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Yamareco

記録ID: 1922140
全員に公開
ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

秋田駒ヶ岳 〜ムーミン谷を歩く〜

2019年07月10日(水) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
gaachan その他1人
GPS
--:--
距離
8.8km
登り
681m
下り
680m

コースタイム

日帰り
山行
6:23
休憩
0:37
合計
7:00
9:02
9:05
50
9:55
25
10:20
10:30
15
10:52
13
11:05
15
11:20
11:25
25
11:50
11:55
60
12:55
15
13:10
66
14:16
14:30
12
14:42
48
15:30
ゴール地点
※ムーミン谷手前で昼食休憩
※横岳でティータイム
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
秋田新幹線 田沢湖駅からバス
※駒ヶ岳グランドホテルに前泊↓
http://sanrok-komagatake.com/
 【秋田駒ヶ岳トレッキングプラン】1泊2食+おにぎり弁当付プラン
  (ホテルから7〜8分歩いて田沢湖高原温泉バス停へ→八合目へ)

※駒ヶ岳線バス時刻表↓
https://ugokotsu.co.jp/wp1/wp-content/jikoku/latest/komagatake.pdf
コース状況/
危険箇所等
踏み跡明瞭。ムーミン谷に下りる急坂に要注意。
その他周辺情報 ※八合目小屋に売店あり。
※JR田沢湖駅の直ぐ隣りにKIOSKあり。飲み物・パンが買える。
※JR田沢湖駅の離れた真向かいの『山のはちみつ屋』のソフトクリームはうまし。地元ハチミツも種類豊富でお土産に良い。
前泊して「田沢湖高原温泉」のバス停から乗車。いい天気。
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前泊して「田沢湖高原温泉」のバス停から乗車。いい天気。
「駒ヶ岳八合目」バス停に到着。
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「駒ヶ岳八合目」バス停に到着。
売店で売っているこの【秋田駒ヶ岳自然観察マップ】150円は売り切れでした。
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売店で売っているこの【秋田駒ヶ岳自然観察マップ】150円は売り切れでした。
今咲いている花の一覧表がありました。
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今咲いている花の一覧表がありました。
【靴洗い場】。とても冷たいここの水は飲めるようです。
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【靴洗い場】。とても冷たいここの水は飲めるようです。
ハクサンチドリ。
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ハクサンチドリ。
同。色が薄いもの。
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同。色が薄いもの。
【八合目小屋】。
3
【八合目小屋】。
【秋田駒ヶ岳附近案内図】。
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【秋田駒ヶ岳附近案内図】。
【登山口】。新道の片倉コースを行きます。
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【登山口】。新道の片倉コースを行きます。
コミヤマハンショウヅル。2回3出複葉のミヤマハンショウヅルに似るが本種は1回3出複葉。
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コミヤマハンショウヅル。2回3出複葉のミヤマハンショウヅルに似るが本種は1回3出複葉。
ナナカマド。
ウラジロヨウラク。
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ウラジロヨウラク。
硫黄採掘場跡。
下に八合目小屋が見えます。
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下に八合目小屋が見えます。
オオバキスミレ。葉の形状から。
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オオバキスミレ。葉の形状から。
アップ。
こんな道。
ノウゴウイチゴ。雄しべが多数で7〜8弁。
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ノウゴウイチゴ。雄しべが多数で7〜8弁。
ゴゼンタチバナ。
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ゴゼンタチバナ。
マルバシモツケ。
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マルバシモツケ。
【片倉岳展望台】に到着。
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【片倉岳展望台】に到着。
田沢湖が見えてきました。
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田沢湖が見えてきました。
左側を見上げると男女岳。この山を巻く感じで登っています。
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左側を見上げると男女岳。この山を巻く感じで登っています。
左下には田沢湖高原温泉街が見えています。
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左下には田沢湖高原温泉街が見えています。
岩木山をアップ。
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岩木山をアップ。
マルバシモツケ。
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マルバシモツケ。
同。たくさん咲いています。
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同。たくさん咲いています。
ハクサンシャクナゲ。
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ハクサンシャクナゲ。
ミャマトウキ(葉の感じから)。
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ミャマトウキ(葉の感じから)。
男女岳。
エゾツツジ。初見。この花はたくさん目にすることになります。
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エゾツツジ。初見。この花はたくさん目にすることになります。
日本で最も深い湖である田沢湖。真冬でも湖面が凍り付くことはないそうです。
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日本で最も深い湖である田沢湖。真冬でも湖面が凍り付くことはないそうです。
ミヤマヤナギ(ミネヤナギ)。
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ミヤマヤナギ(ミネヤナギ)。
コケモモ。
ネバリノギラン。
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ネバリノギラン。
エゾツツジ。毛が生えています。秋田駒ケ岳が南限と言われているようです。
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エゾツツジ。毛が生えています。秋田駒ケ岳が南限と言われているようです。
左に鳥海山。
鳥海山をアップ。雪が結構残っています。
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鳥海山をアップ。雪が結構残っています。
左に 森吉山、中央奥にうっすらと 岩木山。
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左に 森吉山、中央奥にうっすらと 岩木山。
森吉山をアップ。左のピークが 本峰、右のピークは ヒバクラ岳。
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森吉山をアップ。左のピークが 本峰、右のピークは ヒバクラ岳。
真っ平な八幡平、その右のトンガリは 茶臼山。
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真っ平な八幡平、その右のトンガリは 茶臼山。
一面にミヤマダイコンソウ。
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一面にミヤマダイコンソウ。
ニッコウキスゲ。
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ニッコウキスゲ。
田沢湖。本当に湖の青さが素晴らしい
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田沢湖。本当に湖の青さが素晴らしい
天気がいいので木道歩きがとても楽しい。
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天気がいいので木道歩きがとても楽しい。
チングルマの果穂。
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チングルマの果穂。
男女岳(おなめだけ)。女目岳とも書くようです。
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男女岳(おなめだけ)。女目岳とも書くようです。
ハクサンシャジン。
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ハクサンシャジン。
キバナノコマノツメ。
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キバナノコマノツメ。
オノエラン。
オノエラン。
ムシトリスミレ。
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ムシトリスミレ。
同。花をアップ。
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同。花をアップ。
ミヤマウスユキソウ。
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ミヤマウスユキソウ。
チングルマ。
ウサギギク。
ヨツバシオガマ。
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ヨツバシオガマ。
男女岳がとても綺麗。
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男女岳がとても綺麗。
【阿弥陀池】に到着。阿弥陀池避難小屋とトイレ棟。
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【阿弥陀池】に到着。阿弥陀池避難小屋とトイレ棟。
阿弥陀池のほとりの木道を歩く。
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阿弥陀池のほとりの木道を歩く。
エゾツツジ。
男女岳を目指します。ツアーに混ざっちゃった。。。
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男女岳を目指します。ツアーに混ざっちゃった。。。
登りやすい階段です。
2
登りやすい階段です。
早池峰山。
エゾツツジ。
チングルマ。
ミヤマキンバイ。
5
ミヤマキンバイ。
白のハクサンチドリ。終盤ですが。
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白のハクサンチドリ。終盤ですが。
トウゲブキですね。
2
トウゲブキですね。
手前から、貝吹岳、和賀山塊、焼石連峰、最奥に 栗駒山。
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手前から、貝吹岳、和賀山塊、焼石連峰、最奥に 栗駒山。
素晴らしい雲海。
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素晴らしい雲海。
本峰・男岳の向うに 鳥海山がくっきり。
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本峰・男岳の向うに 鳥海山がくっきり。
男岳の下は女岳。
5
男岳の下は女岳。
八甲田山がうっすらと。中央のピークは大岳。
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八甲田山がうっすらと。中央のピークは大岳。
岩手山。
左の 森吉山の奥に 白神岳が見えています。
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左の 森吉山の奥に 白神岳が見えています。
秋田駒ヶ岳・男女岳(女目岳)1637m山頂標識。
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秋田駒ヶ岳・男女岳(女目岳)1637m山頂標識。
三角点。
阿弥陀池。
ホソバイワベンケイ。
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ホソバイワベンケイ。
ミヤマリンドウ。
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ミヤマリンドウ。
ミヤマダイコンソウとエゾツツジ。
1
ミヤマダイコンソウとエゾツツジ。
遠くに岩手山。
阿弥陀池越しの男女岳。
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阿弥陀池越しの男女岳。
本峰である男岳を目指します。
1
本峰である男岳を目指します。
ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマ、チングルマ。
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ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマ、チングルマ。
左に 岩手山、阿弥陀池の先のこんもりした山は焼森山。
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左に 岩手山、阿弥陀池の先のこんもりした山は焼森山。
男岳の中腹より 小岳。左の池は駒池。これが【ムーミン谷】です。この景色が見たかった。
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男岳の中腹より 小岳。左の池は駒池。これが【ムーミン谷】です。この景色が見たかった。
ちょっとした岩場があります。
1
ちょっとした岩場があります。
男岳山頂が見えました。
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男岳山頂が見えました。
右に田沢湖を望みながら。
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右に田沢湖を望みながら。
素晴らしい【ムーミン谷】の景色。
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素晴らしい【ムーミン谷】の景色。
小岳をアップ。右の小さな池はクマさんの水場だとか。
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小岳をアップ。右の小さな池はクマさんの水場だとか。
秋田駒ヶ岳・本峰男岳1623m山頂標識。御室(おむろ)と称する駒形神を祀る石の祠は、麓の人たちが豊作祈願として六根清浄の登山をしたということです。
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秋田駒ヶ岳・本峰男岳1623m山頂標識。御室(おむろ)と称する駒形神を祀る石の祠は、麓の人たちが豊作祈願として六根清浄の登山をしたということです。
左に 鳥海山と 田沢湖。
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左に 鳥海山と 田沢湖。
鳥海山は雲がかかってきました。
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鳥海山は雲がかかってきました。
阿弥陀池の左は 横岳、
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阿弥陀池の左は 横岳、
エゾツツジ。
さっき登った男女岳。綺麗な斜面です。
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さっき登った男女岳。綺麗な斜面です。
チングルマの果穂。
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チングルマの果穂。
振りかえって。
横岳。ムーミン谷へは右の急斜面を下りていきます。
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横岳。ムーミン谷へは右の急斜面を下りていきます。
その前に 田沢湖駅KIOSKで買った「北海道チーズ蒸しパン」 を食べて小休憩。これがうまし。
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その前に 田沢湖駅KIOSKで買った「北海道チーズ蒸しパン」 を食べて小休憩。これがうまし。
ムーミン谷への坂を振り返って。
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ムーミン谷への坂を振り返って。
ミヤマダイコンソウ。
3
ミヤマダイコンソウ。
ミヤマキンバイ。イチゴのような葉が三枚。
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ミヤマキンバイ。イチゴのような葉が三枚。
ミヤマキンポウゲ。葉は細かく切れ込んでいます。
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ミヤマキンポウゲ。葉は細かく切れ込んでいます。
ウラジロヨウラク、
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ウラジロヨウラク、
ハクサンチドリ。
1
ハクサンチドリ。
マイヅルソウ。
この斜面を下りて来ました。
5
この斜面を下りて来ました。
ミヤマダイコンソウ。
ミヤマダイコンソウ。
シラネアオイ。ここのシラネアオイは花のすぐ下の葉の切れ込みが浅い。
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シラネアオイ。ここのシラネアオイは花のすぐ下の葉の切れ込みが浅い。
同。このシラネアオイを見ながら昼食休憩。
3
同。このシラネアオイを見ながら昼食休憩。
ミネザクラ。
ムラサキヤシオ。
2
ムラサキヤシオ。
ショウジョウバカマ。
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ショウジョウバカマ。
素晴らしい景色。
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素晴らしい景色。
さて、出発。
ミネザクラ。
サンカヨウ。
ベニバナイチゴ。
3
ベニバナイチゴ。
チングルマ。
同。果穂のものも多いですが、まだ咲いているところも結構あります。
同。果穂のものも多いですが、まだ咲いているところも結構あります。
可愛い花だなぁ。
4
可愛い花だなぁ。
振り返ればこんな景色。
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振り返ればこんな景色。
ミヤマカラマツ。
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ミヤマカラマツ。
前に【駒池】。
素晴らしい景色。
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素晴らしい景色。
【駒池】。
前を撮って、
後ろを撮りました。
5
後ろを撮りました。
ヒナザクラ。
右斜面は チングルマ。
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右斜面は チングルマ。
こんなです。
アオノツガザクラ。
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アオノツガザクラ。
たくさん咲いてるチングルマ。
たくさん咲いてるチングルマ。
アオノツガザクラ。
3
アオノツガザクラ。
イワカガミ。
チングルマはまだまだ咲いています。
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チングルマはまだまだ咲いています。
ヒナザクラ。
右斜面はヒナザクラだらけ、
3
右斜面はヒナザクラだらけ、
左斜面はチングルマだらけ。
2
左斜面はチングルマだらけ。
ショウジョウバカマ。
2
ショウジョウバカマ。
大焼砂の稜線。
振り返って。
チングルマとイワカガミ。
9
チングルマとイワカガミ。
天国のような景色、行ったことないけど。。。
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天国のような景色、行ったことないけど。。。
チングルマの最盛期は本当にすごいんだろうなと思います。
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チングルマの最盛期は本当にすごいんだろうなと思います。
ムーミン谷の終点から振り返って。本当に素敵な谷でした。名残り惜しいけれど先に進みます。
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ムーミン谷の終点から振り返って。本当に素敵な谷でした。名残り惜しいけれど先に進みます。
砂礫の斜面にはたくさんのコマクサ。
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砂礫の斜面にはたくさんのコマクサ。
初めての景色。
コマクサ。
少し色が薄い感じ。
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少し色が薄い感じ。
相方、景色を鑑賞中。
3
相方、景色を鑑賞中。
振り返って。左に女岳からの黒い溶岩流が見えています。
3
振り返って。左に女岳からの黒い溶岩流が見えています。
国見温泉への稜線と田沢湖。
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国見温泉への稜線と田沢湖。
横岳に向かいます。
1
横岳に向かいます。
左に 女岳。
コマクサ。
コマクサが斜面にたくさん咲いています。
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コマクサが斜面にたくさん咲いています。
コマクサ。
イワブクロ。
下にムーミン谷(馬場の小道)。小岳の下に木道。小岳の奥は女岳。
4
下にムーミン谷(馬場の小道)。小岳の下に木道。小岳の奥は女岳。
ムーミン谷。駒池が見えています。
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ムーミン谷。駒池が見えています。
相変わらずの絶景。
3
相変わらずの絶景。
ついつい立ち止まって眺めてしまいます。
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ついつい立ち止まって眺めてしまいます。
振り返って、歩いて来た大焼砂を望む。
3
振り返って、歩いて来た大焼砂を望む。
ホソバイワベンケイ。雌花。
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ホソバイワベンケイ。雌花。
同。雄花。
ミヤマヤナギ(ミネヤナギ)。
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ミヤマヤナギ(ミネヤナギ)。
オノエラン。
ハクサンシャクナゲ。
2
ハクサンシャクナゲ。
コケモモ。
横岳1583m山頂標識。広くはありません。ここでティータイム。
3
横岳1583m山頂標識。広くはありません。ここでティータイム。
三角点。
焼森経由八合目に向かいます。
焼森経由八合目に向かいます。
アズマシャクナゲ。
1
アズマシャクナゲ。
マルバシモツケ。
4
マルバシモツケ。
アズマシャクナゲ。
3
アズマシャクナゲ。
少しピンク。
とてもフレッシュな感じ。
8
とてもフレッシュな感じ。
焼森へ。
阿弥陀池が見えています。
2
阿弥陀池が見えています。
焼森1551m山頂標識。
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焼森1551m山頂標識。
イワブクロ。
ここにもコマクサ。
3
ここにもコマクサ。
下に八合目小屋が見えています。
2
下に八合目小屋が見えています。
エゾツツジ。
ムシトリスミレ。
2
ムシトリスミレ。
オオバキスミレ。
1
オオバキスミレ。
こんな川の横を通っていきます。
3
こんな川の横を通っていきます。
サンカヨウ。
モミジカラマツ。
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モミジカラマツ。
シャクナゲコースはこんな道。トンネルのようです。
シャクナゲコースはこんな道。トンネルのようです。
綺麗なアズマシャクナゲがあちこちに。
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綺麗なアズマシャクナゲがあちこちに。
ミヤマシキミ。
アカモノ。
八合目に戻りました。15:50発のバスでアルパこまくさへ。
八合目に戻りました。15:50発のバスでアルパこまくさへ。
ハクサンチドリ。
6
ハクサンチドリ。
【アルパこまくさ】。
2
【アルパこまくさ】。
田沢湖駅前のやや離れた『山のはちみつ屋』(駅前物産館)のソフトクリーム。うまし。
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田沢湖駅前のやや離れた『山のはちみつ屋』(駅前物産館)のソフトクリーム。うまし。
田沢湖駅。KIOSKが併設されているので、食料など調達には便利。
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田沢湖駅。KIOSKが併設されているので、食料など調達には便利。
アルパこまくさで購入した秋田駒ヶ岳のバッジ。
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アルパこまくさで購入した秋田駒ヶ岳のバッジ。
蛇足:ホテルに飾ってあった「さかなクン」の国鱒の絵。
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蛇足:ホテルに飾ってあった「さかなクン」の国鱒の絵。

感想

秋田駒ヶ岳は標高が低いため正確な意味では高山帯を持たないようだが、頂上効果によって広大な「偽高山帯」が発達しているらしい。現在も活発な活火山であり、頂上部の地形が絶えず変形し攪乱を受けることも、偽高山帯が維持される要因となっている。山頂一帯に咲くヒナザクラ、コマクサ、エゾツツジなどの数百種類の高山植物群は、1926年(大正15年)2月、秋田駒ヶ岳高山植物帯として国の天然記念物に指定されたとのこと。
全国に数多い駒ヶ岳のなかで最も高山植物の豊富な山としても知られており、日本二百名山の一つである。

とにかく花の種類が多い。八合目小屋の「今咲いている花」の全部を見られたわけではないが、種類・量共にこんなに花を見られる山は少ないのではないかと思う。
「阿弥陀池」への木道を歩いている途中、後ろから歩いて来た3人連れのオジサンが、
「秋駒は花が少ねえなぁ、森吉山の方が多いよ。今雪が残ってるけどなぁ」
と言っていたが、我々には十分十分。十分過ぎる。贅沢は言うまい。

ムーミン谷は以前から行ってみたいと思っていたが、今年もチャンスを窺っていたものの、天気が悪かったり用事があったりで延び延びになっていた。梅雨前線が停滞して毎日毎日曇り模様、「あーあ」と思っていたところ、なんとオホーツクからの高気圧が張り出してきて本州では「秋田・青森」がピカピカではないか!
千載一隅のチャンスとばかりに「それっ!」と出かけてきて、大正解!
9日は田沢湖畔観光をして、10日は朝から風もない晴天となった。
期待通りムーミン谷のチングルマは果穂になったものも数多いものの、地形の関係からかまだまだ健康に花を保ってくれていて、可愛らしさを堪能させてもらった。ヒナザクラは今が最盛期であろうか、斜面一面に咲いていた。反対側の斜面はというとチングルマが咲き乱れていて、相方と
「こんなの見たことないねぇ〜」
の連発で、皆さん「秋田駒、秋田駒」と言うはずだと思った。

景色も花に負けず劣らず。男岳から下に見える小岳と駒池のあるムーミン谷の景色は素晴らしかった。白い線に見える木道の上を歩くと思うとワクワクした。
男女岳から得られる眺望も天気に恵まれたので、遠くに岩木山、その奥に八甲田、雲海に浮かぶ早池峰山、栗駒山、雪の残る鳥海山、近くには岩手山がクッキリと見えていた。
ムーミン谷から見上げる山々も、何かアルプスのようでもあった。
薄いピンク色のコマクサの咲く大焼砂は、男女岳のような緑に覆われた山々と対象的な景観で目を楽しませてくれた。
また、女岳の頂上付近の黒々とした溶岩流の痕跡は、秋田駒ヶ岳はまだ生きていることも実感させてくれた。

花よし、景色よし の秋田駒ヶ岳、また訪れるのは確実だ。
無事下山出来たことに 感謝。

※蛇足:「馬場の小路」が「ムーミン谷」と名付けたのは今から30年ほど前、秋田駒ヶ岳をパトロールしていた学生だという。彼によれば、この火口原が人気アニメの主人公・ムーミンが住む村に似ていたかららしい。

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