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Yamareco

記録ID: 1882153
全員に公開
ハイキング
伊豆・愛鷹

伊豆山稜線歩道 戸田峠-天城峠

2019年06月04日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:13
距離
31.1km
登り
1,652m
下り
1,736m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:16
休憩
1:57
合計
12:13
4:37
10
4:47
4:48
16
5:04
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11
5:15
5:15
24
5:39
5:43
15
5:58
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11
6:09
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12
6:21
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4
6:25
6:26
5
6:31
6:34
38
7:12
7:21
35
7:56
7:57
10
8:07
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20
8:27
8:37
19
8:56
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39
9:35
9:38
34
10:12
10:12
16
10:28
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26
10:54
11:23
6
11:29
11:30
15
11:45
11:46
19
12:05
12:07
4
12:11
12:20
6
12:26
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21
12:47
12:53
45
13:38
13:40
22
14:02
14:04
7
14:11
14:11
27
14:38
14:39
23
15:02
15:30
28
15:58
15:58
30
16:28
16:29
10
行程が長いので、食料と水は多めに用意。
行動食として、魚肉ソーセージ2本、ひまわりの種、干しぶどう、黒砂糖
水は2リットル
また温かい物を飲み食べしたかったのでコンロやコッヘルも持って行きました。
天候 晴れ。薄曇り。
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
戸田峠駐車場(無料)へ駐車
天城峠-修善寺駅(東海バス:1,070円)
修善寺駅-戸田峠(東海バス:740円)
コース状況/
危険箇所等
二本杉峠-天城峠間は崩落箇所(高巻きのエスケープルート設置済み)の他、あまり良くない箇所多数あります。
朝焼けの冨士
モルゲンロートと言って良いのかな
モルゲンロートと言って良いのかな
達磨山山頂より本日の行程確認。ちなみに左端の方まで(O_O)
達磨山山頂より本日の行程確認。ちなみに左端の方まで(O_O)
初夏の花々が色々咲いていました。花の名前が違ったらごめんなさい。
卯木
初夏の花々が色々咲いていました。花の名前が違ったらごめんなさい。
卯木
フタリシズカ
コース上最もきつい魂の山(こんのやま)への上り下り。
膝殺しの階段の始まり。
コース上最もきつい魂の山(こんのやま)への上り下り。
膝殺しの階段の始まり。
「魂の山」改め「根性山」とか「階段山」と名付けたくなる。
「魂の山」改め「根性山」とか「階段山」と名付けたくなる。
魂の山の下り。以前ここで膝痛が発症。でも今日は大丈夫。
魂の山の下り。以前ここで膝痛が発症。でも今日は大丈夫。
そしてまた登る…。体重移動法もだいぶスムーズになってきた。
そしてまた登る…。体重移動法もだいぶスムーズになってきた。
前半の階段地獄から解放され、お天気はいまいちだったけれど、このコース最大の魅力である笹原の尾根筋を進む。
宇久須峠に猟友会の皆様がいらしたので少し立ち話。
「こんにちは」
「尾根筋歩くと気持ちいいでしょう。」
「はい!このあたりは笹が残っていて良いですね。縦走路の方はもう食べ尽くされて何も残っていないですよ。」
「いやぁ、丈がみんな低いら。筍をみんな食っちまうんだ。」
「そういえば先週の縦走路では一匹も見ませんでしたが、今日は達磨山以降うようよいました。」
すると頷きながら顔を曇らせ、やはり、鹿害対策の調査だったようで全部に柵を作るわけにも行かないし、罠も限界があるしほとほと困っていらっしゃる様子でした。
(後ろを振り返って撮影)
前半の階段地獄から解放され、お天気はいまいちだったけれど、このコース最大の魅力である笹原の尾根筋を進む。
宇久須峠に猟友会の皆様がいらしたので少し立ち話。
「こんにちは」
「尾根筋歩くと気持ちいいでしょう。」
「はい!このあたりは笹が残っていて良いですね。縦走路の方はもう食べ尽くされて何も残っていないですよ。」
「いやぁ、丈がみんな低いら。筍をみんな食っちまうんだ。」
「そういえば先週の縦走路では一匹も見ませんでしたが、今日は達磨山以降うようよいました。」
すると頷きながら顔を曇らせ、やはり、鹿害対策の調査だったようで全部に柵を作るわけにも行かないし、罠も限界があるしほとほと困っていらっしゃる様子でした。
(後ろを振り返って撮影)
確かにこの界隈の笹はみんな背が低い。このままだとここも裸になってしまうんだろうなぁ。
確かにこの界隈の笹はみんな背が低い。このままだとここも裸になってしまうんだろうなぁ。
風早峠付近。まさに名前の通り西からの海風を遮る物が何も無い為、伊豆でも有数の強風地帯。
北アルプスのハイマツのように木がみな片側だけに伸び、風に負けた木は根こそぎなぎ倒される。
風早峠付近。まさに名前の通り西からの海風を遮る物が何も無い為、伊豆でも有数の強風地帯。
北アルプスのハイマツのように木がみな片側だけに伸び、風に負けた木は根こそぎなぎ倒される。
快適な尾根道は終わり、地獄の階段シリーズ再び。
猫越岳(ねっこだけ:猫はいない)への登りもそこそこ長く斜度あります。
快適な尾根道は終わり、地獄の階段シリーズ再び。
猫越岳(ねっこだけ:猫はいない)への登りもそこそこ長く斜度あります。
猫越岳の展望台から、堂ヶ島方面かな
この近辺で帽子を落としてしまい、探しに戻るも見つからず(ゴミを増やしてしまいましたごめんなさい、ごめんなさい)、探している途中で登山道に突き出た枝で目の上をしこたまぶつけ悶絶…。焦りましたが擦過傷と軽い打撲で済んでよかった…。
猫越岳の展望台から、堂ヶ島方面かな
この近辺で帽子を落としてしまい、探しに戻るも見つからず(ゴミを増やしてしまいましたごめんなさい、ごめんなさい)、探している途中で登山道に突き出た枝で目の上をしこたまぶつけ悶絶…。焦りましたが擦過傷と軽い打撲で済んでよかった…。
猫越岳近くの池
モリアオガエルと思われる蛙の合唱に迎えられますが彼らは気配に非常に敏感で、察すると一斉に鳴き止み、しばらくじっとしているとまた合唱が始まります。
猫越岳近くの池
モリアオガエルと思われる蛙の合唱に迎えられますが彼らは気配に非常に敏感で、察すると一斉に鳴き止み、しばらくじっとしているとまた合唱が始まります。
流木の凹みの中にオタマジャクシがうようよいました。
流木の凹みの中にオタマジャクシがうようよいました。
猫越岳の手前あたりから天城の森らしい景色に変わります。
猫越岳の手前あたりから天城の森らしい景色に変わります。
有名?なブナ
彫刻みたいだな。
有名?なブナ
彫刻みたいだな。
ヤマボウシ
山ツツジ
さっきまで海が見えていたのに、ものすごく山奥にいる感じに。実際山奥なんですが。
さっきまで海が見えていたのに、ものすごく山奥にいる感じに。実際山奥なんですが。
嘘みたいなヒメシャラ。毛利元就の話しを思い出しました。
残念。ピントが合っていない。
嘘みたいなヒメシャラ。毛利元就の話しを思い出しました。
残念。ピントが合っていない。
ブナの門はだいぶ弱っているようにも見えたけど健在。このあたりも下草はほとんど食い尽くされています。
ブナの門はだいぶ弱っているようにも見えたけど健在。このあたりも下草はほとんど食い尽くされています。
くどいけれど膝殺しの階段。もうお腹いっぱい。
くどいけれど膝殺しの階段。もうお腹いっぱい。
以前通ったときもこんな感じだった場所。
以前通ったときもこんな感じだった場所。
同じ場所の下方向。右が下。
落ちたら上がってこられないだろうなぁ…。
同じ場所の下方向。右が下。
落ちたら上がってこられないだろうなぁ…。
二本杉峠を越え、天城峠付近。
木橋が完全に崩落し、高巻きにエスケープルート。二本杉峠-天城峠間は木橋がいくつもありますが、結構恐ろしい場所も多いです。
掛け替えるのは費用も労力も大変だろうなぁ。
二本杉峠を越え、天城峠付近。
木橋が完全に崩落し、高巻きにエスケープルート。二本杉峠-天城峠間は木橋がいくつもありますが、結構恐ろしい場所も多いです。
掛け替えるのは費用も労力も大変だろうなぁ。
フェンスを作っても、かわいい悪魔(鹿)や猪の突進にあうとこの通り。安価で設置容易で効果的な柵って何か無いのかなぁ。
フェンスを作っても、かわいい悪魔(鹿)や猪の突進にあうとこの通り。安価で設置容易で効果的な柵って何か無いのかなぁ。
ヽ(´▽`)ノ
おまけにヽ(´▽`)ノ またピンぼけw
おまけにヽ(´▽`)ノ またピンぼけw
この日の行程

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ ガスカートリッジコンロ ガスカートリッジ コッヘル

感想

2015年9月、2017年2月と過去2回膝痛発症により失敗したルートの完歩に三度目の正直でようやく成功できました。
過去の失敗は、始発と最終バスの時間が決まっているため、その時間内で歩ききらねばならないという「焦り」が大きく
戸田峠、天城峠どちら方面から出発しても前半にある「膝殺しの階段」で飛ばしすぎ15kmあたりで膝が悲鳴を上げ、あえなくエスケープという繰り返しだたったので

・十二分な余裕をもった行動計画
・階段歩行の克服(歩き方の見直し)を準備しました。

修善寺駅界隈に自家用車を停めてバスを利用する場合
・天城峠を始点にする場合:行動可能時間 約10時間(天城峠行きの場合)
・戸田峠を始点にする場合:同 約11時間半 のいずれかが基本と思いますが

戸田峠に車を置く方法に気がつきました。
この場合は、天城峠発修善寺駅行き 17:49 - 修善寺駅でバス乗り換え- 修善寺駅発戸田行き 18:50 のお尻だけ決まっているので、出発時間は自由にできます。

そして階段状山道の歩き方は
https://www.youtube.com/watch?v=e2ExIhIiM4I
https://www.youtube.com/watch?v=Bd4M1b-Yx_w&list=RDBd4M1b-Yx_w&index=1
を拝見し、お恥ずかしながら目からうろこ。

自分なりに要約すると、登りも下りも常に腰を落とすイメージで膝は伸ばさず、上体は起こし前後左右に動かさない。前の方の足に体重を掛けるのは最後の最後。
エスカレーターをイメージ。歩幅は斜度がきつければきついほど小さく。

下り時は最後まで後ろ足でしっかり地面をグリップ、前足は着けるのでは無く「置く」感じ。置いたら体重を移す。きつい段差は後ろ向きでつま先から置く。場合によって(安全確保出来る場合)はずっと後ろ向き。

登り時は前足で身体を引き上げず、後ろ足に体重を乗せた状態から前足を置き、徐々に体重を移動させ後ろ足で蹴り押す感じ。

やってみるとまさに二足歩行ロボットのようでなんだかぎこちないけれど、足にかかる負荷が全然違います。
歩いているうちにだんだん慣れて多少スムーズになり、30km越える行程でしたが膝痛は出ませんでした。感動。今までの痛みは筋力ではなく無知の為か。

小学生みたいな感想ですが、二足歩行ロボットってすごいんだな。あの動きにものすごい真理があったことを長いこと知らなかった不明を恥じました。

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技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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