安達太良山・鉄山・箕輪山
- GPS
- 07:40
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,179m
- 下り
- 1,180m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
(2012年5月記)
2週間前の吾妻連峰に続いて、今回は安達太良山塊に挑戦。
奥岳温泉からの登りは途中から旧道へ、狭く急だが時間は早い(馬車道は道幅広く緩い)。勢至平のなだらかな道から分岐点を右に下りて(左は緩やかに直で峰の辻へ)沢の方へ向かうと、やがてくろがね小屋へ。ここから望む安達太良山・馬の背・鉄山は壮観。まっすぐ馬の背に登る道は火山ガス噴出のため立入禁止。(ここには日湯温泉が800年代からあったという。江戸時代に山津波で壊滅し、その後、麓に岳温泉の先祖ができたという。)
くろがね小屋からガレた道を一気に登ると峰の辻へ。ここで牛の背への緩い上り道ではなく、安達太良山頂上直下への道を行く。なかなかきつい登りだが景色は開けて壮観で気持ちよい。20分で安達太良山頂に到着。乳首(1700m)に登ると360度の大展望。これから向かう牛の背・馬の背・鉄山・箕輪山が見え、その先に東吾妻山、一切経山と噴煙、中吾妻山、西吾妻山、北西方向に磐梯山、西に猪苗代湖、南に那須の山々、和尚山、東には福島市(信夫山も見える)、二本松市、本宮市、阿武隈山塊。しばらく乳首にいたら西吾妻山の左に飯豊山がかすかに見えた。まだかなりの雪に覆われていた。
安達太良山から牛の背を通り馬の背を行く。この辺りは様相がまるで岩石砂漠のようで地面も黄色い、時折赤い場所もある。牛の背のコルからは東にくろがね小屋、西には沼の平が見える。沼の平は火山ガスの影響で(H9に死者が出たため立入禁止)地表が灰色で、まるで砂漠か月世界のような様相をしており、壮観である。
鉄山山頂(1709m)からは福島が良く望め、信夫山もはっきりわかる位置にあった。安達太良山-鉄山の間の歩きは砂漠のような感じがあり、その何ともいえない色合いや光景の美しさに気を取られる。箕輪山に向かうには一度かなり下って登り直さないといけない。鉄山山頂からは行程はなだらかに見えたのだが、意外にきつかった。笹に覆われた道を進み、岩山を登っていく。
箕輪山は安達太良連峰の最高峰(1718m)。吾妻連峰がより近くに見える。さらに北を見ると、蔵王連山が見えた。足元には鬼面山と野地温泉ホテルが見え、その先に磐梯吾妻スカイラインが走る。山頂の場所は福島側がよく見えない。そのため昼食後、笹の中の小道を東へ進んだ。5分ほど行くと信夫山が見えた。自宅からは安達太良連峰の三山がよく見えるが、これで三山とも踏破。
16:30下山に向かい、遅くとも18:30到着を目指した。途中、鉄山小屋から西へ折れ、石楠花の碑へ。いわれなどは不明。この途中からの沼の平と障子ケ岩の様子が圧巻だった。夕方の赤みを強めた太陽の色にあいまって、まさに砂漠の世界。馬の背でも沼の平と障子ケ岩の写真を撮っていたら安達太良山頂直下に着いたのが17:40。峰の辻経由で下山した方が早いとも思ったが、眼下かなり遠くに見える薬師岳経由ならもしかするとゴンドラが動いているかもと期待してそちらへ。ところがこの道は石の多いかなりの悪路と感じた。しかも薬師岳までの道のりの遠いこと!着いたら18:20、2時間前に最終は出ていて苦笑い。見晴台の所で山に日が落ちたのを写真に写した。残照の中、そのまま五葉松平経由で下山したがかなり日が落ちたことも関係するのか、ひどい道に感ずる。勢至平への旧道と大して変わらないのかもしれないが、この道を上りに使わないでよかった。最終的に勢至平からの道に合流し、奥岳温泉の登山口着。かなり薄暗くなっていた。
帰路、岳温泉・檪平ホテルで日帰り入湯する。ここの露天風呂の薬草の湯が好きだ。人が少なくて、贅沢な入湯だった。
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