松姫峠から周回(松姫峠〜牛の寝通り〜小金沢山〜大峠〜楢ノ木尾根〜西原峠〜松姫峠)


- GPS
- --:--
- 距離
- 38.7km
- 登り
- 2,730m
- 下り
- 2,720m
コースタイム
2日目・・5:40大峠ー6:40雁ヶ腹摺山6:50ー7:30大樺ノ頭ー8:00鉄塔8:05ー9:35泣坂ノ頭9:45ー10:05大峰ー11:00水無山ー11:30下降点ー12:15上和田ー(途中10分休憩)ー12:50中風呂ー14:40西原峠ー16:15奈良倉山分岐点ー16:50松姫峠
天候 | 1日目快晴。2日目曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆松姫峠〜小金沢山 ・鶴寝山へは行かずにニリンソウの群生地方面へ巻きました。なだらかな登山道です。 ・大マテイ山も北側斜面を巻きました。危険個所はありません。 ・牛の寝通りはなだらかな道です。最後につづら折りの急登があります。 ・小金沢山へは笹原を抜けて苔むした原生林の急登を登ります。 ◆小金沢山〜大峠 ・小金沢山から牛奥雁ヶ腹摺山へも同じ笹と原生林を行きます。 ・黒岳へは倒木が多くて苦労しました。登山道を迂回しなくてはならない個所もあります。逸れても尾根上の登山道に戻るように心がけてください。 ・黒岳の手前に大峠への下降点があります。なかなかの急登なので慎重にあるいてください。 ◆大峠〜雁ヶ腹摺山 ・ダケカンバ主体の美しい山です。登山口からすぐのところに水場があります・登山道はしっかり整備されています。 ◆楢ノ木尾根〜上和田 ・破線コースとなります。踏み跡はしっかりあり、赤テープ、標識は適所にあるのでしっかり見逃さないように正確に尾根上を歩きます。 ・大峰から水無山方面への尾根を下ります。かなりの急坂を下り、なだらかになってきたところでどん突き、写真56に出ます。向かって右手にピンクテープが目立ち、おかしいなと思いつつもつい誘われて進んでしまいましたが、間違いです。 戻って写真56の左手側のヤブを進むをしっかりとした踏み跡がありました。テープはありませんが、こちらが正解。背の低い灌木の中を尾根伝いに下っていきます。 ・ 上和田への下降点は植林帯の中にあります。水無山の手前にあります。かなりの急坂を下ります。 ◆中風呂〜西原峠〜松姫峠 ・中風呂から一旦川まで下りて橋を渡り、民家の左手を進んで登山道となります。民家からしばらくは荒れた登山道ですが、しばらく歩くとつづら折りの歩きやすい道となります。 。西原峠からは未舗装の林道歩きとなります。ずっと林道でも松姫峠には着けます。 |
写真
感想
GWはテント泊。
栃本から十文字峠、甲武信ヶ岳、雁坂峠という長年の夢であるルートにしたかったけどまだ雪が多そうなのでパス。
大好きな牛の寝通りを歩きつつ、大マテイ山から東の未踏地帯とずっと気になっていた楢ノ木尾根を繋げてみることにしました。
鶴寝山は巨木で有名ですが、ニリンソウの群生地が気になったので北側の巻き道へ進みました。
群生地は鹿の食害から守るためにネットで囲まれており、なおかつニリンソウ自体それほど数がないように思えて残念でした。これから増えていってくれたらいいですね。
北側の巻き道にはそれほど大木はありませんでした。
大マテイ山もなぜか意図せずに北側の巻き道に入ってしまい、こちらは植林帯もあり、大失敗。南側の巻き道を歩きたかった。
牛の寝通りは今回で5回目ですが、大菩薩方面へ登るルートは初めてです。
朝日を浴びながら歩くのも初めて。
歩きなれた牛の寝通りですが、いつもと違って新鮮に感じました。
そしてやはりこの尾根が大好きなんだと再確認しました。
昔「I♡NY]というTシャツが流行りましたが、もし「I♡牛寝」というTシャツがあったら迷うことなく購入するでしょう。3000円出します。
牛の寝通り、という名前もまた好きなんです。
小金沢山から黒岳にかけては笹原と苔むした原生林の魅力的なコースで、たくさんの人がいました。
どんどん枯れていく針葉樹が気になるところです。
黒岳から大峠へ下りていきます。
針葉樹の凛とした感じと、ダケカンバの明るい賑やかなゾーンの両方味わえます。
とてもきれいな森でした。
大峠が近付くと、目の前に雁ヶ腹摺山が現れます。
大峠まで車道ができているので、てっきり植林帯の多い山かと思っていましたが、嬉しく予想を裏切られました。
ダケカンバが占有する、それはきれいな山でした。
登山口からすぐにある水場の水は、めちゃくちゃうまかったです。この水を飲んだ後に家から持ってきた水道水を飲むと、同じ水とは思えません。まるで毒。
山の水はたいていおいしいですけど。
翌日、雁ヶ腹摺山へ登りますが、昨日見た印象の通り、ダケカンバ大暴れの美しい山でした。
頂上直下には笹原も広がり、すごくいい山だなと感じました。
車道がなければもっと雰囲気が良かったのに・・・なんて登山者のエゴですが。
雁ヶ腹摺山からは破線ルートの楢ノ木尾根に入ります。
意地悪なほどにアップダウンを繰り返して尾根上を正確に歩きます。
大峰から水無山へ向かって下りていきますが、写真56のところではしっかりブッシュに突っ込んでください。
ここから今回の反省点です。
勝手な先入観で水無山から上和田への下降点があると思い込み、尾根の上をしっかり歩くことと赤テープに集中しすぎて下降点となる尾根を通り過ぎてしまいました。
いざ水無山に着くとあるはずの尾根がありません。もう少し先かなと進み、尾根はあるものの下りていく感じはなく、またさらに奥の尾根へと進み、これの繰り返しでどんどん高度が下がっていき、これは明らかにおかしいと戻ることを決意します。
もし下りるはずの尾根への標識やテープがなかったら下りれそうな尾根を下るしかない、そうであれば植林帯の辺りの方が作業道に出られるかもしれないから植林帯まで戻ろうと思いました。
これが結果的に救いとなりました。
上和田へと下る尾根は水無山の手前の植林帯にありました。
ほんと救われました。登山道ありがたや。
かなりの急登ですが文句は言いません。ただただ感謝。
下りながら西原峠への登り返しを眺め、なんてルート取りをしてしまったのだと後悔の嵐。
バテバテで西原峠へ登り、殺伐とした林道をふらふら歩き、早く温泉に入りたい一心で奈良倉山を巻いて無事に松姫峠へ着けました。
もっと歩ける体が欲しいと強く思った山行でした。
コメント
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なかなか渋いです。momoさん。
牛の寝通り、大菩薩の方というのは
知っていますが、歩いたことは
まだ、ありません。
レコと写真みて行ってみたくなりました。
花のことも良く知っていますよね。
アケビには雄花、雌花があることまで。
お疲れさまでした。
makasioさんコメントありがとうございます!
「渋い」とのお言葉、ありがとうございます
牛の寝通りは展望もないし、花も特にない地味な尾根ですが、私の心を掴んで放してくれません。
私のマニアックな嗜好性とピッタリ合うのでしょうね
地味ですが牛の寝通り、ぜひ一度歩いてみてください。
makasioさんほどの脚力でしたら日帰りでちょちょいのちょいですよ
アケビの果実は濃厚な甘さで有名ですが、花にも甘い香りがありまして、もし山中で出会う機会がありましたら香りも楽しんでみてください
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