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Yamareco

記録ID: 187954
全員に公開
雪山ハイキング
北陸

越前甲山・大日山

2012年05月05日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 福井県
 - 拍手
GPS
10:51
距離
14.0km
登り
1,019m
下り
1,016m

コースタイム

6:36 駐車場出発
7:20 登山口
8:21 コル
9:30 越前甲山
11:50 大日山
12:15 下山開始
13:50 越前甲山
14:25 コル
14:55 登山口
15:27 駐車場着
天候 雨のち晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道416号線、勝山市側の終点。鎖のゲートがありその手前に駐車できるスペースがある。
コース状況/
危険箇所等
駐車場から登山口まではかなりの距離の林道歩きです。
古い地図などの登山道とはルートが違いますのでご注意を。


登山口→コル
ルートマップは、合っているかどうか分かりませんが、
こんな感じのところを通ったと思います。
夏道が出ていますが、谷スジなのでぬかるみも多く、
さらに倒木などで、塞がれている場所もあります。
雪の上を歩くときは、踏み抜く恐れがあるので注意。

コル→越前甲山
とくに問題なし。トラロープの短い急登が数カ所ある。

越前甲山→大日山
心折れそうなほどのヤブ、そしてまたヤブ、ヤブ!
雪の尾根歩きはサクサク進めても、ヤブコギの試練多数あり。
大岩には古いロープがあるが、ヤブに比べれば簡単。
駐車スペースはこんな感じ。20分ほど先発の7名パーティは尾張小牧ナンバーの車。
2012年05月05日 06:37撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 6:37
駐車スペースはこんな感じ。20分ほど先発の7名パーティは尾張小牧ナンバーの車。
八反滝
2012年05月05日 06:45撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/5 6:45
八反滝
八反滝の谷
2012年05月06日 07:33撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/6 7:33
八反滝の谷
林道をひたすら歩く。下の方は整備されているが、後半はザ・林道。崖崩れ箇所もある。
2012年05月05日 06:46撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 6:46
林道をひたすら歩く。下の方は整備されているが、後半はザ・林道。崖崩れ箇所もある。
45分くらい歩いてようやく登山口へ。
登山口が見つからず困っていた先発のパーティーをご案内。
2012年05月05日 07:19撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 7:19
45分くらい歩いてようやく登山口へ。
登山口が見つからず困っていた先発のパーティーをご案内。
登山口はふきのとうがいっぱい
2012年05月05日 07:21撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 7:21
登山口はふきのとうがいっぱい
エッ、もうお土産採取ですか?
2012年05月05日 07:21撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/5 7:21
エッ、もうお土産採取ですか?
雨は上がっているもののガスが濃いです
2012年05月05日 07:59撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 7:59
雨は上がっているもののガスが濃いです
峠は北の方向
2012年05月05日 08:05撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 8:05
峠は北の方向
峠に出ました
2012年05月05日 08:21撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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峠に出ました
登ってきた登山道を振り返ります
2012年05月05日 08:22撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 8:22
登ってきた登山道を振り返ります
越前甲山はこちら
ガスと枝から落ちるしずくでビショビショに
今更ながらカッパ着用
2012年05月05日 08:22撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 8:22
越前甲山はこちら
ガスと枝から落ちるしずくでビショビショに
今更ながらカッパ着用
雪の尾根に出ると天候が回復してきました
カッパ着るんじゃなかった
2012年05月06日 09:11撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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雪の尾根に出ると天候が回復してきました
カッパ着るんじゃなかった
振り返ると白山が見えます
2012年05月06日 09:11撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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振り返ると白山が見えます
とりあえず越前甲山に到着
2012年05月05日 09:31撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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とりあえず越前甲山に到着
三角点タッチ
カッパOFF
2012年05月05日 09:32撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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三角点タッチ
カッパOFF
しかし、問題はこの先。ヤブに心折れそうになります
30分ほど逡巡したあげく突入
2012年05月05日 09:56撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/5 9:56
しかし、問題はこの先。ヤブに心折れそうになります
30分ほど逡巡したあげく突入
ウンザリするほどのヤブ、少し雪尾根歩いてまたヤブ
2012年05月06日 09:12撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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ウンザリするほどのヤブ、少し雪尾根歩いてまたヤブ
あの大日山まで、あとどれだけヤブコギしなければならないのでしょう?
2012年05月06日 09:12撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/6 9:12
あの大日山まで、あとどれだけヤブコギしなければならないのでしょう?
本日の白山ベストビュー
2012年05月06日 09:13撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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本日の白山ベストビュー
大岩の左にルートがあります
2012年05月05日 11:17撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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大岩の左にルートがあります
加賀甲に避難小屋が見えます
2012年05月06日 09:10撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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加賀甲に避難小屋が見えます
もう少しで大日山
2012年05月06日 09:10撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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もう少しで大日山
着きました!
2012年05月05日 11:52撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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着きました!
大日山から白山の眺め
2012年05月06日 09:09撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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大日山から白山の眺め
食事をとっていると雲行きが怪しくなってきたので急いで帰路に
2012年05月05日 12:15撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/5 12:15
食事をとっていると雲行きが怪しくなってきたので急いで帰路に
大岩にはこんなロープがあります
2012年05月05日 12:43撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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大岩にはこんなロープがあります
越前甲山と勝山市街
2012年05月06日 09:10撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/6 9:10
越前甲山と勝山市街
フキノトウ
2012年05月06日 09:10撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/6 9:10
フキノトウ
ショウジョウバカマ
2012年05月06日 09:10撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/6 9:10
ショウジョウバカマ
キクザキイチゲ
2012年05月06日 09:10撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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キクザキイチゲ
キクザキイチゲ
2012年05月06日 09:11撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/6 9:11
キクザキイチゲ
撮影機器:

感想

端午の節句ということで、武者人形からの連想で甲山、そして大日山。
この安直な発想がいけません。一昨年懲りていたはずなのに…。

自宅を朝4:40に出発。雨は本当に上がるのだろうか?予報は晴れ。
国道157号線で福井県に抜けると雨は上がっているが、晴れとはいえない。
野向町で416号線に入ると、消防団(?)の方たちに呼び止められ、
クマにや山火事への注意書きをいただきました、朝早くからご苦労様です。

国道のドン突きは鎖でゲートがあり、その手前の駐車スペースにIN。
すでに、準備を終えた先発パーティが出発するところでした。
朝食&身支度をしていざ出発。
天候が回復することを祈ります。

登山口まではかなりの距離を歩きます。
古い地図とは登山道が異なり、知らないと登山口が見つからずウロウロしてしまいます。
案の定、先発パーティは昔登山口があったであろうあたりで困っていました。
登山口までご一行様をご案内し、先行をさせて頂きます。

沢スジで、ぬかるみも多く、倒木で遮られ、雪を踏み抜き、ドロドロに。
ガスと木々やヤブのしずくでビショビショに。
でもこんな試練は序章なのでした。

越前甲山に着く頃には九頭竜川からのガスも徐々におさまり
一方、石川県側の快晴に驚かされました。

この先のルートを見に行くと、とんでもないヤブ。
逡巡に逡巡をくりかえし、到着したパーティにもこの先の断念をおすすめしました。
最後に断念のための証拠写真をおさえに、ヤブをすすむと悪魔のささやきが聞こえます。
「行けるとこまで行ってみれば」

そう言えば、一昨年もヤブコギでコリゴリしながらもピストンに成功。
ガスで目標を失いそうならともかく、そうでないならなんとか…

後ろを振り返ると、例のパーティは最初のヤブは越えたものの、
第2のヤブで引き返していきました。正解です無理すること無いです。

ヤブをいくつ越えてきたことでしょう、なんとか大日山に。
山頂には、QSO(無線用語:交信)を楽しんでいるOM(無線用語:先輩)さん1名と
若い男性1名、いずれの方も石川県側からのソロ。
湯を沸かしていると、若い男性は先に下山、入れ替わりに別の若い男性が到着しました。
カップ麺を食べ終える頃には、雲行きが怪しくなりだし、あわてて帰り支度。
帰りの長い道のりを思うとぞっとします。
二人に挨拶して、ヤブに向かって進んでいくのでした。

トラバースしてヤブを回避できるところも、もちろんあります。
しかしそんなの時に限って試練が訪れます。
突然雪を割って飛び出した枝に躓き両足のムコウズネを打撲、
しばらく身動きとれませんでした。
痛むムコウズネに、ヤブが鞭打ってくるたび思わず声が〜
イの字に濁点つけたような声

ようやく最後のヤブをこいでいると、越前甲山頂上のほうから人の声が、
返事して人間であることを伝えます。
ヤブを抜けると、そこには二人のご夫人登山者、
やはりクマかと恐れられていたみたいです。

しばらく休んで下山、
先行していたかほく市からのお二人に追いつき
なんだかんだ、お話を伺いながら駐車場までご一緒し
無事、山行を終えることが出来ました。

越前甲山から先は
整備されていれば悪くないルートだと思うのですが、
廃道同然のヤブみち。
おすすめはしません。
ヤブコギがお好きな方はどうぞ。

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