から東へと稜上を突っ切るのが酷い笹薮で時間も体力も持っていかれます。
神道山の先で藪を突っ切る気力は最早なく、沢筋を一気に下降しました。


【 ついに 新潟県 】

長野県の最初の山となったのが甲武信岳。
2017年10月8日でした。
そして1年半後の今日、乙妻山を最後に長野県を離れて新潟県に入りました。
長野県の山々。
毎回毎回やる気満々で長野県の山々を歩いてきました。
実に楽しかった〜
こんなに充実した山歩きを毎回毎回与えてもらえるとは夢にも思わなかった。
ありがとう!!



【 六弥勒 − 笹ヶ峰キャンプ場  19.7 km 】
【 大磯海水浴場 − 笹ヶ峰キャンプ場  447.5 km 】


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1296人

コメント

お疲れ様です!
17時間近くの一人で山歩き凄いです(^^;)

日本海までの先も見えてきているし、バウワウ君とのコンビも見ていて嬉しくなるくらいです。僕も赤線やりたいなって思えてきました(^^)
2019/5/13 22:44
Re: お疲れ様です!
こんにちは、
コメントありがとうございます。

丹沢の ヨモギ平 にしても、どうしても普通の速度で歩けないので時間をかけて距離を稼ぐしかないのですが、さすがに今回はヘロヘロになりました

新潟県にまで入れたので、いよいよ 日本海 が見えてきたな、と思います。
これも 拍手 を下さる方があったからこそと感謝しています。
これからもよろしくお願いします

赤線延ばし、次はどんなコースにしようか?そもそも行けるのか?と計画段階が実に楽しいです
是非やってみてください、きっと嵌まります
2019/5/13 23:42
お疲れさまでした!そして信州を通過されたんですね!
yamabujioriru さま 大変お疲れさまでした

戸隠もそうでしたが、レコを拝見していてドキドキしていました。
雪の残っている季節のこの周辺は、眺めただけで恐ろしくなります。
高妻山から乙妻山に向かう下り始めの岩場など、夏でも怖い場所
積雪期だとうまく迂回できるのでしょうか

乙妻山から先は激藪なのはよくわかります。
夏道でも笹の繁殖が早くて、廃道になるのではと心配になるくらいです。
藪が刈ってあれば、堂津も目の前に見え、近いのですが(/_;)
やはり乙妻から下るとなると、残雪期がベストなのですね。
ベストタイミングで歩ける残雪量を見極めるのは難しいですね

長距離を、本当にご苦労なさってお疲れさまでした。
達成感もひとしおのことと思います
御無事で何よりでした
でも、行ってしまわれて、ちょっと寂しいかも
2019/5/24 19:07
Re: お疲れさまでした!そして信州を通過されたんですね!
kyom4 さん、 こんにちは

コメントありがとうございます。

藪尾根を通過するのは 残雪期 しかないかと思いますが、残雪期はタイミングが難しいですね。1週間違うと行動がかなり違って来ると思います。
やっぱり角間山の北尾根の読みはぴったり当たっていたんでしょうね、素晴らしい

まあ今回長時間歩いたお陰で 新潟県 に入れました
この後無事に 頸城山塊 を越えることが出来たらまた 長野県 に戻ってきたいと思っています
もっともこんな厳しい 頸城山塊 を越えるパワーはないので普通に北アを南下したいと思っていますのでまだ暫くよろしくお願いします
2019/5/25 23:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら