金峰山
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,190m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大日岩より上部、踝上ほどの積雪あり。踏み跡明瞭。 |
写真
感想
1年半前、大弛峠から国師ヶ岳・朝日岳に行って以来、その先に見えた金峰山に登ってみたいと思っていた。GW後半、晴れの予想だったので、きちんと登山道から登ってみようと思った。金峰山への表玄関といえば、やはり増富温泉の先の瑞牆山荘からだろう。
残雪がどのくらいあるか不明だった。瑞牆山荘の親父さんに聞いたら、上の方はまだ膝ぐらいまであるのではないかという。アイゼンもなくどこまで行けるかわからないが、行けるところまで進んでみる。幸い登山者が結構いたので、心配はなさそうだ。
富士見平小屋前には、瑞牆山・金峰山への登山者で混んでいた。半分ぐらいは瑞牆山へ向かったようだ。時間が読めないので瑞牆山はパス、まっすぐ金峰山へ向かう。それなりに登って大日小屋に到着し、水場で補給する。美味い水だった。まだ金峰山は見えない。巨大な大日岩のところまで来ると、金峰山が遠望できた。まだだいぶ先である。結構雪も残っているようだ。
大日岩から林へ入ると、すぐに残雪のルートとなった。幸い雪がしっかりしているので、進む。残雪は踝上ぐらい。この辺りは、日中溶けて夜間に凍るためアイスバーン状の所も多々あって、登りは滑る。帰路の方が心配された。それでも大日岩から1時間ほど、樹林帯を抜けて砂払ノ頭までたどり着いた。
ここに至って金峰山が初めて身近に感じ取れた。千代ノ吹上の絶壁、岩場が続く尾根、その先に特徴的なケルンを頂く山頂が連なっている。千代ノ吹上辺りの雪道を人が登っていくのが見える。本当にまだ歩いて行けるのか、でも残雪は深くなさそうだ。上がってきた道を振り返ると、すでに結構登ってきた。
そこから先は雪がまだ溶けていないため、かえって歩きやすかった。雪がふくらはぎほどまで達している場所もあったが、晴天の下、白雪の道を行くのが気持ちよかった。途中で単独行の男性と出会ったので、同道することにした。瑞牆山経由で金峰山に登るとのこと、ストックを持っていた。
千代ノ吹上からの眺めは壮観だった。青屋根の金峰山小屋が見えて、しばらく登ると金峰山山頂に到着。
山頂にはほとんど雪が残っていなかった。五丈岩(ケルン)に登れるとS社地図に書いてあったのでルートを探したがわからず、断念。山頂からの眺めを楽しむ。この日は晴天だったが薄いガスのため富士山は望めず。瑞牆山の向こうにうっすらと八ヶ岳が見えた。目を東に転ずると、前に歩いた朝日岳、北奥千丈岳、国師ヶ岳が見え、川上牧岡林道も認められた。その左奥は甲武信ヶ岳だろうか。
景色を楽しんだ後、同行の男性Bさんと昼食。単独でよく登山しているとのことで、山に関するいろいろな話を聞いた。今回もストック、アイゼンを用意し万全だった。
下山ではやはり樹林帯のアイスバーンに手こずり、あまり早く進めない。Bさんがストックを1本貸してくれたので、それを頼りに慎重に下った。楽しい山行だった。
(2012年6月 記)
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