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記録ID: 1851177
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

有馬四十八滝(百間滝・似位滝・白石滝・白龍滝・大安相滝)〜魚屋道

2019年05月16日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.3km
登り
809m
下り
791m

コースタイム

日帰り
山行
5:25
休憩
0:43
合計
6:08
8:51
12
神鉄「有馬温泉」駅
9:03
9:04
5
炭酸泉源
9:09
26
魚屋道 登山口
9:35
9:38
17
炭屋道 下り分岐(魚屋道)
9:55
9:56
10
湯槽谷分岐(紅葉谷 )
10:06
10:08
4
白石谷分岐(紅葉谷 )
10:12
10:13
3
白石谷河原分岐
10:16
16
右俣 ゴルジュ巻き道
10:32
10:36
1
百間滝
10:37
10:42
10
似位滝
10:52
10:53
4
右俣 ゴルジュ巻き道
10:57
1
白石谷河原分岐
10:58
11:00
6
白石滝
11:06
25
白石第四砂防ダム上
11:31
11:33
3
白龍滝
11:36
11:38
14
角度のある滑滝(布振滝)
11:52
11:53
4
大安相滝・下段
11:57
11:58
10
大安相滝・最上段
12:08
12:17
4
巨岩のある堰堤分岐
12:21
7
白石第六砂防ダム上
12:28
57
小安相滝の石柱
13:25
13:26
6
笹の茂る十字路
13:32
13:34
36
魚屋道 合流
14:10
14:15
28
茶屋跡の東屋(魚屋道)
14:43
6
魚屋道 登山口
14:49
10
炭酸泉源
14:59
神鉄「有馬温泉」駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス (行き)JR芦屋駅南口から阪急バス80系統で神鉄・有馬温泉駅まで
(帰り)魚屋道・有馬側登山口から神鉄・有馬温泉駅まで
コース状況/
危険箇所等
<白石滝の河原からの「百間滝・似位滝」への進路について>
河原の2分岐から歩いてすぐのところに大きな倒木のある小滝があり、そのすぐ先にゴルジュ帯が続いているが、その倒木の少し手前左手の崖に巻き道が作られているので、今回はそこを歩いてゴルジュ帯(前半部分)を巻いて越えた(ゴルジュ入口には池がある)。ところが巻き道は途中で終わってしまうので、さらにその先にあるゴルジュ帯の後半部分の入口の池が膝下あたりまで深かかった場合は、まったく逃げ道がないので相当難儀する。本当はここに巻き道が欲しいところ。
ゴルジュ帯やその他の岩場の通過には危険が伴うので、バランス感覚と細心の注意が必要となる難所。岩場にはかなり狭い箇所もあるし、岩石がごろごろしているのでかなり歩きづらく、体力と集中力を消耗する。

<「白石滝」の巻き道について>
踏み跡はわりと明瞭なものの、かなり幅が細くて高度感もあるので注意が必要。明瞭な踏み跡を辿って、ひたすら直進して白石第四砂防ダムを越えてしまうのが安全。

<「白龍滝」への進路について>
全般的に深い谷筋といった様相で、両岸が切り立った崖状の箇所も多く、崩落しているところもある、全体的に岩石がごろごろしていて多くの倒木もあって、かなり歩きづらくて体力がじわじわ削られていく。断崖絶壁の向かいにある「白龍滝」を登るのにはクライミング技術と装備が必要なので、一般登山者は鑑賞だけにすべし。

<「布振滝」について>
「白龍滝」の先にある角度のきつい滑滝は「布振滝」というらしいが、ここは左手にロープが3本も付けられており、このロープ全てを頼ってほぼ垂直の岩登りをして滝の上に出るべし。ここを登って越えられないと先には進めないので撤退するしかなくなるという重要ポイントだ。右手の濡れた岩場を登るのは滑落の危険もあるので無理しないほうが良さそう。

<「大安相滝」への進路について>
三段の滝の巻き道の途中から沢に下れる箇所が全部で三ヶ所あるので、そこから滝の下流に降りたり上流へ降りたり出来るようになっている、そのため沢筋内の滑りやすい濡れた岩場を無理に遡上して「大安相滝」上流へ向かう必要もないと思う。但し三段の滝を正面から鑑賞するには下段からの遡上となりそうだ。
最上段の滝の左手の岩にロープがあるが、これを登るのは技術が必要で危険も伴う。ここを登らなくても巻き道の途中から滝の落ち口へ下れるので、自信のない方はそちらから行くのが安全で良い。

<「小安相滝」石柱から魚屋道へ合流するルートについて>
前回山行時は巨岩がある分岐で左俣の「白石第五砂防ダム」から六甲最高峰へ直登したが、今回は巨岩がある分岐から右俣の「白石第六砂防ダム」方面と進み、ダム手前の急斜面の巻き地を登ってダムを越えて、さらに遡上を続けるルートを取った。
谷筋の2分岐地点では中央の尾根筋を登って「小安相滝」石柱を経由するが、その先では途中で踏み跡が分散する上に消失し、プレート類も一切ないので進路を見失いがち。間違った踏み跡に誘われてさらに遡上を続けると完全に進退極まることになるので要注意。
崩落した沢筋を渡渉し、大きな倒木をくぐった地点でも進路を見失って、そのまま無理に直進してあらぬ方向へ進んでしまいがち。ここは倒木をくぐったらすぐに右を向いてもう一度同じ倒木をくぐって先に進むのが正解。倒木の隙間から次の進路の踏み跡がかすかに見えるので、それに気づくかどうかが極めて重要。
正解ルートの急登の先にあるロープ場を越えて「笹の十字路」まで無事に到達すれば、後はほぼ平行道で「魚屋道」へすぐに合流できるのでひと安心。

<前回の有馬四十八滝山行記録はコチラ>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1619321.html
JR芦屋駅からなら阪急バスで芦有DWを走り抜けて有馬温泉まで所要時間40分弱、料金780円で行ける。駅前コンビニでおにぎりとお茶を調達後、今回もここから山行開始
2019年05月16日 08:51撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 8:51
JR芦屋駅からなら阪急バスで芦有DWを走り抜けて有馬温泉まで所要時間40分弱、料金780円で行ける。駅前コンビニでおにぎりとお茶を調達後、今回もここから山行開始
有馬温泉街を抜けて魚屋道登山口から登り始めて、途中から「炭屋道」を下って「紅葉谷」へ向かう
2019年05月16日 09:35撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 9:35
有馬温泉街を抜けて魚屋道登山口から登り始めて、途中から「炭屋道」を下って「紅葉谷」へ向かう
まずは「紅葉谷」を歩いて「白石第二堰堤」の広河原を抜け、ここ白石谷分岐のところから谷へ入って遡上する。人の気配もなく静けさが漂う・・・今日は貸切りかな
2019年05月16日 10:07撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:07
まずは「紅葉谷」を歩いて「白石第二堰堤」の広河原を抜け、ここ白石谷分岐のところから谷へ入って遡上する。人の気配もなく静けさが漂う・・・今日は貸切りかな
「白石第三堰堤」の広河原へ出たら右の谷へ。入ってすぐのところの左手崖に巻き道の登り口があるが、かなり崩落して取り付きにくくなっている
2019年05月16日 10:16撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:16
「白石第三堰堤」の広河原へ出たら右の谷へ。入ってすぐのところの左手崖に巻き道の登り口があるが、かなり崩落して取り付きにくくなっている
巻き道を行くとゴルジュ前半部の最初の池(水たまり)と滑りやすい岩場を回避することが出来る。写真は巻き道から池を見下ろした風景だ。だがゴルジュの中を歩くのも楽しいので、この巻き道を行くかどうかは好み次第だろう
2019年05月16日 10:18撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:18
巻き道を行くとゴルジュ前半部の最初の池(水たまり)と滑りやすい岩場を回避することが出来る。写真は巻き道から池を見下ろした風景だ。だがゴルジュの中を歩くのも楽しいので、この巻き道を行くかどうかは好み次第だろう
巻き道の中間点には「屏風滝」と刻まれた石柱が立っている。「屏風滝」ってどの滝のことを指しているのだろうか、ちょっと謎だ
2019年05月16日 10:19撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:19
巻き道の中間点には「屏風滝」と刻まれた石柱が立っている。「屏風滝」ってどの滝のことを指しているのだろうか、ちょっと謎だ
巻き道の最後の部分の下りは、靴一足分の幅しかない狭い岩場をロープ頼りで下る(左の崖に青いロープが下がっている)
2019年05月16日 10:20撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:20
巻き道の最後の部分の下りは、靴一足分の幅しかない狭い岩場をロープ頼りで下る(左の崖に青いロープが下がっている)
ゴルジュ帯を完全に抜けた先にある二段の滝
2019年05月16日 10:29撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:29
ゴルジュ帯を完全に抜けた先にある二段の滝
「百間滝」に到着。そびえ立つような岩壁の一番上の滝口から静かに流れ落ちてくる姿が見事
2019年05月16日 10:35撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/16 10:35
「百間滝」に到着。そびえ立つような岩壁の一番上の滝口から静かに流れ落ちてくる姿が見事
「百間滝」の最上部はこんな感じ。首が90度曲がるくらいに見上げる高さ
2019年05月16日 10:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:32
「百間滝」の最上部はこんな感じ。首が90度曲がるくらいに見上げる高さ
さらに奥へと遡上すると「似位滝」が姿を現す
2019年05月16日 10:38撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:38
さらに奥へと遡上すると「似位滝」が姿を現す
二段から成る「似位滝」の上段の滝はこんな感じ。下段を登るのは危険な感じ(=岩壁が濡れて急で足掛かりも不安)だったので、今回も控えることにした
2019年05月16日 10:40撮影 by  DSC-HX90V, SONY
2
5/16 10:40
二段から成る「似位滝」の上段の滝はこんな感じ。下段を登るのは危険な感じ(=岩壁が濡れて急で足掛かりも不安)だったので、今回も控えることにした
「百間滝」「似位滝」を堪能したら、元来たルートを戻る。ゴルジュ帯の後半部は巻き道がないようなので、ロープ頼みで池を越えるしかない。前回はロープが外れていて水量も多く膝下まであったので完全ドボンだったが、今回は少なかったので難なく進めた
2019年05月16日 10:50撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:50
「百間滝」「似位滝」を堪能したら、元来たルートを戻る。ゴルジュ帯の後半部は巻き道がないようなので、ロープ頼みで池を越えるしかない。前回はロープが外れていて水量も多く膝下まであったので完全ドボンだったが、今回は少なかったので難なく進めた
ゴルジュ帯の前半部の上まで戻って来た。ここから下流を見下ろすとゴルジュの造形の美しさを堪能できる
2019年05月16日 10:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 10:52
ゴルジュ帯の前半部の上まで戻って来た。ここから下流を見下ろすとゴルジュの造形の美しさを堪能できる
「白石第三堰堤」の広河原まで戻ってきたら今度は左の谷へ。まずは三段滝の「白石滝」を鑑賞。ここは超熟練者以外は遡上は難しそう(大きな堰堤も待ち構えているし)
2019年05月16日 10:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 10:58
「白石第三堰堤」の広河原まで戻ってきたら今度は左の谷へ。まずは三段滝の「白石滝」を鑑賞。ここは超熟練者以外は遡上は難しそう(大きな堰堤も待ち構えているし)
巻き道を登って「白石第四砂防ダム」を越え、奥へ下ってダム上の河原へ出てさらに進む。エメラルドグリーンの滝壺をもつ小滝は荒れることなく無事だった
2019年05月16日 11:20撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 11:20
巻き道を登って「白石第四砂防ダム」を越え、奥へ下ってダム上の河原へ出てさらに進む。エメラルドグリーンの滝壺をもつ小滝は荒れることなく無事だった
ゴルジュ帯などでも見られたそびえる巨大な岩壁とその文様は、自然の造形の凄さを改めて感じさせてくれる
2019年05月16日 11:27撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 11:27
ゴルジュ帯などでも見られたそびえる巨大な岩壁とその文様は、自然の造形の凄さを改めて感じさせてくれる
「白龍滝(白竜滝)」まで来た。前回にはなかった滝名のプレートが復活していた。遠くから見ても美しいが、至近距離で見てもなかなかの迫力
2019年05月16日 11:33撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/16 11:33
「白龍滝(白竜滝)」まで来た。前回にはなかった滝名のプレートが復活していた。遠くから見ても美しいが、至近距離で見てもなかなかの迫力
さらに遡上すると黒い大きな滑滝「布振滝」。水量もそれなりにあるので滑滝といえども直登は危険だ
2019年05月16日 11:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 11:37
さらに遡上すると黒い大きな滑滝「布振滝」。水量もそれなりにあるので滑滝といえども直登は危険だ
滝の左手の崖に太いロープが3本。崖はほぼ垂直だが、足掛かりがあるのでロープを頼ればわりと登れる。コツは身体を岩壁から少し離すこと
2019年05月16日 11:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 11:37
滝の左手の崖に太いロープが3本。崖はほぼ垂直だが、足掛かりがあるのでロープを頼ればわりと登れる。コツは身体を岩壁から少し離すこと
滑滝「布振滝」の落ち口のさらに奥へ行くと、このような滝が見られる。山行ルートから外れる場所なので、この滝を見た人は少ないかも
2019年05月16日 11:43撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 11:43
滑滝「布振滝」の落ち口のさらに奥へ行くと、このような滝が見られる。山行ルートから外れる場所なので、この滝を見た人は少ないかも
さて元のルートに戻ってさらに奥へ進むと「大安相滝」。一番下の滝はこのような感じ
2019年05月16日 11:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 11:52
さて元のルートに戻ってさらに奥へ進むと「大安相滝」。一番下の滝はこのような感じ
さらに遡上して、中段の滝はこんな感じ。なかなか美しくて良い雰囲気だ
2019年05月16日 11:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 11:56
さらに遡上して、中段の滝はこんな感じ。なかなか美しくて良い雰囲気だ
もっと遡上すると一番上の滝の滝壺まで行ける。滝の姿はこんな感じ。左の崖にロープがあるものの足掛かりがないので無理に登るのは止めておいた
2019年05月16日 11:57撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 11:57
もっと遡上すると一番上の滝の滝壺まで行ける。滝の姿はこんな感じ。左の崖にロープがあるものの足掛かりがないので無理に登るのは止めておいた
「大安相滝」の最下段まで戻って巻き道を進むと、最上段の滝の落ち口に降りられる箇所がある。ロープで登らなくてもここから寄り道で降りれば良いだけだ
2019年05月16日 12:06撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:06
「大安相滝」の最下段まで戻って巻き道を進むと、最上段の滝の落ち口に降りられる箇所がある。ロープで登らなくてもここから寄り道で降りれば良いだけだ
さらに上流へと進むと、シンボルの巨岩が鎮座する広い2分岐の河原に出る
2019年05月16日 12:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:08
さらに上流へと進むと、シンボルの巨岩が鎮座する広い2分岐の河原に出る
分岐の左俣には「白石第五砂防ダム」、右俣には「白石第六砂防ダム」がある(ここでおにぎり休憩)
2019年05月16日 12:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:08
分岐の左俣には「白石第五砂防ダム」、右俣には「白石第六砂防ダム」がある(ここでおにぎり休憩)
これが「白石第六砂防ダム」。巻き道はちょうどこの位置からスイッチバック的に振り返ったところに登り道が付いている
2019年05月16日 12:09撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:09
これが「白石第六砂防ダム」。巻き道はちょうどこの位置からスイッチバック的に振り返ったところに登り道が付いている
ダムを急登で巻いたら、すぐに分岐を左へ下って沢筋へ戻る。少し歩くと沢筋が左右に分岐しているが、どちらへも行かずに中央の尾根へ登る。案内板などは何もない
2019年05月16日 12:23撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:23
ダムを急登で巻いたら、すぐに分岐を左へ下って沢筋へ戻る。少し歩くと沢筋が左右に分岐しているが、どちらへも行かずに中央の尾根へ登る。案内板などは何もない
木の根が剥き出しの急登を少し頑張ると目の前に背の高い石柱が立っている。これが「小安相滝」と刻まれた石柱だ。「小安相滝」ってどれだろう
2019年05月16日 12:28撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:28
木の根が剥き出しの急登を少し頑張ると目の前に背の高い石柱が立っている。これが「小安相滝」と刻まれた石柱だ。「小安相滝」ってどれだろう
危なっかしい馬の背を過ぎてさらに進むと、この分かりづらい分岐。踏み跡は正面のほうが明確だが、そちらへ行ってはダメ。ここで左折して枯れた沢を渡渉するのが正解だった・・・
2019年05月16日 12:31撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:31
危なっかしい馬の背を過ぎてさらに進むと、この分かりづらい分岐。踏み跡は正面のほうが明確だが、そちらへ行ってはダメ。ここで左折して枯れた沢を渡渉するのが正解だった・・・
枯れた沢の渡渉ポイントはこんな感じ。崩れていて踏み跡などもなくなっているので非常に分かりづらい。ここで迷っても止むを得ないよなあと思った
2019年05月16日 12:50撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:50
枯れた沢の渡渉ポイントはこんな感じ。崩れていて踏み跡などもなくなっているので非常に分かりづらい。ここで迷っても止むを得ないよなあと思った
いざ渡渉しようとした瞬間、上流の岩場に可愛らしい動物が。カワウソかな?テンかな?(私は忍者のような歩き方をしているのか、意外とこういう小動物や鳥との出合に恵まれる)
2019年05月16日 12:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 12:52
いざ渡渉しようとした瞬間、上流の岩場に可愛らしい動物が。カワウソかな?テンかな?(私は忍者のような歩き方をしているのか、意外とこういう小動物や鳥との出合に恵まれる)
なかなかこっちを向いてくれない。やっぱり向こうもちょっぴり警戒しているのかな
2019年05月16日 12:52撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 12:52
なかなかこっちを向いてくれない。やっぱり向こうもちょっぴり警戒しているのかな
さて小動物との出会いも堪能したということで、渡渉先の崩れた斜面に向かって歩きを再開。中央の細い木の右側の斜面を慎重に登っていく
2019年05月16日 12:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:53
さて小動物との出会いも堪能したということで、渡渉先の崩れた斜面に向かって歩きを再開。中央の細い木の右側の斜面を慎重に登っていく
すると目の前に大きな倒木。これはくぐって先へ進む他に手立てはない
2019年05月16日 12:54撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:54
すると目の前に大きな倒木。これはくぐって先へ進む他に手立てはない
倒木をくぐって振り返ると、倒木のわずかな隙間から先へと続く踏み跡がかすかに確認出来るのだが、これは気づかないかもしれない・・・ここで迷っても仕方ないかなあと思う(実際に今回は散々迷ってしまった)
2019年05月16日 12:54撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 12:54
倒木をくぐって振り返ると、倒木のわずかな隙間から先へと続く踏み跡がかすかに確認出来るのだが、これは気づかないかもしれない・・・ここで迷っても仕方ないかなあと思う(実際に今回は散々迷ってしまった)
先程くぐったばかりの大きな倒木を、もう一度くぐって先へ進む
2019年05月16日 13:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 13:15
先程くぐったばかりの大きな倒木を、もう一度くぐって先へ進む
くぐった先にはこんなふうに踏み跡が続いていた。でもなかなかの急斜面なので要注意
2019年05月16日 13:16撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 13:16
くぐった先にはこんなふうに踏み跡が続いていた。でもなかなかの急斜面なので要注意
さらに登ると崩落地が広がっていて、ロープが2本掛けられていた。ここを慎重に進むが、他と比べてここはそれほど危険は感じなかった
2019年05月16日 13:20撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 13:20
さらに登ると崩落地が広がっていて、ロープが2本掛けられていた。ここを慎重に進むが、他と比べてここはそれほど危険は感じなかった
「笹の茂った十字路」にはすぐに到達した。ここでそのまま直進(写真では左の道)すると「魚屋道」へ合流できる
2019年05月16日 13:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 13:25
「笹の茂った十字路」にはすぐに到達した。ここでそのまま直進(写真では左の道)すると「魚屋道」へ合流できる
「笹の茂った十字路」には新しい案内プレートが架かっている。今回は「一軒茶屋」の差し示す方向へ進む
2019年05月16日 13:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
1
5/16 13:26
「笹の茂った十字路」には新しい案内プレートが架かっている。今回は「一軒茶屋」の差し示す方向へ進む
そこからの道は良く踏まれた平行道で、今までの苦労がうそのようだ
2019年05月16日 13:28撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 13:28
そこからの道は良く踏まれた平行道で、今までの苦労がうそのようだ
このような植林帯が現れると、合流地点はもうすぐそこだ
2019年05月16日 13:30撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 13:30
このような植林帯が現れると、合流地点はもうすぐそこだ
石積みの壁を通るとほどなくして「魚屋道」に合流。ここから右へ登るとすぐに「一軒茶屋」。「有馬温泉」へ向かうにはここで左折下りだが、今回はけっこう疲れたのですぐに左折
2019年05月16日 13:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 13:32
石積みの壁を通るとほどなくして「魚屋道」に合流。ここから右へ登るとすぐに「一軒茶屋」。「有馬温泉」へ向かうにはここで左折下りだが、今回はけっこう疲れたのですぐに左折
「魚屋道」からは立ち木の隙間から最高峰や番匠屋畑尾根や有馬三山を望める。山を背景にした白い花が綺麗だった
2019年05月16日 13:55撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 13:55
「魚屋道」からは立ち木の隙間から最高峰や番匠屋畑尾根や有馬三山を望める。山を背景にした白い花が綺麗だった
この季節は若葉がすごい。太陽の光を受けて、あたり一面が緑色に染まるとはこの景色のことだ
2019年05月16日 13:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 13:58
この季節は若葉がすごい。太陽の光を受けて、あたり一面が緑色に染まるとはこの景色のことだ
「六甲最古のトンネル跡」を通過
2019年05月16日 14:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 14:05
「六甲最古のトンネル跡」を通過
魚屋道から望む「番匠屋畑尾根」〜「湯槽谷山」
2019年05月16日 14:07撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 14:07
魚屋道から望む「番匠屋畑尾根」〜「湯槽谷山」
魚屋道から望む「灰形山」〜「落葉山」
2019年05月16日 14:08撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 14:08
魚屋道から望む「灰形山」〜「落葉山」
「魚屋道」登山口を出て「かんぽの宿」の少し先から「有馬富士」の山並みのシルエットが良く見える
2019年05月16日 14:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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5/16 14:47
「魚屋道」登山口を出て「かんぽの宿」の少し先から「有馬富士」の山並みのシルエットが良く見える
神戸電鉄で新開地駅へ向かう途中、鈴蘭台駅付近から「菊水山」が見えた
2019年05月16日 18:23撮影 by  DSC-HX90V, SONY
5/16 18:23
神戸電鉄で新開地駅へ向かう途中、鈴蘭台駅付近から「菊水山」が見えた
撮影機器:

装備

個人装備
通常のトレッキング靴のみ

感想

今回は久しぶりに「有馬四十八滝」の一部を巡ることにした。
前回は四十八滝のすべてを一度に回って大変しんどい思いをしてしまったので、今回は紅葉谷を挟んで東半分の滝だけ(滑滝を除く)を巡ることにした次第。ということで標題通り「百間滝・似位滝・白石滝・白龍滝・大安相滝」に行ったが、前回とまるっきり同じルートでは面白味がないので、新しいルートをそこに組み入れることにした。

新たに歩いてみた道は、(1)「百間滝」へ向かう途中にある手前のゴルジュ前半を巻き道を歩くことでパスするルート、(2)巨岩のある堰堤分岐(=左俣・右俣に分かれる2分岐地点)で「白石第六砂防ダム」側から「小安相滝」石柱を越えて「魚屋道」の途中へと合流するルート、の2つ。
(1)は取り付き地点があんなに手前にあるとは思わなかったのだが、登り口を見つけさえすれば後は楽ちん(巻き道の終りのロープ場だけが狭いので注意)。さて問題は(2)のほうだった。途中から道が不明瞭になって、まああれだけ進路に迷ってしまうなどとは夢にも思わなかった。我ながらかなり久しぶりの大失態。

「白石第六砂防ダム」の巻き道をすぐに発見できたのは良かった。またこの巻き道の急登の先で明確な踏み跡が2分岐していたが、ここでも下りを選択したのも良い判断だった。さらにダム上の河原を遡行して沢が二股に分かれた地点で、沢筋に行かずに中央の尾根を登って「小安相滝」石柱を越えたところまでは順調だったが、問題が起きたのはその先だった。
明快な踏み跡のほうに従って傾斜を登ると踏み跡が突然消失し、登れそうにない崩落斜面と、登りにくそうな岩石群と藪の斜面とが立ちはだかって完全に進退極まってしまい、しばらく無理に登ろうともがいていたが道誤りの危険を感じてやっぱり一度下のほうまで引き返す羽目に。そこで一旦落ち着いて地図を取り出して見直して正解ルート(=沢筋を横断して崩落しかけた対岸へ向かう)を見つけてようやく先へと進めた。ここで結構な時間と体力のロス。

ところが問題はさらにすぐ続いた。崩れかけた斜面を登り、進路を塞ぐ大きな倒木をくぐって進んだところまでは良かったのだが、そこでまたも進路を誤り、枯れ葉の堆積する藪林のような方向へ進んでしまって、ここでもまた進退極まって道誤りを確信した。無理に進んだので戻るのにも一苦労。かなりの急斜面なので一旦少し下のほうまで下る(滑り落ちる感じ)羽目になり、元の倒木の場所まで復帰するのにかなり苦労した。ネット上の情報で「倒木を2度くぐる」とあったが、それは別の倒木を2本くぐって行くものだとばかり思っていたので、今回のようなミスをしたのだ。実は「倒木を2度くぐる」というのは、「同じ倒木を(手前と奥とで)2度くぐる」という意味だったのに気付くのに時間がかかってしまった。というのも、パッと見では倒木の奥にさらに踏み跡が続いているのが非常に発見しにくい角度で大木が倒れていたから。倒木をくぐり終えた直後の視界には、その踏み跡は(目に)入らない感じだ。予め知っていれば何の問題もなく進めるのだろうが、今回のような中途半端な下調べではここも道迷いポイントの一つだろうと思う。

そんなこんなで、時間も体力も筋力も気力も大幅にロスしてしまったのだが、ロープ場を越えて「笹の茂る十字路」まで到達したらあとは驚くほど短くて楽だったので助かった。そのうえ「魚屋道」の下りがこんなにも快適で楽だとは(笑)。

実は最初の道迷いの最中、沢筋の上部で、カワウソなのかテンなのか、そういう感じの動物に出会った。こっちもびっくりしたが、向こうも。何とか撮影に成功したが、なかなか珍しいかな。道迷いのおかげで出会えたようなものだから、まあ捨てたものではない、というか、ただでは転ばないというか。

「有馬温泉」駅からは神鉄で「唐櫃台」まで出てから「からとの湯」で天然温泉を楽しんでから新開地経由で帰宅。道迷いはあったが、前回のように滑落することもなく怪我もなく無事に帰宅出来て良かった、良かった。ついでに新ルートの確認(経験)も出来たしね。

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