高尾-城山🌼初夏の花さんぽ
- GPS
- 05:57
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 673m
- 下り
- 683m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:高尾駅 |
写真
感想
山の友人の中には、小さな草花を見つけるのが上手な人、尋ねると大抵の花の名前は即答してくれる人、どこからともなく聞こえてくる鳥のさえずりで名前だけでなく雄雌まで教えてくれる人…など、見習いたいけどつい怠けて、結局いつも頼ってしまう人たちがいる。
この日のようにふらっと一人で歩く時には、そのあたりの情報量は諦めて、まあ気持ちよく無事に歩ければいいやと思うけれど、せっかくの良い季節と程よい天気、多少は花のことを意識しながら歩いてみたつもり。でも、つい、前ばかり見て歩く癖で、見落とした花も多かったみたいだと、同じルートの他の方のレコを眺めては思う。
この季節、好きなのはマルバとガクの2種類のウツギ。少しクリーム色に近い白色がとても上品で新緑にすごく似合う。眩しい日差しの下だけでなく、少し日陰でもまた別の美しさを放つのが奥深い。今日おぼえたのは、キンとギンの2種類のラン。植生保護で張られたロープの向こう側で少しづつ数を増やしている健気で凛とした立ち姿が、視線を集めていた。黄色の花に幾つも出会い、花弁が5枚のものだけでも3種類。おそらく、ヘビイチゴ、ツルキンバイ、ウマノアシガタと思うけど、よく見ないとわからない。でもよく見ると花びらの質感も輪郭も雌しべ雄しべの出方も葉っぱの形も違うことに改めて気づいてよく出来ているそれぞれが作品なのだと思う。
山の友人の中には、お目当の花の咲く場所をきちんと予習して探索して、現地でも情報を丹念に集めて希少な宝物を見つけ出す歓びを知っている人もいる。そういう人だけが目にすることができる奇跡のような花との出会いもあるのだと教わる。漫然と生きていては見えないもの。たくさんあるのだと教わる。
それはそうとこの日は、そこら中にたくさんの毛虫で、行き交う人たちが口々に話題にしていた。一枚写真に撮り、そういえば昨年の今頃、白い蛾が大量発生していたことを思い出した↓ その名もキアシドクガ。その幼虫じゃないか?と思い調べると、案の定おそらくその通り。ということはじきに今年も...山は白い羽ばたきに覆われるんだろう。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1477927.html
花の命は短く、虫の成長は速い。だから行く度に違う景色が見える。だからまた歩く。
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