記録ID: 1859585
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ハイキング
東海
知多新四国八十八ヶ所��
2019年05月22日(水) [日帰り]
愛知県
cielo-azul
- GPS
- 05:10
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 100m
- 下り
- 90m
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日帰り
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 5:46
距離 18.8km
登り 115m
下り 113m
8:26
9分
名鉄大野町駅
8:35
8:40
10分
68番宝蔵寺
8:50
8:55
5分
69番慈光寺
9:00
9:05
5分
大野城址
9:10
9:15
25分
70番地蔵寺
9:40
9:45
60分
71番大智院
10:45
10:50
50分
72番慈雲寺
11:40
12:00
30分
73番〜77番五坊
12:30
12:50
0分
昼食
12:50
12:55
10分
78番福生寺
13:05
13:10
35分
79番妙楽寺・開山所
13:45
13:50
10分
80番栖光院
14:00
14:05
7分
81番龍蔵寺
14:12
名鉄寺本駅
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復 寺本〜名鉄常滑線〜名古屋 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
問題なし |
| その他周辺情報 | 知多新四国八十八ヶ所��https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1390494.html 知多新四国八十八ヶ所��https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1396161.html 知多新四国八十八ヶ所��https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1413109.html 知多新四国八十八ヶ所��https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1448060.html 知多新四国八十八ヶ所��https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1634633.html 知多新四国八十八ヶ所��https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1845537.html 知多新四国八十八ヶ所�┠覺�https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1871244.html |
写真
名鉄常滑線大野町駅
5月としては記録的な暑さ。しかし、朝夕は長袖が必要なくらい温度が下がる。
5月としては記録的な暑さ。しかし、朝夕は長袖が必要なくらい温度が下がる。
大野は矢田川河口部に構築。大野湊や大野庄と呼ばれる。江戸時代には江戸や大坂へ向かう廻船60隻以上。戦国時代は佐治氏が支配し、軍事・海運ともに伊勢湾の戦略拠点要所を押さえた。
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大野は矢田川河口部に構築。大野湊や大野庄と呼ばれる。江戸時代には江戸や大坂へ向かう廻船60隻以上。戦国時代は佐治氏が支配し、軍事・海運ともに伊勢湾の戦略拠点要所を押さえた。
大野海水浴場は古くから潮湯治の浜として尾張藩士も利用。鍛冶産業が発達。船鍛冶と農具鍛冶の両面で多くの職人がおり、尾張藩のあちこちに出かけた。
68番から69番への途中に見える大野城址の丘。昔は大草城と呼ばれた。大草はこの辺りの地名。信長弟・長益が築城していたが、信長亡き後、秀吉により摂津に転封され廃城に。長益は茶人として活躍。
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68番から69番への途中に見える大野城址の丘。昔は大草城と呼ばれた。大草はこの辺りの地名。信長弟・長益が築城していたが、信長亡き後、秀吉により摂津に転封され廃城に。長益は茶人として活躍。
浅井三姉妹の末娘「江」が大野領主・佐治一成に嫁いだのは1583年10才頃。秀吉の戦略により3年ほどで離縁となり、後に、江は三度目の結婚で徳川二代将軍・秀忠の正室に。彼女の子が三代将軍の家光になる。
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浅井三姉妹の末娘「江」が大野領主・佐治一成に嫁いだのは1583年10才頃。秀吉の戦略により3年ほどで離縁となり、後に、江は三度目の結婚で徳川二代将軍・秀忠の正室に。彼女の子が三代将軍の家光になる。
井戸から上がってきたとされる延命水掛地蔵。
水を掛ける祈りを捧げると祈りが通じる・・・。
水を掛ける祈りを捧げると祈りが通じる・・・。
地蔵堂を取り巻く多くの地蔵にたじろぐ。
参拝者が休憩できる建物もあり、境内も広い。
参拝者が休憩できる建物もあり、境内も広い。
71番大智院。黒めがねを弘法大師がかけている全国で唯一の寺。安政年間、盲目の老翁が身代大師に一心におすがりしたところ目が見えるようになり、大師に自分の眼鏡を残したことから 「めがね弘法」。
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71番大智院。黒めがねを弘法大師がかけている全国で唯一の寺。安政年間、盲目の老翁が身代大師に一心におすがりしたところ目が見えるようになり、大師に自分の眼鏡を残したことから 「めがね弘法」。
大智院西裏。八百比丘お手植えの大樟（楠木）1300年の樹齢とされる。八百比丘は若狭の国の聡明なる少女神童。家庭に恵まれず、諸国を大慈大悲の巡礼となり、全国津々浦々を旅し、この地で樟を植樹。
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大智院西裏。八百比丘お手植えの大樟（楠木）1300年の樹齢とされる。八百比丘は若狭の国の聡明なる少女神童。家庭に恵まれず、諸国を大慈大悲の巡礼となり、全国津々浦々を旅し、この地で樟を植樹。
71番大智院。「我を帰依する者、一切の罪を消滅し、諸の有情を安楽しらしめ、 業病難病を解脱す、福力常具足し、穀麦財宝ことごとく皆の意の如く得せしめ、悪業煩悩の心を開眼せしむべし」めがねと心の目。
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71番大智院。「我を帰依する者、一切の罪を消滅し、諸の有情を安楽しらしめ、 業病難病を解脱す、福力常具足し、穀麦財宝ことごとく皆の意の如く得せしめ、悪業煩悩の心を開眼せしむべし」めがねと心の目。
英語ではGreen houseとかPlastic green house。ビニールハウス栽培が盛んな知多半島。
愛知用水発祥の地は今日帰りに名鉄に乗る寺本駅の南。佐布里池近くを愛知用水は通過、水の生活館もある。
岡田の中心通り。戦争前後は大勢の商人や木綿工業に携わる女工さんなどでこの通りは常に賑やかだったと聞く。女工さんの多くは九州からの集団就職が多かったよう。大門通りを太郎坊にある72番慈雲寺に向かう。
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岡田の中心通り。戦争前後は大勢の商人や木綿工業に携わる女工さんなどでこの通りは常に賑やかだったと聞く。女工さんの多くは九州からの集団就職が多かったよう。大門通りを太郎坊にある72番慈雲寺に向かう。
竹内邸。威厳のある美しい黒塀が続く。竹内虎王は1855年生まれ。1899年に竹内式自動織機を発明。1901年に竹内木綿工場創業。丸登織布を発展させた。
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竹内邸。威厳のある美しい黒塀が続く。竹内虎王は1855年生まれ。1899年に竹内式自動織機を発明。1901年に竹内木綿工場創業。丸登織布を発展させた。
竹内商店屋敷近くの通り。この通りは岡田の祭りで山車が通過する時、梶人（舵）の腕の見せ場となる。
竹内商店。江戸時代から丹波屋の屋号で広く商いをする。米、肥料、塩、木綿、荒物など。
知多岡田簡易郵便局。現役で使用中。明治35年。九州出身の女工さんたちが給料の送金や手紙のやり取りを故郷とするのに賑わった。
木綿蔵。今は資料館。今日は休館だったが、館の方が特別に私のために内部を見せて解説してくれた。感謝。
岡田のそれぞれの家庭にあった機織機を収集。戦争後まで使われていたようだ。
2階は蔵になっていて木綿製品を格納してた。高い天井と太い柱。二階に重い製品をあげるのに吊り上げ滑車を使っていた。
木綿製品。シャツやハンカチ・筆入れ・財布など様々な木綿製品が現在も販売されている。
岡田の木綿工業は豊田佐吉にも大きな影響を与えたようで、彼も時々この町を訪れた。知多木綿のふるさと岡田。
阿弥陀堂。江戸時代前期。江戸時代は岡田に五坊があり、阿弥陀堂は東の坊。現在でも念仏講が行われていてて堂守もいる。
阿弥陀堂前の地蔵。（五右衛門地蔵と呼ばれる昔話がある）。丘陵地帯に新興住宅地が広がる。新しい住宅ばかりである。梅ヶ丘2丁目の交差点をさらに北に下りる。右は知多浄水場。
阿弥陀堂前の地蔵。（五右衛門地蔵と呼ばれる昔話がある）。丘陵地帯に新興住宅地が広がる。新しい住宅ばかりである。梅ヶ丘2丁目の交差点をさらに北に下りる。右は知多浄水場。
坂道を下りると盆地状の場所に73番から77番まで5つの寺がここに固まってある。昔は十三坊あったそうでそれぞれの寺は協力し行事などに取り組み、檀家を分け合っていた。77番浄蓮寺。
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坂道を下りると盆地状の場所に73番から77番まで5つの寺がここに固まってある。昔は十三坊あったそうでそれぞれの寺は協力し行事などに取り組み、檀家を分け合っていた。77番浄蓮寺。
73番正法院。今でこそ新興団地の中にあるが、昔は山に囲まれた静かな場所で修行したのだろう。この寺で75番と76番も朱印がいただける。
76番如意寺。無人。室町時代の佐布里城主との関連。近くには佐布里城跡もある。蔵大般若波羅密多経。（南北朝〜室町）。
小高い丘上の78番福生寺。坊ノ下という地名も残る。
隣はイトーヨーカドー知多店だ。
隣はイトーヨーカドー知多店だ。
不動明王。155線に出てまっすぐ知多の中心地へ向かう。脇浜交差点を左折れ。この辺りが昔は浜だったのだろうが、現在では遙か彼方まで埋め立て地が広がり、巨大な煙突のある大工場が林立している。
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不動明王。155線に出てまっすぐ知多の中心地へ向かう。脇浜交差点を左折れ。この辺りが昔は浜だったのだろうが、現在では遙か彼方まで埋め立て地が広がり、巨大な煙突のある大工場が林立している。
こんもりとした森の古海神明社前に79番妙楽寺。名鉄古見駅のすぐ近く。この寺は開山所にもなっている。
新知美濃川にかかる記念橋。この川の先は昔はすぐ伊勢湾だったが、今は埋め立て地である。
西屋敷あたりの旧街道。
再び現在の155号と合流して知多市役所などを左に薬師社角を右折れ。案内板があり、左折れして池横を進む。
再び現在の155号と合流して知多市役所などを左に薬師社角を右折れ。案内板があり、左折れして池横を進む。
80番栖光院。小山のある広大な敷地をもった寺である。現在修理中の建物も。本堂は切妻造。観音堂は1661年再建。釘を使用せず、縄でしばって建築。
感想
5月なのに25度以上の気温が連続。朝夕はまだ涼しいし、風もあるのでやや助かる。大野町駅から寺本駅には寺院が集中。広大な丘陵地に溜池が点在する知多半島の特徴的な景色の中を歩いて行くと、そこに残る歴史と文化と産業と人間に出遭う。特に、岡田の町や町並みと産業には強い印象を受けた。
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