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Yamareco

記録ID: 186094
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

松姫峠から周回(松姫峠〜牛の寝通り〜小金沢山〜大峠〜楢ノ木尾根〜西原峠〜松姫峠)

2012年04月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
38.7km
登り
2,730m
下り
2,720m

コースタイム

1日目・・6:35松姫峠ー8:05棚倉小跡ー9:20榧ノ尾山9:40ー11:15分岐点11:20ー12:30小金沢山ー13:05牛奥ノ雁ヶ腹摺山13:15ー14:25黒岳ー15:20大峠
2日目・・5:40大峠ー6:40雁ヶ腹摺山6:50ー7:30大樺ノ頭ー8:00鉄塔8:05ー9:35泣坂ノ頭9:45ー10:05大峰ー11:00水無山ー11:30下降点ー12:15上和田ー(途中10分休憩)ー12:50中風呂ー14:40西原峠ー16:15奈良倉山分岐点ー16:50松姫峠
天候 1日目快晴。2日目曇り。
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松姫峠に車を停めました。
コース状況/
危険箇所等
◆松姫峠〜小金沢山
  ・鶴寝山へは行かずにニリンソウの群生地方面へ巻きました。なだらかな登山道です。
  ・大マテイ山も北側斜面を巻きました。危険個所はありません。 
  ・牛の寝通りはなだらかな道です。最後につづら折りの急登があります。
  ・小金沢山へは笹原を抜けて苔むした原生林の急登を登ります。

◆小金沢山〜大峠
  ・小金沢山から牛奥雁ヶ腹摺山へも同じ笹と原生林を行きます。
  ・黒岳へは倒木が多くて苦労しました。登山道を迂回しなくてはならない個所もあります。逸れても尾根上の登山道に戻るように心がけてください。
  ・黒岳の手前に大峠への下降点があります。なかなかの急登なので慎重にあるいてください。

◆大峠〜雁ヶ腹摺山 
  ・ダケカンバ主体の美しい山です。登山口からすぐのところに水場があります・登山道はしっかり整備されています。

◆楢ノ木尾根〜上和田
  ・破線コースとなります。踏み跡はしっかりあり、赤テープ、標識は適所にあるのでしっかり見逃さないように正確に尾根上を歩きます。
  ・大峰から水無山方面への尾根を下ります。かなりの急坂を下り、なだらかになってきたところでどん突き、写真56に出ます。向かって右手にピンクテープが目立ち、おかしいなと思いつつもつい誘われて進んでしまいましたが、間違いです。
   戻って写真56の左手側のヤブを進むをしっかりとした踏み跡がありました。テープはありませんが、こちらが正解。背の低い灌木の中を尾根伝いに下っていきます。
  ・ 上和田への下降点は植林帯の中にあります。水無山の手前にあります。かなりの急坂を下ります。

◆中風呂〜西原峠〜松姫峠
  ・中風呂から一旦川まで下りて橋を渡り、民家の左手を進んで登山道となります。民家からしばらくは荒れた登山道ですが、しばらく歩くとつづら折りの歩きやすい道となります。
  。西原峠からは未舗装の林道歩きとなります。ずっと林道でも松姫峠には着けます。
  
松姫峠。
2012年04月29日 06:37撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 6:37
松姫峠。
ニリンソウ群生地。群生というほどなかったような・・・これからに期待です。
2012年04月29日 06:55撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 6:55
ニリンソウ群生地。群生というほどなかったような・・・これからに期待です。
立派なブナ。
2012年04月30日 23:10撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 23:10
立派なブナ。
斜めなシャラ。根張りが見事。
2012年04月30日 23:11撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 23:11
斜めなシャラ。根張りが見事。
大・中・小の木々の混在した感じが好きです。
2012年04月29日 07:23撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 7:23
大・中・小の木々の混在した感じが好きです。
山沢入りのヌタ。ここからワサビ田方面のトチノチの巨樹は一見の価値ありです!でかいです!
2012年04月29日 07:28撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 7:28
山沢入りのヌタ。ここからワサビ田方面のトチノチの巨樹は一見の価値ありです!でかいです!
棚倉小屋跡のイス&テーブルセット。今回はつかいません。
2012年04月29日 08:05撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 8:05
棚倉小屋跡のイス&テーブルセット。今回はつかいません。
見事な枝っぷり。
2012年04月30日 23:13撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 23:13
見事な枝っぷり。
命あるまでお元気で。
2012年04月30日 23:13撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 23:13
命あるまでお元気で。
昇天。
2012年04月30日 23:13撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 23:13
昇天。
まっすぐなブナ。
2012年04月30日 23:14撮影 by  CX4 , RICOH
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まっすぐなブナ。
I ♡ 牛寝
2012年04月29日 09:11撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 9:11
I ♡ 牛寝
でかいミズナラ。
2012年04月30日 23:14撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 23:14
でかいミズナラ。
宿主より先に葉を出すヤドリギ。
2012年04月29日 09:21撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 9:21
宿主より先に葉を出すヤドリギ。
榧ノ尾山。
2012年04月29日 09:21撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 9:21
榧ノ尾山。
今日の目的地、大峠が見えます。遠いな・・・
2012年04月29日 09:22撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 9:22
今日の目的地、大峠が見えます。遠いな・・・
こっちにもイス&テーブルセット。ここでブランチ。
2012年04月29日 09:22撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 9:22
こっちにもイス&テーブルセット。ここでブランチ。
分岐点。青空。
2012年04月29日 11:16撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 11:16
分岐点。青空。
これから歩く山々。
2012年04月29日 11:29撮影 by  CX4 , RICOH
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これから歩く山々。
青空が冴える景色。
2012年04月29日 11:39撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 11:39
青空が冴える景色。
苔むした原生林も。
2012年04月29日 12:26撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 12:26
苔むした原生林も。
小金沢山。
2012年04月29日 12:30撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 12:30
小金沢山。
牛奥雁ヶ腹摺山。すごい名前の山。
2012年04月29日 13:06撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 13:06
牛奥雁ヶ腹摺山。すごい名前の山。
牛奥雁ヶ腹摺山の頂上。
2012年04月29日 13:16撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 13:16
牛奥雁ヶ腹摺山の頂上。
黒岳を目指します。
2012年04月29日 13:21撮影 by  CX4 , RICOH
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黒岳を目指します。
倒木が多い。整備してくれないのかな。
2012年04月29日 13:56撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 13:56
倒木が多い。整備してくれないのかな。
迂回していたら道が分らなくなり、とりあえず登る。
2012年04月29日 14:09撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 14:09
迂回していたら道が分らなくなり、とりあえず登る。
黒岳到着。
2012年04月29日 14:25撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 14:25
黒岳到着。
大峠へ。黒岳の手前にあります。
2012年04月29日 14:28撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 14:28
大峠へ。黒岳の手前にあります。
美しい針葉樹林かと思えば、
2012年04月29日 15:00撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 15:00
美しい針葉樹林かと思えば、
ダケカンバの占有する森となり、
2012年04月29日 15:04撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 15:04
ダケカンバの占有する森となり、
雁ヶ腹摺山が目の前に。ここから見てとても美しい山だとわかります。
2012年04月29日 15:20撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 15:20
雁ヶ腹摺山が目の前に。ここから見てとても美しい山だとわかります。
大峠の東屋。
2012年04月29日 15:21撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 15:21
大峠の東屋。
大峠のトイレ。
2012年04月29日 15:26撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 15:26
大峠のトイレ。
雁ヶ腹摺山の登山口からすぐにある水場。ものずごくうまい水でした。
2012年04月29日 15:39撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 15:39
雁ヶ腹摺山の登山口からすぐにある水場。ものずごくうまい水でした。
ここだけで大木の気配が。。。明日への期待が膨らみます。
2012年04月29日 15:41撮影 by  CX4 , RICOH
4/29 15:41
ここだけで大木の気配が。。。明日への期待が膨らみます。
平らな場所が東屋くらいだったのでここに張らせていただきました。
2012年04月29日 16:09撮影 by  CX4 , RICOH
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4/29 16:09
平らな場所が東屋くらいだったのでここに張らせていただきました。
2日目。雁ヶ腹摺山へ。さっそく立派なダケカンバの登場。
2012年04月30日 23:21撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 23:21
2日目。雁ヶ腹摺山へ。さっそく立派なダケカンバの登場。
ダケカンバの巨樹群。
2012年04月30日 06:20撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 6:20
ダケカンバの巨樹群。
自然のものか、人の手によるものか。自然にしては不自然だし、人の手によるものなら神業です。
2012年04月30日 06:36撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 6:36
自然のものか、人の手によるものか。自然にしては不自然だし、人の手によるものなら神業です。
自然、とは思えない。しかし人だとしたら並大抵の技量ではこんなにピッタリと積めません。
2012年04月30日 06:36撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 6:36
自然、とは思えない。しかし人だとしたら並大抵の技量ではこんなにピッタリと積めません。
山頂からうっすら富士山。
2012年04月30日 06:41撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 6:41
山頂からうっすら富士山。
五百円札かあ。
2012年04月30日 06:43撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 6:43
五百円札かあ。
北側を大樺沢ノ頭へ向かいます。
2012年04月30日 06:47撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 6:47
北側を大樺沢ノ頭へ向かいます。
大樺沢ノ頭。
2012年04月30日 07:28撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 7:28
大樺沢ノ頭。
ダケカンバが踊り狂う。
2012年04月30日 07:48撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 7:48
ダケカンバが踊り狂う。
テント張れそうなところもあり。
2012年04月30日 07:52撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 7:52
テント張れそうなところもあり。
鉄塔。
2012年04月30日 23:24撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 23:24
鉄塔。
要所に標識もあります。
2012年04月30日 08:23撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 8:23
要所に標識もあります。
ヒカゲツツジ。
2012年04月30日 09:12撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 9:12
ヒカゲツツジ。
泣沢ノ頭。繰り返されるアップダウンに苦しみました。。。
2012年04月30日 09:38撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 9:38
泣沢ノ頭。繰り返されるアップダウンに苦しみました。。。
かつての社。
2012年04月30日 10:06撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 10:06
かつての社。
大峰。
2012年04月30日 10:06撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 10:06
大峰。
水無山方面へ。大峰ピークの手前にあります。
2012年04月30日 10:07撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 10:07
水無山方面へ。大峰ピークの手前にあります。
ミツバツツジもちらほらしてきた。
2012年04月30日 10:15撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 10:15
ミツバツツジもちらほらしてきた。
向かって右側にピンクテープがあり、左側は一見ブッシュですが左側の尾根が正解です。ピンクテープに誘われないように。
2012年04月30日 10:26撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 10:26
向かって右側にピンクテープがあり、左側は一見ブッシュですが左側の尾根が正解です。ピンクテープに誘われないように。
灌木こぎ。踏み跡は明瞭です。
2012年04月30日 10:40撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 10:40
灌木こぎ。踏み跡は明瞭です。
マメザクラのお出迎え。
2012年04月30日 10:43撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 10:43
マメザクラのお出迎え。
謎の毛の塊・・・怖すぎる。
2012年04月30日 10:58撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 10:58
謎の毛の塊・・・怖すぎる。
水無山。ここから少し迷ってしまいました。
2012年04月30日 10:59撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 10:59
水無山。ここから少し迷ってしまいました。
この標識を見落とした。水無山の手前にあるのです。
2012年04月30日 11:28撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 11:28
この標識を見落とした。水無山の手前にあるのです。
植林帯で見つけたイカリソウ。野生のものははじめて見ました。
2012年04月30日 12:08撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 12:08
植林帯で見つけたイカリソウ。野生のものははじめて見ました。
がんばってアップ。カメラを下に置いて勘で撮りました。何枚も失敗した。。。
2012年04月30日 12:09撮影 by  CX4 , RICOH
1
4/30 12:09
がんばってアップ。カメラを下に置いて勘で撮りました。何枚も失敗した。。。
集落に着いて一安心。
2012年04月30日 12:12撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 12:12
集落に着いて一安心。
登るときはこちらから。
2012年04月30日 12:13撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 12:13
登るときはこちらから。
道路脇にヒトリシズカ。
2012年04月30日 12:27撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 12:27
道路脇にヒトリシズカ。
アケビも咲いてました。雌花ですね。
2012年04月30日 12:32撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 12:32
アケビも咲いてました。雌花ですね。
松姫鉱泉をあとに。
2012年04月30日 12:45撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 12:45
松姫鉱泉をあとに。
中風呂。ここから下ります。
2012年04月30日 12:48撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 12:48
中風呂。ここから下ります。
コンクリートべったり滝。ゴミも浮いてます・・・
2012年04月30日 12:50撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 12:50
コンクリートべったり滝。ゴミも浮いてます・・・
アケビの雄花。
2012年04月30日 13:02撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 13:02
アケビの雄花。
西原峠辺りは伐採してます。
2012年04月30日 14:41撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 14:41
西原峠辺りは伐採してます。
ずっと車道歩きです。
2012年04月30日 14:49撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 14:49
ずっと車道歩きです。
タラの芽〜取られた〜。
2012年04月30日 14:58撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 14:58
タラの芽〜取られた〜。
奈良倉山へはここから登るようです。疲れたんでパスします。
2012年04月30日 16:16撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 16:16
奈良倉山へはここから登るようです。疲れたんでパスします。
車道歩きは気分が殺伐としてくるので山道へ。地面の柔らかさが心地よい。
2012年04月30日 16:31撮影 by  CX4 , RICOH
4/30 16:31
車道歩きは気分が殺伐としてくるので山道へ。地面の柔らかさが心地よい。
松姫峠到着。クタクタです。
2012年04月30日 16:51撮影 by  CX4 , RICOH
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4/30 16:51
松姫峠到着。クタクタです。
撮影機器:

感想

GWはテント泊。
栃本から十文字峠、甲武信ヶ岳、雁坂峠という長年の夢であるルートにしたかったけどまだ雪が多そうなのでパス。
大好きな牛の寝通りを歩きつつ、大マテイ山から東の未踏地帯とずっと気になっていた楢ノ木尾根を繋げてみることにしました。

鶴寝山は巨木で有名ですが、ニリンソウの群生地が気になったので北側の巻き道へ進みました。
群生地は鹿の食害から守るためにネットで囲まれており、なおかつニリンソウ自体それほど数がないように思えて残念でした。これから増えていってくれたらいいですね。
北側の巻き道にはそれほど大木はありませんでした。
大マテイ山もなぜか意図せずに北側の巻き道に入ってしまい、こちらは植林帯もあり、大失敗。南側の巻き道を歩きたかった。

牛の寝通りは今回で5回目ですが、大菩薩方面へ登るルートは初めてです。
朝日を浴びながら歩くのも初めて。
歩きなれた牛の寝通りですが、いつもと違って新鮮に感じました。
そしてやはりこの尾根が大好きなんだと再確認しました。
昔「I♡NY]というTシャツが流行りましたが、もし「I♡牛寝」というTシャツがあったら迷うことなく購入するでしょう。3000円出します。
牛の寝通り、という名前もまた好きなんです。

小金沢山から黒岳にかけては笹原と苔むした原生林の魅力的なコースで、たくさんの人がいました。
どんどん枯れていく針葉樹が気になるところです。

黒岳から大峠へ下りていきます。
針葉樹の凛とした感じと、ダケカンバの明るい賑やかなゾーンの両方味わえます。
とてもきれいな森でした。
大峠が近付くと、目の前に雁ヶ腹摺山が現れます。
大峠まで車道ができているので、てっきり植林帯の多い山かと思っていましたが、嬉しく予想を裏切られました。
ダケカンバが占有する、それはきれいな山でした。
登山口からすぐにある水場の水は、めちゃくちゃうまかったです。この水を飲んだ後に家から持ってきた水道水を飲むと、同じ水とは思えません。まるで毒。
山の水はたいていおいしいですけど。

翌日、雁ヶ腹摺山へ登りますが、昨日見た印象の通り、ダケカンバ大暴れの美しい山でした。
頂上直下には笹原も広がり、すごくいい山だなと感じました。
車道がなければもっと雰囲気が良かったのに・・・なんて登山者のエゴですが。

雁ヶ腹摺山からは破線ルートの楢ノ木尾根に入ります。
意地悪なほどにアップダウンを繰り返して尾根上を正確に歩きます。
大峰から水無山へ向かって下りていきますが、写真56のところではしっかりブッシュに突っ込んでください。
ここから今回の反省点です。
勝手な先入観で水無山から上和田への下降点があると思い込み、尾根の上をしっかり歩くことと赤テープに集中しすぎて下降点となる尾根を通り過ぎてしまいました。
いざ水無山に着くとあるはずの尾根がありません。もう少し先かなと進み、尾根はあるものの下りていく感じはなく、またさらに奥の尾根へと進み、これの繰り返しでどんどん高度が下がっていき、これは明らかにおかしいと戻ることを決意します。
もし下りるはずの尾根への標識やテープがなかったら下りれそうな尾根を下るしかない、そうであれば植林帯の辺りの方が作業道に出られるかもしれないから植林帯まで戻ろうと思いました。
これが結果的に救いとなりました。
上和田へと下る尾根は水無山の手前の植林帯にありました。
ほんと救われました。登山道ありがたや。
かなりの急登ですが文句は言いません。ただただ感謝。

下りながら西原峠への登り返しを眺め、なんてルート取りをしてしまったのだと後悔の嵐。
バテバテで西原峠へ登り、殺伐とした林道をふらふら歩き、早く温泉に入りたい一心で奈良倉山を巻いて無事に松姫峠へ着けました。
もっと歩ける体が欲しいと強く思った山行でした。

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コメント

I love 牛寝!
なかなか渋いです。momoさん。

牛の寝通り、大菩薩の方というのは
知っていますが、歩いたことは
まだ、ありません。

レコと写真みて行ってみたくなりました。
花のことも良く知っていますよね。

アケビには雄花、雌花があることまで。
お疲れさまでした。
2012/5/3 20:10
地味ですが。
makasioさんコメントありがとうございます!

「渋い」とのお言葉、ありがとうございます
牛の寝通りは展望もないし、花も特にない地味な尾根ですが、私の心を掴んで放してくれません。
私のマニアックな嗜好性とピッタリ合うのでしょうね

地味ですが牛の寝通り、ぜひ一度歩いてみてください。
makasioさんほどの脚力でしたら日帰りでちょちょいのちょいですよ

アケビの果実は濃厚な甘さで有名ですが、花にも甘い香りがありまして、もし山中で出会う機会がありましたら香りも楽しんでみてください
2012/5/3 22:58
プロフィール画像
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