杣谷(↗阪急六甲↘神戸市立自然の家)【六甲摩耶、兵庫県】


- GPS
- 02:43
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 574m
- 下り
- 16m
コースタイム
- 山行
- 2:33
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:43
阪急六甲 1050 ― 護国神社 1110 ―杣谷入口 1130 ― 摩耶砂防堰堤 1150 ― 杣谷峠 1320 ― 神戸市立自然の家 1330
● 行動時間 約02:40
天候 | 快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(家 = 阪急六甲) 阪急六甲 ― 護国神社 ― 杣谷峠 ― 神戸市立自然の家 (神戸自然の家 = 阪急六甲 = 家) ●登山口へのアクセス ○阪急六甲、護国神社前 ・阪急六甲は、阪急神戸線にて梅田からは特急乗り換えで約30分、神戸三宮からは約7分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○杣谷 ・杣谷コースには、「徳川道」という呼称もある。江戸時代末期、神戸開港の際に、外国人居留地での日本人と外国人との接触を避けるために、山陽道を山側に迂回させたものとされる。杣谷を上り、鈴蘭台方面へと抜けていた。しかし、歴史の移ろいの中、わずかな期間しか利用されないままになってしまった |
その他周辺情報 | ・阪急六甲から護国神社までには商店、コンビニ、レストラン等いろいろある ・護国神社から先、灘丸山公園に向けて登り始めるとそれ以降には店舗がない ●日帰り温泉 ・阪急六甲というか灘、東灘には日帰り温泉や銭湯が多数ある (上記いずれも2019年11月現在) |
写真
感想
阪神・淡路大震災から受けた影響は人生を左右するほどのものであった。これも因果か、地震以後今に至るまで、仕事においては地震対策が中心的テーマのひとつとなった。思い入れが強い仕事だが、実行には時間もかかる。想い通りには行かないことも多い。それでも意思を込めて粘り強く進めていきたい。
時は平成7年7月。地震発生から半年。交通機関の復旧も進むが、街中には仮設も多く、よく行くコープも駐車場を利用した間に合わせの店舗状態であった。それでも仕事や日常は、以前のようなサイクルに戻りつつあり、閉じていた店舗の再開などに勇気づけられもした。
この頃になると、ようやく改めて自然に触れたい心持ちが戻ってきた。震災の一年くらい前から、もう一度というか、百名山など日本中の名のある山くらいは登りたいと思い始めていた。でもなかなか本格的には着手もせずにいたのだが、それを行動に移すにあたり、なまり続けた体ではどうにもならんだろう、そんな思いでちょっと近所のコースへと行ってみることにした。杣谷は、神戸市に住むようになり地元モノの本で勉強をしていたときに目にとまったもので、以前から興味があったこともある。
結構暑い日で、阪急六甲から杣谷入口に着く頃には汗だらけになっていた。そこからは流れに沿うところも多いはずだから、こんな季節でも涼しく行けるであろう、まぁ大丈夫であろう、などと思っていたのだが、考えが甘かった。
蝉の声を聞きながら、清流沿いを行く。徳川道と名を持つ道だが、これが置き換え街道として機能したのであろうか、と疑いたくなるほどの山道。ごく普通に急斜面を登っていく。現代では堰堤も多数あり、もともとはどの程度の急登が組み込まれていたのかはわからないが、単なる峠道ではない。結果的に大して活用されることもなく廃道となったのもうなずける。
久しぶりの山歩きに疲れ果て、杣谷峠についた頃には更に先に進む気がなくなった。少し歩いたところにあるバス停からバスで下山した。
やっぱり山歩きには定期的に行かなければなぁと思った。
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