生藤山・三国山、関東ふれあいの道東京3
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- GPS
- 05:51
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,205m
コースタイム
9:24 和田峠茶屋
10:10 醍醐丸
11:29 茅丸
11:43 生藤山
11:51 三国山
12:28 熊倉山
12:50 発
13:29 浅間峠
14:22 上川乗バス停
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
到着:上川乗バス停乗車、武蔵五日市駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは危険箇所は無く、足元もよく乾いて歩きやすかった。 |
写真
感想
<テーマ>
GWに雲取山にトライしようとして悪天候に阻まれ、御前山を徘徊していたが、体があちこちぼろが出ていた。また、その後ヤマレコの皆さんの記録を読んでいると、自分の計画にもおかしなところがいくつもあった。悪天候は天の佑けかもしれない。もっと準備して再トライしよう。と言うことで、今週はOさんに教えてもらった「関東ふれあいの道東京」のNo.3「富士見のみち」に行くことに。
<道すじ>
東京のふれあいの道は7コースあり、順番につながっていて1番が高尾南山稜周り、2番が高尾陣馬、段々北上して6番で御岳駅に達し、7番が御嶽駅から北の山をいくつか回る、と言う構成。「富士見のみち」は3番目で陣馬高原下バス停から上川乗バス停まで、和田峠茶屋から醍醐丸、生藤山、三国山、浅間峠を経て檜原村の南秋川の谷へ下っていくルート。富士見のみち、と言う名前は三国山始めきれいに富士が見渡せる稜線だからか?
朝7時過ぎに三鷹駅に行った。本来もう少し早く出るが、中央線が工事のために前夜から止っている。動き出すのは7時ごろとポスターに出ていた。7:14高尾行きが動き始めの模様。高尾に陣馬行きのバスが50分にあるがなんだか間に合いそうにない雰囲気。しかしこの日は始発のようなものなので途中の待ち合わせが一切なかったので、50分丁度ぐらいに高尾駅着。バスが乗客が多くてなかなか入らないのか出発が遅れ何とか間に合った。
陣馬高原下に着くと相当の人出。ハイキングもさることながら自転車が多数。自転車の坂道ロードもブームなのか。8:34に歩き出した。最初の車道はこれまで2回逆に降りてきたことがあるが登っていくのは初めて。一緒のバスで来た人たちが大勢同じ方向に歩いて行ったが途中のに陣馬山への新上り口のところでほとんどの人は登山道に入った。小生は和田峠茶店から陣馬山とは逆に行くのでこのまま車道を登る。同じ方向には書生以外2人ほど。茶店まで車道歩きが小一時間。結構つらい。朝の最初の1時間はいつもつらい。この日は前の週の飲酒がたたったようで特につらかった。
<生藤山まで>
和田峠の茶屋でもロードバイクの自転車のグループが10人ほどいたろうか。登山姿は2,3人だった。そのまま生藤山方面の指標が出ている林道に入る。この道は前にJR上野原からバスで入って三国山、生藤山と回ってきたことがあるが、逆周りは初めて。林道を少し進んだところで例のごとく?上り口を通り過ぎたことに気づき、少し引き返して登山道を登り始める。しかしこのルートは和田峠が690mでバス停から車道で400mも上がっているので、最初のピークの高岩山まで登ると後はアップダウンの繰り返しに近い。前回逆回りしたときは高尾山まで行こうと思っていたので時間に追われピークは多く巻きみちを通ったが今回は忠実にピークをたどった。醍醐丸は結構フィールドアスレチック的な上り下りだった。
生藤山近くまではほとんど人に会わなかった。醍醐丸の手前で川崎から来られた少し年配の方と一緒になりしばらくご一緒した。のんびり週末は山を歩いておられるようで、様々な山の話を聞かせていただいた。少し休んでいきます、とおっしゃるのでお別れしたが、同方向ではお会いしたのは生藤山までこの方だけだった。連行峰、茅丸とこのコースの一番高いところあたりで逆周りの人に何人か会い、生藤山への狭い急な登りでは下りてくる10人規模のグループにぶつかった。
生藤山に登りきるとさして広くない頂上に20人ほど人がいて結構込み合っている。グループで来た人たちでリーダーが今後の予定や夏の例会の説明などをしていた。「ふれあいの道」の記録のためにはこの山頂で「証拠写真」を取らねばならずちょっと困ったが、グループのおじさんに頼んで撮ってもらった。
<三国山から熊倉山>
生藤山から少し急な下りを下りると直ぐに三国山。ここにも1グループが陣取りビールで乾杯中。秋に来たときは富士山がきれいだったが、この日は遠くは白くかすんでよく見えない。よくよく見ると少し富士山の山頂から肩の線が見えていた。グループの女性も、「この季節にこれぐらいみえればまあいいわね」、とのたまわっていた。
さて、ここからは未知のコース。北東に進路を取って緩やかな道を下って行く。少し行くとJR上野原からバスの終点の井戸からの上り道との分岐があった。この辺りの緑の気持ちのいいこと。日影を歩くと涼しい風が通って気候は最高の時期かもしれない。そして少ししてちょっとした広場と展望の利くところに出て、右側に銀色の鳥居が立っている。軍刀利神社だ。言われを読むと、ヤマトタケル命が剣を祭ったとのことだ。
神社からさらに緩やかな登りを進むと熊倉山の頂上に。頂上と言ってもちょっとしたただの広場だが、ここで昼食休憩を取った。カップめんとパンとおにぎり、コーヒーと言うまぜこぜだが機構のいい山での飯はうまい。少し休んで元気を回復してまた歩き出した。
<浅間峠から上川乗へ>
このコースは和田峠から生藤山まではピークをたどれば短いアップダウンの繰り返しで岩がちの道や急な木の階段が多いが、生藤山以降は緩やかなヒルトップ、ボトム?の繰り返し。新緑の中を実に気持ちよく歩くことが出来た。
熊倉山を過ぎた辺りの下りでちょっとしたハプニング。4人のグループとすれ違ったが、先頭を歩いていた男性がすれ違った後、「あれっ」と言うような声を出された。何気なく振り返ると、「同じシャツを着た人にはじめてあった」とおっしゃる。少し離れていたのでよく分からなかったが、確かに似ている。「そうですか?」と言って近づいてみると確かに私のシャツとまったく同じものを着ておられた。
「奇遇ですな」「しかもこんなブランド物でもないシャツで」と言ってお互いこれはどこどこで買った安物で、しかし山歩きに良くて、と言った話で盛り上がった。とうとう、「記念写真を撮りましょう」と言うことになって、並んでお互いのカメラでお連れの方にとってもらってめでたしであった。これまで、「あ、同じ靴ですね」「同じストックですね」と言うことはあったが、出回ってる品種の数から言ってもシャツは珍しいでしょうね。
そうこうするうちに浅間峠(せんげんとうげ)に到着。ふれあいの道の地図に雰囲気のいいあずまやの写真があったがまさにその写真通りの風景が見えた。ただ、写真ではこぎれいな印象だったが実物はややくたびれていて、少し傷んでいるふれあいの道の案内板とあいまって、ちょっと物寂しい雰囲気の休憩ポイントだった。ふれあいの道設定から大分時間が経っているので設備に痛みも出ているのかもしれない。
生藤山からのこの尾根は奥多摩の三頭山から続く「笹尾根」という尾根だと、朝少しご一緒した方に教えてもらった。山梨県と東京都の県境でもある。帰ってから地図を見てこの尾根をさらに進んで三頭山まで行くルートも歩いてみたいな、と思ったものだ。
この日は浅間峠で笹尾根とサヨナラして檜原村方面に下りていく。静を見たときはだいぶ急な坂かなと思っていたが、整備されたまっすぐな下りで、マウンテンバイクででも下りたくなるような(下れないが)道だった。すいすい降りて車道に出て、檜原街道に合流して直ぐのところにバス停があった。2:22バス停着。20分ほどでバスが来てそこから40分ほどバスに揺られて武蔵五日市の駅に到着。この駅は実は初めてきたが、思っていたより結構大きな街だった。
<まとめ>
Oさんに教えてもらった、「ふれあいの道」第2弾。
天気と気候に恵まれて本当に気持ちのいい山歩きだった。富士山がいまいちだったのが玉に瑕だったが、それもまた善しで。
知らない道を伸ばしていきましょう。
しかし、梅雨前の雲取山を諦めてはいない。そのためのトレーニングにもなったであろうか。
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