記録ID: 1925310
全員に公開
ハイキング
日高山脈
楽古岳、北海道長期遠征の筈2
2019年07月11日(木) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:14
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,244m
- 下り
- 1,241m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 6:10
北海道2座目、三日目は悪天なので、二日目は移動に使いたくない。アポイ岳の駐車場で知り合ったオジサンから近場でお勧めはニペソツ山か楽古岳と伺った。調べてみると、ニペソツ山は行程が長く、今後の予定を考えると一気に体力を消耗出来ない。という事で、楽古岳。
アポイ岳を下って、3時頃に楽古山荘に着。私一人。幕営と思ったが、山荘が開いており、中が驚く程広くて綺麗。中で宿泊決定。只、写真で照会する虫の幼虫がウヨウヨおり、どうも具合が悪い。そこでヒンシィクではあるが、テーブルを並べてベッドにした。夕方、お一人様ご到着。一人寂しくと思ったが、笑談出来た。どうも空模様は怪しい。二人で朝の様子見ですねと就寝。
翌朝、意外とガスが上がっていた。まぁ、行ける所まで行きましょうと出発。彼は沢屋さんで十勝岳に向かった。序盤は渓流に沿って歩く。傾斜はほとんどなく、どんどこ歩け、目印も多い。たまに迷う箇所もあるが、山屋なら気付くだろう。大きな渡渉は数ヶ所あり、写真で紹介した。雨の直後なら靴を脱ぐ事になろう。対岸には目印がある。
沢のドン詰まりではないが、途中から斜面に取り付く。まぁここからが苦労。初めの九十九折れは急登でドンドン標高を上げる。折れが終わって、林内を直登。全くという程に足がゆるまない。どんだけ上がるの? まぁ行ける所までと思うが、山屋の悲しい性で、傾斜を見ると、つい上がってしまう。いくら上を見ても深い林の斜面。グデグデでダケカンバ帯を上がり、ようやくハイマツが現れた。いよいよ尾根かと思いきや、まだまだダケカンバの林が続くよどこまでも。笹藪からダニが取り付く。いつでも熊が飛び出しそうで、声を挙げる。途中で見れた頂上方面らしきは雲の中。こんな山に登りたくて北海道に来たんじゃない。
やっとの思いで尾根に取り付いた。するとどういう事でしょう。今までの雰囲気が嘘のよう。雲が高く、遠くの峰が見えるではありませんか。まだ頂上はガスって見えないが、こりゃー参った。足がドンドン頂上直下の急登を上がる。で、頂上に着いたとたん、眼前にとてつもない風景が広がった。雲海に日高山脈の南北、更にトムラウシや大雪などの峰々。晴れて緑の山脈を眺めるより、ずっと素晴らしい世界。コレだよコレ!コレを見に北海道に来たのだよ。困った事に帰れない。飽きる事なく写真を撮って過ごす。
ようやく雲も下から湧き始めたので下る。急登だけに、下りは早い。あっという間に河原に下りた。どうやら下りの方がルートが分かりにくい。まぁ一度通ったルートなので、間違えても復帰しやすい。丁度お昼に小屋着。意外と早くピストン出来た。件の彼も満喫しているに違いない。
さて、今後の北海道の天候を見ると、数日は山に入れそうにない。東北を下る案もあるが、同じく(北海道なのに)梅雨だし。ここは引き上げて帰る事にした。地元で梅雨明けを待ってテントを担ぐのだ。風呂に入って苫小牧に向かう。途中、件の彼から電話が入った。やはり彼も満喫出来たようだ。
苫小牧では公園で車中泊。翌日は雨。寄り道しながら小樽に入り、公園で車中泊。夕方からは嵐のようになった。翌日の夕5時にはフェリーに乗る。
アポイ岳を下って、3時頃に楽古山荘に着。私一人。幕営と思ったが、山荘が開いており、中が驚く程広くて綺麗。中で宿泊決定。只、写真で照会する虫の幼虫がウヨウヨおり、どうも具合が悪い。そこでヒンシィクではあるが、テーブルを並べてベッドにした。夕方、お一人様ご到着。一人寂しくと思ったが、笑談出来た。どうも空模様は怪しい。二人で朝の様子見ですねと就寝。
翌朝、意外とガスが上がっていた。まぁ、行ける所まで行きましょうと出発。彼は沢屋さんで十勝岳に向かった。序盤は渓流に沿って歩く。傾斜はほとんどなく、どんどこ歩け、目印も多い。たまに迷う箇所もあるが、山屋なら気付くだろう。大きな渡渉は数ヶ所あり、写真で紹介した。雨の直後なら靴を脱ぐ事になろう。対岸には目印がある。
沢のドン詰まりではないが、途中から斜面に取り付く。まぁここからが苦労。初めの九十九折れは急登でドンドン標高を上げる。折れが終わって、林内を直登。全くという程に足がゆるまない。どんだけ上がるの? まぁ行ける所までと思うが、山屋の悲しい性で、傾斜を見ると、つい上がってしまう。いくら上を見ても深い林の斜面。グデグデでダケカンバ帯を上がり、ようやくハイマツが現れた。いよいよ尾根かと思いきや、まだまだダケカンバの林が続くよどこまでも。笹藪からダニが取り付く。いつでも熊が飛び出しそうで、声を挙げる。途中で見れた頂上方面らしきは雲の中。こんな山に登りたくて北海道に来たんじゃない。
やっとの思いで尾根に取り付いた。するとどういう事でしょう。今までの雰囲気が嘘のよう。雲が高く、遠くの峰が見えるではありませんか。まだ頂上はガスって見えないが、こりゃー参った。足がドンドン頂上直下の急登を上がる。で、頂上に着いたとたん、眼前にとてつもない風景が広がった。雲海に日高山脈の南北、更にトムラウシや大雪などの峰々。晴れて緑の山脈を眺めるより、ずっと素晴らしい世界。コレだよコレ!コレを見に北海道に来たのだよ。困った事に帰れない。飽きる事なく写真を撮って過ごす。
ようやく雲も下から湧き始めたので下る。急登だけに、下りは早い。あっという間に河原に下りた。どうやら下りの方がルートが分かりにくい。まぁ一度通ったルートなので、間違えても復帰しやすい。丁度お昼に小屋着。意外と早くピストン出来た。件の彼も満喫しているに違いない。
さて、今後の北海道の天候を見ると、数日は山に入れそうにない。東北を下る案もあるが、同じく(北海道なのに)梅雨だし。ここは引き上げて帰る事にした。地元で梅雨明けを待ってテントを担ぐのだ。風呂に入って苫小牧に向かう。途中、件の彼から電話が入った。やはり彼も満喫出来たようだ。
苫小牧では公園で車中泊。翌日は雨。寄り道しながら小樽に入り、公園で車中泊。夕方からは嵐のようになった。翌日の夕5時にはフェリーに乗る。
天候 | 曇りのち晴れ? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
序盤の河原は細かく目印されており有難いが、処によってチョイ迷う。山馴れしてない人は一人で入らない方が良いだろう。足を濡らさずに渡渉するのは少々苦労する。増水時は濡れ覚悟すべし。斜面の登りからはひたすら急登。道はしっかりしているので、迷いはない。尾根は細く足元が悪い。この苦労を切り抜けた頂上は格別。 |
その他周辺情報 | 楽古山荘は実に素晴らしい。浦河山岳会に深く感謝。 |
写真
撮影機器:
感想
とにかくダニが多い。体以外にもザックに潜むらしく、数日後に体に取り付く。また、いかにも熊が出そう。鈴では寂しく、声を挙げながら登った。
北海道長期遠征がこのまま呆気なく終わるかと思いきや…。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:876人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する