丁須の頭(裏妙義)にチャレンジ (5/6)

2012年05月06日(日) [日帰り]

• GPS: 04:22
• 距離: 7.0km
• 登り: 874m
• 下り: 870m

コースタイム

国民宿舎　　　　　7:07
丁須の頭基部　　　8:40
丁須の頭頂上　　8:57-9:06
丁須の頭基部　　　9:19
赤岩の基部　　　　9:40
烏帽子岩手前(昼)10:00-10:19
三方境　　　　　　10:38
国民宿舎 　　　　　11:30

　　　　登山時間4:23

天候

曇りのち雷雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国民宿舎裏妙義の駐車場に声をかけ停めさせていただいた

コース状況／危険箇所等

群馬遠征も、ゴールデンウィークは今日(5/6)で終わりです。
昨日(5/5)は、妙義神社〜中之岳神社〜妙義神社の周回ルートを大縦走しました。
腕などに昨日の疲れが残っていましたが、裏妙義のメインコースとなっている、
国民宿舎裏妙義〜丁須の頭〜三方境〜国民宿舎の周回コースを回ります。

ここも裏妙義と呼ばれているだけのことがあって、危険箇所がいっぱいあります。
昨日(5/5)の表妙義縦走で補助ロープを持参しましたが実際はこの裏妙義のために
準備したようなものです。

夜から車中泊していた道の駅妙義から30分程度で登山口である国民宿舎裏妙義
へ到着する。国民宿舎の方に声をかけて駐車場に車を停めさせていただいた。
東屋近くに駐車するように指示される。


富山の若い3人組みの登山者と同時期に出発した。沢を渡ったり歩いたり、
岩場も登りながら丁須の頭の基部に到着した。
3人組みの登山者もほぼ同じく到着です。

丁須の頭の肩まで登ってみるが、頂上から伸びる鎖の状態を確認すると、
登山日記などで紹介しているとおり、岩がオーバーハングしていた。
幾人もの方が事故を起しているらしい鎖だ!
登りは上がれても、降下が腕力勝負となってしまう。手が滑ったら終わりだ・・・

私も準備をしているうちに、3人組みのリーダーが先陣を切って丁須の頭の
頂上へ登って行く。素晴らしいクライマーだ!
私も準備できたので続いて登った。登りは足も使い少しの腕力で頂上近くまで
一気に登れる。ただ、上り切る部分で鎖が岩の形状に曲がっていて荷重がかかっ
ていて、鎖が浮かないため握りにくく左右につかむように握って登った。

丁須の頭の頂上は幅がなく、2人でもいっぱいで上で行き来ができない。
眺望はないので登っただけになった。天気も下り坂の予報であったので、
すぐ下降準備をした。
丁須の頭の肩で準備したハーネスにスリングとカラビナに、持って上がった
補助ロープを鎖の基部に二つ折りで掛けて、Wロープをカラビナで半マスト
させる方法で、ロープを弛めながら懸垂下降しました。

丁須の頭部分は補助ロープ5mでは足りないと思い、15mの半分の7.5m
は計算通り丁度良かった。計画どおりうまくいって問題なく下降できた。


基部に降り立ったときに、雨粒が落ち始め・・・・途中からは雷雨となった!
丁須の頭から赤岩方向へ向かってすぐに20mほどのチムニー状?の下り鎖が
雨で滑って難しかった。

岩の割れ目のような狭い間を下りていく。雨でなければそれほどでもないの
ですが、足の掛けるところが少ない又は無いところがあります。
腕力で下りると、ステンレスの鎖の握りが滑りやすいので苦労しました。


赤岩も回り込むようにトラバースするが、ここも雨のため滑りやすい。
雷雨が激しくなったので烏帽子岳の手前に岩を掘った登山道があって、雨を
凌げれるので雨宿りして昼食を取った。

しばらく休憩したあと出発して三方境というところに到着して、国民宿舎と
いう方向へ曲がる。雷雨も激しくなり、どんどん下って、たくさんの沢を
横切って国民宿舎ヘ向かって下山しました。


このあと国民宿舎で入浴してから帰ってきました・・・


丁須の頭部分は補助ロープのお陰で、びびることもなく登って降りれて
良かったです〜


これで群馬遠征の記事はおしまいです。

写真

5/6 7:07

地図

5/6 7:07

国民宿舎裏妙義の入口横にある
登山道入口

5/6 7:07

国民宿舎裏妙義

5/6 7:43

最初の鎖場

5/6 7:47

沢も歩きます

5/6 8:25

長い鎖場

5/6 8:31

長い鎖場の上から

5/6 8:33

途中の鎖場

5/6 8:37

丁須の頭基部手前の鎖場

5/6 8:39

丁須の頭基部手前より丁須の頭を見上げて

5/6 8:40

丁須の頭基部より

5/6 8:43

丁須の頭の肩より下を見たところ

5/6 8:44

丁須の頭の肩より上を見上げた鎖
岩場はオーバーハングしている

5/6 8:44

丁須の頭の肩にて
丁須の頭の頂上から垂れている鎖

5/6 8:57

丁須の頭の頂上の足元

5/6 8:57

丁須の頭の頂上で記念写真

5/6 9:06

丁須の頭の頂上から垂らしたロープ(左のW)

5/6 9:11

自分は下降して、次の女性がアタック中

5/6 9:12

今回持っていった装備

5/6 9:12

女性がアタック中続き

5/6 9:16

女性が頂上へ

5/6 9:24

下山時の20mほどのチムニー状の下りの鎖

5/6 9:27

チムニー状の下りの鎖途中から

5/6 9:40

赤岩の基部、左へトラバース道あり

5/6 9:44

赤岩のトラバース道(鎖)

5/6 9:47

赤岩のトラバース道(鎖)

5/6 9:51

赤岩のトラバース道(梯子)

5/6 9:53

赤岩のトラバース道(鎖)

5/6 10:38

三方境

5/6 11:26

途中で林道に合流

撮影機器：

DMC-FT3 Panasonic

コメント

熊取のおっちゃん

凄いところに登っていますね
こんばんは
目もくらむようなところに登っていますね
小生は命が惜しいのでこの辺りには近づかない
ようにします　お見事です

mieyama

yshoji2347さんへ
こんばんは
鎖がありますので、肩までは簡単に登れますよ。
しかし最後の１つの鎖だけは最大の危険がある鎖で、
登るのは腕力があれば登れます。
しかし、下りが危険なことは有名になっています。
肩の部分が、鎖の下まで回りこんでいれば問題ない
のですが、鎖から滑ると下まで滑落してしまうのが
問題です。ロープがあれば意図も簡単に降りれます。
ありがとうございました。